ポリジェルの長さ出しのやり方は?セルフで簡単にできるコツを解説! | ネイル女子

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ポリジェルって知っていますか?
比較的新しいスカルプチュアの方法の1つで、簡単に短い爪からロングネイルにすることができるため、セルフでネイルの長さだしを行う際には最もおすすめです。

今回の記事では、ポリジェルで長さ出しのやり方を解説します。

また、カラーの選び方のポイントや多い失敗なども合わせてご紹介するので、ポリジェルを使ってみたいと思っている方は参考にしてみてくださいね。

ポリジェルとは

whatと書かれた紙とボールペンの画像

ポリジェルはジェルネイルの一種です。
一般的なジェルよりも非常に固いテクスチャーで、ライトで硬化することができ、通常のジェルリムーバーでオフすることができる、「長さ出し用のジェル」です。

手軽にロングネイルにしたい時や深爪の方、爪が折れてしまって長さを揃えたい時などにおすすめです。

人工爪を作る時に土台として使うものを「フォーム」といいますが、ポリジェルで長さだしをする際に使うフォームは、ネイルチップフォームという「チップ型のフォーム」を使用します。
そのチップフォームにポリジェルを流し入れ、自爪に装着したらライトで硬化します。
するとチップフォームで作った長さがそのまま人工爪になります。

形の決まったチップを土台にできるので、左右の手どちらも簡単に綺麗なフォルムを作りやすいというメリットがあり、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

簡単!ポリジェルの長さ出しのやり方

TOMICCA ポリジェルセットの画像

ではポリジェルでの長さ出しのやり方を紹介していきます。

※今回は「TOMICCA」ポリジェルの009のカラーを使用しました。

ポリジェルの長さ出しに必要なもの

長さだしをした手元

ポリジェルの長さ出しに必要なものは以下の9点です。

  • ポリジェル
  • チップフォーム
  • ポリジェル用の筆
  • ベースジェル
  • トップジェル
  • 硬化用ライト
  • ネイルファイル
  • スポンジバッファー
  • 伸ばし液

以下でそれぞれのアイテムの特徴をお伝えします。

■ポリジェル

ポリジェルのカラーをそのまま活かしたい場合はカラーがついたポリジェルを、長さ出しをした上でデザインやアートをしたい時はクリアのポリジェルを使いましょう。

■チップフォーム

チップフォームは専用のチップでも普通のネイルチップでも可能です。
普通のネイルチップの場合、できる先端の形はチップの形に縛られるので注意しましょう。

■ポリジェル用の筆

ポリジェルを伸ばすために筆を1本用意しましょう。
毛先は平筆がおすすめです。

■ベースジェルとトップジェル

ベース、トップはセットに付属しているものでも普段から使っているものでも問題ありません。
セリアのSHジェルネイル(ライト対応)ベース&トップコートでも使用しましたが問題なくつきました。

■硬化用ライト

ライトはポリジェルが基本的にUVとLEDに対応しているので、どんなものでも問題ありません。
ただしポリジェルの硬化時間はLEDで60秒のものが多く、60秒タイマーがあるライトだと便利です。

■ネイルファイルとスポンジバッファー

ネイルファイルとスポンジバッファーは根元の段差や先端の形を整える時に使います。
ファイルの目の粗さは180G、スポンジバッファーは100~180G程度がおすすめです。

■伸ばし液

伸ばし液はチップフォームに出したポリジェルを筆で伸ばす時に、筆に液を付けて伸ばしやすくします。
絵の具を使う時は水で溶かして伸びを良くしますが、ポリジェルにとっての水が伸ばし液です。

伸ばし液はキットを買えば付いてきますが、ポリジェルのみ購入する場合は消毒用エタノールで代用ができます。
容量50mlくらいの小さな入れ物に、消毒用エタノールをいれて筆を付けながら伸ばしましょう。

ポリジェルの長さ出しの手順とやり方

ポリジェルを使った長さ出しの手順とやり方をお伝えします!

1.ネイルケア(プレパレーション)とサンディングをする

プレパレーション後の爪

まずはしっかりケアとサンディングを行います。
甘皮が根元に残っているとチップを付けにくいのでしっかり取り除きましょう。
今回は薬指につけていきます。

2.ベースジェルを塗って硬化

ベースジェルを塗って硬化

ベースを塗ります。
根元までしっかり塗りましょう。

硬化時間はUV120秒、LED60秒です。
今回はUVとLED併用のライトを使っているので60秒当てます。

3.チップフォームを準備

チップフォームを準備

チップフォームを準備2

チップフォームにダストがついているとそのまま表面に出てしまうので消毒用エタノールで拭いておきます。

チップはストレスポイント(爪先の爪と皮膚の堺)を覆うことができるサイズを選びます。

根元のカーブはそのままでは合わないこともあるので事前に削っておくとスムーズです。

4.チップフォームにポリジェルを出す

チップフォームにポリジェルを出す

チップフォームにポリジェルを出します。
量は人それぞれ爪の大きさが違うので自分にあった量を何度か練習して見つけてください。

5.ポリジェルを伸ばす

ポリジェルを伸ばす

伸ばし液でチップの先端側にポリジェルを伸ばします。チップをこのように持つと伸ばしやすいです。

6.長さと厚みを調整する

長さと厚みを調整する

伸ばし液を付けた筆でポリジェルを長さ出ししたい分だけ伸ばします。

ここで作った厚みがそのまま爪にのるので、できるだけ厚みが均等になるように伸ばしましょう。

7.チップフォームを爪に付ける

チップフォームを爪に付ける

チップを爪に装着します。
空気が入らないように注意してそっと乗せましょう。

爪にチップを付けた時にポリジェルがはみ出してしまった場合、少量であればウッドスティックなどで取れば問題ありません。

曲がっていないかなどを確認してチップが動かないようにライトに当てます。
硬化時間はUV120秒、LED60秒なので、今回は60秒当てます。

8.チップフォームを外す

チップフォームを外す

硬化してチップフォームを外していない状態です。
7の写真と変わりませんが、爪先の部分のジェルがしっかり硬化していました。

全体がしっかり硬化出来ていることを確認したら、チップフォームを外します。
ウッドスティックをチップフォームをと爪の隙間に入れるとパカッと外れます。

9.ネイルファイルとスポンジバッファーで形を整える

ネイルファイルとスポンジバッファーで形を整える

チップフォームを外した状態です。

しっかりロングネイルになっています。

長さ出しをした先端やサイド、根元の段差をネイルファイルで削って形を整えましょう。

10.トップジェルを塗って完成!

トップジェルを塗って完成

形を整えて、トップを塗って硬化した状態です
しっかり長さがあって、ツヤもあります!

他の指につけたパターン

他の指にもつけるとこのようになります。

カラージェルは塗っていないのでポリジェルそのままのカラーとトップのツヤです。
簡単なやり方でロングネイルにすることができました。

ポリジェルを綺麗に仕上げるコツ

ポリジェルで長さ出しをする際や、仕上がりを綺麗に保つためのコツをご紹介します♪

ポリジェルの量はケチらない

ポリジェルを塗る際に、量をケチると仕上がりが不均等になりやすいです。
適切な量を使うことで、均一な仕上がりが得られ、仕上がりにムラがなくなります。
適量を使うよう注意しましょう!

チップの下側は薄くして少しだけ隙間を作る

チップの下側を薄くしておくことで、根元からポリジェルが溢れにくくなり、きれいに仕上がります。
また、少し隙間を作ることで圧力を軽減し、自然な仕上がりになります。

硬化はしっかりと行う

ポリジェルを硬化させる際は、しっかりと時間を守って硬化させましょう。
ライトの下で均等に時間を当てることで、強度が増し、持ちが良くなります。
ネイルの裏側もしっかり硬化させることが大切です。

サンディングする時は一方方向で行う

ポリジェルをサンディングする際は、往復して削るのではなく、一方方向で削ることをおすすめします。
これにより、表面が均一に削れ、仕上がりが滑らかになります。

ポリジェル初心者に多い失敗と対策方法

ポリジェルを使っている時、特に初心者さんに起こりやすい失敗とその対策方法をお伝えします。

強度が弱くすぐに折れてしまう

チップフォームのサイズが合っておらず、ストレスポイントが覆えていないかもしれません。
チップフォームにポリジェルを伸ばして、爪に被せる時、爪のサイドにあるストレスポイントがしっかり覆えているか確認しましょう。

ポリジェルを上手くチップに伸ばせない

筆に付けた伸ばし液の量が足りないかもしれません。
試しに伸ばし液なしで伸ばそうとしましたが、筆にベタベタとくっついてしまって全然思うようにポリジェルを動かせませんでした。
ポリジェル用の筆に伸ばし液をたっぷり含ませて伸ばしてくださいね。

チップを爪に乗せた時に根元からあふれてしまう

チップに出したポリジェルの量が多いか、根元だけ量が多いかもしれません。
ポリジェルのちょうどよい量は人によって異なります。
何度か試して、爪からはみ出さない程度の量はどのくらいなのか確認しましょう。

溢れたまま硬化してしまった時は、はみ出た部分をキューティクルニッパーで切れば大丈夫です。

付けた後に爪とポリジェルの間に隙間ができる

チップフォームのカーブと爪のカーブが合っていないかもしれません。
自爪のカーブに合うネイルチップを探すか、ポリジェルを厚めに伸ばしてカーブと合うようにしましょう。

ポリジェルを厚めにした場合、装着した時に押し付けるとあふれてしまうので、チップを軽く押さえた状態でライトに当てるようにしてください。

チップがズレたり浮いたりするならネイルクリップがおすすめ

硬化中にチップがズレたり浮いたりしてしまう時は「ネイルクリップ」の使用がおすすめです。
チップの上からネイルクリップで挟んでしまってOKです!
固定できるのでズレる心配がなく安心ですよ。

ポリジェルの魅力と選び方

ここでは、ポリジェルの魅力と選び方をお伝えします。

ポリジェルの魅力とは

ポリジェルの魅力は、アクリルやスカルプチュアよりも扱いやすく、初心者でも簡単に手軽に美しいロングネイルを作成できるところです。
また、UV・LEDライトで硬化し、長持ちするので、しっかりとした強度を持って完成度の高いネイルを作りやすいのも魅力です。

では、ポリジェルの魅力について詳しくみていきましょう!

■セルフで簡単に長さ出しができロングネイルが楽しめる

繰り返しになりますが、ポリジェルの大きな魅力は、セルフで簡単に長さ出しができる点です。
短い爪からでも、ポリジェルを使うことで簡単にロングネイルが楽しめます。

ポリジェルは柔軟性があり、チップフォームに塗ることで自分好みの長さに調整可能です。
特に初心者には、ポリジェルを使った長さ出しが簡単で、時間をかけずに綺麗なロングネイルを作れるので、日常の中でネイルの楽しみ方が広がります。

また、セルフネイルなので、ネイルサロンに通う手間やコストも省け、気軽に自分だけのネイルデザインが楽しめます。

■ネイルサロンのような綺麗なフォルムが簡単に作れる

ポリジェルは、ネイルサロンで仕上げるような綺麗なフォルムを簡単に作れる点が魅力です。
ポリジェルはその特性上、ジェルとアクリルの良いところを兼ね備えており、爪の形を整える際に思い通りに形を作りやすいです。
ジェルネイルよりも粘度が高いため、フォルムを整える際に流れにくく、自由にアーチを描くことができます。

また、セルフでありながら、サロンと同等の仕上がりが目指せるため、プロの技術を自宅で再現できるのもポリジェルの魅力の一つです。
自分の手で仕上げることができる満足感と、綺麗なフォルムに仕上がる結果に大きな魅力を感じる方が多いです。

■色付きのポリジェルを選べばカラージェルを塗る必要がない

ポリジェルの色付きバージョンを選べば、カラージェルを塗る手間が省けるという便利さも魅力です。

ポリジェルには、ベビーピンクやクリア、ラメ入りなど色とりどりのカラーが揃っています。
色付きポリジェルを使用すれば、ネイルカラーを別途塗ることなく、ロングネイルのベースを作ることができるため、時短にもつながります。

さらに、色付きポリジェルを選べば、指先を華やかに彩りながら、ネイルデザインが完成するので、忙しい日常でも手軽に素敵なネイルを楽しめます。
カラージェルを別途塗る手間がないため、手間なく効率的に美しい仕上がりを得ることができます。

色付きポリジェルの選び方

ジェルネイルのカラーサンプル

では、色付きのポリジェルを使う場合の「カラーの特徴や選び方」をお伝えします。
普通のカラージェルよりもカラーバリエーションは少なく、各メーカー大体10色程度のカラー展開をしていることが多いです。

■そのままで楽しむならピンク系やラメ入り

ポリジェルとトップジェルだけで仕上げたい場合、おすすめはピンク系カラーやラメが入ったカラーです。

ポリジェルはピンク系のカラーが多くベビーピンクやピーチ、くすみピンクなど種類が豊富です。
肌に合いそうな色を選んでみてくださいね。

また、ラメ入りはピンク系にラメが入っているものが多いようです。

■自爪風にしたいならベージュ系

ポリジェルはヌーディーカラーが多いので、ベージュ系もおすすめです。

シアーなベージュやピンクベージュなどがあります。
使いやすく肌なじみがいいカラーが多い印象です。

■アートを施すならクリア

アートやデザインを描きたい時は、クリアがおすすめです。

重ねるカラーの邪魔をせず、ロングネイルのデザインを楽しめます。

スターターキットのほとんどにクリアは同梱されているのですが、量は少なめなので、毎回クリアを使う場合は大容量のものを買ったほうがいいかもしれません。

ポリジェルのオフはジェルネイルと同じでOK

ポリジェルは、ジェルネイルと同様にオフすることができるため、サロンでのオフやセルフでのオフも比較的簡単に行えます。
ポリジェルのオフはジェルネイルと同じ方法で進めることができ、通常のジェルネイルのように削ったり、アセトンで浸したりすることが可能です。

ポリジェルは固まると非常に強固で丈夫ですが、オフする際は優しく慎重に行うことが大切です。
基本的には、アセトンを使った方法や、ファイルで削る方法を用いますので、特別な道具や技術がなくても安心して行うことができます。

ポリジェルのオフに必要なもの

ポリジェルをオフするには、いくつかのアイテムを準備する必要があります。
必要なアイテムと、簡コツを解説していきます♪

■ネイルファイル(100G程度)

ポリジェルをオフする際には、まず表面を削ってジェルの厚みを減らす必要があります。
100G程度のファイルは粗さが適度で、ポリジェルの削りやすさと爪に負担をかけすぎないバランスが取れています。
粗すぎると爪の表面を傷つけてしまうので、適度な粗さのファイルを選ぶことが大切です。

■アセトン

アセトンはポリジェルを溶かしてオフするために必要です。
アセトンに浸したコットンを爪に包み、一定時間放置することで、ポリジェルが柔らかくなり、スムーズにオフできます。
アセトンは強力なので、使用後は保湿が重要です。

■アルミホイル

アセトンを含ませたコットンを爪に巻きつけるためにアルミホイルを使います。
これにより、アセトンが蒸発せず、ポリジェルを効率よく溶かすことができます。

■キューティクルプッシャー(オフ用)

オフ時にポリジェルを軽く押し出すために使います。
無理に押しすぎないように注意し、ポリジェルが柔らかくなった部分を優しく取り除きます。

■コットン

アセトンをしっかり含ませるためにコットンを使用します。
コットンは適切な大きさにカットし、爪にぴったりと合わせてオフ作業を行います。

オフのやり方

ポリジェルのオフの手順を簡単に解説します♪
参考にするとスムーズに進められるので、順に確認していきましょう!

  1. 表面を軽く削る
    最初に、ネイルファイルを使ってポリジェルの表面を軽く削ります。これにより、アセトンが浸透しやすくなり、オフが効率的に行えます。
  2. アセトンに浸したコットンを爪にのせる
    コットンにアセトンをしっかり含ませて、削った爪の上にのせます。爪全体を包み込むように、コットンを乗せましょう。
  3. アルミホイルで固定する
    コットンがずれないように、アルミホイルで爪全体を包みます。この状態で約10〜15分ほど放置して、ポリジェルが柔らかくなるのを待ちます。
  4. ジェルが浮いてきたらプッシャーで軽く押す
    時間が経ったら、キューティクルプッシャーを使ってポリジェルを優しく押し出します。無理に押さないように気をつけ、柔らかくなった部分だけを取り除きましょう。
  5. 残りを削って仕上げる
    最後に、残ったポリジェルを軽く削り、爪の表面を滑らかに整えます。オフ後は爪を傷めないように注意しながら、最後の仕上げを行います。また、オフ後は爪を保湿し、健康的な状態を保つことが大切です。

まとめ:ポリジェルで気軽にロングネイルを楽しもう

赤いネイルをした手を突き出している画像

ポリジェルはアクリルやジェルのフォームを使って長さ出しするよりも、綺麗な形を簡単に作ることができます。
また、利き手ではない手でも作業しやすいのでセルフネイル向きのやり方と言えます。

ポリジェルのポイントは以下のとおりです。

  • 自爪の大きさに合うチップフォームを選ぶ
  • ポリジェルの量に注意
  • 伸ばし液を使ってチップフォームに伸ばす
  • 硬化時間をきちんと守る

ポリジェルの適切な量は爪の大きさによって異なるので、最初から完璧な量を出すのは難しいです。
何度か練習して、それぞれの爪にちょうどよい量を把握しましょう。

簡単に出来るロングネイルでいつもと違う手の雰囲気を楽しんだり、アートを施したりしてみてくださいね!

↓長さ出しについてはこちらの記事でも紹介しています↓

長さ出しは深爪でもできる?セルフやネイルサロンでスカルプをするには?
https://www.nailjoshi.com/2387/
スカルプネイルの値段の平均って?ネイルサロンでの相場やおすすめデザイン
https://www.nailjoshi.com/34480/
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