「ソークオフって聞いたことはあるけど、いったい何なの?」「ハードジェルとどう違うの?」
ジェルネイルに興味がある方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるかもしれません。
ソークオフジェルは、アセトンで簡単に落とせて自爪を削りすぎずに楽しめる扱いやすいジェルです。
一方で、ハードジェルは強度が高く長さ出しに向いているなど、用途や特徴が大きく異なります。
この記事では、ソークオフジェルの基本からハードジェルとの違い、セルフでの使い方やオフのポイントまで初心者の方にもわかりやすく詳しく解説していきます!
セルフネイルに挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
ソークオフジェルとは?
ソークオフジェルとは、アセトンなどの溶剤で簡単にオフできるジェルネイルのことを指します。
爪にしっかり密着しながらもオフのときに自爪を必要以上に削らずに済むため、爪を健康に保ちたい方にぴったりです。
ジェル自体が柔らかくしなやかなので、付け心地も自然で快適。
初心者でも扱いやすく、セルフネイルでもプロ仕上がりのツヤを楽しめるのが魅力です。
ここでは、ソークオフジェルの基本的な特徴をわかりやすく紹介していきます。
ハードジェルとソークオフジェルの違い
ハードジェルとソークオフジェルの一番の違いは、オフの方法とジェルの硬さにあります。
ハードジェルは名前の通り硬くて丈夫なので、長さ出しや補強に向いていて透明度も高いのが特徴です。
ただし、アセトンでは溶けないため、オフするときはネイルマシンやファイルで削り落とさなければなりません。
一方でソークオフジェルは柔軟性があり、自爪に優しくフィットしてくれます。
アセトンを含ませたコットンとアルミホイルで簡単にオフできるので、自宅でセルフジェルネイルを楽しみたい人にもおすすめです。
ソークオフジェル(ソフトジェル)と、ハードジェルの違いはこちらの記事で詳しく解説しています♪
ソークオフジェルがおすすめなのはこんな人
ソークオフジェルはハードジェルに比べると万人向きですが、自爪の状態やネイルの楽しみ方によって向き不向きがあります。
自爪を大切にしながらネイルを続けたい人や、セルフで気軽に付け替えたい人には特にぴったりです。
ここでは、どんな方にソークオフジェルが合っているのかを具体的に解説していきます。
自分に当てはまるかどうかぜひチェックしてみてくださいね。
爪を傷めずネイルがしたい人
ソークオフジェルは自爪を傷めたり薄くしたりしないでジェルネイルしたい人にぴったりです。
ハードジェルは強度があったり透明度が高かったりといったメリットがありますが、ジェルオフをする際にすべて削り落とさなければならないというデメリットがあります。
このすべてを削り落とすという工程がネックで、自爪を傷めてしまう原因になりやすいです。
ソークオフジェルならばベースジェルはアセトンで溶かしてオフするので自爪を削ってしまって傷ませてしまうということがほぼありませんよ!
自爪の長さを活かしてネイルがしたい人
ソークオフジェルは、自爪の長さをそのまま活かしてネイルを楽しみたい人にとても向いています。
ハードジェルのように人工的に長さを足す必要がないため仕上がりが自然で扱いやすく、日常生活でも違和感が少ないのが特徴です。
もともと自爪が割れにくい人や指先をよく使う仕事をしている人にも適していて、爪を余計に重くしないので負担を感じにくいのもメリットです。
また、自爪の形や厚みを生かせるので過度なサンディングを避けられ、自爪のダメージを最小限に抑えながらネイルを続けられます。
ネイルのデザインを定期的に変えたい方でも、ソークオフジェルならオフが簡単なので爪の負担を減らしながら楽しめる点も嬉しいポイントです。
セルフジェルネイルを楽しむ人
ソークオフジェルは、セルフでジェルネイルを楽しみたい人にとって、とても扱いやすいアイテムです。
ジェル自体が柔らかく粘度も程よいためブラシさばきに慣れていない初心者でもムラになりにくく、仕上がりがきれいに整いやすいのが特徴です。
さらに、オフの際にはアセトンを使ってふやかして落とせるので、ネイルマシンや強い削りの技術がなくても安心して付け替えができます。
セルフジェルネイルはサロンに通う時間や費用を節約できる一方で正しいオフができないと爪を傷めやすいのが難点ですが、ソークオフジェルならこのリスクを減らせます。
100均や通販でも手軽に揃えられカラーバリエーションも豊富なので、気分や季節に合わせて自分のペースでネイルを楽しみたい人にもぴったりです。
ソークオフジェルの使い方とオフのやり方
ここからはソークオフジェルの使い方とオフの方法を解説していきます!
まずはセルフジェルネイルをするにあたって、必要になるアイテムをご紹介します。
施術をするのに最低限必要なものなので始める時に揃えてくださいね!
ちなみにほとんどのものが100均で販売されています。
初期費用を抑えられるので、メーカーにこだわりがないならとりあえず100均で揃えるのがおすすめです。
【ジェルネイルを塗る時に必要なもの】
- エメリーボード(爪やすり)
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー(ウッドスティックでもOK)
- キューティクルニッパー(なくてもOK)
- スポンジバッファー
- 消毒用エタノール
- キッチンペーパー
- ベースジェル
- トップジェル(ノンワイプがおすすめ)
- カラージェル
- ジェルブラシ(コンテナタイプのジェルの場合)
- 硬化用ライト(UV・LED併用がおすすめ)
【ジェルをオフする時に必要なもの】
- ネイルファイル(150G程度)
- アセトン(ジェルリムーバー)
- カットしたコットン
- カットしたアルミホイル
- メタルプッシャー
- ネイルオイル
- ソークオフジェルのやり方
ソークオフジェルの塗り方
それではやり方を紹介していきます。
手順はハンドでもフットでも同じです。
1.下準備をする
まずはジェルを塗る前の下準備を行います。
下準備とはファイリング、甘皮処理、油分除去の3工程を指します。
詳しく見ていきましょう。
【ファイリング】
ファイリングとは、エメリーボードで爪の長さと形を整えることです。
爪切りを使ってしまうとパチンという衝撃で自爪が割れたり欠けたりしてしまうことがあるので注意しましょう。
削る時は10本の長さと形のバランスが揃えることを意識してくださいね。
【甘皮処理】
甘皮処理は爪にへばりついている薄い皮(甘皮)を除去することです。
キューティクルリムーバーを甘皮に塗布して、メタルプッシャーで押し上げてからキューティクルニッパーを使って除去します。
ニッパーがない場合は、プッシャーで押し上げた後にウェットティッシュなどで爪を拭き上げればOKです。
【油分除去】
油分除去とは自爪の油分と水分を拭き取る工程を指します。
消毒用エタノールをキッチンペーパーに染み込ませて自爪の表面を拭くだけという簡単な工程ですが、ジェルを長持ちさせるために重要なのでしっかりと行いましょう。
2.ベースジェルを塗る
まずは爪全体にベースジェルを塗ります。
ジェルは硬化するとほんの少しですが縮みます。そのため、エッジ(爪の厚み分)にもしっかりとジェルを塗って爪先をきっちりとカバーするようにしてくださいね。
ジェルを塗った後に表面を触りすぎず、少し待って表面がつるんとしたらライトで硬化しましょう。
ジェルにはセルフレベリングと呼ばれる性質があり、表面張力で自然に表面が平らになりますよ。
3.カラージェル塗る
次にカラージェルを塗ります。
カラージェルもエッジにしっかりと塗ることでキレイに仕上がります。
ホワイトの顔料が多めに入っているジェルは色ムラになりやすいのでセルフレベリングを上手く利用してください。
4.カラージェルを2度塗りする
カラージェルは2度塗りします。
1回目より少し多めのジェルをブラシに取り、ふわっと塗るイメージを持って塗るのがおすすめ。
とはいえジェルの量を多くしすぎるとはみ出すリスクは高いのでちょうどいい量を取れるようになりましょう。
5.ノンワイプトップジェルで仕上げる
最後にノンワイプトップジェルで爪全体をコートします。
トップジェルがしっかり塗れているかどうかで、仕上がりのツヤ感やキレイさが決まります。
透明なのでわかりにくいですが表面に凹凸ができないように塗りましょう。
よく確認してからライトで硬化します。
硬化後、表面や爪先を触ってみてベタつきやザラつきがなければ完成です。
ソークオフジェルのオフのやり方
ジェルの下準備と塗り方を紹介しました。
セルフジェルネイルではオフも必ずすることになるので、やり方を知っておきましょう。
1.ジェルの表面をネイルファイルで削る
まずはネイルファイルでジェルの表面を削ります。
削るのはトップジェルとカラージェルの層です。
ベースジェルは透明なので自爪との区別がつきにくいため、カラー部分がなくなったら削るのをストップするのが始めたての頃はおすすめです。
2.アセトンを染み込ませたコットンを爪に乗せる
アセトンをコットンにたっぷりと染み込ませて、爪の上に置きます。
コットンはあらかじめ爪より一回りくらい大きいサイズにカットしたものを10個用意していきましょう。
3.アルミホイルで指を巻いて15分ほど置く
コットンが爪の上からズレないように注意しながらアルミホイルで指を巻きます。
アセトンは蒸発するのを防ぐためにアルミホイルを巻くので、隙間ができないようにしてくださいね。
巻けたらアセトンをジェルに浸透させるために15分ほど時間を置きます。
4.プッシャーでジェルを落とす
15分ほど時間が経ったら1本ずつアルミホイルを外し、メタルプッシャーでジェルをこそぎ落としていきます。
落ちにくい場合は無理やりゴシゴシして落とすと自爪が傷ついてしまい、せっかくソークオフジェルを使っている意味がなくなってしまいます。
落ちにくい時は、もう1度コットンを爪に置いてアルミホイルを巻きましょう。
5.ネイルオイルで保湿する
オフが終わったらネイルオイルで爪と爪周りの皮膚を保湿してください。
ネイルサロンでは必ずジェルオフや付け替えの際に保湿を行うのですが、セルフネイルだと忘れやすいです。
使用するネイルオイルはどんなものでも大丈夫です。
安く済ませたいなら100均かスリーコインズで購入するのがおすすめですよ。
詳しいオフのやり方はこちらの記事をチェック♪
セルフにおすすめのソークオフジェル
最後にセルフネイラーさんにおすすめのソークオフジェルをご紹介します。
ネイリストが仕事で使用しているものとは異なりますが、コストパフォーマンスが良い製品なのでチェックしてみてくださいね。
TOMICCA ジェルネイル
透明度が高く、黄ばみにくいのが特徴のジェルです。
ベースジェルはサンディング不要なので自爪を一切傷つけることなくジェルを付けることができます。
ベースジェルとトップジェルとセットで2000円以下というリーズナブルな価格もポイント!
iro gel (イロジェル) ジェルネイル
高いツヤ感が魅力で拭き取りいらずのノンワイプトップジェルと、密着性の高いベースジェルのセット商品です。
初心者でも扱いやすいテクスチャーでセルフレベリングもしっかりしてくれます。
ジェルブラシ不要のボトルタイプなのでセルフジェルネイルをこれから始めたい方も手を出しやすいです。
まとめ
ソークオフジェルは爪を大切にしながらジェルネイルを楽しみたい方にとって、心強い味方といえます。
ハードジェルのように強度が必要な長さ出しには向きませんが、その分自爪を生かしたナチュラルでツヤのある仕上がりを気軽に楽しめます。
オフもアセトンで簡単にできるので、ネイルマシンや特別な技術がなくても爪の負担を最小限に抑えて付け替えができるのが大きな魅力です。
特にセルフネイル初心者の方や、デザインを頻繁に変えて気分転換したい方には相性抜群。
正しい下準備と丁寧なオフを心がければ、爪の健康を守りながら長くジェルネイルを楽しめますよ。
最近は100均やプチプラブランドでも品質の良いソークオフジェルが手に入りやすくなっているので、コストを抑えて続けやすいのもメリットです。
ハードジェルとの違いを理解した上で、自分のライフスタイルに合わせて賢く選び、指先のおしゃれをもっと自由に楽しんでみてくださいね。