今やネイルサロンは年齢を問わず多くの方が利用していますよね。
爪が綺麗だとモチベーションも上がりますし、定期的に通われている方も多いのではないでしょうか。
ですが、つい美意識が高くなりすぎて、ネイリストが嫌がる行動をしてしまっているかも!
そこで、今回はネイリストが嫌がるお客様の行動についてまとめてみました。
ネイリストがお客様をおもてなしするのは当然ですが、お客側も最低限のマナーは必要です。
お互いサロンでの時間を快適に過ごすために少し意識し、思い当たることはないか確認してみてください。
ネイリストが嫌がるネイルデザインってあるの?
ネイリストが嫌がるデザインとは、嫌ではなく「苦手なデザイン」と言い換えるとわかりやすいと思います。
ネイリストは技術職で、技術はファイリング、ケア、スカルプ、ジェルなど、多岐にわたりますよね。
爪の形を揃えるのが得意なネイリストもいれば、ジェルでアートを描くのが上手な方、スカルプが早くて綺麗な方など、個々によって技術の得意不得意があるのです。
全ての技術を完璧にこなせるネイリストは中々おらず、サロンのコンセプトによって得意なデザインや技術が変わってきます。
このように個人差が大きいのですが、ここでは一般的に苦手な傾向が多いデザインをまとめてみたので、参考にしてください。
フレンチのみ
フレンチはシンプルなデザインで簡単と思われがちですが、実は王道デザインの中で一番難易度が高いとされています。
先端のフレンチラインは、爪によってバランスを取るのが難しく、苦手なネイリストはそのバランスを理解できていない方が多いです。
ただし、苦手なネイリストが多い一方、フレンチが得意なネイリストもいるので、仕上がりの良さを求めるなら得意な方を指名するのが良いでしょう。
また、お客様がシンプルなフレンチにしたいと言った時は、写真やチップを見てそう思うことが多く、長さがある場合がほとんど。
短い爪でそのようなフレンチは難しいので、ショートネイルではバランスが変わることを理解し、綺麗に仕上げたい場合は長さ出しをすることも検討しましょう。
パステルカラーのワンカラー
カラフルで可愛いパステルカラーは、ワンカラーでムラなく塗るのが難しいカラーです。
質感がマットなものも多く、ハケ跡が目立ちやすいため、綺麗に塗るのに高度な技術が要ります。
同じくマットな白も同様で、パステルとマットホワイトはネイリスト泣かせのカラーと言われることも!
しかし、こちらもフレンチ同様、得意なネイリストもいます。
ホームページやインスタの写真を参考に、上手な方を見つけましょう。
キルティングや埋め込み3Dなどの立体的なアート
キルティングデザインや埋め込み3Dなど、立体的なアートは苦手というより、時間がかかるため敬遠されがちです。
サロンによって多少違いますが、ネイルサロンで通常デザインをした場合、かかる時間は2時間前後が一般的です。
オフがあったり少し凝ったアートをした場合でも、ほとんどのネイリストが3時間以内で仕上げます。
立体的なデザインは本数によって3時間以上かかることもあるので、避けたいと感じるネイリストが多いのかもしれません。
このような複雑なデザインをやっていないサロンもあるので、やりたい場合は事前に確認するようにしましょう。
好きなデザインが得意なサロンを見つけることがベスト
ネイリストは、自身の好みや働くサロンのコンセプトで得意なデザインが変わってきます。
不得意なデザインだと、いつものクオリティが発揮できない場合も。
「思ってたのと違った・・」とならないために、サロン選びはSNSでの写真が好きなデザインが多いかどうかで決めるようにしてください。
写真は得意なものやサロンのコンセプトに合ったものを載せているので、好みのデザインが多ければそのサロンで満足できる可能性が高いでしょう。
ネイルサロンの選び方、見極め方はこちらの記事でも解説しています!
実は困る…ネイルサロンのめんどくさい客とは?
ネイリストも人間なので、実は「ちょっと困ったな・・」と思うことがあります。
ここでは、困ってしまう事例を挙げていきます。
遅刻する
どの世界でも同じですが、遅刻はとにかくNGです。
ネイルサロンはデザインやコースによってある程度時間が決まっており、時間内にお客様のご案内から施術、会計、お見送り、後のお客様の準備を済ませなければなりません。
遅刻すると後のお客様に迷惑をかけるかもしれないので、遅れた場合は、15分の遅れでキャンセル、10分の遅れでコース制限など、独自の遅刻ルールを設けているサロンも多いです。
予約時間丁度に施術開始できるよう、余裕を持って来店しましょう。
無断キャンセルする
無断キャンセルも絶対やめましょう
予約をした時点で、その時間枠はネイリスト一人が働く時間になりますよね。
お客様は「ネイルをしてもらう時間」、ネイリストは「施術をする時間」を作ることになり、無断キャンセルは、ネイリストが自分のために空けておいた時間を奪うことになるのです。
相手の時間を無駄にしないよう、無断キャンセルは基本せず、どうしてもキャンセルする時は必ず連絡を入れるようにしてください。
なお、無断キャンセルをした場合、二度と予約を受けないサロンもあるので、頭に入れておきましょう。
デザインが長時間決まらない
デザインの選択に時間がかかるのも、少し困ってしまいます。
もちろん好きなデザインを選んで頂いて良いですし、ネイリスト側も色々提案していきます。
ですが、ずっと迷っていても時間だけが過ぎる一方なので、迷った時は
・迷ったデザインは次回にする
・ネイリストの提案を受け、良い感じにまとめてもらう
・あらかじめしたいデザインを決めておく
などをしておくと、スムーズにいくでしょう。
ネイルサロンはコースによってある程度時間が決まっており、それを元に後の予約を取っていきます。
迷われると施術が止まってしまうのです。
これはネイリストも未熟かもしれませんが、後のお客様に影響しそうになった場合、焦ってしまってネイリストの接客レベルが下がってしまうこともあります。
そうならないためにも、デザイン決めはスムーズに行えるよう協力しましょう。
手や足があまりにも不衛生
ネイリストは、お客様の肌に直接触れますよね。
手や足が不衛生だとしても施術は行いますが、正直不快に思ってしまうことは事実です。
爪の裏のゴミや臭いなどに気をつけ、不衛生と思われないようきちんと洗っていきましょう。
また、グリーンネイルや爪水虫などのトラブルが起こっていた場合、施術はNGになります。
このような症状は、ほぼ爪の不衛生な環境が原因なので、綺麗に保つよう洗浄と保湿はしっかり行ってくださいね。
完成時に「カラーやデザインを変えたい」と言う
完成後に「思っていたのと違う」と、カラーやデザインの変更を希望するのも嫌がられてしまいます。
ネイリストは、施術時にカラーやデザインの確認をしながら進めていきます。
その時OKを出したのに、後から違うと言われると、ネイリストも困ってしまうのです。
完成形をイメージするのは難しいですが、一度納得したものを後から変更するのは避けましょう。
ただし、どうしても気に入らない場合は、有料で良いので変えたいと希望すれば、後のお客様が入っていない場合に対応してくれることもあります。
ネイルデザインは、お互いのイメージの差が出ないよう、カラーを塗布する前にしっかり話し合うことが大切です。
他店のデザインを持ち込んで「完全再現して」と言う
最近ではSNSでのデザインを持ち込む方が多いですが、そのデザインを作った当人以外では、完全再現は難しいです。
カラーや商材も豊富に種類があるため、似たカラーがない場合やパーツがない場合もあり、サロンでは「持ち込み画像を参考に似せる」ことが精一杯の対応です。
また、ほぼ同じデザインを再現したとしても、肌の色や指の長さ、爪の長さや形で印象は大きく変わってしまいます。
同じデザインでも人によって見え方が違うことも頭に入れておきましょう。
持ち込みデザインは完全再現ではなく、あくまで画像を参考に自分にあった感じにまとめてもらう、といった使い方をするのがおすすめです。
持ち込みデザインについてはこちらの記事をチェック!
まとめ
ネイリストがお客様に丁寧な接客をするのは当然ですが、お客様にもマナーがあります。
お互い快適な施術時間を過ごすために、少しだけ配慮しましょう。
ただし、お客様側が気を使い過ぎる必要はなく、マナーを守っているのに、不機嫌な態度や雑な扱いをするネイリストは、良いネイリストとは言えません。
そのようなネイリストがいるサロンは避け、良い気分で過ごせるサロンを見つけてください。
素敵なネイルサロンで、ネイル時間を気分よく過ごしましょう。