「ネイルを落としたあと、爪が白くなったり乾燥してしまう…」そんな経験はありませんか?
もしかするとそれは、使っているネイルリムーバーの種類や成分が爪に合っていないことが原因かもしれません。
一見同じように見える除光液とネイルリムーバーですが、実は成分や目的が異なります。
近年はアセトンフリーやオイル配合など肌に優しいタイプも多く登場しており、爪の状態や使用シーンに合わせた選び方が大切です。
この記事では「ネイルリムーバーとは?」という基本から、除光液との違い・タイプ別の特徴・きれいに落とす使い方のコツまで、ネイリスト目線で丁寧に解説していきます。
自分に合うリムーバーを知りたい方や爪を傷めずにポリッシュを落としたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ネイルリムーバーとはどんなもの?

ネイルリムーバーとは、マニキュアなどのネイルポリッシュを除去するための液体のこと。
主成分は「アセトン」や「エチルアセテート」といった有機溶剤で、爪の表面に付着したカラーを溶かして落とします。
一般的には「除光液」と同じ意味で使われることも多いですが、厳密には「ネイルリムーバー」の方がやや広い意味を持ち、マニキュア以外にもジェルネイルやアクリルネイルを落とす専用タイプを含むこともあります。
近年では爪やキューティクルへの負担を減らすために、オイルや保湿成分を配合したタイプやアセトンを含まない「アセトンフリーリムーバー」など、肌に優しい処方のものも増えています。
爪や肌の状態・ネイルの種類に合わせてリムーバーを選ぶことが、健やかな爪を保つための第一歩です。
ジェルネイルリムーバーとの違いは?

ネイルリムーバーという言葉は広く「ネイルを落とす液体全般」を指すことがありますが、ジェルネイルリムーバーとマニキュア用リムーバーでは成分と用途が異なります。
ジェルネイルリムーバーはジェルの樹脂を溶かすためにアセトンの配合率が非常に高く、不要な添加物が少ないのが特徴です。
そのためマニキュアを落とすことも可能ですが、揮発が早く乾燥しやすいというデメリットもあります。
マニキュア用のネイルリムーバーはアセトンの配合を抑えたり、オイルや保湿成分を加えたりして爪への刺激を軽減しています。
そのためジェルネイルにはほとんど効果がなく、専用のリムーバーでないと落とすことはできません。
ジェルネイルリムーバーは「強力でシンプルな成分構成」、マニキュア用リムーバーは「優しく保湿を意識した成分構成」と覚えておくとよいでしょう。
用途に合った専用リムーバーを選ぶことで、爪や肌への負担を最小限に抑えることができますよ。
種類別!おすすめネイルリムーバー5選

ネイルリムーバーには、成分や形状の違いによってさまざまなタイプがあります。
オイル配合で爪を保湿できるタイプや手軽に使えるシートタイプなど、自分のライフスタイルや目的に合わせて選ぶのがポイントです。
ここでは、初心者にも使いやすく仕上がりもきれいなおすすめのネイルリムーバーを5つ紹介します。
爪の乾燥を防ぐ保湿タイプ
爪や指先の乾燥が気になる方におすすめなのが、「ネイルネイル オイルクレンジングリムーバー」。
アセトンを含まないノンアセトンタイプで、ツンとした刺激臭がなく、やさしい使い心地が魅力です。
オレンジオイルをはじめとする保湿成分が配合されており、爪のカラーをしっかり落としながらも、キューティクルまわりに潤いを与えてツヤをキープ。
揮発性の少ないオイル状テクスチャーなので、コットン1枚分の量で両手のポリッシュをすっきり落とせるのもポイントです。
使用後の爪が白くならず、しっとりとした仕上がりに。
マニキュアを頻繁に楽しむ方や、乾燥・二枚爪に悩む方にもぴったりのネイルリムーバーです。
簡単に落とせるジャータイプ
コットン不要で、指を入れて回すだけで簡単にオフできる便利なジャータイプのネイルリムーバーです。
容器の中には除光液を含ませたスポンジが内蔵されており、爪を差し込んで軽く回すだけでカラーをするんと落とせます。
ラメやグリッターのような落ちにくいポリッシュも、短時間でしっかり除去できるのが特徴。
保湿成分としてアロエベラ葉エキスを配合しており、指先にうるおいを残しながらツンとしないやさしい香りが広がります。
また、チャイルドロック付きのキャップを採用しているため、お子さまがいる家庭でも安心。
両手(10本分)のネイルを約10回分使用でき、使い終わった後の処理も簡単です。
旅行や外出先でのお直しにも最適で、忙しい方や不器用な方でも手軽に使える時短ネイルケアの強い味方といえるでしょう。
ドラッグストアでも買える王道タイプ
どのドラッグストアでも手に入りやすく、ネイルリムーバーの定番として人気が高いのが資生堂の「トリートメントエナメルリムーバー」。
マニキュアをすばやく落とせる洗浄力と、爪にマイルドな使い心地を両立しています。
アセトンを配合しながらも刺激を抑えた処方で爪表面を傷めにくく、オフ後もつるんとしたなめらかな仕上がりに。
濃いカラーやラメ入りのポリッシュも効率よく落とせるため、セルフネイルを頻繁に楽しむ方におすすめです。
シンプルで使いやすいボトルデザインも魅力で、コットンに含ませて軽く押さえるだけで素早くオフが可能。
初心者から上級者まで安心して使える、バランスの取れた王道ネイルリムーバーです。
使い捨てできるシートタイプ
外出先でもサッと使える便利な使い捨てタイプのネイルリムーバー。
シートにリムーバー液があらかじめ染み込ませてあり、1枚で数本分のマニキュアをきれいに落とせます。
コットンやボトルを持ち歩く必要がなく、ポーチに入れておけば旅行やお出かけ中のネイル直しにもぴったりです。
低揮発性でツンとした臭いが少なく、オレンジ果実エキスやビタミンE(酢酸トコフェロール)といった保湿成分を配合しているため、爪やキューティクルにやさしい使い心地。
オフ後も乾燥しにくく、指先をなめらかに保てます。
使い方は、シートを爪に押さえて数秒置き、軽く拭き取るだけ。
無臭タイプで周りを気にせず使えるため、オフィスや移動中にも重宝します。
ボトルを傾けて液漏れする心配もなく、セルフネイル派の携帯用アイテムとして1つ持っておくと安心です。
優しい使い心地のノンアセトンタイプ
爪や指先のうるおいを守りながらマニキュアを落とせる、ノンアセトン処方のリムーバー。
アセトン特有のツンとした臭いがなく、やさしい柑橘系の香りでリラックスしながらオフできます。
オリーブ油やヒマシ油などの植物オイルに加え、レモン・オレンジ・マンダリンオレンジなどの精油を配合。
マニキュアやラメをしっかり落としながらも、指先にしっとりとしたツヤを残します。
使い方はコットンにたっぷりと含ませて爪を包み込み、数秒おいてからやさしく拭き取るだけ。
乾燥が気になる方や、肌が敏感な方にも安心して使えます。
ネイルオフ後の爪のつっぱり感が気になる人、アセトンフリーにこだわりたい人に特におすすめのリムーバーです。
マニキュアをスルッと綺麗に落とすポイント

マニキュアをきれいに落とすコツは、こすらず・押さえて・溶かすことを意識すること。
リムーバーを含ませたコットンで、爪の上からマニキュアを溶かすように優しく落とすのがポイントです。
まず、コットン全体にネイルリムーバーをしっかり含ませます。
乾いた部分があるとムラになりやすいので、爪全体を覆えるくらいたっぷり使うのがコツ。
そのまま爪の上に3〜5秒ほど置き、ポリッシュを浮かせてから指先の方向へスッと拭き取ります。
これを1〜2回繰り返すだけで、マニキュアがするんとオフできます。
強くこすってしまうと爪表面のキューティクル層が傷つき、乾燥や白くなる原因になるため注意しましょう。
ラメや濃いカラーを落とすときはコットンを小さく切って爪の上に置き、アルミホイルで軽く巻いて数分置くと◎。
ポリッシュがふやけて簡単に取れます。
オフの後は、ネイルオイルやハンドクリームで爪まわりをしっかり保湿することも大切です。
まとめ

ネイルリムーバーは、マニキュアやジェルなどのネイルを落とすための液体。
除光液とほぼ同じ意味で使われますが、実際にはジェルやアクリルを落とす専用タイプまで含む、やや広いカテゴリーを指します。
マニキュア用にはエナメルリムーバー、ジェル用にはアセトン配合率の高いリムーバーと用途が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
選び方のポイントは、落としたいネイルの種類・爪の状態・使用シーンの3つ。
乾燥が気になるときはオイル入りやアセトンフリーを、外出先ではシートタイプを、しっかり落としたいときにはボトルタイプを使うと便利です。
香りや保湿成分など、自分の好みに合わせて選ぶとより快適に使えます。
落とすときは「こすらず・置いて・溶かす」を意識しましょう。
コットンにたっぷりとリムーバーを含ませて数秒置き、指先の方向へやさしく拭き取るのがコツ。
ラメ入りポリッシュはアルミホイルで包んでオフすると、するんと落とせます。
オフ後はネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿を行い、乾燥や白化を防ぐことも忘れずに。
ジェル用リムーバーは成分が強めのため、用途を間違えると爪に負担がかかります。
ネイルの種類に合ったアイテムを使うことが、健康で美しい指先を保つポイントです。
自分のライフスタイルに合うリムーバーを選んで、オフの時間も快適に楽しんでくださいね。
除光液を使ったマニキュアの正しい落とし方はコチラ↓の記事を参考にどうぞ♪


