爪が割れやすい人のネイルのケア方法は?原因や対処方法を教えます! | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ジェルネイルやマニキュアを爪に塗るのは、今や非常に一般的なものになりました。「おしゃれをしたい」「気分転換したい」「手元をキレイに見せたい」など、様々な理由を元に多くの人がネイルを楽しんでいます。しかしネイルでキレイに装った爪も、ネイルを落としてみるとカサカサ、ボロボロ状態ということはないでしょうか。二枚爪や爪割れ、縦スジ爪といったトラブルは1年中悩まされますが、特に顕著になるのは気温が下がり、空気が乾燥する冬です。実は顔と同じくらい、人に見られているパーツは「指先」というのはご存知ですか?ネイルをしていてもしていなくても、爪割れとは無縁な自信の持てる自爪でいたいですよね。今回は多くの女性が悩んでいる爪割れやなどの爪トラブルを取り上げ、その原因と改善方法を、具体的にご紹介していきます。

爪トラブルが起きる原因は?

爪は、髪の毛や皮膚の角質層と同じく、皮膚が角化したものです。髪や皮膚の角質よりも硬いとはいえ、骨や軟骨のようにカルシウムでできているわけではなく、ケラチンという繊維たんぱく質が主成分です。ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。いわゆる爪と呼ばれている部分は「爪甲(そうこう)」といい、通常は爪甲の下にある皮膚の毛細血管が透けて見えるため、薄いピンク色をしています。そして爪甲の根元の皮膚の奥には「爪母(そうぼ)」があり、ここで細胞分裂が行われ爪が伸びていきます。また爪甲の根元にはよく白い半月が見られますが、これは「爪半月(そうこう)」といい、まだ爪が角化しきっていない部分です。爪半月がキレイに見える爪は丈夫といった説が噂されていますが、爪半月は水分量が多いところなので白く見えるというだけなので、爪半月によって爪が丈夫になるという科学的根拠はありません。

様々な爪トラブル

爪は毎日0.1mmずつ伸びるといわれます。しかし代謝が低下するにつれ、爪の伸びも遅くなっていき、それと共に表れるのが次のような症状です。

・縦スジ
爪の縦スジは老化現象の一つといわれ、歳とともに誰の爪にも起こることですが、乾燥でさらに増長してしまいます。

・二枚爪
爪が薄い人、手作業が多い人に起こりやすいのが二枚爪です。爪は表面から背爪、中爪、腹爪の三層でできており、乾燥して水分が抜けると層の間に空気が入り、ちょっとした衝撃で爪が剥がれやすくなります。

・亀裂や欠け
乾燥した爪はしなやかな柔軟性を失い、衝撃に脆くなります。そのため、薄い爪はもちろん厚い爪であっても、爪先の負荷に弱い部分から亀裂が入りやすくなるのです。

・反り爪
反り爪は貧血の人によく見られますが、乾燥でも起こる症状です。爪甲がくっついている皮膚を「爪床(ソウショウ)」といいますが、爪床は70%がコラーゲンでできており、爪はここから水分を得て乾燥から身を守っています。ですから爪は伸びて爪床から離れると水分を失いやすく、さらに乾燥した環境に晒されると、乾いた紙が丸まるように反り返ってしまうのです。

爪トラブルの原因:乾燥

以上のように「乾燥」は爪トラブルの大きな原因であり、乾燥が気になる、対策方法もわからないという方は多いのではないでしょうか。一見カチコチの爪にも、実は水分が12~16%、脂肪分も0.15~0.75%ほど含まれています。女性の爪は、日常的にこの水分や油分が奪われているのです。

・水仕事

食器用洗剤に含まれる界面活性剤は、洗い物の油を取ると同時に、爪や皮膚の油分を奪い乾燥させます。またお湯にも脱脂作用がありますし、水仕事の後に水分をよく拭かずに放置することも、乾燥させる原因です。

・ネイルカラーの化学成分
リムーバー(除光液)が爪に悪いといわれるのは、含まれるアセトンが爪の油分や水分まで剥ぎ取ってしまうからです。リムーバーはアセトンフリーのものを使い、爪を守るようにしたいものですが、しかしマニキュアやリムーバーには、アセトン以外にも脱脂や脱水の作用がある化学薬品が含まれています。爪にとってはやはり、ネイルカラーを控えるのが一番いいということになります。

・血行不良
冬は空気が乾燥するだけでなく、冷えによる血行不良から血液が届ける水分が不足しがちです。また手洗いやアルコール消毒をする機会も多く、爪を乾燥させる条件が重なります。

・女性ホルモンの減少
女性ホルモンのエストロゲンには、体の潤いを保つ働きがあります。エストロゲンが減少すると、肌も爪も乾燥しやすくなるのです。

健康で強い爪を作る4つの対策

傷んだ爪を回復させるには、まず乾燥を防ぎ、必要な栄養素を十分摂ることが必要です。以下のような対策を行いましょう。

1.乾燥を防ぐ

爪の乾燥は、「水分を奪われない」ことと「水分を補給する」ことの両面から対策していきましょう。

・水仕事にはゴム手袋
多くの人が避けられないのが、毎日の水仕事です。水仕事の際は面倒がらずに手袋の着用を習慣づけ、水や洗剤から爪を守ることが大切です。

・ネイルオイルをこまめに使う
傷んだ爪のケアといえば、ネイルオイルが欠かせません。ネイルオイルは、栄養価の高い植物性の天然オイルが原料で、爪の保湿と栄養補給の働きに優れています。爪母がある爪の根元を中心に、マッサージしながら塗ると効果的です。特に乾燥が気になる季節は、頻繁にネイルオイルを付けるように心がけましょう。付けやすく、習慣になりやすいのは夜寝る前のスキンケアタイムですが、手を洗った後、ふと気がついた時など、とにかくこまめに塗ることが重要です。ネイルオイルを塗った後にハンドクリームを手元全体に塗ると、より保湿効果が高まります。

・爪美容液で集中補修
コーワから販売されているディープセラムをはじめ、爪美容液は様々な会社から売られています。爪の主成分ケラチンを作る際に必要なイオウ、ケラチンを結合させるケイ素などが配合されており、爪を丈夫にする効果が期待できるのです。ただし、付けてすぐに効果が現れるものではないので、まずは1つの爪美容液を使い切る!くらいの気持ちで毎日こまめに塗りましょう。そして爪美容液は、自爪をコーティングして補強するベースコートやハードナーのような機能がついている商品と、美容液として使いコーティングはあまりできない商品の2種類があります。使い方を間違えるとせっかく塗っているのに効果が実感できない・・・なんてこともあるので、説明書きをしっかりチェックして、正しい使い方で続けていきましょう。

ネイリストのおすすめポイント:ドクターネイルのディープセラムは、爪美容液の中でも一番人気を誇る商品です。自爪はもちろん、マニキュアやジェルネイルを付けている状態でも使えるので、薄い爪や割れやすい爪が気になる方におすすめです。

ネイリストのおすすめポイント:佐藤製薬のネイル リペアセラムは、傷んだ爪を補修する成分と保湿成分が配合されています。こちらの商品もマニキュアやジェルネイルをつけたまま使うことができるので、おしゃれをしながらしっかりケアをしたい方にぴったりです。

ネイリストのおすすめポイント:ディーアップ リペクトのネイルセラムは、ベースコートのように使える爪美容液です。ツヤ感を保ちながらしっかりコーティングできるので、保護が欠かせない弱い爪に向いています。

2.爪を育てる栄養を摂る

健康な爪を育てるには、やはり内側からのケアも大切です。爪が必要とする栄養を毎日の食事できちんと摂るよう心がけましょう

・たんぱく質
肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などのたんぱく質は、爪を作る基本です。動物性たんぱく質は爪の弾力性を高め、植物性たんぱく質は爪を丈夫にするといわれています。両方のたんぱく質をバランスよく摂るようにしましょう。

・亜鉛、ビタミンB
摂取したたんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され、そのアミノ酸でケラチンが合成されます。この時必須の成分がビタミンB、亜鉛なのです。亜鉛は魚介類(特に牡蠣)、肉、小麦胚芽など、ビタミンBは肉(特にレバー)や魚、卵、大豆製品、ニンニクなどから広く摂ることができます。しかしビタミンBは調理で流出しやすく、亜鉛はストレスや過労でも消費されてしまうので、常に意識して摂る必要があります。

・鉄分
鉄分は血液の赤血球の材料となる栄養素。不足すると爪に酸素が届きにくくなり、爪が反り返ったり白っぽくなったりします。鉄分が多いのはレバーや赤身肉、赤身魚、あさり、ひじき、ホウレン草、納豆などで、動物性食品のヘム鉄のほうが吸収率は高くなります。

・コラーゲン
コラーゲンといえば美肌成分の代表ですが、爪にとっても欠かせない成分です。コラーゲンは爪床の主要成分であり、またケラチンの細胞と細胞を繋ぎ、しなやかで丈夫な爪を作る重要な働きを担っています。コラーゲンを含む鶏の皮や手羽先、牛スジ、豚骨スープ、フカヒレ、ゼリーなどと共に、コラーゲンの合成に欠かせないビタミンCも一緒に摂るようにしましょう。

・ケイ素(シリカ)
強い爪を作るにはケイ素も欠かせません。ケイ素は体のあらゆる部分に存在し、結合組織を強固にする働きがある、生命維持に不可欠の必須栄養素です。爪においても、ケラチンを結合するコラーゲンを束ね、硬くて丈夫な爪を作る重要な存在です。ケイ素は玄米、麦などの穀類や海藻類、ジャガイモに含まれています。しかしもともと吸収されにくい上に、歳とともにケイ素を吸収する力も低下するので、特に不足しがちなミネラルなのです。最近はサプリメントやケイ素水でも手軽に摂ることができます。

3.マッサージで代謝を活発

爪や指のマッサージは、血液とリンパの流れを活発にし、爪母に酸素と栄養をしっかり届けて爪の成長を促進します。

1. 爪を中心に、手にクリームやオイルを塗る
2. 指の股を軽く押し、指先に向かって指をさする
3. 最後に爪の周りを優しくマッサージする

マッサージをするベストタイミングは、夜の入浴後です。マッサージ後はそのまま手袋をはめて就寝し、効率的に栄養を浸透させましょう。

4.スクエアオフで爪を強化

爪の強度は爪の切り方でも変わってきます。強度が弱いのは、丸みを帯びたラウンドやオーバルという形です。丸い形は爪の端に負荷が集中するので、割れやすくなってしまうのです。割れにくい爪にしたいという方におすすめは「スクエアオフ」です。爪の先端を横に真っ直ぐカットし、両角の尖りをオフしたこの形は、負荷が分散して爪が割れにくくなります。また爪は伸び過ぎないうちにこまめにヤスリで削るようにし、爪切りを使う場合は、お風呂上りなどの爪が柔らかい状態で行いましょう。







マニキュアは爪割れの防止になる?

誰でも手軽に塗ることができて、除光液でサッと落とせるのがマニキュアの良いところです。持ちはそこまでいいものではありませんが、正しい使い方をすれば爪を傷ませることなく自爪をコーティングできるので、爪割れを防止したい方はマニキュアを塗ってみてはいかがでしょうか。マニキュアは、ベースコート、マニキュア、トップコートの順番に塗っていくのが一般的です。ベースコートの多くは保湿や補修成分が配合されており、またトップコートには爪の割れや剥がれを防ぐ成分が入っています。

自爪を傷つけないようにマニキュアを塗るには、「落として塗り替える頻度を減らす」ことが重要です。クリアなベースやトップならともかく、カラーのマニキュアは爪先が剥がれてしまうとかなり目立つので、人によっては除光液を使って全て拭き取り、またキレイに塗り直したくなるのでは。しかしこの「除光液を使う」という行為が、爪にとって大敵の乾燥を招いているかもしれないのです。

多くの除光液には、「アセトン」という物質が含まれています。アセトンはマニキュア液やジェルネイルなどを溶かしてくれて、取り扱いの危険度も低い便利な溶剤です。しかし水分や油分を除去する効果が非常に高いので、爪や皮膚にアセトンが付着すると、その部分から皮脂や水分を取り除いてしまうのです。爪や皮膚にとって、水分や皮脂は乾燥を防いだり、爪や皮膚をきれいな状態で保ったりしてくれるので、とても重要なのです。水分やマニキュアを落とす時は、コットンなどに除光液を含ませて、爪を拭き取りますよね。その時、爪や皮膚に触れないよう落とすというのは、なかなか現実的ではありません。となると、アセトンが含まれている除光液を使う頻度を下げるという対策が効果的というのはなんとなく想像がつくのではないでしょうか。

除光液を使う頻度は、多くても1週間に1度がおすすめです。それまでにマニキュアが剥がれてしまった場合は、爪とマニキュアに隙間がないことを確認してから「上から塗り重ねる」という方法で乗り切りましょう。ベースコートとトップコートを塗っているだけであれば、なおさら塗り重ねていく方法がおすすめです。ベースコートが剥がれていなければ2週間程度は塗りっぱなしでもOKですが、爪からマニキュアが浮いている場合は塗り重ねないようにしましょう。爪とマニキュアに隙間ができてしまうと、水分が溜まりやすくなり、緑膿菌という菌が増えてしまい、グリーンネイルという爪の変色が起こるかもしれません。

とはいえ、マニキュアは非常に手軽な爪のコーティング剤です。正しく使っていれば見た目もキレイな爪を保てるので、除光液や塗り直しのタイミングに気をつけて継続するのがおすすめです。

ネイリストのおすすめポイント:ettusais(エテュセ)のクイックケアコートは、塗りっぱなしOK、自然に剥がれるのでリムーバー不要という、時短ネイルにも使える爪用コート剤です。ベースコートとしては少々物足りないので、この商品単体で使いましょう。クリアピンクのカラーがついているので、自爪の色を血色良く見せることもできます。

ネイリストのおすすめポイント:コフレドールのベースコートはホホバオイルを配合しており、保湿効果も期待できる商品です。自爪の色を補正するナチュラルなピンクのカラーで、塗りやすいマニキュア液も口コミで人気を集めています。カラーマニキュアの発色をアップさせたい方にもおすすめ。

ネイリストのおすすめポイント:マニキュアを塗りたいけど、色付きはちょっと・・・という方はクリアのベースコートがおすすめです。レブロンのクイックドライベースコート Nは、その名の通り速乾性に優れている商品です。トップコートと組み合わせてツヤツヤのナチュラルなネイルが楽しめます。

ネイルハードナーでしっかりコーティング

柔らかくて弱い爪には、ネイルハードナーもおすすめです。ベースコートよりもさらに保湿・栄養成分が多く含まれており、中には爪を補強するための繊維や粉末が配合されています。自爪がペラペラで、なんだか不安・・・という爪をしっかりコーティングするので、割れたり折れたりするのを防いでくれます。ベースコートとして使える商品や、ハードナー単体でもOKの商品もあるので、自分のライフスタイルに合ったものを選んでくださいね。

ネイリストのおすすめポイント:マニキュアも数多く販売しているHOMEIの12FREE ネイルカバーハードナーは、12種類の有害物質を含まない、ナチュラル思考な方にぴったりなハードナーです。クリアかつセミマットな仕上がりなので、自爪風のナチュラルネイルをしたい方にもおすすめ。

ネイリストのおすすめポイント:ネイルネイルのネイルサポートNaは、ハードナーでありながらベースコート、トップコートとしても使える便利なアイテムです。ポリマーが入っているので爪の強度アップにも使えて、プチプラかつ速乾性が高いのも人気のポイントです。

ネイリストのおすすめポイント:OPIは、世界中のネイル好きとネイリストから愛されているアメリカ発のネイルブランドです。こちらのネイルエンビーは1日おきに塗り重ねて使うちょっと珍しいハードナーで、爪割れだけでなく、二枚爪を防ぎたい方からも好評です。

まとめ

爪は角化した「いわゆる死んだ細胞」ですが、必ず生え変わるものです。爪全体が生え変わるのは時間がかかりますが、内から外からきちんとケアを継続すれば、健康な爪を取り戻すことができるのです。まず乾燥対策はとにかくこまめに行うよう意識しましょう。ふと気がついたらハンドクリームやネイルオイルを塗る、休みの日はトップコートやネイルハードナーを塗って補強するなど、着実にお手入れしていきましょう。また栄養補給は食品から摂るのが一番効果的ですが、栄養バランスを整えるのが難しいという方はサプリメントがおすすめです。乾燥対策と栄養補給をしっかり行い、ネイルカラーに頼らず、自爪で勝負できる指先を目指しましょう。







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