「足の爪ってなんでこんなに短く見えるの?」「ペディキュアが映えない…」
そんな悩みの原因は、もしかすると爪の裏側にあるハイポニキウムにあるかもしれません。
手の爪と違い足のハイポニキウムは伸びづらい傾向にありますが、適切なケアで少しずつ伸ばすことが可能です。
この記事では足のハイポニキウムが伸びにくい理由と、今日からできる簡単なケア方法などを解説していきます。
ペディキュアをしてもなんだか物足りないと感じる方はぜひ参考にしてみてください!
ハイポニキウムとは?
「ハイポニキウム」とは・・爪の裏側の皮膚から爪先に向かって伸びている甘皮(爪下皮)のことで、皮膚の一部です。
このハイポニキウムには、爪先から爪の中にばい菌が入るのを防ぐ役割があります。
また、ハイポニキウムが長いことで爪の表側のピンクの部分(=ネイルベッド)が長くなる傾向になり、一般的に縦爪の綺麗な爪に見えると言われています。
足の爪のハイポニキウムは伸ばすことができる?
足の爪のハイポニキウムは、手の爪と比べて「育ちにくい」と感じる方が多いかもしれませんが、実はケア次第で少しずつ伸ばしていくことが可能です。
ハイポニキウムは皮膚の一部で、爪と皮膚のすき間を埋めるようにして爪先を守ってくれる存在。
正しい歩き方や保湿、そして爪先を過度に刺激しないよう気をつけることで、徐々に健康的に伸びていきます。
時間はかかりますが、毎日のちょっとした習慣が美しい足元につながりますよ。
足の爪のハイポニキウムを伸ばす方法
足のハイポニキウムを伸ばすためには、日々のケアや生活習慣の見直しが欠かせません。
ここでは、自宅でもできる具体的な方法をご紹介していきます。
定期的にフットケアをする
足の爪のハイポニキウムを育てるには、定期的なフットケアがとても重要。
爪の周りの角質や汚れをしっかり落とすことで健康的な成長環境が整い、ハイポニキウムも伸びやすくなります。
特にネイルサロンでのケアはプロの技術で丁寧に処理してもらえるため、より効率的に育てていくことが可能です。
自分で行う場合も、爪ブラシで優しく洗う・角質除去をしすぎないといった基本を心がけましょう。
足の指の裏に力が入るように歩く
日常の歩き方もハイポニキウムに影響を与えるポイントです。
足の指の裏に力が入るように意識して歩くことで爪の先端に自然な刺激が加わり、ハイポニキウムが押し上げられるように育ちやすくなります。
普段から足指をしっかり使うことで血流も良くなり、健康的な爪の成長をサポートしてくれますよ。
裸足や薄底の靴での歩行は足裏にダイレクトに圧がかかりやすく、ハイポニキウム育成に特に効果的です。
足の指先に力を入れる歩き方はハイポニキウムの育成はもちろん、足の筋力アップや姿勢改善にもつながります。
ぜひ日常から意識してみてください。
窮屈な靴を履かない
足の爪のハイポニキウムを伸ばすためには、窮屈な靴を避けることが大切です。
特に先が細く締め付けの強い靴は爪の先に圧力がかかりやすく、ハイポニキウムが押し戻されたり剥がれてしまう原因になります。
圧迫が続くと皮膚が硬くなり、ハイポニキウムの育成環境としても適していません。
ハイポニキウムを健康に育てたいなら足の指先にゆとりがあり、指が自由に動かせる靴を選ぶことがポイントです。
特に長時間歩く日や立ち仕事の多い方は、靴のフィット感だけでなく足先への負担が少ない設計かどうかも確認すると良いでしょう。
靴選びを見直すことはハイポニキウム育成だけでなく、足の健康全体を守る第一歩です。
ネイルオイルで保湿する
ハイポニキウムを健康的に伸ばすためには、ネイルオイルでの保湿が欠かせません。
ハイポニキウムは皮膚の一部なので、乾燥すると縮んだり硬くなって後退しやすくなります。
ハイポニキウムの成長をサポートするために、爪の裏側や爪周りにしっかりとオイルをなじませましょう。
特に入浴後や就寝前は皮膚が柔らかくなっているため、保湿ケアのタイミングとして最適です。
こまめに保湿を取り入れることで、爪の長さや見た目にも大きな違いが生まれますよ。
深爪は避ける
ハイポニキウムを伸ばしたいなら、深爪は絶対に避けましょう。
爪を短く切りすぎるとハイポニキウムまで一緒に削ってしまい、成長を妨げる原因になります。
特に足の爪は無意識に短くしすぎてしまうことも多いため注意が必要です。
爪切りでは白い部分を少し残すくらいにとどめ、爪やすりで整えるのが理想的。
そうすることでハイポニキウムへの負担を減らし、徐々に押し上げられるように育てることができます。
深爪を繰り返すと爪の形も平たく見えてしまうので、縦長で美しい爪を目指すなら切りすぎないことを意識してみてくださいね。
ハイポニキウムを伸ばすメリット
ハイポニキウムがあることで、爪が縦長に見えるとお伝えしてきましたが、ハイポニキウムがあることで得られるメリットをご紹介します♪
爪が長く美爪に見える
冒頭からお伝えしてきた通り、ハイポニキウムが伸びることでネイルベッドの面積が広くなり、爪自体も縦に長く、また指も長く見えるというメリットがあります。
10年以上ネイリストをしている筆者は、これまで何人ものお客様が自爪の小ささにコンプレックスを抱いているのを見てきました。
ネイルベッドが広く長い爪は、まさに多くの女性の憧れですよね。
爪にゴミが入るのを防ぐ
日常生活を送る中で爪の裏側は、様々な汚れやゴミが付着しやすいですが、ハイポニキウムがしっかりとあることでこうした汚れ等も回避できるというメリットがあります。
また、前述した通り、汚れ以外にもばい菌の侵入を防ぐという大切なメリットも◎
深爪になりにくい
ハイポニキウムは、伸びてきた皮膚の一部であるため、短く切ってしまうことで痛みを生じることもあります。
そのため、ハイポニキウムがあることで短く切り過ぎない、深爪にならないというメリットもあります。
ハイポニキウムに関するよくある質問
最後に、ハイポニキウムに関してよくある質問についてお答えいたします♪
Q1. 伸びすぎたハイポニキウムを短くしたい
A.切るのはNG!短くしたい場合は、爪先に適度な刺激を与えることを心掛けて。
ハイポニキウムが伸びすぎたからといって、短く切ってしまうのは痛みを伴う場合があるためNG。
刺激に弱いというハイポニキウムの特性を逆手に取り、爪先にトントンと刺激を与えることを習慣づけて、自然と短くなっていくのを待ちましょう。
Q2. 角質化して汚いハイポニキウムをどうにかしたい
A.保湿をしっかりとすると角質化しにくいです。
せっかく伸びたハイポニキウムですが、これは元々皮膚の一部であるため、保湿ケアを怠ることで乾燥し、硬く角質化してしまいます。
そうすることで見た目も悪く、汚れが落ちにくいというデメリットに。
この場合も、汚いからといっていきなりハイポニキウムを切ることはNG。
保湿ケアをしっかりと行い、柔らかくしていくことが大切です。
Q3. ハイポニキウムが剥がれて痛い
A.痛みがあるときは指先を清潔にして安静に。日頃のケアを怠らないことが大切。
ハイポニキウムは乾燥が激しいと剥がれて、自爪が剥離する原因になるため、しっかりと日頃の保湿ケアを習慣づけることが大切!
また、指先を乱暴に扱うことでハイポニキウムが剥がれやすくなるため、指先の扱い方にも気を付けましょう。
ハイポニキウムが剥がれてしまって痛い時は、指先を石鹸などで洗って清潔にし、指先に刺激を与えないよう安静にしましょう。
ただし出血や炎症がある場合はすぐに皮膚科を受診してくださいね。
まとめ
今回は、手・足の爪のハイポニキウムを伸ばすコツやケアの方法について解説しました。
簡単にまとめます。
- ハイポニキウムは、菌の侵入を防ぐ大切な役割がある
- 手・足の爪のハイポニキウムは、正しいケアをすることで伸ばすことが可能
- ハイポニキウムを伸ばすためには、「指先の扱い方」と「保湿ケア」が大切
最後にお伝えしたいのは、「ハイポニキウムの育成には、とにかく保湿ケアが欠かせない」ということです!
保湿ケアは、ハイポニキウムだけではなく、ジェルネイルのネイル持ちなどにも重要な役割を担っています。
ここ数年、自爪の美しさを目的とした「育爪」も流行っていますが、その内容もやはり適切なネイルケアと日頃の保湿ケアが要となります。
是非今回ご紹介した保湿ケアの方法や、おすすめのネイルオイルを参考に理想の美爪を手に入れて下さいね♪
↓他にもハイポニキウムに関しては以下の記事でも紹介しています↓
https://www.nailjoshi.com/106199/
https://www.nailjoshi.com/103547/
https://www.nailjoshi.com/101368/
https://www.nailjoshi.com/74304/
https://www.nailjoshi.com/40019/