職場がネイル禁止だったり、ネイルサロンに行く時間がなかったりしてネイルをしたいけれどできる環境にない……それでもイベント時や特別な記念日の日はネイルをして指先のお洒落を楽しみたいですよね。
そんな方におすすめなのがネイルチップです。ネイルチップなら自分で簡単に付けられて、1日だけネイルを楽しむことができます。
今回の記事では、ネイルチップの付け方や外し方、付けるための下準備、アフターケアを解説します。
また、ネイリストがおすすめするネイルチップもご紹介しています。
ネイルチップの正しい付け方と外し方をネイリストが解説しているので、自爪を傷めることなくネイルを楽しむことができます。
記事を参考にしながらネイルチップにチャレンジしてみてください!
ネイルチップを付けるために必要なもの
まずはネイルチップを付けるために必要なものをご紹介していきます。ネイルチップ以外にも必要なものがあるので見ていきましょう。
ネイルチップ
お好きなものを選びましょう。「付けてる感」を減らしたいときはナチュラルカラーのネイルチップで、長さが短めのものを選ぶのがおすすめです。
ネイルファイル
ネイルチップの調整の際にチップを削るのに使用します。目の粗さは180G(グリッド)のものがベストです。
エメリーボード
自爪の長さと形を整えるときに使用する爪やすりです。目の粗さは180Gから240Gのものを用意しましょう。
接着剤
●ネイルグルー
メリット:1番外れにくい。
デメリット:ネイルチップの再利用ができない。
●粘着グミ
メリット:接着がしっかりできる。ネイルチップを再利用できる。
デメリット:水(特にお湯)に弱い。
●両面テープ
メリット:着脱が簡単。安価に手に入る。
デメリット:衝撃や水(特にお湯)に弱い。
キッチンペーパー
消毒用エタノールを染み込ませて自爪表面の油分を拭き取るときに使用します。
消毒用エタノール
自爪の油分除去に使用します。ノンアセトンの除光液でも代用可能です。
事前にやっておくべき準備
ネイルチップを付ける前にやっておく下準備についてお話をしていきます。下準備をしっかりとすることできれいな仕上がりになり、しっかりと1日持つようになりますよ!
1.自爪を短く整える
まずはエメリーボードで自爪の長さをネイルチップより短く整えましょう。また、先端の形もネイルチップからはみ出ない形にすることが大事です。
2.ネイルチップの調整
使用するネイルチップを実際に爪に合わせて爪の根元のラインに合っていない部分があればネイルファイルで削っていきます。くれぐれも削りすぎないように慎重に調整しましょう。
3.爪表面を拭き取る
手を石鹸で洗ってから、よく水分を拭き取ります。キッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませて、爪の表面の油分を拭き取ります。油分除去を行うことで持ちが良くなりますよ。
ネイルチップの測り方
ネイルチップはサイズが合っていないと「付けてる感」が出てしまうのでサイズの計測は非常に大事です。オーダーメイドやハンドメイドサイトでチップを購入する際もサイズが必要なので正しい測り方をしっかり覚えましょう。
爪のサイズの測り方
柔らかい素材のメジャーを使って爪の横幅を測ります。爪のカーブにそわせて測ることが大切です。メジャーがない場合は、糸やマスキングテープを爪に貼ってペンで印を付けて長さを定規で測りましょう。
ネイルチップのサイズ
ネイルチップはサイズごとに0から10くらいまでの数字が書いてあります。ただし、メーカーや商品でサイズが違うので注意が必要です。サイズ表を必ず見て自分の爪のサイズに合いそうなものを選ぶようにしてください。
ネイルチップと爪の合わせ方
ネイルチップと爪を合わせたときに合っているのかを見極めるポイントをご紹介します
- 爪のストレスポイントが覆えているか
- 爪のカーブに合わせた時、チップが広がりすぎないか
- 爪先から見たときに爪とチップのスキマが大きすぎないか
以上の3点をよくチェックしましょう。
ストレスポイントとは爪のサイドの皮膚との境目です。ストレスポイントは負荷のかかる部分なので覆えていることが大切です。爪のカーブに合わせたときにチップが広がっている時はサイズが小さいのでワンサイズ大きいものにするといいでしょう。
爪とチップのスキマが大きい場合は厚みのある粘着グミを使用するか両面テープの2枚重ねで対応することができますよ。
ネイルチップの付け方・外し方 グルー(接着剤)編
ネイルグルーは固まるのが早いのでスピーディーにくっつけることが大切です。
付け方
1.まずネイルグルーをネイルチップに塗ります。チップ全体に塗ると爪に付けたときにはみ出してしまうので1ミリから2ミリは縁を残して塗るのがポイントです。
2.爪に合わせて付け、1分程度押さえてくっつけます。
グルーは厚みがないので爪とチップの間にスキマができないようにくっつけるようにしましょう。
外し方
外す時はアセトンを用意します。アセトンはバラエティショップやドラッグストアのネイル用品コーナーで販売されています。
アセトンが垂れても大丈夫なようにキッチンペーパーなどを敷いておくと安心です。
1.ネイルチップと自爪のスキマに爪先からアセトンを染み込ませます。
2.約2分時間を置いてからオレンジウッドスティックをスキマに差し込んでチップを外してください。
3.自爪にグルーが残ってしまっている時はコットンにアセトンを染み込ませて拭き取ればきれいに落とすことができます。それでも落ちない時はネイルファイルで軽く擦ってグルーを削り落としましょう。
必要な予算
500円程度でネイルグルーを購入することができます。
ネイルグルー(ネイルチップ用接着剤)
ウィング・ビート ネイルチップ用グルー
ネイルグルーは少量のものが100円ショップでも販売されています。
ネイルチップの付け方・外し方 粘着グミ編
粘着グミの付け方、外し方を説明します。
粘着グミは接着面を触ってしまうと粘着が弱くなってしまいますのでピンセットを使用するか、粘着面に触らないように持つようにしてください。
付け方
ネイルチップに粘着グミを貼ったら爪の根元にチップを合わせて指の腹でグッと押さえてくっつけます。
外し方
1.ネイルチップを爪の先端側に引っ張ります。
2.チップの真ん中辺りまで引っ張ったら根元側を持ち上げて、そのまま爪先側に倒すようにして外します。
3.粘着が強くてうまく剥がれない時はぬるま湯を用意して指先を浸けてください。
4.オレンジウッドスティックをネイルチップと自爪のスキマに入れてゆっくりと外していきましょう。きれいに外すことができればチップは再利用できるので慎重に外してくださいね。
必要な予算
500円から1000円以内で粘着グミを購入することができます。
ウイング・ビート ネイルチップ用グミ 粘着グミ
ネイルチップの付け方・外し方 両面テープ編
両面テープも粘着グミ同様に指で粘着面を触ると粘着力が弱まるのでピンセットを使用するのが望ましいです。
付け方
1.両面テープを自爪に貼り付けます。
2.爪の根元からゆっくりと貼り付け、空気が入らないように注意してください。
3.ネイルチップの根元側を合わせて先端まで貼り付けたら、指の腹でぎゅっと痛みを感じないくらいの力で押さえてくっつけます。
外し方
1.ぬるま湯を用意して指先を2分ほど浸けます。
2.両面テープがふやけて粘着力が弱まるので、オレンジウッドスティックをチップと自爪のスキマに差し込み、ゆっくりと外しましょう。水分をよく拭き取って保管すればチップは再利用できますよ。
必要な予算
両面テープは500円から1000円以内で購入できます。
ゆずネイル推奨 超強力両面テープ
Sun&Beam Nails つけ爪用両面テープ
この他100円ショップでも販売されています。
ネイルチップを付ける時や外す時の注意点
ネイルチップを付け外しする際の注意点や、取れやすい時の対処法などをご紹介していきます。また、外した後のネイルケア方法もお話しています。
注意点に気をつけたり、ネイルケアをしっかりと行うことで健康な爪を守りながらネイルチップを楽しみましょう。
ネイルチップを付ける時の注意点
ネイルチップは1日だけネイルを楽しむための商品です。必ず付けた日に外すようにしましょう。
ネイルグルーで付けたときはしっかりつくので数日楽しめそうと思うかもしれませんが、つけっぱなしにするのはグリーンネイルという爪の病気になる可能性もあるのでやめてくださいね。
粘着グミや両面テープは外す際にお湯を用いることからわかるように、お風呂に入ってしまうと非常に取れやすくなります。また、両面テープは水にも弱いです。プールや海水浴、温泉などに行くときにネイルチップを使用する場合、取れてしまう可能性が高いので十分注意しましょう。
また、指先の使い方にも注意が必要です。ストッキングの上げ下ろしや、バッグから何かを取り出すとき、上着を着たり脱いだりする行為はネイルチップが引っかかりやすいタイミングです。神経質になりすぎる必要はありませんが、爪先が引っかからないように気をつけましょう。
ネイルチップが取れやすい・浮く時の対処法
ネイルチップが取れやすい時は以下のいずれかの原因が考えられます。
●ネイルチップのカーブと自爪のカーブが合っていない
→両面テープを2枚重ねにしたり、付け方を粘着グミにしたりするといいでしょう。
●油分除去が不十分
→爪の表面に油分が残っていると粘着が弱まるのでしっかり油分を拭き取ってください。
●水にたくさん触れてしまっている
→両面テープや粘着グミは水に塗れることに弱いです。しっかり付けたい時はネイルグルーにするのがおすすめです。
ネイルチップを外す時の注意点
ネイルチップを外すときに気をつけることは「無理に剥がさないこと」です。
両面テープや粘着組はお湯に指先を付けてから、ネイルグルーはアセトンを染み込ませてから、ゆっくりとオレンジウッドスティックを使って外していきましょう。
無理やり剥がすと二枚爪や爪割れの原因になりますのでやめてくださいね!
ネイルチップを外した後のアフターケア
ネイルチップを付ける時は油分除去をしていることもあり、爪が乾燥している状態です。
ネイルチップを外した後は保湿ケアをきちんと行いましょう。アフターケアにはキューティクルオイル(ネイルオイル)を使用します。
キューティクルオイルを爪の生え際と、爪先の爪と皮膚の間に塗布してマッサージするように塗り込みます。ハンドクリームも塗っておくと保湿力が持続するのでおすすめです。
ネイリスト厳選!おすすめのネイルチップ
ネイリストが選んだおすすめのネイルチップを紹介します。様々なサイズがあり、デザインも豊富なものを選んでいます。
BHIDENAW ネイルチップ 24枚入
トレンドのニュアンスネイルや韓国ネイル風まで幅広いデザインがあります。24枚入りなのでサイズが合わせやすいのも魅力です。両面テープも付属しています。
Sun&Beam Nails 手作り ネイルチップ
手作りのネイルチップ10枚入りです。購入時にサイズを選ぶことができます。ナチュラルテイストのものからメルヘンチックな可愛い系まで種類豊富です。
le néant ネイルチップ
24枚入りで両面テープも付属しています。普段遣いできるシンプル系やニュアンスネイルのネイルチップが揃っています。リーズナブルな価格です。
他にもある手軽にできるセルフネイルの方法
ネイルチップの付け方と外し方を紹介してきましたが、ネイルチップ以外にも手軽にセルフネイルをする方法があります。ここまで読んでみて自分にネイルチップは合っていなさそうと思った方は以下の方法でネイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここでは3種類の方法をご紹介します。
ネイルシール
半硬化状態のシートで、貼ってライトに当てるだけでジェルネイルのようなぷっくりネイルが楽しめるシールです。貼るだけという手軽さと剥がすだけというオフの簡単さがメリットです。
デザインも凝ったものからシンプルなものまで豊富です。デメリットはライトが必要なこと、サイズを合わせるためにシールのカットが必要な点です。
剥がせるジェルネイル
ネイルチップは1日だけネイルを楽しむことができますが、数日間ネイルを付けていたいときにおすすめなのが剥がせるジェルネイルです。一般的なジェルネイルと同じようにライトに当てて硬化しますが、シールのように剥がしてオフすることができるのが特徴です。
メリットは、オフの際にジェルを削る工程とリムーバーが不要な点です。デメリットは硬化用ライトを購入する必要があることです。
マニキュア
セルフネイルで最も身近なのがマニキュアではないでしょうか。マニキュアは薄付きでつけ心地が軽く、自然乾燥で乾きます。
カラーバリエーションも豊富でリーズナブルに入手することが可能です。
デメリットは乾燥時間はじっと待っていなければならない点、きれいに塗るには技術が必要な点です。
まとめ
手軽に1日だけネイルを楽しめるネイルチップは普段はネイルができない方や特別な日にネイルをしたい方にとって非常に魅力的ですよね。
今回の記事では、ネイルチップの付け方や外し方についてお話をしてきました。手軽とは言え、正しく付け外ししないと自爪を傷つけてしまう可能性があります。この記事を参考にしながらネイルチップを付けてみてくださいね!
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