自爪はショートだけれどロングネイルに憧れている方や、折れてしまった自爪の長さを揃えたいなど、長さだしをしたいと思うときってありませんか?
ネイルサロンだと高くなってしまいますが、セルフネイルだと費用をかなり抑えて長さだしをすることができます。
特に、昨年セリアで発売されたアイシングジェルを使用すれば、リーズナブルな費用でしっかり長さを出すことが可能です。
今回の記事では、セリアのアイシングジェルで長さだしをする方法についてご紹介します。
各工程のポイントやコツもご紹介するので参考にしてください。
セルフネイルで長さ出しする方法
セルフネイルで長さだしは難しいと思っている方は多いかもしれません。
たしかにただ塗るだけに比べると長さを出すのは簡単ではありません。
しかし、難しすぎて全くできないというわけでもありませんので、長さだしをしてみたいという方はぜひ挑戦してみていただきたいです!
セルフネイルでおすすめの長さだしする方法はジェルスカルプチュア、ポリジェルの2種類があります。
まずはこの2種類の特徴やメリット/デメリットについてご紹介します。
ジェルスカルプチュア
長さだし用のジェルとネイルフォームと呼ばれる台紙を使って長さだしする方法です。
今回ご紹介する、セリアのアイシングジェルを使った方法はこちらのやり方でご紹介します。
メリットは、ジェルは硬化しても他のアクリルスカルプチュアのような長さだし方法に比べて柔らかいので自爪へのフィット感がよく、付け心地が良いことです。
さらにジェルなので、いつものオフの仕方と同じようにできるという点もメリットと言えるでしょう。
逆にデメリットは、強度の面でアクリルスカルプチュアに劣るため、ジェルでの長さだしは基本的に5ミリまでとなります。
ポリジェル
ポリジェルは、固いテクスチャーの専用ジェルとネイルチップフォームを使って長さを出す方法です。
爪先にネイルフォームを付けて長さを出さないので、深爪の方でも長さを出しやすいというメリットがあります。
比較的新しい長さだしの方法ですが、セルフネイルで人気のやり方です。
デメリットは、専用のジェルが必要で、ドラッグストアなどでは販売されていないため、ネット通販を使用して購入しなければならず、少しばかり気軽さに欠けるということでしょう。
ポリジェルでの長さだしの方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
では、次の項目からセリアのアイシングジェルを使用したやり方をご紹介します。
セリアのアイシングジェルで長さだし
セリアのアイシングジェルで長さだしをする方法をご紹介します。
ネイルフォームはセリアで売られているものがありますが、ネット通販でも簡単に購入できます!
また、アイシングジェルの本来の使い方ではないので強度などがしっかりと出ない場合があることに注意しましょう。
用意するもの
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート
- SHジェルネイル(ライト対応)ノンワイプトップコート
- SHジェルネイル(ライト対応)アイシングジェル
- 平筆(細筆もあると便利)
- ネイルファイル(180G程度)
- スポンジバッファー(180G程度)
- 硬化用ライト
- 消毒用エタノール(ネイルクリーナーやネイルクレンザーでOK)
- ワイプ(カットしたキッチンペーパーでOK)
- ネイルフォーム
下準備
ジェルネイルは塗る前に下準備(プレパレーションとも言います)が必要です。
簡単なネイルケアを行うだけで、ジェルの持ちもクオリティもアップしますよ♪
やり方は以下のとおりです。
①エメリーボードで爪の長さと形を整えます。
フォームが引っかかりやすいように両端の爪先の角を残した形にしてください。
また、爪の白い部分が1ミリ程度の長さに整えることがポイントです。
②メタルプッシャーで甘皮を押し上げてからキューティクルニッパーで取り除きます。
③スポンジバッファーで自爪の表面を軽く擦ってサンディングします。
この工程を行うことで自爪とジェルの密着が良くなり、持ちがよくなります。
ただしノンサンディングジェルの場合は必要ありません。
⑤最後に消毒用エタノールを染み込ませたワイプで自爪の表面を拭き取って油分除去を行ったら、下準備は完了です。
フォームの切り方と付け方
①フォームの丸いシールを剥がし、裏側に貼り付けます。
後ろに貼り付けることで厚みと強度が出るのでフォームがつぶれにくくなります。
②ジェルの筆などに巻き付けて軽く丸みをつけましょう。
こうすることで爪に合わせやすくなります。
③自爪の先端にフォームを合わせます。
この写真では下側がストレスポイントまでフォームが入っていません。
写真上の皮膚にあたっているフォームの部分をカットして、両方のストレスポイントまでしっかりフォームが差し込めるようにします。
④しっかり両方のストレスポイントに引っかかるようにするため、突っかかる部分をカットして形を合わせます。
合わせられたらシールを貼り合わせて固定します。
爪のカーブにピッタリとあわせて上がりすぎたり下がりすぎたりしないように注意してフォームを装着します。
⑤横から見て角度が正しいか、真上から見て指に対してまっすぐに付いているどうかをチェックしてついていたらOKです。
やり方
①ベースコートを塗ってライトで硬化します。
②まずは先端を作ります。平筆にアイシングジェルを取り、作りたい長さまでジェルを動かしてアウトラインを取ります。
また、両方のストレスポイントまでジェルをしっかり動かし、ストレスポイントを覆うようにしましょう。
平筆でこの工程がやりにくい場合は細筆でやるのもおすすめです。
5秒程度ライトで仮硬化。
・仮硬化とは
仮硬化とはジェルが動かない程度に少しだけ硬化することです。
この仮硬化状態のジェルはしっかりと固まっていないので指で触ると少しグニャッと曲がったり、形を変えたりすることができます。
後ほど紹介しますが、ピンチを入れるときに完全に硬化されているとピンチを入れられないので注意が必要です。
③次に平筆にジェルを多めに取って、爪先にジェルを置き厚みを整えましょう。
横から見て自爪の1番高いところ(ハイポイント)と長さだしをした部分がうまくつながるようにアイシングジェルを乗せます。
自爪~長さ出しした部分をしっかりつなげることと、ストレスポイントをきちんと覆うことが重要です。
5秒程ライトで仮硬化してください。
④形ができあがったらフォームを取り外し、ピンチを入れます。
作った爪はこの段階だと丸いカーブがなく、折れてしまいやすいのでピンチを入れて自爪の先端から見たときのカーブに合わせてカーブをつけます。
⑤ピンチを入れられたら完全硬化させるために60秒間しっかりライトに当てましょう。
・ピンチを入れるとは
ピンチを入れると言うのは、作った爪にカーブを付けることです。
爪の真横から親指と人差指でストレスポイントを挟んでグッと力を入れてカーブをつけましょう。
何秒かしっかり抑えると戻りにくくなります。
自分でうまく入れられない場合はこのようなピンチ用のクリップを使用するのもおすすめです。しっかり抑えることができますよ!
⑥ネイルファイルで先端の長さ、表面、サイドを削ってフォルムを整えましょう。
・削りとは
削りには180Gのネイルファイルを使用します。
ジェルは削れやすいのであまり目の粗いネイルファイルを使ってはいけません。
まずは先端の長さとサイドを削って簡単に整えます。
そしてネイルファイルを持って表面を削ります。
この時のポイントは、ハイポイントが綺麗にできているか、凹凸がないように均一に削れているかです。
形を整えようとして削りすぎると厚みがなくなってしまい、強度が十分ではなくなるので注意しましょう。
真上からだけでなく横や先端などから見て形をチェックすると綺麗な形に仕上げることができますよ!
⑦スポンジバッファーで擦ってなめらかにします。
特にカラーを塗ったりアートをしたりしない場合はノンワイプトップコートを塗って硬化したら完成です。
⑧カラージェルを塗る場合は普段の施術と同じようにカラーを塗ってください。
⑨最後にノンワイプトップコートで爪全体をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
・仕上がりの厚み
スカルプネイルの適切な仕上がりの厚みはクレジットカード1枚分です。
トップジェルまで仕上がったときに先端から厚みを確認してみてくださいね。
厚めにジェルを盛っていたのに厚みが出せていないときはネイルファイルで削りすぎている可能性が高いです。
形を整えようとするあまり削りすぎてしまうということのないようにしましょう。
まとめ:長さだしをして可愛いネイルを楽しもう
いかがでしたか?今回の記事では、セリアのアイシングジェルで長さだしをする方法をご紹介してきました。
長さだしをするときはフォームの切り方と角度が非常に大事です。
チェックするポイントは以下の3つです。
- ストレスポイントまでフォーム届いている。
- 指に対してまっすぐについている。
- 横から見たときに角度がちょうどよい。
以上のことに注意してフォームをつけてみてください。
アイシングジェルの筆での取り扱いはやり始めた時は難しく感じますが、慣れてくるとうまく動かせるようになります。
気泡が入らないようにすることが大切なので、筆を大きくジェルから離さないで操作するようにしましょう。
また、ピンチをきちんと入れて爪先のカーブに合わせることでスラッとした綺麗なフォルムに仕上がるのでピンチの入れ方も大切です。
仮硬化の時間が長すぎると全然ピンチが入らなくなるのでライトにもよりますが大体5秒ほど当てて仮硬化をするのが良いでしょう。
ぜひ長さだしをして理想のネイルに近づけてみてくださいね。