【プロ直伝】ネイルグルーとは何?初めてでも失敗しない種類・使い方完全解説 | ネイル女子

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爪に亀裂が入ることってよくありますよね。
そんな時に役立つのが「ネイルグルー」です。

ネイルグルーは亀裂の応急処置だけでなく、チップの装着にも使える便利なアイテム。
一本持っておくと様々なシーンで活躍してくれますが、使い方によって良からぬトラブルを招く場合もあります。

今回は、ネイルグルーについての基本的な情報と使い方を徹底的に解説していきます。
ネイルグルーの種類別の解説もあるので、是非参考にしてくださいね。

ネイルグルーとは?どんなアイテム?

ネイルグルーのイメージ画像

ネイルグルーとは、ネイル用の接着剤のことを指します。

亀裂が入って爪が折れそうな場合や、欠けた爪の接着など、主に自爪への応急処置として使うことが多いです。
他にもネイルチップの装着として使えますが、ネイルグルーで装着した場合、外す時にチップがダメになってしまうことが多く、一度きりの使用になってしまいます。

ただ、ネイルグルーを使った場合の密着力は強力なので、成人式やブライダル、大事な旅行時など、絶対外したくない場面で活躍してくれますよ。

どれを選ぶ?ネイルグルーの種類と使い分け

ネイルグルーを手に取るネイリスト

ネイルグルーは様々な容器や形状のものがあり、用途別に使い分けるのがおすすめです。
主な種類として、4種類のタイプに分けて解説していきます。

ブラシタイプ

ブラシタイプはハケが付いたボトル容器になっていて、最も一般的な形状です。
亀裂の箇所やネイルチップにそのまま塗布できて、塗り拡げやすくなっています。

初心者でも扱いやすい形状なので、初めて買う場合にもおすすめのタイプです。
主に亀裂の補修に使うことが多く、自爪にすぐ亀裂が入ってしまう方は、一本持っておくと便利ですよ。

チューブタイプ

チューブタイプは、細いチューブの先からグルーが出てきます。
瞬間接着剤やボンドなどでもよくある容器の形状です。

力を入れればたっぷり出るので、力の入れ加減に気をつける必要がありますが、チップの装着時のように爪全体に塗布する場合は使いやすいです。
量が出しやすいので密着力を高めたいときにおすすめで、成人式や結婚式のように、ネイルチップを絶対外したくないシーンで活躍してくれます。

ワンタッチネイルグルー

ワンタッチ​ネイルグルーは、ネイルチップの付け外しができるタイプのグルーになります。

先に紹介した2種類のグルーより密着力は弱めですが、アセトンやリムーバーを使わず外せるため、ジェルではなくチップでネイルを楽しんでいる方におすすめです。

ただし、水に弱いなどの口コミ情報もあるので、手洗いを頻繁に行う方には向かないかもしれません。
持ちを良くしたい方はワンタッチグルー以外のネイルグルーを使いましょう。

ネイルチップ接着用ジェル

ネイルグルーではありませんが、最近ではネイルチップ接着用ジェルも人気です。
ジェルネイルなので硬化用のライトが必要で、主にクリアのネイルチップを付けるときに使います。

基本的な使い方は通常のジェルネイルと同じです。
チップ装着時の使い方としては、チップの裏側に接着ジェルを塗布し、空気を抜くイメージで爪に密着させ、ライトに当てて硬化させます。

落とす時もアセトンやリムーバーを使用するのですが、商品によっては端に薬剤を垂らしウッドスティックで隙間を広げるようにすると簡単にオフできるものもあります。

爪に付けるときに少しコツが要りますが、慣れれば簡単にできるでしょう。

ネイルグルーの知っておきたいメリット・デメリット

ネイルチップを自爪に合わせている様子

手軽に使えて便利なネイルグルーですが、メリットもあればデメリットもあります。
それぞれ解説していくので、使う前に1度確認しておきましょう。

ネイルグルーを使用する際のメリット

ネイルグルーの最大のメリットは「取れにくい」ことです。
両面テープや粘着グミで装着した場合、気付けば1本取れていて、どこで取れたか分からないなんてことがありがちですよね。

その点、ネイルグルーは密着力が高いので外れるリスクが低く、よほどのことがない限り長時間の装着にしっかり耐えてくれます。
ただし、爪が折れるくらいの衝撃には耐えられないため、指先の扱いには気を付けましょう。

また、ネイルグルーはマニキュアのようにハケになっているものが多く、初心者や不器用さんでも扱いが簡単です。
薄く塗れるのでチップ装着時にグルーがはみ出すリスクも少なく、塗った後は自然に乾いていくため、量に気をつければ誰でも失敗なく接着できます。

ネイルグルーを使用する際のデメリット

ネイルグルーの一番のデメリットは、一度グルーで接着したチップを再利用できないことです。
外すのに専用のリムーバー等が要りますし、リムーバーをしみ込ませている間にチップのアートも汚れてしまったりと、一度付けたチップは元のキレイな状態には戻りません。

取り外す時は、ジェルネイル同様アセトンでオフしますが、シールのようにペリッと剥がれるのではなく、アセトンによる化学反応でグルーが柔らかくなり自爪から離れていきます。
この時チップも反応して変形したり、デザインが剥がれたりと、元の綺麗な状態には戻りません。
ネイルグルーで装着した場合は、その日のみ楽しめると認識しておきましょう。

また、ネイルチップを外す時、まずは密着しているグルーをやわらかくすることからはじめます。
その時グルーの粘着力が弱まっていないのにチップを無理やり剥がすと、自爪の表面まで一緒に剥がれてしまいます。
爪にダメージを与える結果にならないよう、正しい落とし方を守りましょう。

用途別:ネイルグルーの正しい使い方ガイド

ネイルチップを爪に付けて押さえている様子

ネイルグルーはネイルチップを付けるだけでなく、亀裂補強にも使えます。
ジェルネイル派もマニキュア派もネイルチップ派も、覚えておくと便利ですよ♪

ここでは用途別にネイルグルーの正しい使い方と、必要な道具を解説していきます!

ネイルグルーでネイルチップの付け方

ジェルネイルができない方にとって、気軽に装着できるネイルチップは魅力的ですよね。
特に結婚式や成人式など、絶対外せないシーンには密着力の高いグルーでの装着がおすすめです。

では、ネイルグルーを使ったチップのつけ方を分かりやすく解説していきます。

■必要な道具

  • 消毒用エタノールまたはネイルクレンザー
  • コットンまたはネイルワイプ
  • ネイルグルー
  • ウッドスティック

ネイルチップを装着する前に自爪の長さや形を整えておきましょう。
甘皮処理も絶対必要ではないですが、しておくと仕上がりが綺麗になるので時間があるなら行うのがおすすめです。

ウッドスティックは、はみ出たグルーを取り除く作業に使います。

■やり方

1.爪表面の油分除去をする
まずは爪表面の油分をエタノールを使って除去します。
消毒用エタノールやネイルクレンザーなどをコットンに含ませ、ゴシゴシと拭き取りましょう。
油分をしっかり除去するとネイルグルーの乾きも早く、密着力も高まります。

2.ネイルチップにネイルグルーを付ける
ボトルタイプのネイルグルーにはハケが付いているので、ハケに含ませたグルーをチップの裏側(爪に密着する面)に塗布します。
この時多く塗布してしまうと装着時にはみ出してしまい、皮膚にまでついてしまいます。
グルーは少しずつ付けていき、多すぎる塗布量には気をつけましょう!

3.根元からチップを合わせて貼り付ける
根元からチップを合わせ、空気を抜くようなイメージで貼り付けます。
この時力を入れ過ぎるとグルーが圧迫されて皮膚に飛び出してしまうので、力は入れ過ぎないように装着するのがポイントです。

装着したら1,2分置いてしっかり乾燥させてくださいね。
グルーが皮膚についてしまった場合はコットンを巻き付けたウッドスティックなどで取り除きましょう。

ネイルグルーがしっかり乾いて、ネイルチップが固定されていれば完成です!

ネイルグルーで付けたネイルチップの外し方・落とし方

ネイルグルーでチップ装着は簡単なのですが、外し方やオフする時には少しコツが要ります。
正しくオフをしないと自爪を痛める結果になってしまうので、一つ一つの工程をきちんと行うよう心がけましょう。

■必要な道具

  • 除光液やネイルチップリムーバー
  • ネイルファイル
  • ウッドスティック
  • ネイルオイル

除光液やネイルチップリムーバーのほかに、ジェルリムーバーでも落とすことができます。
ネイルファイルは180G以上の目が細かめのものがおすすめです。

■やり方

1.自爪の保護にキューティクルオイルを塗る
まずは爪周りにキューティクルオイルを塗布します。
この後オフ剤を使うのですが、オフ剤の前にオイルで爪周りをコーティングすると過剰な乾燥を抑えることができます。
自爪への負担を少しでも軽減するために、是非行ってくださいね。

2.除光液やネイルチップリムーバーを隙間に流し込む
除光液やネイルチップリムーバーなどのオフ剤をネイルチップと自爪の間に染み込ませ、そのまま数分置きます。
時間を置くことで全体的にオフ剤を浸透させることができます。

3.ウッドスティックでネイルチップを剥がしていく
オフ剤が浸透すると徐々にネイルチップが自爪から剥がれていくので、剥がれた部分にウッドスティックを入れ、チップを取り除きましょう。
この時無理やり剥がすと自爪の表面も一緒に剥がれ、二枚爪のような状態になってしまいます。
粘着力がまだ残っている場合は再度オフ剤を浸透させ、少し時間を置いてからオフするようにしてください。

4.自爪に残っているグルーを除去する
ネイルチップが外れたら、自爪表面は落としきれなかったグルーが残っている状態になります。
その部分をネイルファイルを使って落としていきます。
爪表面がなめらかになるようやさしくファイルをかけてくださいね。

5.手を洗いネイルオイルで保湿する
爪表面がなめらかになったら手を洗い、削りカスなどを落としましょう。
最後にネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿して終了です。

爪の亀裂を補強するやり方

亀裂が入った爪のアップ

爪に亀裂が入ると、髪の毛や洋服の繊維に引っかかったりと、何かしや生活に差支えがありますよね。
そこで、ネイルグルーを使って亀裂を補強するやり方を解説していきます。

■必要な道具

  • ネイルグルー
  • ファイル類(ゼブラファイルとスポンジファイル)
  • ダストブラシ
  • ウッドスティック
  • 消毒用エタノール(ジェルクレンザーなどでもOK)
  • キッチンペーパーまたはネイルワイプ

■やり方

1.キッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませ、油分除去を行う
油分が残っていると接着力が弱まってしまうので、爪の隅々までしっかり行いましょう。

2.亀裂部分にネイルグルーを塗布
亀裂部分にネイルグルーを塗って、割れた部分がくっつくようにします。
亀裂がピタッとくっつかない場合はウッドスティックで押さえ、グルーが乾くまで待ちましょう。
グルーが皮膚にはみ出した場合は、ウッドスティックを使って素早く除去してください。

3.乾いたらファイルで自爪とグルー塗布部分の段差を整え、削りカスをダストブラシではらう
自爪で仕上げる場合はこのまま終了ですが、ベースコートやジェルネイルを塗ってもOKです。
より自然な仕上がりになります。
力を入れて削ると自爪まで削れてしまうので、やさしくファイリングしましょう。

4.ネイルオイルやハンドクリームで保湿
油分除去で爪や甘皮周りが乾燥している状態なので、亀裂補強が終わったらネイルオイルやハンドクリームの保湿を忘れずに。

ネイルグルーを使った亀裂補修は一時的な応急処置として使えますが、水や衝撃に弱いので、指先を酷使する方や手を洗うことの多い方はまた亀裂が入ってしまうかもしれません。
補修した際は、指先の扱いには十分気を付けてくださいね。

接着用ジェルでネイルチップの付け方

ライトで硬化中の手元

昔はネイルチップはチップ用の両面テープで装着するのが一般的でしたが、最近では接着用のジェルを使って装着することが多くなってきました。
続いて、接着用ジェルでのネイルチップの付け方を解説していきます。

■必要な道具

  • 接着用ジェル
  • ネイルチップ
  • ウッドスティック
  • 硬化用ライト
  • ファイル類
  • 消毒用エタノール(ジェルクレンザーなどでもOK)
  • キッチンペーパー

通常のジェルネイルと同じくライトで固めるので、ネイルチップと爪の隅々までライトの光を当てる必要があります。
カラーリングがマットで透け感がなかったり、装飾が多く光を遮ってしまう完成済みネイルチップは、接着用ジェルではくっつかない可能性があるので注意しましょう。
長さ出しに使うような透明のネイルチップが最も適しています。

■やり方

1.キッチンペーパーに消毒用エタノールを染み込ませ、しっかり油分除去を行う
基本はジェルネイルの工程と同じなので、密着力を高めるためにも油分除去は念入りに行いましょう。

2.ネイルチップの裏側に接着用ジェルを塗布
たっぷり塗布すると皮膚にはみ出してしまうので、自分の爪のカーブを気にしながら塗布量を調整しましょう。
基本はチップ真ん中は少し多めに、両サイドは薄めに塗るのがおすすめです。

3.チップを爪に装着
チップを爪に付けていきますが、自爪の根元から先端に向けて空気を抜くようなイメージで密着させていくと上手くいきます。
ジェルが皮膚にはみ出た場合はウッドスティックを使って除去してください。

4.ライトに入れて硬化
ライトに入れる時、チップから指を外してしまうとチップがずれたり、一部が自爪から離れてしまうことがあります。
できるだけチップを押さえながらライトに入れ、仮硬化させてから指を離すと綺麗に装着できますよ。

5.エタノールで拭き取り、段差はやすりで整える
チップと自爪の境目にジェルのはみ出しがあって固まっている場合は、エタノールで拭き取りましょう。
硬化後の段差を減らしたいときは、ファイルを使って整えてください。
この時、自爪までガリガリ削らないよう気を付けてくださいね。

ネイルグルーを使う前に知っておくべき注意点

ネイルチップの画像

ネイルグルーは手軽にネイルチップを付けたり、亀裂補強ができる便利なアイテムです。
しかし注意点を事前に知っておかないと、爪や皮膚を傷つける可能性があります。
ここではネイルグルー使用上の注意点を解説していきます。

ネイルグルーを甘皮や皮膚に付けない

ネイルグルーは、皮膚につかないよう注意しましょう。
稀にですが、皮膚に付着したグルーの成分でアレルギーを起こす場合があります。
過去にジェルでアレルギーが出たことがある方や、元々お肌が敏感な方は気をつけてくださいね。

爪や指が荒れている時は使用禁止

指先に炎症が起きていたり、爪や手元が荒れているなら、グルーは使用しないでください。
さかむけやあかぎれ、キューティクル周りが赤くなっている、指先に傷跡がある場合など、その炎症を悪化させるリスクがあります。
炎症が治まるまで、まずは皮膚の状態を落ち着かせましょう。

ネイルグルーで付けたチップは当日中に外す

ネイルグルーで付けたネイルチップを一日で外すのはもったいないと、何日もつける方がいますが、それは衛生的に良くないのでやめましょう。

ネイルチップは、ジェルやアクリルスカルプと違って自爪とチップの間に隙間がある状態です。
その隙間に汚れや湿気が溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
清潔な手元を保つために、使った日に外すようにしましょう。

まとめ

ネイルグルーは、一本持っておくと様々なシーンで活躍してくれる便利アイテムです。
亀裂の補修やネイルチップの装着で使うことが多いですが、ネイルグルーでチップを装着した場合、オフするとそのチップは使えなくなってしまうデメリットもあります。

そして最近ネイルグルーに代わって人気なのが、チップ装着用ジェルです。
ライトに入れるまで固まらないので、失敗するリスクも低いのが特徴。

クリアのネイルチップを付けるときはチップ接着用ジェルを、完成済みのネイルチップを絶対外したくないときはネイルグルーを使うなど、用途に合わせて使い分けてくださいね。

ネイルグルーは100均で買える?ネイルグルーの代用品ってあるの?といった疑問はこちらの記事で解説しています!

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