ネイリストというお仕事は一見華やかに見える一方で、肩こりや腰痛などの不調に悩まされている方がとても多い職業でもあります。
長時間の施術やPC作業など、同じ姿勢を続けるデスクワークが中心になるため知らず知らずのうちに首こりや肩凝りが深刻になってしまうことも。
「なんとなく体が重い」「肩がガチガチ…」と感じている方は、セルフケアやストレッチでこまめに改善していくことが大切です。
この記事ではネイリストに肩こりが多い理由や、一番効果的な対策方法・合間にできる簡単なストレッチ方法などを解説していきます。
プライベートでも取り入れやすい方法を中心にご紹介していますので、ぜひご自身のケアに役立ててみてくださいね。
ネイリストに肩こりが多い理由
ネイリストという仕事は一見すると華やかで自由なイメージがありますが、実は身体への負担が大きく肩こりや首こりに悩まされている方がとても多い職種です。
その理由は、長時間同じ姿勢で細かな作業を続けることや、集中して目を酷使する環境、さらに前傾姿勢での施術などが重なっているから。
特に、目・首・肩・腰といった上半身の不調が出やすく、慢性的な肩凝りや疲れに悩むネイリストさんも少なくありません。
ここでは、そんなネイリスト特有の肩こりの原因や、改善に向けて日常的に取り入れたいケア方法を詳しくご紹介していきます。
目の疲れから
ネイリストに多い肩こりの原因のひとつが「目の疲れ」です。
小さな爪先を長時間見続けたり細かいアートやストーンの配置に集中したりする作業は、目の筋肉にかなりの負担がかかります。
サンプル作りや予約管理・レッスンの準備などでPC画面やスマホを見つめる時間が多いのも、目を疲れさせる大きな要因です。
目の疲れがたまると目の奥が重く感じたりピントが合いにくくなったりといった症状が現れるだけでなく、目の周辺とつながっている肩や首の筋肉にも影響が出てきます。
特に女性は血流が滞りやすい傾向があり、目の疲れによる肩凝りが慢性化しやすいとも言われています。
施術の合間に目を閉じて軽く休ませたり、ホットアイマスクで目元を温めるなどのセルフケアを意識することで、首こりや肩の不調の改善にもつながりますよ。
目が疲れてきたなと感じたら、無理をせずしっかりケアしていきましょう。
首のコリや疲れから
肩こりの大きな原因のひとつが、実は「首こり」からくるものです。
ネイリストの仕事では、お客様の手元に顔を近づけて長時間うつむいた姿勢を保ち続けることが多くなります。
この前傾姿勢が続くことで首まわりの筋肉が常に緊張状態になり、血流が悪くなってしまうのです。
首こりがひどくなると頭が重だるく感じたり、目の奥が痛くなったりといった不調が現れることも。
さらに、首と肩は筋肉でつながっているため、首まわりの疲労が肩のハリや痛みにつながってしまいます。
特にデスクワークやPC作業を併用している方は、知らないうちに首を前に突き出す姿勢がクセになっていることも。
その状態が続くと、セルフでは改善しにくい深刻なコリに発展するケースもあります。
日頃から首まわりを温めたり、合間にゆっくり首を回すなどのケアを取り入れて、負担を軽減させていきましょう。
同じ姿勢を続けている
ネイリストに多い肩こりの原因として、もっとも大きな要因のひとつが「同じ姿勢を長時間キープすること」です。
施術中は背中を丸めた前傾姿勢のまま、2〜3時間ほど動かずに集中し続ける場面も多くなります。
特にアートや細かい作業を行うときは、お客様の手元から視線を外せず自然と首や肩に力が入りがちです。
このような状態が続くと筋肉の緊張が長引いて血流が滞り、肩こりや首こりといった不調を引き起こします。
ひどい場合には腕が重く感じたり、頭痛や吐き気につながることもあるほど。
これは「同じ姿勢」が長時間続くことで、身体の特定の部分にだけ負荷が集中してしまうからです。
仕事中の合間に軽く肩を回したりストレッチを取り入れたりすることで、筋肉のこわばりを予防できます。
また、エプロンなどワークウエアの見直しも肩への負担軽減につながる場合があります。
プライベートな時間にもしっかりとセルフケアをして、こまめなリセットを心がけてみてくださいね。
■ネイリストは腰痛にも注意
ネイリストは椅子に座って、時にはお客さんと会話をしながらネイルの施術を行います。
座り仕事なので一見楽そうに見えるかもしれません。
しかし施術中の2~3時間は休憩なく座りっぱなしで、爪という小さな部位を集中して見続けます。
特に細かいアートを描くときは、集中のあまり呼吸も忘れそうになります。
そのため、長時間同じ姿勢で体はガチガチに固まり、場合によっては前かがみになり続けるので、腰が痛くなりやすいのです。腰痛はネイリストの職業病と言われており、整体院やマッサージ屋さんに行って「腰痛が軽くなった!」という人は多くても、「腰痛が治った!」ということはほとんどありません。
それほど慢性的な腰痛に悩まされているネイリストが多いのです。
慢性的な肩コリにはストレッチがおすすめ!
慢性的な肩こりに悩んでいる方には、ストレッチを取り入れるのがとてもおすすめです。
肩こりの主な原因は、血流の悪化や筋肉の緊張や姿勢の崩れによって肩や首まわりの筋肉が固まってしまうことにあります。
そこで、ストレッチで筋肉をゆるめてあげると滞っていた血流が促され、硬くなった筋肉もやわらかくなっていきます。
ネイルなどの細かい作業やデスクワークを長時間続けていると、無意識のうちに同じ体勢で体が固まってしまいがち。
そんな状態が続くと肩こりや首こりが悪化しやすくなるため、合間にストレッチを取り入れることがとても大切です。
また、ストレッチは運動が苦手な方や女性、子供でも気軽にできるセルフケアとしても優秀。
道具がいらず、空いた時間に少しずつできるのも嬉しいポイントです。
肩まわりだけでなく腰や脚など全身の不調にもアプローチできるので、日々のワークやプライベートの中で続けやすい習慣として取り入れてみてくださいね。
ストレッチで得られる効果
ストレッチで得られる効果は以下の通りです。
- 血流が良くなり、肩こりや首こりなどの不調がやわらぐ
- 筋肉の緊張がほぐれて、身体が軽く感じられる
- 可動域が広がり、姿勢改善につながる
- 呼吸が深くなり、自律神経が整いやすくなる
- デスクワークや施術中の疲労を軽減できる
- むくみの予防・解消につながる
- ストレスが緩和され、リラックス効果が得られる
- 睡眠の質が良くなり、疲れが取れやすくなる
- 美姿勢を保ちやすくなり、見た目の印象もアップ
- 肩や腰など一部だけでなく、全身のケアにつながる
心と体のメンテナンスとして、ストレッチはとても効果的な方法です。
簡単で効果抜群のストレッチ方法を紹介
ストレッチを行なう際、ただ体を伸ばすだけでなく筋膜にアプローチすることで効果がアップします。
ここでは短時間で簡単に効果がでやすい、ストレッチの方法をご紹介します。
首や肩を柔軟にするためのやり方
ネイリストや身体が硬い人に多いのが、首や肩のこりです。
首や肩を柔軟にするためのやり方は、
- 右手を背中に回し、左手を右肩と首の間に当てる。/li>
- 左手で肩を押し下げるようにし、首を左に傾けて伸ばし、30秒静止。
- 次に左手を首にずらし、同様にして30秒静止。
左肩も同様に行い、左右3セットずつ繰り返しましょう。
腰を柔軟にするためのやり方
腰痛持ちのネイリストも多いです。
腰を柔軟にするためのやり方は、
- 椅子に腰かけ、右脚を曲げて足首を左の膝に乗せる。/li>
- 上半身を前に倒し、両手を前に垂らす。
- お尻と腰の筋肉が引っ張られることを意識しながら、15秒静止。
以上を左右2セットずつ行いましょう。
脚を柔軟にするためのやり方
慢性的に肩や首、腰の調子が悪い方は、脚からほぐしていく必要があります。
脚を柔軟にするためのやり方は、
- 立って、ブロックなど少し高さのある台に右足のつま先を乗せる。/li>
- 踵は床につけ、脚をしっかり伸ばしながら、上半身を前に倒す。
- アキレス腱が伸びていることを意識し、15秒静止。
以上を左右2セットずつ行いましょう。
その他の肩こり対策
ストレッチや筋膜リリースについてご紹介してきました。
他にも簡単にできる肩こり対策をいくつかご紹介します。
入浴する
ついついシャワーで済ましがちな方も多いと思いますが、しっかり湯船に使ったほうが疲れは取れやすいです。
40度くらいのお湯で入浴すれば、身体が温まることで血行が良くなり凝り固まった身体がほぐれていきます。
好きな香りの入浴剤やバスソルトを入れてリラックスタイムを過ごせば気分転換にもなります。
また、休日にスーパー銭湯などに行ってジェットバスに凝った部位を当てるのも気持ちいいですよ。
湿布を貼ったり、ホットタオルをしたりする
痛みがひどい場合は病院で診察をするのがおすすめですが、施術中に肩や腰が痛いけれどすぐに病院に行けないという時は市販されている湿布を貼ると少しですが楽になります。
また、自宅でネイル前に首のあたりをホットタオルで温めるのもおすすめです。
目の疲れから首や肩が凝っていることもあるのでホットアイマスクをしてもいいですね!
香り付きのものも多く、リフレッシュできます。
整体やもみほぐしに行く
ネイリストの中には定期的に整体やもみほぐしに通っている人も多くいます。
整体なら姿勢の矯正もできるので猫背や巻き肩になってしまっていて悩んでいる方にもいいかもしれません。
もみほぐしの効果は人それぞれですが、アロマをたいてくれるリラクゼーションサロンなどに行くと癒やされますよ。
30分などのショートコースでもリフレッシュになり、肩が軽くなる感じを体験できるので利用したことがない方は1度行ってみてはいかがでしょうか?
エプロンを変えてみる
制服で決まってしまっている場合は難しいですが、自分で選べるならエプロンは肩掛けタイプにするのがおすすめです。
写真のような首から掛けるタイプのエプロンは首と肩の両方が凝ってしまいやすいです。
まとめ
ネイリストという職業は見た目の華やかさとは裏腹に、目・肩・腰などさまざまな不調を感じやすいワークスタイルです。
長時間の施術やPC作業で同じ姿勢を続けていると、気づかないうちに肩凝りや首こりが慢性化してしまうこともあります。
実は私自身も、ひどい肩・首こりに悩まされてきました。
あまりの痛さに頭痛が起きて、鎮痛剤を飲みながら仕事を続けていた時期もあります。
それでも休めない日常の中でセルフケアとしてストレッチを取り入れるようになってからは、少しずつ身体が軽くなり気持ちにも余裕が生まれました。
今回ご紹介した方法は運動が苦手な方や女性・子供でも取り入れやすく、プライベートの合間にも続けやすいものばかりです。
一覧の中から無理なくできるものを選んで、ぜひ今日から始めてみてください。
毎日少しずつでも身体を労わることで、ネイルの時間もより楽しく快適なものになっていきますよ。
肩や腰のつらさは我慢せず、改善していけるように自分自身を大切にしていきましょうね。
ネイリストのお仕事についてはこちらの記事も参考にして下さい♪