ネイルをしているとよくある悩みの1つとして、「二枚爪のせいで爪の先端からネイルが一緒に剥がれてしまう」ということがあります。
二枚爪の原因は「ネイルをしていると爪が二枚爪になりやすい」と思われがちですが、そうとも限りません。
厳密にいえば、ネイルのせいで二枚爪になるのではなく「爪の乾燥」が原因です。
そして二枚爪になって爪にダメージを負った場合、放置せずに症状が悪化しないように適切な処理をする必要があります。
今回は、ネイルが二枚爪の原因になると言われる理由や二枚爪にならないための対策方法、またなってしまった二枚爪の整え方をご紹介します。
すぐに二枚爪になってしまい悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
二枚爪とは?

二枚爪とは、爪表面の一部が薄く剥がれた状態のことです。
正式名称を「爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)」といいます。
三層からなる爪の構造が乱れ、一番上の層がめくれている状態のため、爪が脆くなったり引っかかりを感じやすくなるなど、指先を使う時に何かしら影響が出てしまいます。
二枚爪による爪のトラブル
では具体的に、二枚爪になるとどのような爪トラブルが起きてしまうのかを解説していきます。
■爪が薄くなる
二枚爪は、三層の上の爪がめくれている状態のため、通常の爪より薄いです。
爪が薄いと、折れたり欠けたりするリスクが高まります。
また、薄い爪はジェルネイルの持ちも悪いので、厚みのある健康な爪を維持することが大切です。
■表面がガタガタになり見た目が悪い
二枚爪になっている箇所は、表面がめくれ上がって、ガタガタになっています。
ぱっと見で凹凸が分かると、見た目的に気になってしまいますよね。
ガタガタの爪は清潔感がなく見えてしまう場合もあるので、予防に力を入れましょう。
■引っかりや割れ・欠けがひどくなる
二枚爪は、他の爪トラブルの原因にもなります。
元々二枚爪は爪が薄くなっているので、爪が指先を使った刺激に耐えられず、割れや欠けをさらに悪化させるリスクがあります。
髪の毛や洋服の繊維が引っかかったりと、不便を感じることも増えてしまいます。
■痛みを感じることもある
二枚爪がひどい方は、深爪だったり亀裂が入っていたりと、何かしらトラブルが起きています。
指先を使う時、痛みを感じることもあるため、日常生活に支障が出てしまう恐れもあります。
■悪化すると化膿や感染症のリスクが高まる
初期の二枚爪なら心配はありませんが、放置していて二枚爪がひどくなり、深爪や亀裂が悪化してしまうと、爪周りの皮膚が炎症を起こしてしまうことも考えられます。
炎症が進行すると、傷口が化膿したり、感染症にもなりやすくなってしまうので、二枚爪を予防したり、初期段階で対策を行うと良いでしょう。
二枚爪になる4つの原因

二枚爪になる原因はいくつかありますが、一つの原因だけでなく、複数の原因が重なって起きてしまうことが多いです。
まずは二枚爪の主な原因を確認していきましょう。
1.外的衝撃によるもの
二枚爪は、爪をぶつけてしまったり、挟んでしまうなど、何かしらの外部刺激により起きることが多いです。
衝撃により爪の三層構造が乱れ、上の層がめくれあがってしまうのです。
大きな衝撃が加わり一度で二枚爪になる場合や、パソコン作業などの指先の酷使で、小さな刺激が積み重ねられ、徐々に二枚爪が進行していく場合もあります。
2.爪の乾燥・水分不足
爪の乾燥も二枚爪の大きな原因です。
水分不足で爪が乾燥していると、爪の柔軟性が失われ、小さな刺激でも二枚爪になりやすくなります。
水分不足、加齢、水仕事、除光液を高頻度での使用などで乾燥は起こりやすいので、水分補給や保湿をしっかり行いましょう。
3.爪切りを使っている
爪切りは刃がかみ合う際、強い刺激が加わります。
カット後に爪の断面がむき出しになるので、そのままの状態だと一番上の層がめくれてきて、二枚爪になってしまいます。
爪切りでカットした後は、やすりで断面を整えてあげると二枚爪になりにくくなります。
4.栄養不足かも
二枚爪に頻繁に悩まされている方は、栄養不足で爪そのものが脆くなっているのかもしれません。
爪はケラチンというタンパク質から形成されるので、丈夫な爪を育てるためには、タンパク質を中心とした栄養バランスの良い食事が必須です。
タンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルなども合わせて摂取し、丈夫な爪を育てましょう。
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ネイルで二枚爪になると言われる理由

ジェルネイルをしていると、爪先に隙間ができてそのまま剥がれてしまうことがあります。
そのため、ネイルのせいで二枚爪になってしまったと思う方は多いです。
しかし、ネイルは二枚爪になりやすくなるリスクを孕んでいても、直接的な原因ではありません。
原因は爪の乾燥によるものです。
ジェルネイルだけが浮いているのではなく、土台となっている爪ごと剥がれるのは爪がその分薄くなるということです。
ジェルネイルを続けていると爪が薄くなると聞いたことがあると思います。
これはジェルネイルのせいで爪が薄くなるのではなく、雑なオフや爪の乾燥を放置したことによる二枚爪が原因です。
つまり、ネイルが二枚爪の原因ではなく「爪の乾燥」が二枚爪の原因なのです。
ジェルネイルは要注意
ジェルネイルそのものが二枚爪を引き起こすわけではないですが、適切な扱いをしなければ二枚爪をはじめ様々なトラブルを引き起こしてしまいます。
まず、付け替えの周期は必ず守りましょう。
伸びた自爪とジェルの付いている爪部分の面積の差が広がると、自爪にかかる負担が変わってきます。
折れや亀裂などが起こりやすくなってしまうので、適切な周期である3〜4週間での付け替え、またはオフをしてください。
また、ジェルを付けると厚みが出て爪が強くなったような気がしますが、丈夫だからといって酷使してはいけません。
指先の扱いを丁寧にするのはもちろん、シール剥がしや段ボールの扱いに気を付けたり、水仕事はゴム手袋を使うなど、意識して生活してくださいね。
マニキュアも頻繁な付け替えは注意
マニキュアで一番気を付けるべき点は「頻繁なオフ」です。
手軽に塗れるマニキュアですが、ファッションに合わせて頻繁に付け替えたり、気に入らなかったらすぐ落として塗り直す、などしていませんか?
マニキュアを落とす時に使う除光液は、強力な脱脂作用があり皮膚や爪を乾燥させてしまいます。
除光液の過度な使用は爪の乾燥を進行させてしまうので、二枚爪をはじめトラブルを起こすリスクを高めてしまいます。
マニキュアは、一度塗ったら数日間そのままということを前提に楽しみましょう。
二枚爪にならないための対策方法

では二枚爪にならないためにはどうしたら良いのでしょうか。
何に気を付けるべきか、対策方法を解説していきます。
保湿ケアを徹底する
基本のケアは保湿です。
ハンドクリームだけでなく、ネイルオイルや爪の美容液などを使って乾燥をしっかり予防しましょう。
こまめに塗るのがベストですが、難しい方はお風呂上がりや寝る前に一回など、いつ行うかを決めてケアするのがおすすめです。
爪切りを使ってカットしない
爪切りはカットする際自爪へ強い力が加わるので、二枚爪やひび割れなどが起こりやすくなります
やすりを使ってこまめに整えるのが良いですが、長さを切りたい場合は爪切りで少し長めにカットし、最後にやすりを使って整えるようにしましょう。
ストレングスナーで爪の補強・強化をする
ストレングスナーとは、爪の保護や補強を目的としたアイテムです。
爪に厚みが出るため、自爪だと脆くてすぐ折れてしまうとお悩みの方は、こうった強化剤で自爪を補強するのもおすすめです。
ストレングスナーは、ベースコートやトップコートの代わりとして使えるものもあります。
爪の保護に最適なマニキュア10選|割れ爪・弱い爪をしっかり補強できるアイテムを紹介
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ジェルネイルを無理に剥がさない
爪が二枚爪になる原因で多いのが、ジェルを無理に剥がし取ることです。
ネイルサロンでは正しい知識を持ったネイリストがオフをするので、ジェルネイルを無理やり剥がすことはありませんが、セルフネイルだと剥がしてしまいがちです。
これは二枚爪の原因だけでなく、爪が薄くなる原因になるだけで良いことは全くないので絶対にやめましょう!
セルフネイルで浮きやすい方は、ベースジェルを見直したり、油分除去をしっかり行うなど、浮きにくい土台作りに力を入れてみてください。
除光液を頻繁に使わない
除光液は揮発性が高く、水分や油分を奪ってしまうため、頻繁に使うのはNGです。
マニキュアをこまめに塗りなおす方は、毎日塗り替えない、除光液はノンアセトンの低刺激タイプを使うなど、負担をできるだけ少なくしましょう。
使った後はしっかり保湿し、乾燥から指先を守ってくださいね。
二枚爪は放置せずに整えて治そう!

きちんと予防していても、二枚爪になってしまうことってありますよね。
今生えている爪に二枚爪などのトラブルが起きてしまったら、新しい爪を伸ばし、トラブルが起きた部分をカットするしかありません。
つまり、トラブル部分を元の爪に戻すことは不可能なのです。
そのまま放置していても悪化する一方なので、早めに対処しましょう。
二枚爪になってしまった爪の治し方
ここでは、二枚爪になってしまった場合の対処法を紹介していきます。
爪トラブルが起きないことがベストですが、起きてしまった場合はこの方法で対処してみてくださいね。
■必要な道具
- エメリーボード
- スポンジファイル
- ネイルオイル
- 爪切り(あればネイルニッパー)
- ベースコートやストレングスナー
<ネイルケアでも使うこれらのアイテムがあれば、二枚爪にしっかり対処できます。
スポンジファイルは二枚爪を取り除く時に使いますが、深くから二枚爪になっている場合細かいファイルでは取り除けないので、少し粗めのタイプ(120~150グリッド)と細かめタイプ(180~240グリッド)の2種類用意するのがおすすめです。
■二枚爪を整えるやり方
- 二枚爪部分を爪切りでカットする(ネイルニッパーがある方は二枚爪の段差もカット)
- 粗めのスポンジファイルで二枚爪部分を削る
- 細かいスポンジファイルで馴染ませる
- エメリーボードで長さや形を整える
- ベースコートやストレングスナーを塗布(補強したい方のみ)
- ネイルオイルで保湿
二枚爪の部分は元の爪には戻らないので、切れる部分はできるだけカットしましょう。
スポンジファイルで二枚爪の段差を整える際、軽度の二枚爪であれば細かいスポンジファイルのみでOKです。
段差が深かったり、二枚爪の面積が大きい場合は粗めのファイルを使って段差をある程度なくし、細かいファイルで馴染ませます。
粗めのファイルは力を入れすぎると自爪まで削れてしまうので、やさしくかけるようにしてくださいね。
段差が馴染んだらエメリーボードで自爪の長さや形を整え、ネイルオイルを使って終了です。
爪の薄さが気になる方は、ネイルオイル前にベースコートなどで補強すると自爪への保護に繋がります。
まとめ

二枚爪は、よく起きる爪トラブルの一つです。
乾燥や指先の扱いが原因で起こりますが、放置しても元には戻らず悪化する一方のため、今回紹介した方法で早めに対処しましょう。二枚爪だけでなく、爪トラブルは「予防」が最も大切になります。
ハンドクリームやネイルオイルで日常的に保湿をしっかり行い、栄養バランスにも気を付けて、二枚爪になりいにくい健やかで丈夫な爪を育てるよう心がけてくださいね。


