ツヤツヤでかわいいジェルネイルは見ているだけでテンションが上がりますよね!そんなネイルも時間がたつと爪が伸びてきて根本に隙間が…。仕方のないことですがやはり気になりますよね。とはいえネイルをしている同士なら、根本にできるジェルネイルの隙間は当たり前のことなので理解があります。しかしジェルネイルをしていない人からすると「なんで爪が伸びているのにまだネイルしているの?」などと思われ、ネイルの隙間はあまり良い印象を与えていないことが多いです。自爪が見えていることで必要以上に爪が長く見えたり、不衛生なイメージやだらしない印象に写ってしまうのです。そこで今回は、ジェルネイルの隙間が気になってきた時におすすめの対処法をご紹介します。また、爪が伸びてきて隙間ができることで、見た目だけでなくネイルが根本から浮いてくることがあります。ジェルネイルが爪にピタリとくっついている時は問題ないのですが、浮いてしまうことで引っかかったりグリーンネイルの原因になったりと様々な悪影響を及ぼします。そこで今回は、ジェルネイルの根本が浮いてきてしまった時の対処法も一緒にご紹介します。
ジェルネイルの隙間ができる期間と原因
ジェルネイルをしていると、どうしても気になるのは爪が伸びてきた時の隙間ではないでしょうか。ネイルの付け替えの期間は3~4週間が望ましいとされています。その理由としてジェルのツヤやカラーの変色、爪との密着度などが挙げられます。しかし一番の原因は「爪が伸びるから」と言ってもよいでしょう。
●爪はどのくらい伸びている?
爪は一日に約0.1mm伸びています。つまり3週間で約2mmは伸びる計算です。2mmと聞くとたいしたことないようですが、爪のように小さな箇所ではとても大きな数字となります。ネイルをしていると爪先が見えないので、あまりピンときませんよね。しかし自爪で考えてみて下さい。爪の白い部分が2mm伸びていたらどうですか?切りたくなるのではないでしょうか。ネイルをしている場合、伸びた分根本から自爪が見えます。3~4週間経ってもジェルがしっかりと定着していたとしても、爪は必ず伸びるので見栄え的に美しくなくなります。そのためネイルがキレイに見える限度が3~4週間というわけです。ちなみに爪は新陳代謝が活発なほど良く伸びるので、若い人の方が爪の伸びが早くネイルの隙間もできやすくなります。
●施術レベルが左右する?
技術者のレベルによってもジェルネイルの隙間の状態は違ってきます。最初の段階で根本からしっかりとネイルが塗れていれば、その分隙間ができるまでの時間を稼ぐことができます。しかし技術が足りず塗りが甘ければ、ネイルが仕上がった段階ですでに隙間ができていることになります。まだネイルを付け替えてから1~2週間しか経っていないのに、すでに3~4週経過したように見えることがあるのはそのためです。爪の根本であるキューティクルラインぎりぎりまでネイルを塗るには、以下のような高い技術力が必要なのです。
・プレパレーションのスキル
ジェルネイルを塗布する前の下準備をプレパレーションといいます。プレパレーションはネイルをする上で最も大事な工程です。根本までネイルを塗布するためには甘皮をしっかりと押し上げ、余分な角質や油分は確実に除去する必要があります。このプレパレーションでネイルの仕上がりの8割は決まったと言っても良いほどです。誰が見ても仕上がりが美しいと感じるネイルは、ケアが完璧に施されているのです。下準備が完璧に行われ土台が整っていれば、ネイルはきれいに根本から塗布することができます。
・塗りのスキル
ネイルを塗る時、キューティクルラインぎりぎりまで攻めて塗るのが理想です。しかしジェルネイルの場合、少しでも甘皮にジェルが付いてしまうと浮きの原因となります。そのためセルフでもプロのネイリストでも、技術的に未熟な人や不安のある人の場合、甘皮にジェルがついてしまうことを恐れてキューティクルラインの手前からネイルを塗布していることが多いです。そのため塗ったばかりでもジェルネイルには僅かな隙間ができます。
根本までしっかりと塗り美しく仕上げくれる技術力の高いネイルサロンに行きたい場合は、各サロンのフォトギャラリーをチェックしてみましょう。フォトギャラリーを見るとついかわいいデザインやアートに目が行きがちですが、サロンの技術レベルがとても良くわかります。根本の処理の仕方はどうなっているか、隙間がないか、キューティクルラインはガタガタになっていないかなどを確認してみることをおすすめします。
隙間が気になる時の対処法
ジェルネイルの隙間が気になってきたけど付け替えにはまだ少し早い時、どうしていますか?ほとんどの人は、結局次の付け替えまでそのまま放置ではないでしょうか。しかし根本が伸びた状態のネイルは、仕方がないとはいえ決して美しいとは言えません。自爪が見えることでやたらと爪が長く見え、清潔感がないように見えます。そこでジェルネイルの隙間が気になる時におすすめの簡単な対処法があるのでご紹介します。
●準備するもの
・スポンジファイル
・エタノール
・トップコート
※おすすめはノンワイプトップジェル。なければマニキュアのトップコートでもOKです。
●根元の隙間を気にならなくする方法
- スポンジファイルを使ってジェルの表面のツヤが無くなる程度にファイリングし削っていく。
- 根本の伸びてきた自爪もジェルと馴染ますように軽くファイリングする。
- エタノールを含ませたコットンで油分や削りカスを拭き取る。
- トップコートを根本(自爪)から塗る。ジェルの場合はライトで硬化する。
作業は以上です。簡単ですよね!
①の工程には、トップコートが弾かないようにするためともう一つ、時間の経過と共に付着する、ネイル表面の汚れを削り取るという目的があります。
ジェルネイルは、トップコートで完全にコーティングして仕上げます。そのため時間が経ってくると、ジェルネイルは艶がなくなったり、くすんだりします。その原因はほとんどの場合、コーティング剤であるトップコートに付いた汚れや細かいキズ、変色などが影響しています。ですからトップコートの表面を軽く削り、付いている汚れやキズを取ってしまえば良いのです!
また②の工程では、爪の根元からトップコートを塗っていくので、トップコートが弾かないようにするため自爪を多少削ることになります。しかし、スポンジファイルを爪の上で軽く滑らす程度で十分です。ガシガシと削らない限り、そこまで心配する必要はありません。
今ついているネイルがクリアベースのネイルデザインであれば①~④の工程で、ツヤやクリア感、ネイルの鮮やかな発色が復活します。まるでサロン帰りの時のような、美しい状態に戻すことができます。またワンカラーのようにベースカラーのついたネイルの根元を直した場合、やっていることはトップコートを塗り直しただけなので、爪の根本には自爪がそのまま見えた状態です。しかし、くすんでいたネイル全体にツヤと発色が戻ります。そして爪の根元にもトップコートは塗っているので、自爪部分の根元からジェルのついた爪先まで同じようにツヤ感が出ます。塗りたての美しいツヤ感によって、自爪とネイルの堺が曖昧になり爪の根本からツヤっとまとまって見えます。同じ伸びたネイルでも、根元が自爪丸出しの状態で何もしていないより、印象は格段と良くなります。
騙されたと思ってぜひ試してみてください!
ネイルが浮いてくるとどうなる?
ジェルネイルをして日数が経ってくると、爪が伸びジェルが根本から浮いてきてしまうことがありますよね。ではジェルが浮いてくると一体何がいけないのでしょうか?
・髪や衣服引っかかる
ジェルが浮いてきた時の一番のストレスは「引っかかり」です。シャンプー中に爪とジェルの僅かな隙間に髪が入り込んで引っかかったり、ニットの毛が入り込んで引っ張ってしまったりと日常生活にストレスを与えます。
・グリーンネイルの原因になる
「ジェルが浮く」とはつまり爪とジェルの間に隙間ができて剥がれている状態を指します。ネイルが完全に取れてしまえば良いのですがほとんどの場合、全部が剥がれることなく、どこかがくっついたまま端だけが剥がれたりします。その剥がれた隙間に水分や汚れが入り込み密閉状態となることで菌が繁殖し、グリーンネイルの原因になるのです。
根本が浮いてくる原因と対処法
ジェルネイルが浮きやすい箇所の一つが根本です。本来ジェルネイルは2~3週間は浮かずに持つものですが、まれに根本から1週間程度で浮いてしまうことがあります。ではその原因と対処法をお伝えします。
●ジェルのはみ出し
ジェルが浮く原因で最も多いのは、ジェルのはみ出しです。特に根本はできるだけギリギリまでネイルを塗ろうと頑張るため、皮膚にジェルがついてしまうことがあります。ジェルネイルはベースジェルが塗布されていないところには定着しないため、ベースジェルをしっかりと端まで塗る必要があるのです。しかしベースジェルの段階で皮膚についていたりジェルが流れたりしていると、後のカラージェルやトップコートはジェルの性質上、全てベースジェルが塗ってあるところまで流れていきます。ジェルのはみ出しが原因で浮いてしまう場合、ベースジェルの段階ですでにはみ出していることが多いです。
・はみ出した時の対処法は?
セルフの人で根本が浮きやすいと感じている人は、ベースジェルが塗り終わったら硬化する前にキューティクルラインに沿ってウッドスティックを通しておきましょう。
●甘皮の処理が甘い
セルフとプロのネイリスト違いは甘皮周りの処理の仕方が大きいと言えます。甘皮や角質除去が甘いと、ジェルの定着が悪くなり取れやすくなります。またキワまできちんとケアできていないのに、それに気が付かずジェルをキワまでしっかりと塗っていれば、それは皮膚にジェルがはみ出してしまった時と同じことです。
・甘皮処理をしっかりとするには?
セルフでジェルネイルをする場合、ストーンプッシャ-やセラミックプッシャーを使って甘皮処理をするのがおすすめです。甘皮を押し上げながらサイドの細かいところやキワ、またキューティクル周りのサンディングも同時に済ませることができます。
ネイルサロンでジェルネイルをしているのに、早い段階で根本からジェルが浮いてくることがあります。よほどのことがない限り、その原因は担当ネイリストの技術不足であることがほとんどです。サロン選びを間違えないためにも、口コミとフォトギャラリーをしっかりとチェックしてネイルサロンは選ぶようにしましょう。
まとめ
ジェルネイルはマニキュアに比べて強度もあり持ちもよく、仕上がった時のぷっくりとしたツヤツヤ感は病みつきになりますよね。そして最低でも3週間はつけっぱなしの状態が続きます。これはジェルネイルの利点でもありますがその3週間の間は、自爪も一緒に伸びているということ。ジェルをしている爪の根元が伸びていると、どうしても清潔感に欠けたり、だらしない印象になりがちです。しかしこれは、ジェルネイルをしている人全てに共通して起きます。そのためジェルネイルの隙間に対して理解者が多いのも事実です。わざわざ手を加えずとも、次のネイルの付け替えまでそのままでいても実際は問題ありません。でもそこで周りと差をつけていきませんか!爪の根元とジェルネイルの隙間が気になるのはみんな同じです。諦めてそのままにするか、自分で少し手を加えメンテナンスをするか、この意識の差はとても大きいと思いませんか?
ぜひ爪が伸びてきても、美しいツヤ、ネイルの鮮やかさをキープできている指先を目指していきましょう!