働く女性の永遠の悩み「メイク崩れ」。特に夏場は暑く、会社に出勤するだけでせっかくのメイクが朝からドロドロになることも…。そしてメイク崩れは夏場に限ったことではありません。一日中働いた「仕事終わりの顔」もまた、女性にとっては大きな悩みです。仕事終わりには、楽しみにしていたデートや食事会が控えていることが多いですよね。しかしやっと仕事が終わり鏡を見ると、そこにはメイクが崩れ、肌はくすみ、疲れ果てた自分の顔が映っています。このままデートに向うわけにはいきませんから、そこで皆メイク直しをします。ところが、これが思っていたように上手くいかないのです。むしろ場合によっては、メイク直しをしたことで返って肌が荒れたように見えてしまったり、お直しのために重ねたパウダーやファンデーションが肌に馴染まず、不自然に浮いてしまったりすることもあります。慌てて手を加えれば加えるほどさらに収集がつかなくなってしまう…、このような経験が一度はあるのではないでしょうか。今回は、仕事終わりのデートも万全な状態で挑めるように、メイク直しのポイントとその方法をご紹介します。また、ふと手元を見るとマニキュアが剥がれていたことはありませんか?実はメイク崩れよりもさらに悪目立ちするのが「剥げたマニキュア」なのです。ネイル経験者であればマニキュアが剥げることは自分も経験があるため理解でき、「仕方のないこと」とあまり深くは気にしないかもしれません。しかし、ネイルをしない方や男性はそうではないことが多いのです。マニキュアが剥げているのを見ると、清潔感がなく不快に感じる人が大勢います。そのため、剥がれたマニキュアをそのままにしてデートに向かうのはキケンです。マイナスのイメージは避けられません。そこで今回はメイク直しと一緒に、外出先でマニキュアが剥げてしまった時の対処法もご紹介します。
仕事終わりの顔、大丈夫?
朝からメイクをして仕事に向う女性がほとんどですよね。社会人の身だしなみとしても自分をキレイに見せるためにも、メイクは必要です。でも夏は汗や皮脂、冬は乾燥などのせいでせっかくのお化粧も午後には崩れてきます。そこで必要なのが「メイク直し」です。
若いうちのはメイク直しのことをあまり意識してこなかったという人が多いです。しかし年齢を重ねるにつれ「仕事終わりには、メイク直しをしないと絶対人に会えない!」そんな風に変化していきます。
●若いうちのメイク直し
若いうちは肌にハリやツヤがあり素肌のままでもキレイです。そのため化粧崩れといっても実際はテカリが気になる程度です。テカリをティッシュで押さえてファンデーションやパウダーをパパっと塗り直すだけで、メイク仕立ての明るく美しい顔に戻すことができます。時間をかけずともササッと簡単にお直しすることができ、最後にリップを塗れば完璧です。
●大人のメイク直し
年齢を重ねるごとに肌のハリはなくなり、乾燥しやすくシワも増えていきます。そのため若い頃の肌とは違い、夕方頃には肌がしぼんだ印象に…。テカリやくすみ程度では済まず「お疲れ顔」になってしまいます。シワにファンデーションが溜まってヨレヨレになっていたり、くすみや目の下のクマが目立つなど、気になる箇所がピンポイントで出てくるのです。
注意が必要なのは、若い時から化粧直しの習慣がなく、年齢を重ねているのにもかかわらず自分には未だに化粧直しが必要ないと思っている大人の女性です。朝からメイクをしていれば、どんな人でも崩れてくるものです。ある程度年齢を重ねているのであれば間違いなくメイクは崩れ、もはやスッピンのようになっている可能があります。大人女子の仕事後の顔は、自分が思っている以上に「老け見え」しているのは明らかなのです。
ある程度大人になっているのに、未だにメイクを直す習慣のない人は、一度メイク直しを見直してみましょう。
メイクが崩れる原因と対策
仕事の後の顔は朝より疲れて見えます。一日の仕事を終えたのだから、疲れて見えるのも当然です。だからといって仕事の後に予定があるのに、そのままの顔というわけにはいきませんよね。メイクが崩れる主な原因は皮脂によるものです。肌は肌環境が良くなくなると、皮脂で自分の肌を守ろうと頑張って分泌します。そのため仕事によるストレスやエアコンの風、汗が乾いたことによる肌の乾燥などで、皮脂は肌を守ろうと過剰に分泌されます。ファンデーションをはじめ、メイク類全般は油分で落とすことができますよね。皮脂=油分です。皮脂の分泌によってメイクがどんどん崩れていくのは当然というわけです。
「メイクが崩れる」という感覚はある程度年齢を重ねていけば、自然とこういうことかと理解できるようになります。しかし20代後半~30代くらいの年齢は実際にはメイク崩れを起こしているのに、メイク崩れの感覚がわかっておらず、本人がピンときていないことがあります。以下で「メイク崩れ」を起こしている状態をわかりやすくご説明します。
●メイク崩れってどんな状態?
・ファンデーションが剥げている・ムラがある
・シワがくっきりと出ている
・ファンデーションが毛穴に埋まっているのが見える
・毛穴が開いている
・脂っぽくテカテカしている
・小鼻周りに色むらがある
・肌に潤いがなくカサカサで粉っぽい
これらの状態を見つけたら「メイクが崩れている」ということです。見て見ぬふりをせずにサッとお直しするだけで、とても見違えるほどキレイになりますよ!上で挙げたメイク崩れの状態は、メイクをしてから時間の経過と共に起こってくる崩れです。その他にメイクが崩れる要因があるとすれば、例えば時間に余裕がなくスキンケアの後すぐにメイクをはじめてしまう場合です。化粧水やクリームが肌に馴染む前に化粧をはじめると、ファンデーションはかなりの確率でムラになりキレイに塗ることができません。スキンケアが終わったら丁寧にハンドプレスを行い、スキンケア製品が肌にしっかりと馴染むまで最低1分~2分は待ちましょう。
仕事終わりのメイク直しの方法
では実際に仕事終わりのメイク直しの方法をお伝えします。一日中マスクをしながら会話をしているネイリストも、仕事の後にはデートだったり友達と食事に行ったりします。マスクをして仕事をしている人達のメイク崩れは、汗・皮脂・湿気などの量がマスクをしていない人達とは比べものになりません。今回はそんな普段からマスクを使用しているネイリストも仕事後に行っている、実践的なメイク直しの方法をお伝えします。
●ベースメイク直しの方法
・皮脂でテカテカの場合
①あぶらとり紙やティッシュを顔に貼り付けて、まずは浮いている皮脂を吸い取らせる。
②顔にミスト状の化粧水を多めに吹きかけ、そのまま数秒待つ。余分な化粧水をティッシュで優しく押さえ吸い取る。
この段階で皮脂によるテカリが取れ、顔全体がさっぱりとします。
③きれいなスポンジを使ってムラになっているファンデーションを優しくならす。
④スポンジを濡らして硬く絞ったら、湿らせたスポンジを使ってファンデーションを薄く塗っていく。パウダーファンデーションの場合もできるだけ「薄く塗る」ことを意識しながら塗っていく。
⑤ 全体に軽くパウダーをはたけば、皮脂崩れによるメイク直しは終了です。
・乾燥でカピカピになっている場合
①乾燥すると特に目立つのは小ジワです。まずはミスト状の保湿化粧水をたっぷりと吹きかけたらティッシュオフ。これを最低2回は繰り返して下さい。
②再度顔にスプレーし、今度は手を使ってしっかりと肌に化粧水を馴染ませる。
③きれいなスポンジを使ってムラになっているファンデーションを優しくならす。
④乾燥がひどい箇所にはバームや保湿スティックなどを塗り、肌のカサカサを馴染ませる。
⑤リキッドファンデーションやクッションフェンデで、必要な箇所に薄く塗っていく。
・ファンデーションのよれや落ちが広範囲の場合は
①乳液を染み込ませたコットンを使って全体を拭き取ってしまう。
②ベースメイクを拭き取った後に、ミストスプレーをかけてティッシュオフ。
③ベースファンデーション→ファンデーションと塗り直して行きましょう!
・マスクでよれたファンデーションを簡単に直したい時
マスク外したての時は、溜まった湿度や油分でファンデーションが柔らかくなっています。キレイなスポンジを使って、よれたファンデーションの境目をぼかすように全体に馴染ませていきます。最後に薄くフェイスパウダーをはたけば、即席ベースメイクの完成です。
●ポインメイクの直し方
アイメイクが落ちてパンダになっていたり、眉毛が薄くなったりした場合には、ポイントを押さえて直していきましょう!
・アイメイク
①目の周りの滲みを、乳液を染み込ませた綿棒で優しく拭き取る。
②きれいなスポンジやあぶらとり紙を使って、目の周りの油分を押さえていく。
③ムラになっているアイシャドウを、指を使って馴染ませてから、塗りなおす。
・眉毛が薄くなっている
①あぶらとり紙やティッシュで眉の油分を押さえる。
②油分で滑ってしまうので、眉の上から薄くパウダーをはたく。
③アイブロウパウダーを使って全体の色を、ペンシル等を使って細かい修正をおこなう。
●会社に置いておくと便利なアイテム
・スポンジ
・乳液(主にメイクオフ用なので安い物でOKです)
・化粧水ミストスプレー
・綿棒
・ティッシュペーパー(あぶらとり紙)
・ルースパウダー
これらを会社用としてデスクやロッカーに置いておけば、化粧ポーチがパンパンになり鞄が重くなることもありません。急なお誘いにも対応できるのでオススメです。
剥がれたマニキュアを放置はモテない⁉︎
メイクやファッションが完璧でも、マニキュアが剥げていては台無しです。指先は人目につきやすく食べ物や肌に直接触れるので、清潔感はとても大切です。そのためマニキュアが剥げていて爪先がボロボロに見えると、不潔な印象になってしまうのです。大切な人と会う時、相手に不快なイメージを与えることは絶対に避けたいですよね。
剥げたマニキュアのイメージは、
・だらしない
・汚らしい
・生活感がある
などマイナスイメージばかりで良い印象は一つもありません。
マニキュアが剥がれた時の外出先での対処法
マニキュアをしたことがある人なら経験があると思いますが、うっかりしているとマニキュアはすぐに剥がれます。急なお誘いがあった時にマニキュアが剥がれていたら、あなたはどうしますか?以下でマニキュアが剥がれた時の外出先での対処法についてお伝えします。
●マニキュアが剥がれていたら?
・全てオフする
爪先のネイルが剥げてしまいボロボロな時は直したりせず、潔く除光液で全て落としてしまいましょう。
・剥がれた箇所にラメを塗る
近年はニュアンスネイルが流行っています。剥がれた箇所にだけラメを塗れば、ニュアンスネイル風に仕上がりオススメです。
速乾タイプのトップコートを上から塗れば即席ニュアンスネイルの完成ですよ!
・ネイルシールを貼る
剥げた箇所にネイルシールを貼って隠してしまうのも良いでしょう。
外出先ではネイルを塗り直す時間も場所もないことが多いです。しかし、だからといって剥がれたままの指先で人と会うことは極力避けたいものです。マニキュアが剥がれている時、このような応急処置の方法を頭に入れておけば、急なお誘いにも慌てずに対処することができますね。