「セルフで長さ出しをしてみたいけど、ネイルフォームって難しそう…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は最近、ダイソーやセリアなどの100円ショップでもネイルフォームが手軽に手に入るようになってきています。
今回はネイリストの視点から、セリアのネイルフォームシートを中心に使い心地や仕上がりをしっかり検証してみました。
使い方のポイントや注意点もあわせて解説するので、ジェルネイルの長さ出しにチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてくださいね!
- ネイルフォームとは?
- ネイルフォームが売っている100均はどこ?
- ・ダイソー
- ・セリア
- ネイリストが検証!100均で買えるネイルフォームを使ってみた
- ・ダイソーのネイルフォームを検証
- ・セリアのネイルフォームを検証
- ・100均のネイルフォームを使用した感想
- ネイルフォームを上手に使うポイント
- ネイリストがおすすめするネイルフォーム
- More Couture ネイルフォーム(ピンク)
- More Couture ネイルフォーム(ブルー)
- BEAUTY NAILER 445 レギュラーネイルフォーム
- 100均で買えるネイルの長さ出しアイテム
- ・チップフォームと長さ出しジェル
- ・ネイルチップを付けて長さ出し
- まとめ
ネイルフォームとは?
そもそも「ネイルフォーム」とは・・
自爪の長さ出しのためにアクリルスカルプチュアやジェルスカルプをする際に、スカルプの土台になる役割を果たすアイテムです。
自爪よりも長さを出したい場合、爪先(白い部分)より更に先にスカルプを乗せていく必要があるため、その土台としてネイルフォームを使用します。
メーカーによっては、バタフライ型や長方形など様々な形とデザインが存在します。
ネイルフォームが売っている100均はどこ?
冒頭でもご紹介した通り、様々なメーカーから販売されているネイルフォームですが、最近では100円ショップでも販売されています。
ネイルフォームが売っている100均は
・ダイソー
・セリア
・キャンドゥ
この3社です!
今回、100円ショップの大手「ダイソー」と「セリア」にてネイルフォームを入手しました!
(※「キャンドゥ」でも取り扱いはあるようですが、筆者の自宅近くに店舗がなかったため、2社で比較検証していきます)
ダイソー
ダイソーで取り扱いのあるネイルフォームは、こちらの長方形タイプ。
枚数20枚入り、価格は税込み110円。
裏面パッケージはこちら。
セリア
セリアで取り扱いのあるネイルフォームも長方形タイプ。
枚数20枚、価格は税込み110円。
セリアのネイルフォームは、裏面パッケージに簡単な使用方法が図付きで記載があるため、初心者でも使用法が分かりやすい印象。
ネイリストが検証!100均で買えるネイルフォームを使ってみた
100均の大手ダイソーとセリアのネイルフォームを実際に使用して、アクリルスカルプチュアに挑戦してみました!
ダイソーのネイルフォームを検証
まずは、ダイソーのネイルフォームを開封。よくある長方形タイプです。
型抜きの丸部分のシールを剥がし、裏面に貼りつけます。
こうすることで土台になる部分に厚みが増し、スカルプのカーブがつけやすくなりますよ♪
上部の切り込みをカットします。
ダイソーのネイルフォームを実際に自爪に装着し、スカルプを作ってみます。
今回は、検証のため、2メモリ分の長さを出していきます。
長さ出し後がこちら。
使用感のレビューとしてはこんな感じです!
厚み | ちょうどいい |
使いやすさ | 良い |
メモリの長さ | ちょうどいい |
粘着力 | とても良い |
ダイソーのネイルフォームの感想は、正直100均とは思えないくらい、申し分のない使い心地でした。
もっとペラペラで粘着力も弱いのかと思っていたのですが、こちらは問題なく最後まで使用できました。
(余談ですが、ダイソーのネイルフォームはどの店舗も売り切れており、入手までにやや苦労しました)
セリアのネイルフォームを検証
続いてセリアのネイルフォーム。
皆様お気づきかと思いますが、ダイソーのネイルフォームと酷似しているというか、同じ商品ではないでしょうか。
セリアのネイルフォームでも自爪の長さ出しをしていきます。
今回も2メモリでスカルプを作ります。
長さ出し後がこちら。
使用感のレビューとしてはこんな感じです。
厚み | ちょうどいい |
使いやすさ | 良い |
メモリの長さ | ちょうどいい |
粘着力 | とても良い |
上でも軽く触れたようにお気づきの方も多いでしょうが、ダイソーとセリアのネイルフォームはとても似ています。
使い心地もほとんど差がなく、結果としてセリアのネイルフォームもかなり使いやすいということになります。
100均のネイルフォームを使用した感想
上でも軽く触れたようにお気づきの方も多いでしょうが、ダイソーとセリアのネイルフォームはパッケージが違うものの、中身がとても似ています。
というのも両者のネイルフォーム、メモリ数や大きさなど全く同じなのです。
(※左セリア、右ダイソー)
個人的な憶測ですが、製造元が同じなのでは・・?(表記はなし)
今回ダイソー、セリア2社のネイルフォームを使用しましたが、どちらも使いやすい!という結果になりました。
粘着力・厚み・メモリ数も申し分なくどちらも使い心地が良く、セルフで使用するのであればコストパフォーマンスも抜群で良い商品だと思います。
ただし、長方形型は指や爪のサイズ感が大きめの方には、きちんと接着できない場合もあるため、そういった方にはバタフライ型などがおすすめです!
ネイルフォームを上手に使うポイント
セルフネイルでネイルフォームを使用する際のポイントを4つお伝えします!
- 爪の形に合わせてカットする
- 爪のサイドラインにしっかりとはめ込む
- 指に対して真っ直ぐ装着する
- 完全に固まる前にピンチを入れる
1.爪の形に合わせてカットする
ネイルフォームは爪の形に合わせてカットしないと、指先に装着できません。
何度か練習してカットする大きさはどれくらいがいいのか把握しましょう!
2.爪のサイドラインにしっかりとはめ込む
ネイルフォームは、爪下から爪をがっちり支えるために、はめ込むイメージで装着するのがベストです。
慣れないうちはこの作業が難しいですが、しっかりと装着できず隙間があると、スカルプを綺麗に作れなかったり、すぐに外れたりしてしまいます。
3.指に対して真っ直ぐ装着する
スカルプを綺麗に見せるコツとして、爪ではなく指に対して真っ直ぐに装着することも大切です!
そのため、装着前はある程度爪先の形を整えてから、指全体を確認しながらスカルプをつくっていくことをおすすめします♪
4.完全に固まる前にピンチを入れる
スカルプが完全に固まる前に指先をぎゅっと握り、爪の理想のカーブを出すと仕上がりがより綺麗に◎
今回は、アクリルスカルプチュアをしましたが、100円ショップではジェルスカルプも売られていたのでそちらで試してみるのもアリです♪
ネイリストがおすすめするネイルフォーム
100均のネイルフォームシートは手軽で便利ですが、ジェルネイルやスカルプをしっかり長持ちさせたいならプロ向けのネイルフォームをぜひ使ってみてください。
ここではネイリスト目線でおすすめできるネイルフォームを3つご紹介します。
フォームの形状や粘着力・フィット感などは商品によって大きく違うので、施術の内容や好みに合わせて選ぶのがポイントです。
More Couture ネイルフォーム(ピンク)
More Coutureのピンクのネイルフォームはバランスの取れたスタンダードな仕様で、ネイルフォームにある程度慣れている方にとって扱いやすいアイテムです。
厚みやカーブの作りが整っており、Cカーブも美しくキープしやすい設計。
接着部分も大きめなので装着時にしっかりと指先に固定でき、作業中にズレにくいのもポイントです。
フォームの基本形に近いため、サロンワークや中〜上級者の練習にもぴったり。
精度の高いスカルプ施術を目指す方におすすめのタイプです。
More Couture ネイルフォーム(ブルー)
More Coutureのブルーのネイルフォームはピンクよりも粘着面が広く、より高い安定感を求める方に向いています。
フォーム自体の形状はピンクとよく似ていますが、装着時のフィット感がより強くフォームが浮いたりズレたりするリスクを抑えられます。
特にフォーム装着にまだ慣れていない方や爪の幅が広め・カーブが強めの方にも扱いやすく、安心感のある設計になっています。
初めて長さ出しにチャレンジする方や、セルフネイルでも安定した装着感を求める方におすすめのネイルフォームです。
BEAUTY NAILER 445 レギュラーネイルフォーム
445レギュラーフォームはサロンワークの中でも「使いやすさ」と「見やすさ」にこだわって設計された、バランスの取れたネイルフォームです。
厚みがありながらも柔軟性に優れているため、フォーム装着に不慣れな方でもスムーズに使えます。
フィット感も良く、ズレたり浮いたりしにくいのが魅力。
粘着力がちょうど良く施術のたびにスムーズに扱えるので、忙しいサロンワークの中でも頼れる存在です。
長さ出しで目安になるガイドラインは、日本人にも分かりやすい2mm刻み。
ベースのカラーも控えめで落ち着いたトーンなので、スカルプのシルエットやバランスが把握しやすく仕上がりにこだわりたい方にもぴったりです。
ナチュラルなネイルの延長からやや長めのデザインスカルプまで対応できる万能型で、初心者の練習用からプロのサロンワークまで幅広く活用できる一枚。
手頃で扱いやすいので、フォーム選びのスタートにぴったりな一本といえるでしょう。
100均で買えるネイルの長さ出しアイテム
100円ショップにはネイルフォーム以外にも、セルフで長さ出しを楽しめる便利なアイテムが揃っています。
ここでは代表的な2種類のアイテムについて、それぞれの特徴や使い方を紹介していきますね。
チップフォームと長さ出しジェル
セリアではセルフで長さ出しができる「チップフォーム」と「フォームジェル」がそれぞれ販売されています。
この2つを併用することで、100均とは思えないしっかりとした仕上がりの長さ出しが可能です。
フォームジェルはチューブタイプのジェルで、テクスチャはかなり硬め。
一般的なアイシングジェルよりも垂れにくく、操作性に優れているのが特徴です。
チップフォームと合わせて使用すれば、爪先の形を整えながらしっかりと長さを出すことができます。
ジェル自体にかなりの強度があるので、硬化後はしっかりとした仕上がりに。
ストレスポイントも安定しており、安心して使えるのが特徴です。
しかし硬化熱がやや強めなので、ライトを当てるときは注意しましょう。
特に自爪の上に直接使用する場合は、ベースジェルを必ず塗ってから使うことが推奨されます。
強度が高い分、オフの際には通常より手間や時間がかかるかもしれません。
アセトンだけでは落としにくい場合もあるので、スムーズにオフしたい方はネイルマシンの使用を検討してみてください。
100均の中ではトップクラスの強度と使いやすさを持ち、折れた爪の応急処置やセルフでの簡単な長さ出しには十分対応できる実力派アイテムです。
ネイルチップを付けて長さ出し
「セルフで長さ出しをしたいけど、フォームやジェルの扱いにはまだ自信がない…」という方におすすめなのがネイルチップを使った方法です。
中でもキャンドゥなどで購入できる「パル薄型ネイルチップ」は、初心者でも使いやすいと評判のアイテム。
このチップは根元がわずか0.17mm以下という超薄型設計になっており、装着後も自爪との段差が目立ちにくく自然な仕上がりが叶います。
シャープなポイント型で、指先をスッキリ見せてくれるのも人気の理由。
90枚入りでサイズ展開も豊富なので、自爪に合う形が見つけやすくコスパの面でも優れています。
装着方法は、チップ専用のジェルや接着剤を使って装着するだけ。
チップの裏面がマット加工されているためサンディング不要で、そのまま使用できるのも手軽で嬉しいポイントです。
「削るのが苦手」「フォームは難しそう」という方でも扱いやすいので、気軽に長さ出しを楽しみたい方はぜひ一度チャレンジしてみてください。
100均ネイルアイテムレビューはこちらもチェック♪
まとめ
今回は100均で購入できるネイルフォームや長さ出しアイテムについて、ネイリストの視点から検証しながらご紹介しました。
セリアのネイルフォームシートやダイソーとの比較・それぞれの使用感を確認した結果、どちらもコストパフォーマンスに優れていてセルフネイルに気軽に取り入れられるアイテムだと感じます。
フォーム以外にもチップフォームやジェル・ネイルチップなど、セルフでも長さ出しができる便利なアイテムが揃っているのも魅力です。
もちろんプロ仕様のフォームと比較すると細かな調整や耐久性の差はありますが、「ちょっと試してみたい」「自分で気軽にネイルを楽しみたい」という方にとっては頼もしい存在と言えるでしょう。
ジェルネイル初心者さんもぜひ今回の記事を参考に、100均アイテムをうまく取り入れながらセルフでの長さ出しにチャレンジしてみてくださいね!