ジェルネイルの変色や黄ばみはなぜ起こる?日常に潜む原因と予防&対処方法を教えます | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ジェルネイルはクリアジェルとカラージェルを重ねて作り上げるのが基本です。どのジェルネイルメーカーも日々様々なカラーを発売しています。例えば、透け感の無いマットカラー、クリア感が涼しげなシアーカラー、ラメやホログラムが入ったカラー、蛍光やマグネットパウダーなど特殊な顔料や材料が入っているカラーなど、その種類は多岐にわたります。また、クリアジェルも柔らかくオフがしやすいジェル、硬度や透明度の高いジェルなど、見た目は似ていても種類が異なります。しかし、どんなにキレイなカラージェルを使っても、どんなに透明度の高いクリアジェルを使っても、変色してしまったり、黄ばんでしまうことがあります。では、ジェルネイルの色がだんだん変わってしまうのは、どんな原因があるのでしょうか。今回は、変色の原因や黄ばみを防ぐ方法、そしてジェルネイルが変色や黄ばみを起こした時の対処法についてご紹介して参ります。

つけていたジェルの色が変わってしまう?

ジェルネイルは丈夫な素材でできているので、持ちは一般的に2~4週間と言われています。軽いつけ心地のジェルポリッシュや、剥がしてオフできるピールオフジェルを使うと持ちがもう少し短くなりますが、それでもマニキュアと比べて、非常に長くネイルが楽しめるのです。しかし、塗りたてのクオリティをそのまま楽しめるかと言われたら、残念ながらそうではありません。早いと数日で、ジェルネイルが変色したり、黄ばんでしまうことがあるのです。

ジェルネイルが変色してしまう原因

ジェルネイルが変色してしまうのは、いくつか原因がありますが、原因が重なって起こることもあります。以下では、主な原因を1つずつご紹介してまいります。







原因その1:紫外線

意外かもしれませんが、ジェルネイルは紫外線に当たり続けると変色します。もともとジェルはUVライトやLEDによる可視光線というもので固まります。特にUVライトは、その名の通り紫外線を発生させるので、ジェルを固めるはずの光で色が変わってしまうなんて、なんだか不思議ですよね。

UVライトによる紫外線は、ジェルが固まる波長になっているので、人間に対して害はないとされています。しかし、日光による紫外線はかなり強いエネルギーを発しており、浴び続けると変色(色あせ)がおきてしまうのです。建物の外装や看板、外に貼っているポスターなどが色あせているのを見たことはありませんか?あれは、酸性雨などの影響もありますが、主な原因は日光による紫外線なのです。紫外線が色素を破壊してしまうので、もともとキレイな色合いだったものが、薄くなったり、くすんでしまうのです。

ジェルネイルでも、上記のような色あせが起こります。直射日光を浴び続けることなんて、日常生活においてあまり無いように思えますが、以下のようなケースも当てはまります。

  • 朝や昼に車の運転をしている
  • 旅行で海やプール、高原などに行き、日差しを遮るものがない
  • ゴルフやテニス、サッカーなど屋外で行うスポーツをしている
  • 子供と公園に行く機会が多い
  • 朝や夜にペットの散歩に行く
  • 昼間にウォーキングやランニングをする

こうして並べてみると、普段の生活でも紫外線を浴びやすいことがわかりますよね。近年は日焼けや紫外線による皮膚への悪影響が知れ渡っているので、日焼け止めをこまめにつけている人が多いです。しかし、顔、首、腕、足などに日焼け止めを塗ることはあっても、指先や爪先まで塗ることはあまりないのではないでしょうか。それに、日焼け止めはクリームタイプやリキッドタイプが多いので、塗ることでジェルの表面が曇ってしまうこともあります。さらに、手は1日で何回も洗うので、日焼け止めを塗ってもすぐに落ちてしまいます。日焼け止めが留まりにくいパーツであるがゆえに、爪につけているジェルも日焼けしてしまい、色あせが起こることもあるのです。

原因その2:色の濃い服やバッグなど

これも意外かもしれませんが、色の濃い服やバッグによって「色移り」が起こり、ジェルネイルに色がついているケースがあります。特に綿素材の濃い色のTシャツや、デニム、麻、シルクなどの天然素材でできているものは、色移りがしやすいです。綿のTシャツや、デニムは洗濯をしているうちにだんだんと色落ちしてしまいますよね。色落ちと同じようなことが、ジェルネイルにも起きてしまうことがあるのです。特に塗れた手で服に触れたり、天然素材でできたバッグなどに触れる時は要注意です。色素が水分に溶け出して、ジェルに色が移ってしまうかもしれません。

原因その3:タバコを吸う

黄ばみの原因になりやすい物の代表例がタバコです。喫煙者だったり、身近に喫煙者がいると、カーテンや壁紙が黄ばんでしまうというのは身に覚えがあるのではないでしょうか。タバコに含まれる物質には様々な影響がありますが、黄ばみの原因はタバコに含まれる「タール」という物質です。タールは油性かつ粘性のある物質で、濃い茶色や黒色をしています。タバコが燃える時に発生し、粘性があるので、部屋のカーテンや壁紙などにも付着して、少しずつ黄ばませてしまうのです。そして爪やジェルネイルにも、タバコのタールによる黄ばみがついてしまいます。特にタバコを持つ指はタールが付きやすく、右手でタバコを持つ人は、右手の爪のほうが黄ばみやすいです。







その他、ネイルの変色が考えられる原因

水仕事も原因になりやすい

あまりないケースですが、食器洗いや洗濯に使う洗剤や漂白剤がジェルネイルの色を変えてしまうことがあります。もともとジェルネイルはプラスチックと同じ「樹脂」という素材でできており、通常の洗剤や漂白剤を使っても、すぐに劣化してしまうようなことはありません。例えばプラスチック製の食器を、食器用洗剤で洗ってもすぐに色落ちすることはありませんよね。ジェルネイルも同じで、水仕事を頻繁に行ってもすぐに色落ちしてしまうことはないので、その点はご安心ください。

しかし、成分によってはジェルの色落ちに繋がるものがあります。もっとも身近な成分は、柑橘系に含まれる「リモネン」です。自然派の石鹸や洗剤だけでなく、ハンドクリーム・ボディクリームなどにも含まれており、レモンやオレンジのようないい香りのする精油に含まれています。しかしリモネンは、プラスチックや発泡スチロールなどを溶かしてしまうほどの酸性です。リモネンが含まれている洗剤を使うことで、すぐにジェルが溶けてしまうことはありませんが、トップジェルの表面は少しずつ溶け出すかもしれません。また、ジェルの表面が溶けてしまうことで、汚れが付着しやすく、色移りや黄ばみが発生しやすいこともあるので、「オレンジオイル」「レモンオイル」などが含まれる洗剤や、保湿剤は避けたほうが良いかもしれません。

アクの強い野菜にも注意

料理をする時は、野菜のアクにも注意しましょう。苦味やえぐみを感じる原因の「アク」は、ナス、ごぼう、れんこんなどの野菜に含まれています。料理の味が変わってしまうので、調理前に水にさらしてアク抜きをすることがほとんどですが、アク抜きの最中に、指や爪にアクの成分が付着して汚れてしまうことがあるのです。爪や指に付いたアクは、お酢や漂白剤を使って落とすことができますが、ジェルネイルがもろくなったり、取れやすくなるかもしれないので、まずはアクがつかないようにすることが大切です。

ジェルネイルの変色にはどんな予防対策があるの?

上記でご紹介してきたとおり、ジェルネイルは様々なものが原因で変色することがあります。では、どのような対処方法があるのか、以下でご紹介してまいります。

UVカット効果のある日焼け止めやマニキュアを使う

外出する機会が多い、直射日光を浴びることが多いという方は、UVカット効果のあるマニキュアや、日焼け止めを塗っておきましょう。
日焼け止めをジェルネイルの表面に塗ると、マットコートをしたかのように曇ってしまいますが、紫外線を防ぐには、やはり日焼け止めが効果的です。また、指先までカバーしている日除けグローブをつけるのもおすすめです。ちなみに、黒のグローブをつけると夏は熱を持ち非常に暑くなるので注意してくださいね。

「日焼け止めやグローブをつけられない」という方には、UVカット効果のあるマニキュアがおすすめです。ジェルネイルの上から塗ってもOKなトップコートあるので、外出が多かったり、旅行で日差しの強い場所に行くときは使ってみてはいかがでしょうか。

ネイリストのおすすめポイント:ニューヨーク発のネイルブランドが販売している「サンデイズ」は、天然成分をメインとした爪や環境に優しいマニキュアです。速乾性もあるので、忙しい方にもおすすめ。UVカット効果でジェルネイルやマニキュアのカラーも長持ちします。

ネイリストのおすすめポイント:スマホが触れるUVカットのグローブです。滑り止めがついているので、車の運転や自転車に乗る時も安心して使えます。

水仕事中はゴム手袋をつける

前述の通り、リモネンの入っていない洗剤を使うことも大切ですが、水仕事中はゴム手袋をつけるようにしてみてはいかがでしょうか。そもそも、ジェルネイルは長時間水に浸かると爪から取れやすくなってしまいます。ゴム手袋をつけることにより、ジェルが取れにくくなる効果も期待できますし、洗剤や野菜のアクによる着色も防げるので、使いやすい物を1つ持っておきましょう。

ネイリストのおすすめポイント:肌に優しい素材でできているゴム手袋です。繰り返し使える中厚手で、使いやすさも人気のポイントです。

ネイリストのおすすめポイント:内側に繊維が植毛されているので、つけやすく取り外ししやすい手袋です。

黄ばみが気になるならホワイト・クリアのネイルは避けよう

黄ばみが目立つネイルカラーは「ホワイト」や「クリア」です。夏は特に爽やかなホワイトネイルや、透明感のあるクリアネイルが人気ですが、これらのネイルは残念ながらタバコを吸っていなくても、黄ばみや変色が気になりやすいのです。色の濃いカラーや、ブラウンやベージュなどのくすみカラーは、黄ばみがほとんど気にならないのでおすすめです。タバコを吸っている人は、ホワイトが多いカラーを使わないようにしたり、クリアネイルは黄ばみやすいという前提でつけるなど、ネイルカラー選びに気をつけましょう。

ジェルネイルが変色して黄ばんだ時の対処方法

ジェルネイルの変色を防ぐために予防対策をしていても、色がくすんでしまったり黄ばんでしまったりすることはあります。ここでは、変色してしまったネイルを復活させるための対処方法をご紹介します。

準備するもの

  • スポンジバッファー
  • エメリーボード
  • トップジェル(おすすめはノンワイプトップジェル)
  • エタノール
  • ダストブラシ
  • コットン

黄ばんだネイルを復活させる方法

  1. 手を清潔にする
  2. スポンジバッファーを使ってネイルの表面をサンディングする。ジェルネイルの艶を全て削り取っていきましょう!
  3. エメリーボードで爪先の形を軽く整える。
  4. ダストブラシを使って、削りカスをきれいに払い落とす。
  5. エタノールを含ませたコットンで、ネイルの上から油分除去する。
  6. トップコートを塗って、硬化。ノンワイプトップならこれで完成、違うのであれば未硬化ジェルを拭き取って完成。

爪先(エッジ)もエメリーボードで整えてあるのでエッジまでコーティングするのを忘れないようにしましょう!

たったこれだけでジェルネイルをつけたばかりのような美しい艶と、クリアで鮮やかな発色がほぼ復活します。ジェルの変色や黄ばみのほとんどはトップコートのダメージによるものです。ネイル表面の傷や汚れを削り取ってしまえば良いのです。また、もしカラーそのものが変色していたとしても、トップコートを塗り直すことで美しい艶感は復活するので、ツヤツヤなネイルで色の変色を誤魔化すことができます。
ジェルネイルの変色や黄ばみが気になった時はぜひ試してみて下さいね!







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