爪の整え方、間違っていませんか?正しい手順&セルフで美しい形にするコツ | ネイル女子

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爪を整えるとき、つい爪切りでパチンと切ってしまっていませんか?
実はその方法が二枚爪や欠けの原因になることもあります。

美爪を目指すなら、エメリーボード(爪やすり)を使って正しい手順で爪を整えるのがポイント。
サロンでも推奨されている方法で、セルフでも簡単に実践できます。
ラウンド・オーバル・スクエアオフ・バレリーナなど爪の形の種類を知ると指先の印象が変わり、マニキュアやフットネイルの仕上がりも格段にアップしますよ。

この記事では、初心者でも安心して挑戦できる爪の整え方と、形をきれいに保つコツを詳しく解説していきます。
セルフで美しい指先を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

爪切りはNG?正しい爪の整え方

爪を整えるとき、多くの人がつい爪切りでパチンとカットしてしまいがちです。
しかしこの方法は爪に大きな衝撃を与え、二枚爪や欠けの原因になることも少なくありません。

サロンやネイリストが推奨するのは、爪やすりの一種であるエメリーボードを使った整え方です。
エメリーボードなら爪にかかる負担を最小限にしながら長さや形をコントロールでき、セルフでも美爪を目指すことができますよ。

ここでは、道具を使う前の準備や持ち方、削り方のコツなどを詳しく解説していきます。

面取りって何?道具を使う前のひと手間

ネイルファイルを面取り中

面取りとは、エメリーボードの角や端の鋭さを取って滑らかにする作業です。
新品のエメリーボードは削る面だけでなくサイドの部分もシャープなままになっていることが多く、そのまま使うと爪のサイドラインや指先の皮膚を傷つけてしまうおそれも。

使用前にボード同士を軽くこすり合わせたり不要な紙などで角をなでるように削ったりすると、当たりが柔らかくなり安全に使えるようになります。

このときに使うボードは古くなって少し摩耗したものを選ぶと、削りすぎずちょうどよく面取りできるのでおすすめ。

たった数十秒でできる簡単な準備ですが、仕上がりの美しさや扱いやすさに大きく差が出る大切な工程です。

エメリーボードの正しい持ち方

エメリーボードの持ち方の手本

エメリーボードを扱うときは、摘むように軽く持つのが基本です。

力を入れすぎると爪に負担がかかり二枚爪や欠けの原因になるため、リラックスして持つのがポイント。
親指と人差し指と中指でボードの端っこすぎないところを摘むように持ち、軽い力で動かすことで安定しやすくなります。

角度は爪に対してやや斜めに当て、表面ではなくサイドから先端にかけて軽く動かすイメージで構えるとスムーズです。
ボードをしっかり握り込みすぎたり真上から強く当てたりすると、爪の形が歪んだり削りすぎたりする可能性があるので注意しましょう。

エメリーボードの正しい使い方

爪を整えるときは、正しい流れと削る方向を意識することが大切です。

エメリーボードを持ってネイルチップを削る

まずは先端から削って長さを揃えましょう。
エメリーボードを爪先にまっすぐ当てて横方向に一定のリズムで動かすと、ガタつきのない均一な長さに整えられます。
ここでしっかり長さを合わせておくことで、この後の形作りもスムーズになりますよ。

爪のサイドをエメリーボードで削る

次にサイドラインを削り、幅を整えます。
爪のサイドは形の印象を大きく左右する部分なので、削りすぎに注意しながら少しずつ削るのがポイント。
左右のバランスを確認しながら整えていくと、美しいシルエットに近づきます。

エメリーボードで爪の角を削る

最後に全体の形を仕上げます。
ラウンドやオーバル・スクエアオフなど理想の形に合わせて角や先端を少しずつ削り、丸みや直線をつけていきましょう。
削る方向は必ずサイドから先端に向かって一方向に動かすのが基本です。

往復させると摩擦で二枚爪になりやすいため、一定方向でやさしく削ることを心がけてください。
この流れを守れば、セルフでも爪に負担をかけずサロン級のきれいな仕上がりが目指せますよ。

爪の形4種類の整え方を解説

爪の形を整える方法によって、指先の雰囲気はぐっと変化します。
セルフケアでも基本を押さえれば、プロに仕上げてもらったような美しい指先を作ることができますよ。

ここでは代表的な4種類の形の特徴と、それぞれをきれいに整えるためのコツを紹介していきます。

詳しい爪の形解説はこちらの記事をチェック!

丸い形でナチュラルな「ラウンド」

爪の形がラウンドに整えられている爪先

ラウンドは、最も自然で扱いやすい爪の形の一つです。

爪先に緩やかな丸みをつけることで柔らかい印象になり、指が小さい方や幅広に見えやすい方でもバランスよく仕上がります。
普段使いに適していて、セルフネイル初心者にもおすすめの形です。

1.爪の長さを調整する

ラウンドの形を作るときは、まず先端の長さをそろえることから始めます。

エメリーボードを爪先にまっすぐ当て、横に一定の方向へ動かしながら少しずつ削っていきましょう。
爪切りで一気に切ると二枚爪や割れの原因になりやすいため、必ずやすりで整えるのが基本です。

短めにしたい場合でも、削りすぎず少しずつ調整するのがポイント。
長さを均一に整えることで、この後のサイドや丸みづくりがきれいに仕上がりやすくなります。

2.サイドがまっすぐになるよう削る

長さをそろえたら両サイドを削って幅を整えます。
エメリーボードを爪のサイドに軽く当て、根元から先端にかけてまっすぐになるように動かしましょう。

サイドラインは爪全体のシルエットを決める大切な部分なので、削りすぎないことがポイント。
特に幅広の爪や親指はサイドのバランスが崩れやすいため、左右を見比べながら対称に整えることが大切です。

ここでまっすぐに仕上げることで次の丸みづけもきれいに決まり、自然でナチュラルなラウンドへと仕上がります。

3.爪先が緩やかな丸になるよう爪の角から先端にかけて少しずつ削る

ラウンドの最終仕上げは、爪先に自然な丸みをつける工程です。

両サイドの角にエメリーボードを軽く当て、先端へ向かって少しずつ削っていきます。
力を入れすぎず、一方向に動かすのがポイントです。

角を残したままだと爪が引っかかりやすく、二枚爪や欠けの原因になることもあります。
丸みを意識しながら削ることで柔らかい印象の指先に仕上がるだけでなく、日常生活でも扱いやすくなりますよ。

仕上げに正面や横から爪を確認して左右のカーブが対称になっているかチェックすると、美しいラウンド型が完成します。

爪が長く見える「オーバル」

オーバルの形に整えられた爪先

オーバルは、指先を縦長に見せたい方に人気の形です。
爪先を卵型に整えることで、女性らしくエレガントな雰囲気を演出できます。

丸みがありながらもラウンドよりシャープさが出るため、サロンでも人気のある定番の仕上がりです。
特に手が小さい方や指が短めの方でも、爪を整えるだけでスッと長く見える効果があります。

1.爪の長さを調整する

オーバルに整える際は、最初に爪先の長さをしっかり揃えることが大切です。

エメリーボードを先端にまっすぐ当てて、横方向に一定のリズムで動かしながら削っていきます。
希望する長さより少し余裕を残して調整しておくと、後のサイドやカーブを削るときにバランスが取りやすくなります。

短くしすぎるとオーバル特有の縦長感が出にくくなるため、気をつけましょう。

2.サイドから先端にかけて少し細くなるよう削る

オーバルの魅力は、指をすらりと長く見せてくれる縦長のシルエットです。
そのためにはサイドラインをまっすぐ残すのではなく、先端に向かって少しずつ細くなるよう意識して削りましょう。

エメリーボードをサイドに軽く当て、先端に向けて一定方向で動かすのが基本です。
削りすぎると強度が落ちたり不自然に細く見えてしまうので、左右のバランスを確認しながら少しずつ整えるのがポイントです。

3.爪先が卵型になるよう少しカーブをきつめにして少しずつ削る

オーバルに仕上げる最後のステップは、先端を卵型に整えることです。

爪の角から中心に向かってエメリーボードを少しずつ動かし、丸みを持たせるように削っていきます。
ラウンドよりもカーブをきつめにすることで、よりシャープで女性らしい印象の形になります。

左右の丸みが対称になっているかをこまめにチェックしながら整えると、バランスの取れた美しいオーバルに仕上がりますよ。

スタイリッシュな「スクエアオフ」

スクエアオフに整えられた爪先

スクエアオフは先端をまっすぐに整えつつ角を少し丸めた形で、シャープさと実用性のバランスがとれたスタイルです。

四角い印象を残しながらも角を削っているため、日常生活で引っかかりにくくセルフネイル初心者にも扱いやすいのが魅力。
指先をすっきり見せたい方や、フットネイルでスタイリッシュさを出したいときにもおすすめです。

削るときは「スクエア型」を基本にしたあと、角だけをやわらかく整えるイメージで仕上げましょう。

スクエアオフはこちらの記事でも詳しく解説しています!

1.爪の長さを調整する

スクエアオフを作るときは、まず爪の長さを均一に整えることから始めます。
エメリーボードを先端に対してまっすぐ当て、横方向に一定の動きで削っていきましょう。

先端がガタついたままではスクエアの形がきれいに出ないため、最初にしっかりとフラットなラインを作ることが大切です。
短めに整えたい場合でも、一気に削らず少しずつ調整するのがポイント。
長さが揃うと、次の工程で角やサイドを整えやすくなります。

2.サイドがまっすぐになるよう削る

長さをそろえたら、次はサイドラインをまっすぐに整えていきます。

スクエアオフは四角い形が特徴なので、サイドを削りすぎると細くなりすぎてバランスが崩れてしまいます。
エメリーボードを爪に対して平行に当て、根元から先端に向かって一方向に動かすのがコツです。

サイドラインが揃っているかは、指を横から見たり、真上から見たりして確認すると分かりやすいです。
左右が均一になっていると、スクエアらしいシャープでスタイリッシュな印象が出せますよ。

3.爪の角だけが丸くなるように少しずつ削る

スクエアオフの仕上げでは、四角い形を残しながら角の部分だけをやわらかく整えるのがポイントです。

爪の角をそのまま残すと衣服や髪に引っかかりやすく、日常生活で不便に感じることがあります。
そこでエメリーボードを角に軽く当て、先端に向かって一方向に短く動かしながら少しずつ削りましょう。

丸くしすぎるとスクエアの印象がぼやけてしまうため、ほんのわずかに丸みを加える程度が理想です。
角の丸みを左右同じ大きさに整えることで、シャープさと実用性を兼ね備えた美しいスクエアオフに仕上がります。

トレンド感抜群な「バレリーナ」

バレリーナの形に整えた爪先

バレリーナは先端がまっすぐでサイドが根元から先端にかけて斜めに細くなる形です。
まるでバレリーナが履くトウシューズのように見えることから名付けられています。

縦長でシャープな印象を与えつつ先端の直線がアクセントになり、トレンド感のあるスタイルとして人気です。
華やかなアートやマットカラーとも相性がよく、サロンでも注目されている形の一つ。

セルフで挑戦するときは、先端の厚みとサイドラインのバランスを意識するようにしましょう。
強度を保ちながら美しいラインを出すには、少しずつ削って調整するのがコツですよ。

バレリーナネイルはこちらの記事でも詳しく解説しています!

1.爪の長さを調整する

まずは全体の長さをそろえてバレリーナの土台を作ります。
長めに整えることで形の特徴が際立ちやすくなるため、短くしすぎないのがポイントです。

エメリーボードを爪先に対してまっすぐ当て、横方向に一定のリズムで削りながら長さを整えていきましょう。
このとき、両手の爪のバランスを見ながら同じ長さになるよう意識すると仕上がりが美しくなります。

2.サイドから先端にかけて少し細くなるよう削る

次に、爪のサイドラインを削って先端へ向かうほど細く見えるように整えます。
エメリーボードをサイドに軽く当て、根元から先端にかけて斜めに削るイメージで進めるのがコツです。

サイドを削りすぎると爪が弱くなるので、少しずつ様子を見ながら調整しましょう。
両サイドのバランスが均等かどうかを横や真上から確認し、左右対称のシルエットに整えることが美しいバレリーナ型を作るポイントです。

3.先端はまっすぐ、サイドは根元から先端にかけて斜めになっているか確認する

仕上げの段階では、先端をまっすぐに整えてバレリーナ特有のシャープなラインを作ります。エメリーボードを先端に対して直角に当て、横方向に一定の動きで削るときれいな直線になります。
そのうえで、サイドラインが根元から先端にかけて均等に斜めになっているかを必ずチェックしましょう。

左右の角度がそろっていないとフォルム全体が崩れ、スクエア型やコフィン型のように見えてしまうこともあります。
真上や横からの見え方を意識しながら、均一でスタイリッシュな形に仕上げることが大切です。

まとめ

爪を整えるなら、爪切りよりエメリーボードを使うのが基本。
使う前の面取りで当たりを柔らかくし、ペンを持つように軽く握って扱うと安全に進められます。

流れは先端で長さをそろえる→サイドを整える→形を仕上げるの順番。
サイドから先端の一方向に動かし、力を入れすぎないことが美爪づくりの近道です。
形は目的で選ぶと失敗しにくいです。

ラウンドはナチュラル、オーバルは縦長効果、スクエアオフはスタイリッシュさと強度の両立、バレリーナはトレンド感と存在感。
どの形でも左右のバランス確認と削りすぎ防止を意識すれば、セルフでもサロン級の仕上がりに近づけます。

今日から正しい手順を取り入れて、指先の印象をぐっとアップデートしてみてください。
自分の爪に合った整え方を知ることで、もっとネイルが楽しくなりますよ。

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