ジェルネイルは、現在ネイルサロンで最も人気のある主流のメニューです。
セルフネイル派の方も、マニキュアではなくセルフでジェルネイルを楽しんでいる方はとても多いです。
今や、指先のおしゃれに欠かせないジェルネイルですが、「発がん性がある」「人体に悪影響を及ぼす」といった噂を耳にして、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回はジェルネイルと発がん性の関係について、また、ジェルネイルを始める前に知っておくべきことを解説していきます。
ジェルネイルと健康の関連性が気になっていた方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
ジェルネイルに発がん性があるってホント?
「ジェルネイルには発がん性がある」という話を、どこかで耳にしたことがある方は多いでしょう。
定期的にジェルネイルを楽しんでいる方にとっては、スルーすることのできない不安要素でもあるため、気になっている方も大勢いらっしゃると思います。
結論からお伝えすると、ジェルそのものに発がん性があるという訳ではありません。
ここではまず、ジェルネイルの発がん性について詳しく解説していきましょう。
ジェルそのものに発がん性があるわけではない
そのため、ジェルそのものに発がん性があるという訳ではありません。
繰り返しになりますが、ジェルそのものに発がん性があるという訳ではありません。
発がん性があると懸念されているのは、ジェルネイルの際に使用するUVライトです。
ただ、近年はLEDライトが主流となり、UVライトを使用する方は少ない傾向にあります。
LEDライトは今のところ、発がん性などの研究結果は発表されていません。
もちろん、LEDも100%人体に影響がないと言い切ることはできませんが、心配な方はUVライトよりもLEDライトを使用することをおすすめします。
ハイブリッドタイプのライトの場合も注意が必要なので、自分の持っているライトは確認して使うようにしましょう!
ジェルよりもUVライトに注意!
では、ジェルよりもUVライトに注意が必要と言われている理由を、詳しくお伝えします。
実は、ジェルネイルで使用するUVライトの紫外線には「発がん性のある物質が少なからず含まれている」という研究結果が出ているようです。
紫外線の発癌物質はゼロではない
UVライトからは、UV-Aという紫外線が放出されています。
紫外線の中で最も波長が長いUV-Aは肌の奥深くまで浸透しやすく、シミ・シワといった老化を招くことで知られていますが、実は皮膚がんを誘発する恐れもあるのです。
実際に海外では、UVライトを定期的に使用していた女性が皮膚がんと診断された事例もあります。
しかし、UV-Aは「生活紫外線」とも呼ばれており、UVライトを使用していない方であっても日常生活の中で浴びている可能性が非常に高い紫外線です。
そのため、必ずしもUVライトが皮膚がんの原因であると言い切ることはできません。
紫外線のリスクから手肌を守るには?
ここまで解説してきた通り、紫外線に発癌のリスクがあることは有名です。
そのため、「ジェルネイルを続けたいけれど、紫外線によるリスクが不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは紫外線のリスクから手肌を守りながら、ネイルを続けていく方法を解説します。
▪️UVライトではなくLEDライトを使用する
紫外線によるリスクが気になる方は、ジェルを硬化させる際に使用するライトをUVからLEDにすることをおすすめします。
LEDライトは可視光線でジェルを硬化させるため、紫外線で手肌にダメージを与える心配がありません。
▪️手に日焼け止めを塗る
UVライトを使用する場合は、手に日焼け止めを塗ってから施術を行いましょう。
日焼け止めで紫外線を100%カットできるわけではありませんが、何も塗っていない状態よりはダメージ等のリスクが下がる可能性が高いでしょう。
手に日焼け止めを塗ることに抵抗がある方は、ネイル専用のUVカット手袋を活用するという方法もあります。
▪️ジェルをやめてマニキュアやネイルチップにする
どうしても紫外線のリスクが気になる方は、ジェルをやめてマニキュアやネイルチップに切り替えるのもひとつの方法です。
近年はジェルネイル風のマニキュアやネイルチップがたくさん販売されています。
本物のジェルのようなぷっくり感やツヤ感が出せるアイテムも多いので、ぜひ試してみてくださいね。
ジェルネイルを始める前に知っておくべきこと
せっかくジェルネイルをするのなら、安心して楽しみたいですよね。
ここからは、ジェルネイルを始める前に知っておくべきことを解説していきます。
ジェルネイルは健康そのものに悪影響があるのか?
「ジェルネイルは健康に悪い」という噂を聞くと、不安な気持ちになってしまうことがありますよね。
基本的にジェルネイルは、正しく施術を行えば問題なく楽しめることがほとんどです。
しかし、ジェルネイルには様々な化学物質が含まれているため、体質や誤った施術方法などが原因となり、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
また、付け替えの周期が適切でなかったり、ジェルが浮いていたりすると、爪の亀裂やグリーンネイルなどのトラブルを招く恐れがあるので、注意が必要です。
さらに、正しい施術方法で付け替えの周期を守っていても、使用する商材や爪の状態によっては健康に悪影響を及ぼすケースもあるので気をつけてくださいね。
ここからは、使用する商材や爪の状態について気をつけたいポイントを詳しく解説します。
▪️使用する商材には気をつける
ひとくちにジェルネイルと言っても、数多くのメーカーから販売されていますよね。
商材は100均で購入できるリーズナブルなものから、プロネイリスト御用達の高級ブランド、雑貨品扱い、化粧品登録のものまで幅広く展開されています。
値段が安いから必ずしも健康に悪影響があるという訳ではなく、逆に高級ブランドだから絶対に問題がないと言い切れるものでもありません。
そのため、様々な口コミや美容メディアなどをチェックし、よくリサーチをしてから、信用できそうな商材を購入することをおすすめします。
▪️自分の爪の状態を意識する
信頼のおける商材を使用していたとしても、自分の爪の状態が良くない場合は、ジェルネイルが悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
例えば、爪が極端に薄い場合は、硬化用ライトで熱さを感じたり、オフによってさらに爪が薄くなったりする恐れがあるので注意が必要です。
また、グリーンネイルや爪甲剥離症などの病気を発症している場合は、症状を悪化させないためにもジェルネイルの施術を控える必要があります。
このように、普段から自分の爪の状態をしっかりと把握しておくことで、ジェルネイルによる爪の健康トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
ジェルネイルアレルギーにならないような対策を取る
ジェルネイルアレルギーを発症する原因となるのは、ジェルの中に含まれている何らかの成分、ジェルネイルリムーバーの中に含まれているアセトンやエタノールなどです。
まず、ジェルネイルアレルギーを予防するためにも、施術中はジェルが皮膚に付かないように気をつけながら塗布しましょう。
ジェルが皮膚に付くことで成分が体内に吸収されてしまい、アレルギーになる可能性が高くなるので注意が必要です。
また、アセトンが原因でアレルギー反応が出ていると考えられる場合は、フィルインによるジェルの付け替えを行うことをおすすめします。
エタノールに触れることで赤みや痒みなどの症状が現れる場合は、拭き取りが必要ないノンワイプトップで仕上げるなどの工夫をしてみましょう。
自爪が薄くならないようにするために
自爪が薄くならないようにするためには、ジェルネイルの前処理の段階で行うサンディングをし過ぎたり、オフの際に表面を削り過ぎたりしないように気を付けることがポイントです。
サンディングは必要最低限に抑え、オフの際も自爪まで削らないように注意しましょう。
また、ジェルが浮いてきた部分が気になって、無理やり剥がそうとしてしまう方は意外に多いです。
ジェルを無理やり剥がすと、自爪の表面の層まで一緒に剥がれてしまう恐れがあるので控えるようにしてくださいね。
グリーンネイルに注意する
グリーンネイルは、元々人間の体に存在している「緑膿菌」という常在菌が増殖して起こる爪の病気です。
この緑膿菌は湿度の高い環境を好むため、浮いているジェルの隙間に水が溜まっていると、そこへ入り込んで繁殖してしまいます。
グリーンネイルにならないようにするためには、日頃から爪のお手入れを怠らないことが重要なポイントです。
ジェルが浮いている場合は放置せず、なるべく早めに付け替えやオフを行いましょう。
また、手指の汗などによってグリーンネイルを引き起こす可能性もあるため、こまめに手を洗ったり、除菌をしたりして、常に清潔な状態を保つことが大切です。
まとめ
今回はジェルネイルの発がん性や、ジェルネイルを始める前に知っておくべきことをお話しました。
UVライトに少なからず発がん性があることは事実のようですが、必ずしも病気を引き起こすという訳ではありません。
しかし、人体への影響が全くないとは言い切れないため、抵抗感がある方はLEDライトを使用したり、マニキュアやネイルチップを活用したりすることをおすすめします。
できる限りの対策を行い、爪や皮膚の健康を守りながら、これからもネイルを楽しんでいきましょう!