欠けやすい、割れやすい、二枚爪になりやすいなど、爪の悩みはなかなか尽きませんよね。爪がもともと薄かったり、乾燥肌であるなど、もともとの爪の性質や肌質が影響して爪が弱くなっていることもあります。しかしネイルオイルやハンドクリームで保湿、ネイルセラムでコーティングするといった外部からのケアだけでは丈夫な爪になりにくいです。そこで爪を作り出す栄養素を摂って、体の内側から改善し、しっかりと丈夫な爪を保ちましょう。今回の記事では、爪を強くする食べ物をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。そしてわたし達が毎日食べている食材の中には、敏感肌症状を改善したり、敏感肌の予防に効果抜群の食材があります。肌状態に合った食材を使ったメニューで、美味しく美肌を目指しましょう。
爪を強くする食べ物を摂ろう
弾力があり、表面に凹凸が無く、甘皮周りから爪先までしなやかなラインに整えられた爪は美しいですよね。しかし欠けや割れ、二枚爪になっていると美しさが台無しです。また爪の凸凹は、体が栄養不足に陥っているサインかもしれません。爪は全身の健康を表す部分といっても過言ではありません。爪に良い食べ物をしっかり摂って、キレイな爪を保ちましょう。
●動物性・植物性のタンパク質を摂ろう
爪は主にタンパク質でできています。皮膚や髪の仲間なので、タンパク質を意識して摂取しましょう。鶏のササミや、生ハム、牛モモ肉、卵、チーズなどに多く含まれていますが、動物性タンパク質はカロリーが気になる・・・という方は、大豆製品に含まれる植物性タンパク質がおすすめです。納豆や厚揚げ、豆腐はもちろん、豆乳にも多く含まれています。たとえばコーヒーに入れるミルクを豆乳にしてみたり、毎日の食事に納豆をプラスしたり、ジュースを飲む代わりにフレーバーのついた豆乳を飲んでみたり・・・。意外と取り入れやすいものです。さらに大豆には「大豆イソフラボン」が含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするので、お肌のハリ・ツヤが良くする、骨を丈夫にする、自律神経を整える、生理周期が安定するなど、女性に嬉しい効果が期待できるのです。ぜひ食事に大豆製品を取り入れてみてくださいね。
お肌のレスキュー食材、小松菜レシピ
敏感肌さんに乾燥は大敵!お肌のうるおいが足りないと感じたら、小松菜のレシピを取り入れましょう。小松菜には、皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンA、コラーゲンを生成するビタミンC、皮膚細胞の活性化を促すカリウムや、水分の蒸発を防ぎ、肌をみずみずしく保つカルシウムなど、うるおいのあるお肌に必要な栄養がたくさん含まれています。今回は、女性ホルモン様作用を持ち、肌の保湿力を高めてくれるイソフラボンとたんぱく質が同時に摂れる「小松菜と油揚げの炒めもの」をご紹介します。
小松菜と油揚げの炒めもの(2人分)
小松菜 200g
油揚げ 1枚
だしの素 小さじ1/2杯
水 大さじ1
しょうゆ 小さじ11
サラダ油 小さじ2
①小松菜長さ4cmのざく切りに、油揚げは長さ4cm幅1cmの短冊切りにする。
②フライパンに油を熱し、油揚げ、小松菜の軸・葉先の順に中火でサッと炒める。
③だしの素を水で溶いたものを回しかけてひと炒めし、鍋肌からしょうゆを回し入れてサッと混ぜたら完成。
まぐろとアボカドで美肌に
まぐろには、肌老化を防止するビタミンE、肌のターンオーバーを促すビタミンB6の他、血液をサラサラにしてくれるDHAやEPAが含まれ、ハリのある肌を作ってくれます。森のバター、アボカドと一緒に食べることで、強力な美肌メニューの出来上がりです。肌老化に悩む敏感肌さんには、是非オススメしたいレシピです!
まぐろアボカド丼(2人分)
まぐろ(刺身用) 100g
アボカド 1/2個
長ねぎ(白い部分)1/4本
ごはん 300g~400g
▼つけだれ
しょうゆ 大さじ1
おろしわさび 小さじ1
ごま油 大さじ1/2
①アボカドは種を取り除き、皮をむいて1cm角に切る。まぐろも1cmの角切りにする。
②長ねぎは3~4cmの千切りにして水にさらし、水気を絞っておく。
③ボウルにつけだれを作り、まぐろ、アボカド、1/2量の長ねぎを入れて軽くあえる。
④丼にご飯を持ってまぐろとアボカドをあえたものをのせ、残りの長ねぎをのせる。
きのこで腸内環境を整えよう
スムーズなお通じは、美しい健康な肌のためには欠かせません。食物繊維を豊富に含むきのこは、便秘解消の強い味方です。さらに、鉄や亜鉛・銅など、きのこはミネラルバランスも優秀な食材です。
きのこのソテー(2人分)
生しいたけ 4枚
しめじ 1/2パック
まいたけ 1/2パック
エリンギ 1/2パック
にんにく 1かけ
赤唐辛子 1/2本
バター 大さじ1
白ワイン 大さじ1
塩・こしょう 各少々
パセリ(みじん切り)大さじ1
①きのこ類は食べやすい大きさに切る。
②フライパンにバターを溶かし、薄切りにしたにんにくを入れ、香りが立ったら輪切りにした赤唐辛子ときのこを入れ強火で炒める。
③白ワインを振り、塩・こしょうで調味し、器に盛り付けたらパセリをふる。
3度の食事で美肌を意識するのは大変ですが、1日1品でも肌に効果的な食材を取り入れるところから始めてみませんか?きっと、体の内側から肌が変化していくのを感じ取れるに違いありません。