衣替えをするときに困るのが服の収納です。季節ごとに服を出してクローゼットの中を変えるのに、なんだかうまく整理できない、むしろ衣替え前よりもかさばるなんてこともありますよね。特に冬服は厚手のニットやボトムス、コートやジャケットなど布地が多いものばかりなので、収納するのが大変です。限られたスペースにうまく収まるように、衣替え後の便利な収納方法を知っておきましょう!今回の記事では、冬服に衣替えしたときの収納のポイントをご紹介します。また、冬服をしまう時に便利な圧縮袋について、クリーニングの相場もお話していきます。さらにバラバラになりがちなネイル道具の収納方法も合わせてご紹介します。
冬服に衣替えするのはいつから?
半袖から長袖に切り替わるのはだいたい9月頃からですが、本格的に冬服を着始めるのは10月下旬頃からという傾向にあります。厚手のニットやベロア素材、ブーツなどは10月下旬を迎える前に少しずつ用意しておきましょう。ただし10月は雨や季節の変わり目の寒暖差によって、秋服が寒く感じる日もあります。温度調節のために重ね着しやすいカーディガンやパーカーは取り出しやすいところに準備しておくのがおすすめです。またアウター類は10月下旬を迎える前にクリーニングに出したり、ほつれや穴あき、ボタンが取れていたりしていないかなど状態を確認しておきましょう。アウターは1着が高価で、大きくて収納場所の幅を取るので、なかなかたくさん持てないですよね。いざ着ようとしたときに状態が悪くて、寒いのにアウターを着られない・・・なんてこともあり得るので、シーズン前に状態チェックしましょう。
衣替えで出した冬服をきれいに収納するポイント
生地が厚く、ロング丈なども多い冬物はきれいに収納するのが大変です。だからといって雑多に積み重ねたり、奥のものが取れないほどギュウギュウにしまうと、着たいときに見つからなくなったり、シワがついて状態が悪くなる一方です。冬服を収納するためのポイントを知っておいて、スムーズな衣替えができるようにしましょう。
●冬服を出したら断捨離しよう
一年前にしまった冬服を衣替えのために出したら、一番はじめにやっておきたいのは断捨離です。少し前のトレンドの形や色の服、またセールだからと買ったものの着ていないという服はありませんか?昨年の冬に着ていないものは、迷わず捨ててしまいましょう。ちなみに筆者は衣替えで冬服を出して、昨年着ていない服や今年着ないであろう服を捨ててみたところ、45リットルのゴミ袋1つ分になりました。多少の思い切りは必要ですが、しまう場所を焦って確保せずに済むので、この機会に断捨離しましょう!
●ニットはふんわり畳んで収納
ニット類はハンガーにかけると跡がつきやすいので、畳んでしまいましょう。ただしギュッと圧をかけながら畳んだり、しまうために押し込むと生地が傷んでしまいます。ふんわりと畳んだ状態がキープできるように、立てた状態でやさしく引き出し収納やチェストに入れましょう。
●ハンガーは統一し、かける服はカテゴリーや色ごとにわける
クローゼットやハンガーラックにかける洋服のハンガーは、クリーニングでもらった針金ハンガーや自分で買ったハンガーなどがごちゃまぜになっていませんか?ハンガーの形を統一すれば、バランスよくたくさん洋服がかけられるようになります。そしてかける服はカテゴリーや色ごとにわけてわかりやすくしましょう。シャツやブラウス、ワンピースなどシワになりやすい衣服は色ごとに、コートやジャケットは丈がわかるようにかけておきましょう。
●クリーニングのビニールは外す
クリーニングしたコートやジャケットをしまうときに、ついているビニールをかけたままにしていませんか?一見服に良さそうな保管方法に思えますが、ビニールを長期間かけたままだと湿気が内側にこもって、カビが生えやすくなります。またビニールから発生する静電気でホコリがつきやすくもなるので、クリーニングから返ってきた衣類のビニールは早めに外して保管しましょう。
●カーディガンのボタンは外して畳む
ボタンがついているニットカーディガンを畳むときは、ボタンを外してから畳みましょう。ボタンがついたままだと、しまっている間にボタンホールが大きく緩んでしまう可能性があるからです。ボタンがついている面を内側にして畳むとボタンホールが傷みにくいですよ。
●なんでもしまえる吊り下げ収納を活用
断捨離をしてクローゼットのハンガーラックにスペースが空いたら、便利な吊り下げ収納を活用してみてはいかがでしょうか。Tシャツやニット、ボトムスはもちろん、帽子やタオルなどの小物、日用品まで省スペースで収納できます。よく使う物を吊り下げ収納に入れて、あまり使わないものは衣装ケースにしまっておきましょう。
クリーニングの相場って?
冬物のコートやジャケットを着る前やしまう時にクリーニングに出しますよね。多くの方は近所にあるクリーニング店に持っていくと思いますが、思っていたよりも高くなってしまったということになりがちです。クリーニングの相場について解説していきます。
●クリーニング料金の注意点
・チェーン店は地域で料金が変動する。
・素材によって料金が違う。
・コートなどはライナーやベルトは追加料金になることも。
・カビやシミを落とす場合や撥水にする場合は追加料金。
●コートの相場
1500円~5000円程度です。開きがあるのは、ファーやベルト、ライナーなどを1点ずつと数え、追加料金が発生する場合や素材によって洗い方に違いが出るためです。また、シミ抜きなどをする場合はオプションになるのでさらに料金が上乗せされることになります。
●ニットセーターの相場
500円~1500円程度です。セーターもカシミアのような素材だと高くなる傾向があります。これはカシミアなどの素材がデリケートで特殊な洗い方をする必要があるからです。セーターはしまう時だけでなく、型崩れのおそれがあるため、本来3回程着たらクリーニングに出すのがおすすめです。とはいえ、最近は家で洗えることを謳っている商品も多いので一概には言えません。
●店舗型と宅配型の違い
クリーニング店には店舗と宅配の2種類があります。店舗型は自分でクリーニングする衣類を持ち込んで数日後に取りに行くというサービスです。宅配型は、自宅にクリーニング店が集荷に来て、クリーニングが完了したら家まで届けてくれるサービスで、昨今このタイプが増えてきています。宅配型は1点あたりの価格というよりも3点パックで5000円などの料金形態です。1点だけのクリーニングなら店舗型を利用したほうが安く抑えられることが多いですが、まとめて何点もクリーニングしたい場合は宅配型のほうが安く、楽ということがあります。自分の用途にあったサービスを選んでみてくださいね。
春物への衣替えで冬服をしまう時は圧縮袋が活躍!
冬が終わるときには春服への衣替えがあります。その際に冬服をコンパクトに収納するには圧縮袋を使うのがおすすめです。圧縮袋というと布団に使ったり旅行のパッキングで使ったりするイメージが強いですが、衣替えの収納でも使うとかさばらずにしまうことができますよ!
●おすすめ圧縮袋
4種類のサイズがセットになった圧縮袋。約80%の圧縮でき、ポンプ付きなのでラクラク空気を抜くことができます。
ホコリやダニから守りながら保管できます。半透明で中身がわかりやすいです。1袋に1キロ程度入れられ、圧縮できるのでコンパクトです。
掃除機やポンプ不要で、手でくるくる巻いて空気を抜けるタイプです。3サイズのアソートセットなので服の厚みや大きさによって分けやすい。
ハンガーにかけた状態で圧縮できるタイプ。クローゼットにかけて収納している方やコートが多い方におすすめです。
ネイル道具の収納方法は?
マニキュアやジェルなど、セルフネイルの道具は小さな物が多いのでバラバラになりやすいです。そこでマニキュアの場合、アクリルのスタンドボックスに入れて収納してみてはいかがでしょうか。クリアなアクリル製のメイクスタンドなら、マニキュアの色が見えるので使うときも取り出しやすいです。置くマニキュアのカラーを揃えれば見える収納としてもおしゃれになります。またジェルネイルの道具を収納する場合は、蓋がついているメイクボックスがおすすめです。ジェルネイルは紫外線で固まってしまう可能性があるので、黒いメイクボックスを選びましょう。そしてマニキュアもジェルネイルの道具も、直射日光が当たらないところで保管してくださいね。
ちなみに、筆やファイル類は100円ショップで販売されているリモコン立てやペンケースにまとめて入れておくと使いやすいです。筆の柄の上部分に色分けしてポイントシールなどを貼っておくと、筆を探しやすいのでぜひ取り入れてみてくださいね!
コットンやワイプ(カットしたキッチンペーパーなど、拭き取りに使うもの)などは蓋付きのケースに入れておくとダストを被らないのでおすすめです。オフ用のアルミホイルは使わないクリアファイルをアルミより一回りくらい大きいサイズに切ってそこに入れておくとくしゃくしゃになりません。1回ずつ切って使うよりも便利です!
バラバラにならないようにネイル道具を収納すれば、いざ使うときもスムーズで楽ちんです。この機会にネイルの収納も見直してみましょう!