成人式でおなじみの華やかな振袖。
振袖を着る機会って、やはりそう多くありません。
そのため一生に一度の成人式なら、鮮やかな振袖に合わせてネイルもかわいくしたいですよね!
でも振袖に合わせるネイルって、一体どういうものがいいのでしょうか?
また、ネイルにはジェルネイル・マニキュア・ネイルチップと種類もあります。
特に普段ネイルをしていない人は、どの種類のネイルをすればいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、振袖に合わせたネイルの合わせ方をはじめ、ネイルカラーや種類の選び方、おすすめデザインをネイリストが解説します!
せっかくの振袖姿です!
手元にもこだわりネイルと振り袖のトータルコーデを楽しみましょう♪
- 【ネイリストおすすめ】振袖に合うネイルデザインは?
- 1.シンプル系や上品系のネイルデザインで合わせる
- 2.振袖の色や柄に合わせたネイルをする
- 振袖の色で決まる!失敗しないネイルカラー選び
- ・人気の白・オフホワイトの振袖には?
- ・落ち着いた緑・青・紺の振袖には?
- ・王道の赤・ピンクの振袖には?
- ・スタイリッシュな黒・紫の振袖には?
- 振袖姿を彩るおすすめネイルデザイン集
- ・シンプルなワンカラーネイル
- ・上品なフレンチネイル
- ・ナチュラルなグラデーションネイル
- ・ストーンやミラーラインなどを加えたネイル
- ・振袖の柄にリンクする和柄ネイル
- 成人式はジェルネイル、マニキュア、ネイルチップのどれがいい?
- ・ジェルネイルはこんな人におすすめ
- ・マニキュアはこんな人におすすめ
- ・ネイルチップはこんな人におすすめ
- 振袖とネイルに関するQ&A
- ・振袖を着る時にネイルは絶対するべき?
- ・色柄を選ばない万能な振袖ネイルデザインは何?
- ・成人式でネイルをする人はどれくらいいるの?
- まとめ
【ネイリストおすすめ】振袖に合うネイルデザインは?
振袖を着る日には、髪型、髪飾りやバッグなどの小物類も振袖の模様や雰囲気に合わせて選ぶ方が多く、同様にネイルデザインも振袖のデザインに合わせる方が多いです。
とはいえ、いろいろな模様や色が使われた振袖に、どのようなネイルデザインを合わせたらいいのか悩みますよね。
そこで、振袖を着るときにぴったりなネイルデザインのポイントをお伝えします!
1.シンプル系や上品系のネイルデザインで合わせる

振袖は、華やかな柄や色が多いため、ネイルデザインもそれに合わせて華やかにしてもOKですが、職業柄や普段の服装を考えると、華美なネイルデザインは控えたいという方もいらっしゃいますよね。
必ずしも振袖のデザインにネイルデザインをリンクさせなければいけないというルールはありません。
手元はすっきりと「シンプル・上品系」のネイルデザインにすると、実は振袖にとっても似合うのです!
華やかな振袖に合わせるネイルデザインを敢えてシンプル・上品系にすることで、振袖の華やかさが際立ち、振袖が主役になります。
ワンカラーやグラデーションのみ、ワンカラーやグラデーションベースにワンポイントでストーンやアートをプラス、などのデザインが当てはまります!
「シンプルだけど映える手元にしたい!」という人は、手がすっきりキレイに見える「シアーピンク」や「シアーベージュ」のワンカラーがおすすめ。
肌の色に合うカラーを選べば、手元がキレイに見えてより振袖が引き立ちますよ♪
また成人式の二次会のドレスや普段の洋服にも合わせやすいので、爪だけ浮くこともなく、こなれ感も出せちゃいます。
自分に似合うピンクやベージュの色がわからない場合は、ネイルサロンでネイリストに相談してみてください。
ネイルサロンではカラーサンプルを手元に当てて色味を確認することができます!
似合う色を一緒に探してくれますよ。
2.振袖の色や柄に合わせたネイルをする

振袖を着るときのネイルデザインとして最も多いのは、「振袖に使われている色や柄をネイルにも取り入れる」方法です。
振袖の仕様とネイルデザインをリンクさせることで、全体的な統一感が出てまとまりが良くなります。
振袖とネイルデザインをリンクさせるときは、以下の点を参考にしてみてください♪
・振袖の柄や帯の柄をネイルデザインに取り入れる
振袖や帯の柄とネイルの柄を揃えてみましょう!
振袖や帯の柄が椿であれば、ネイルデザインの数本に椿のアートを入れることで全体の統一感が出て、失敗なし☆
振袖は、通常の着物よりも華やかな柄が描かれているデザインのものが多いため、ネイルデザインも同様の柄を取り入れて華やかさを演出するといいでしょう。
・振袖の模様に使われている色や、生地のメインカラーとネイルカラーをリンクさせる
振袖と同じ色が使われているネイルなら、全身のコーディネートとして、統一感が出ます。
例えば、成人式に黒の振袖で参列するのであれば、ネイルカラーにも黒を取り入れることで指先だけが浮くことなくまとまりやすいです。
・振袖や帯の差し色とネイルカラーを合わせる
様々な柄や色で描かれる振袖ですが、敢えて濃いめの帯を合わせることで差し色となって、全体のバランスがキュッと引き締まって見える効果が生まれます。
この振袖に使用した差し色とネイルカラーを合わせることで、落ち着いた大人の女性らしい仕上がりになり、おすすめです。
・和柄ネイルにする
振袖は、日本の伝統的な衣装であるため、日本=和のイメージから関連して和風テイストの柄のネイルデザインにするのもおすすめです!
例えば市松模様、椿や桜などの花柄、水引などのネイルアートを取り入れたり、金粉を散らしたりすることで和のテイストになり、振袖にぴったりです☆
振袖の色で決まる!失敗しないネイルカラー選び
振袖に合わせるネイルカラーで迷って決められない・・そんなときは、「振袖の色に合うネイルカラーを選ぶ」のがオススメです♪
具体的な例をいくつかご紹介します^^
人気の白・オフホワイトの振袖には?

人気の白やオフホワイトの振袖には、
・淡いピンク
・ピンクベージュ
などを落ち着いた印象に仕上がり、振袖の白を引き立てることができます。
また、
・クリアベースのネイル
・シルバーやゴールドのラメグラデーション
なども白を引き立てながらも、爪先も華やかに魅せてくれるためおすすめです♪
落ち着いた緑・青・紺の振袖には?

落ち着いた緑・青・紺などの振袖には、
・同系色のカラー(振袖の緑・青・紺やそれに近いカラー)
・黒ベース+同系色カラー
・白ベース+同系色カラー
・同系色カラー+ゴールドやシルバーラメ
がおすすめ。大人っぽくかっこいい印象の爪先になります。
緑・青・紺は、普段使いとしては、やや濃いカラーになるため、ワンカラーではなく、アクセントとして使うのもOK◎
王道の赤・ピンクの振袖には?

王道の赤・ピンクの振袖には、
・トーンを合わせた赤
・トーンを合わせたピンク
の同系色はもちろんのこと、
・ピンクベージュ
・ゴールドラメ
などもおすすめ。
赤には、明るめや暗めなど種類があるため、振袖の色味に近い赤を選ぶとよりバランスがとれ、トータルコーディネートも完璧◎
また、ゴールドラメをアクセントとして取り入れるとより華やかに仕上がりますよ。
スタイリッシュな黒・紫の振袖には?

スタイリッシュな印象のある黒や紫の振袖にも同じように、
・黒
・紫
の同系色を使うのがおすすめ。
アクセントでゴールドやシルバーのラメを入れると、華やかさがUPしますし、ポイントで白を足すとアート感があり、おしゃれでモダンな印象に仕上がります。
また、赤同様に、紫にも明るめ、暗め、深め、パステルなど種類があるため、振袖の色に合わせてトーンを選ぶと失敗がないですよ。
振袖姿を彩るおすすめネイルデザイン集
ネイルカラーにつづいて、振袖に合うネイルデザインをご紹介します♪
デザインに迷ったら参考にしてください^^
シンプルなワンカラーネイル

まずは、無難なシンプル「ワンカラーネイル」
デザインやアートを入れるのがあまり好きじゃない、シンプルが好き!という方は、もちろんワンカラーネイルでもOK!
華美にネイルを飾るのもありですが、シンプルにワンカラーネイルにすることで、振袖をより引き立てることができます。
上品なフレンチネイル

シンプル好きだけど、ワンカラーよりも少しデザインが欲しい方には、ネイルの王道「フレンチネイル」もおすすめ!
フレンチネイルはカラーを選ばないデザインなのでどんな色を使っても、上品で大人っぽくみせることができます。
ナチュラルなグラデーションネイル

ナチュラルな大人っぽいデザインを楽しみたい方には、グラデーションネイルもおすすめです!
根元がクリアで爪先に向けて、色が濃くなっていくグラデーションネイルは、カラーを問わず大人かわいいネイルを楽しむことができます。
デザイン自体が落ち着いているため、どんな柄の振袖にも合いますよ♪
ストーンやミラーラインなどを加えたネイル

いつもより少し特別なオシャレを楽しみたいときは、ストーンやミラーアート、ミラーラインなどを入れるのも◎
ストーンやミラーラインを足すことで、ワンカラーやグラデーションなどシンプルなデザインのアクセントになり、より爪先を華やかにすることができます♪
特にミラーラインは、大人っぽい印象で成人式の日の爪先を飾るのにぴったりですよ^^
振袖の柄にリンクする和柄ネイル

振袖といえば、やはり和柄ネイル!
せっかくの成人式でネイルも記念に残るようなデザインを楽しみたければ、振袖の柄にリンクする和柄ネイルもおすすめです!
和柄には様々ありますが、振袖の色・柄に合わせるのが一般的。
ネイルサロンでオーダーする場合は、振袖の写真を用意して来店すると良いでしょう。
振袖の柄とリンクするネイルをするなら「ネイルサロンの持ち込みデザインメニュー」で再現してもらうのがおすすめ♪
成人式はジェルネイル、マニキュア、ネイルチップのどれがいい?

振袖におすすめのネイルには「ジェルネイル」「マニキュア」「ネイルチップ」の3種類があります。
ここではそれぞれのネイルの種類の特徴についてお伝えします。
参考にしていただき、自分の思い描くイメージやライフスタイルに合ったネイルの種類を選んで下さいね♪
ジェルネイルはこんな人におすすめ
- 凝ったアートやパーツをつけたい人
- 爪が薄くて弱い人
- 短い爪を少し長くしたい人
- ぷっくりと厚みのある仕上がりが好きな人
- 学校や仕事でネイルをつけていてもOKな人
ジェルネイルは、マニキュアとは異なり紫外線で固まる樹脂を爪に塗っています。
プラスチックのように硬い素材を爪表面につけたかのような仕上がりになります。
トレンドのぷっくりネイルや大きなネイルパーツをつけたりするデザインは、ジェルネイルの素材感を生かしたアートになっているのです。
凝ったアートやツヤ感が好きな方は、迷わずジェルネイルを選びましょう。
また、ジェルネイルは爪のフォルムを形成でき、長さ出しも可能な素材です。
凸凹な爪や薄い爪も、厚みのあるつるんとした表面にすることができます。
5ミリ以下の長さだしもできるので、折れてしまった爪やチビ爪が気になる方にもおすすめです。
ただし、5ミリ以上の長さを出す場合は「アクリルスカルプチュア」での施術をオーダーしましょう。
そして、ジェルネイルが人気な理由に「持ちの良さ」があります。
マニキュアは数日程度で剥がれてしまうのに対し、ジェルネイルは3~4週間ほど爪に密着するのです。
学校やお仕事でネイルをつけていてもOKならジェルネイルを選びましょう。
成人式以降も長くネイルが楽しめますよ。
マニキュアはこんな人におすすめ
- 爪の形や厚みはナチュラルがいい人
- 爪になにか着けている感覚が苦手な人
- 成人式後にすぐネイルを落とさなくてはならない人
- 自分でネイルを落としたい人
マニキュアは何度塗り重ねてもジェルネイルのような厚みはでません。
薄めでスラッとしたフォルムが好き!という方や、爪表面に何か着けている感覚が苦手な方は、マニキュアで成人式ネイルを楽しむのがおすすめです。
また、学校やお仕事、アルバイトなどでネイルがNGの場合、成人式を終えたらすぐにネイルを落とさなくてはなりません。
ジェルネイルはオフをするために「ジェルリムーバー」「ファイル」「プッシャー」「アルミホイル」「コットン」などの道具が必要です。
なれていない人がオフすると、地爪を傷つけてしまったり、キレイに落としきれなかったりする可能性も高いのです。
マニキュアなら除光液とコットンさえあればすぐに地爪に戻るので、すぐにネイルを落としたい方や、自分でネイルオフをしたい方にぴったりではないでしょうか。
ネイルチップはこんな人におすすめ
- 職業などでジェルネイルやマニキュアがNGな人
- 爪に直接ネイルを施すのが苦手な人
- 成人式後にすぐにネイルを落とさなくはならない人
- 簡単にネイルを楽しみたい人
- 成人式のネイルを記念に残したい人
- 爪の長さを出したい人
ネイルチップは、マニキュアやジェルネイルとは異なり、直接自爪にカラーを塗ることはなく、既にデザインが仕上がったチップを両面テープなどで爪に貼り付けるものです。
簡単に着脱することができるので、職業柄など色々な理由から自爪に直接ネイルを施すことができない方にはおすすめのネイルです。
ネイルチップは外したあとも手元にとっておくことができるため、記念品として残すことができるのも魅力的。
ただし、ネイルチップはあくまでも短時間を楽しむためのものであるため、長期間連続してつけておくことは難しいです。
その分、何度も繰り返し使うことができるのもメリットのひとつです。
最近では、100円ショップやバラエティショップでも入手することができますが、ネイルチップ作家やネイルサロンなどで自分の着る振袖に合わせた、オーダーネイルチップを作成することもできますよ♪
振袖とネイルに関するQ&A

振袖とネイルに関して、よくある疑問をいくつかご紹介します♪
振袖を着る時にネイルは絶対するべき?
振袖を着るときのネイルはしなくてもOKです!
必ずしもネイルをしなければならないというルールはありません。
ただ、せっかくなら爪の長さや形、甘皮などネイルケアだけでもしておくと、指先がより綺麗に見えて写真映えもするのでおすすめです。
色柄を選ばない万能な振袖ネイルデザインは何?
色柄を選ばない万能なネイルデザインは、やはりベースカラー、デザインともにシンプルなものがいいでしょう。
振袖に使われている色と同じ色でワンカラー、グラデーション、フレンチネイルであれば大体失敗はなしです。
セルフネイルでも挑戦しやすく、和装に合わせやすいですよ!
成人式でネイルをする人はどれくらいいるの?
成人式はネイルが絶対必要!というわけではないですが、実際にどのくらいの人がネイルをするのでしょうか?
地域差は大きいですが、一般的には約4~5割の人が成人式のためにネイルをしているようです。
実際に筆者も、成人の日が近くなると成人式のためのネイルの予約が多く、サロンも混み合っていた印象です。
普段は大学生でネイルはできないけど、成人式のために予約をしたという方も多く、1~2週間後にオフのみの予約をしている学生さんも多かったです。
また、成人式の日だけではなく、前撮りの日にネイルをする人もたくさんいました。
まとめ

今回は、振袖を着るときのネイルデザイン選びのポイントについて解説いたしました。
文中でもお伝えしましたが、振袖は華やかな日本の伝統的な衣装のひとつです。
振袖に合わせるネイルデザインは、ワンカラーなどのシンプルなものか、振袖に合わせた和柄テイストを意識すると失敗がないでしょう。
ネイリストをしている筆者がこれまで経験してきた成人式ネイルの多くは、着用する振袖にリンクした柄やカラーを取り入れるものでした。
振袖の柄やカラーは言葉で表現するにはやや難しいため、お客様が着用する振袖の写真を持参してくださると提案もしやすく助かりました。
ネイルサロンに行く方は是非自分が着る振袖の写真を持っていくことを推奨します♪
とはいえ、成人式は一生にたった一度の記念の日です。
思い出に残るような、自分好みの派手なネイルにしてもOK!
反対にシンプルなネイルにして振袖を輝かせてもOK!
ネイルができない、苦手な方は、ネイルをしなくてもOKです!
今回ご紹介した内容を参考に、是非お気に入りのネイルデザインで大切な成人式を迎えてくださいね♪


