ジェルネイルはセルフでも始めやすく、100均やネットショップでも安く購入できますよね。
しかし気軽に購入できるが故に、いざはじめてみたら
「うまく固まらない」
「ベタベタが残る」
「ドロドロのまま」
など、上記のようなお悩みが出てくるようです。
そんなお悩みを解決すべく、この記事ではセルフネイルでジェルネイルが固まらない問題の対処方法をご紹介します!
ジェルがベタベタして固まらない
ジェルネイルは簡単に購入できてすぐに始められるのが良いところですが、知識がなくても始められる分、困ることも多いのではないでしょうか?
特に硬化した後でもベタベタが残るのは、初心者だと「なんで?」と思うところです。
実はそのベタベタが残る状態は、ケースによっては正常かもしれません。
ライトで固めてもベタベタが残るのは正常
規定時間通りライトに当てたのに、なぜか表面がベタベタしている・・・。実は、その状態はジェルネイルでは正常なのです。
ジェルネイルはライトで固めた後も、表面に未硬化ジェルという少量の固まり切っていないジェルが残ります。
ジェルネイルの液は、ライトの光に含まれる紫外線や可視光線に反応して、プラスチックのように固まります。
この時、空気にさらされている表面だけは完全に固まりません。
固まりきらないので未硬化ジェルがベタベタと残るのです。
未硬化ジェルが残ることはむしろジェルネイルを塗っていくにあたって良いことです。
ジェルはツルツルの表面には定着しにくいので、ベタベタやザラザラしている面に塗り重ねる必要があります。
未硬化ジェルが残っているから、ベースジェルの後にカラージェル、カラージェルの後にトップジェルと塗り重ねても、どの層も密着するのです。
ベタベタが残っているのは固まっていない証拠というわけではないので、安心してジェルを塗り重ねてくださいね。
トップジェルは拭き取るorノンワイプ
未硬化ジェルはジェルを塗り重ねるためにも大切な要素ですが、トップジェルを塗って完成!という時には必要ありません。
完成時は「ノンワイプトップジェルを使う」もしくは「未硬化ジェルを拭き取る」のどちらかで対応しましょう。
トップジェルはノンワイプを使う
ノンワイプトップジェルとは、硬化した後も未硬化ジェルが残らないクリアジェルです。
ベタベタが残らないので、拭き取りの工程が必要なく、ツヤツヤでつるんとした表面に仕上がります。
ネイリストはもちろん、セルフネイラーの方も使っている人が多いアイテムです。
最近は様々なメーカーから販売されており、プロ用だけでなくプチプラなジェル、100均ジェルでも取り扱っているので、一つ持っておくと便利ですよ!
irogel 緑ラベル トップコートジェル
セルフネイルで人気のプチプラなジェルを数多く販売しているirogelのノンワイプトップジェルです。
ハケ付きのボトルタイプなので、ノンワイプ用のジェル筆を用意しなくてOK!
透明度が高く、ツルツルの表面を長期間キープできます。
PRE GEL キャンジェル ノンヒート
プロのネイリストも愛用者が多く、ジェルネイルの売上ランキングでは常に上位にいるのがプリジェルのキャンジェルシリーズです。
ノンワイプトップといえばこれ!というほど使っている人が多いので、セルフネイラーにもおすすめ。
ノンヒートタイプは、ノンワイプジェルで出やすい硬化熱を抑えた作りになっています。
ノンワイプ同士の塗り重ねはNG
拭き取りいらずで仕上がるノンワイプトップジェルですが、「ノンワイプ同士の塗り重ねはNG」という点は覚えておきましょう。
ノンワイプということは未硬化ジェルが出ないので、硬化した後に塗り重ねてもツルツルの面に塗っていることになり、定着がしにくいのです。
トップジェルで厚みを出したい時や、フォルムを作るために塗り重ねたいときは、
- 未硬化ジェルが出るクリアジェルを塗る
- 好みの厚みやフォルムになったらライトで硬化する
- ノンワイプトップジェルを塗る
- ライトで硬化する
上記のように未硬化ジェルが出るクリアジェルを使ってから、ノンワイプトップジェルを塗りましょう。
拭き取りでもOK!
未硬化ジェルが出るトップジェルを使うときは、最後に拭き取りをしましょう。
拭き取りには、以下のいずれかの溶剤と、コットンやネイルワイプを用意します。
- 消毒用エタノール
- ジェル専用の拭き取り剤
- ノンアセトンの除光液
やり方は簡単で、拭き取り剤をコットンやネイルワイプにたっぷり含ませ、ゴシゴシと拭くように未硬化ジェルを拭き取ればOKです!
ただしジェルネイルのメーカーによっては専用の拭き取り剤が必要な場合があります。
拭き取りをする前に、ジェルメーカーの説明書きをしっかり確認しましょう。
ドロドロで固まらない時は?
未硬化ジェルのベタベタが残っているというよりも、爪に塗ったジェルがドロドロでまだ固まっていない、ライトに当てる前と同じ状態
このような時は、以下のような原因が考えられます。
- 使っているジェルにライトが対応していない
- ライトの光が当たっていない
- 電球切れ
- 硬化時間が足りない
一つずつ確認していきましょう。
ジェルに対応していないライトを使っている
ジェルネイルの液はどんなライトでも固まるというわけではありません。
使っているジェルに対応するライトを用意しなくてはならないのです。
ライトには「UVライト」「LEDライト」「UV・LED対応ライト」のように、いくつか種類があります。
例えば、レジンクラフト用のライトを使っていたり、譲ってもらったライトを使っている方もいるはず。
レジンクラフト用ライトや、少し古いタイプのライトはUVの光しか出ないようになっています。
そこへたまたま使っているジェルが「LEDのみ対応」だと、いくら光を当てても固まらないのです。
最近のジェルはUVライトでもLEDライトでも固まるようになっていますし、ライト自体もUV、LEDどちらの光も出るような物が主流です。
基本的に細かく気にする必要はありませんが、もしライトもジェルも何で対応しているかわからない上に固まらないというときは、一度チェックしたほうが良さそうです。
ライトの光が当たっていない
ジェルに対応したライトを使っていても、爪先から根元まで光が当たらないとジェルは固まりません。
ネイルサロンで使われているようなプロ用ドームライトなら、電球がたくさんついているのであらゆる角度から光が当たるようになっています。
しかし、手持ちでも使えるコンパクトタイプや懐中電灯のようなハンディタイプだと、光が当たる部分にムラがあることも。
コンパクトタイプやハンディタイプのライトを使う時は、爪全体を一気に固めようとするのではなく、ムラが出ないように1本ずつ光を当てて固めましょう。
ライトの電球切れ
LEDライトは電球の寿命が長く、購入後は半永久的に使えます。
しかしUVライトは寿命が半年ほどが平均です。
寿命を迎えるとUVの波長が出なくなるので、たとえ光がついてもジェルが固まらなくなってしまうのです。
UVライトは換えの電球が売られていることもありますが、最近はLEDライトが主流になっているので、「固まらなくなったかも」と思ったらLEDライトに買い替えるのも検討してみましょう。
LEDライトでありながらUVの波長を出す商品も多いので、UVライトのみ対応のジェルでも安心して使えますよ。
硬化時間が足りない
ジェルネイルは規定の時間より光に当たる時間が短いと固まりません。
例えば、LEDライトで30秒と書いているものに対して10秒程度しか光を当てないと、完全には固まらないのです。
規定時間通りライトの光を当てて固めることを「完全硬化」と言います。
ジェルネイルを固めて完成させていくには、完全硬化が必要です。ライトを当てる時間が規定時間より短くならないようにしましょう。
ちなみに、完全硬化に対して「仮硬化」という言葉もあります。
仮硬化は規定時間の3分の1、もしくは2分の1くらい光に当てて、一旦固めておくという工程です。
パーツを置く時や細かいアートをする時は、この仮硬化を利用するのがおすすめです。
パーツが動いてしまったり、アートの線が伸びて広がったりするのを防げますよ。
ただし、仮硬化だけでは完全に固まらないので、完全硬化することを忘れずに。
まとめ
ジェルネイルが固まらないとお悩みの方向けに、対処方法をいくつかご紹介しました。
ノンワイプジェル以外は、硬化時間通りライトを当てても表面にベタベタの未硬化ジェルが残ります。
これはジェルとして正常な状態なので安心してくださいね。
ただし、トップジェルで仕上げた後の未硬化ジェルは拭き取る必要があります。
消毒用エタノールなどをコットンに含ませて、ベタベタをしっかり拭き取りましょう。
仕上げた後の未硬化ジェル拭き取りが面倒・・・という方は、ノンワイプトップジェルを使いましょう。
そしてベタベタどころかドロドロで固まっていないという状態は、ライトやジェルに問題があるかもしれません。
・ジェルとライトが対応しているもの同士か
・ライトの光は爪全体に当たっているか
・UVライトは電球切れを起こしていないか
・規定通りの硬化時間ライトを当てているか
上記の項目をチェックして、正しく固まるかを確認しましょう。