「ジェルネイルって、爪の長さはどれくらい必要?」
「短い爪でもできるのかな?」
そんなふうに疑問に思ったことはありませんか?
実はジェルネイルをきれいに長持ちさせるには、知っておきたい理想の爪の長さがあります。
短い爪でも施術は可能ですが、少し長さを整えるコツや長さ出しの種類を知っておくと安心ですよ。
この記事では、素爪の長さの目安や理想的な形、長さ出しを上手に活用する方法までわかりやすくまとめました。
これからジェルネイルを楽しみたい方や、サロン選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
- 理想の爪の長さとは
- ・素爪の場合の理想の長さ
- ・ジェルネイルに必要な爪の長さ
- ・長さ出しをする時に必要な爪の長さ
- ジェルネイルをする時に少し長さが必要なのはなぜ?
- ・爪の形や長さを揃えられるから
- ・選べるデザインが増えるから
- ・エッジまでしっかり塗れるので持ちが良くなる
- ネイルサロンでできる長さ出しの種類
- ・おすすめはジェルスカルプチュア
- ・ロングにするならアクリルスカルプチュア
- ・スピーディーなチップオーバーレイ
- 爪の長さだけじゃなく爪先の形にも注目!
- ・ショートネイルにおすすめのラウンド
- ・女性らしい印象になるオーバル
- ・ロングネイルにぴったりのアーモンド
- ・足の爪にもおすすめなスクエア
- ネイルサロン初心者が来店前に気をつけること
- ・爪は「切る・削る」などして整えていく必要はない
- ・甘皮の処理をしていく必要はない
- ・「爪の長さが足りないかも?」と思っても気にしないでOK
- よくある質問
- ・爪が1本〜2本割れたり折れたりしていてもジェルはできる?
- ・マニキュアでもある程度爪の長さは必要?
- ・はじめてのネイルサロンで失敗しないオーダーの伝え方は?
- まとめ
理想の爪の長さとは
爪の長さは見た目の美しさだけでなく、ジェルネイルの仕上がりや持ちにも影響します。
そのため、理想の爪の長さを知っておくと、割れにくく整った指先を維持しやすくなるでしょう。
短すぎると衝撃から指先を守る力が弱くなり、長すぎると引っかけたり折れやすくなってしまうため、生活に合わせた適度な長さを心がけるのがポイント。
ここでは、素爪のときの理想の長さやジェルネイルをする際におすすめの目安をわかりやすくご紹介します。
素爪の場合の理想の長さ
素爪の場合の理想の長さは、指先の腹側から見て爪が1〜2ミリほど出ている状態が目安です。
このくらいの長さなら普段の生活でも邪魔になりにくく、割れや欠けといったトラブルを防ぎやすくなります。
逆に短すぎると指先の皮膚を守る力が弱くなり、物に触れたときに痛みを感じやすくなることも。
反対に長すぎると家事や仕事中に引っかけてしまったり、折れてしまったりするリスクが高まるため注意しましょう。
爪の長さを適度に保つには、週に1回程度を目安にファイルを使って形を整えておくのがおすすめです。
きれいな素爪をキープしておくと、ジェルネイルをしていない時期も指先が美しく見えますよ。
ジェルネイルに必要な爪の長さ
ジェルネイルを美しく仕上げて、長く楽しむためには、爪の長さを少しだけ整えておくのがポイントです。
極端に短い状態でも施術はできますが、長さが足りないとジェルが先端までしっかり塗れずに剥がれや浮きの原因となることもあります。
理想としては、指の腹側から見て爪が1〜2ミリほど出ているくらいがちょうど良い長さの目安です。
このくらいの長さがあれば形を整えやすく、アートやデザインの幅も広がりますよ。
では具体的に「短い爪でもジェルネイルはできるのか?」「理想的な長さの測り方」について、さらに詳しく解説していきます。
■短い爪でもジェルネイルはできる?
短い爪でもジェルネイルをすることは可能です。
ただし、短い爪でジェルネイルをする場合には、通常より持ちが悪くなったり浮いてきやすかったりする点には留意してください。
また、深爪で炎症が起きている時などネイルをするより治療が優先です。
皮膚科を受診して専門医に診察してもらってくださいね。
■理想は指の腹側から見て爪が1~2ミリ出てるくらい
ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをする時、
爪の長さは指の腹側からチェックして爪が1~2ミリほど出ているのが理想です。
爪の長さと形をきれいに整えられ、ジェルもしっかりとエッジまで塗ることができるので持ちも良いはずです。
ちなみに深爪になっていて爪周りに炎症が起きている場合にはネイルサロンでのジェルネイル施術をお断りされてしまうこともあります。注意しましょう。
長さ出しをする時に必要な爪の長さ
「爪が短すぎるけど長さ出しできるかな?」と不安になる方も多いかもしれません。
しかし 結論から言うと、長さ出しをする場合は自爪の長さはほとんど気にしなくて大丈夫です。
ネイルサロンでは爪先にフォームを引っかけたりチップを装着して人工的に土台を作る技術があるため、たとえ深爪ぎみでも長さ出しをすることはできます。
けれど長さ出しがしやすい爪の長さの目安として、ジェルスカルプチュアなら爪先にほんの1ミリほど白い部分があれば十分です。
チップオーバーレイの場合はほとんど長さがなくても長さ出しができますよ。
ジェルネイルをする時に少し長さが必要なのはなぜ?
ジェルネイルをするには少し長さが必要ということがわかっていただけたかと思います。
では、なぜ爪が長めのほうが良いのでしょうか?
ここではジェルネイルをする時に爪の長さを少し伸ばしておいたほうがいい理由をお話します。
爪の形や長さを揃えられるから
爪先の形を整えたり、長さを揃えたりしやすいからというのが1番の理由です。
爪先の形については後ほど詳しくお話しますが、スクエアやスクエアオフ、バレリーナと呼ばれる形は自爪の長さが適切でないとバランスよく綺麗に整えることができません。
ラウンドやオーバルという形に整えるのであれば短くてもOKです。
選べるデザインが増えるから
爪が長いということは爪表面の面積が多くなるため、アートがたくさんできます。
つまり、爪が長いほうが選べるデザインの幅が広がるのです。
サンプルデザインが長い爪の場合、短い爪だとストーンや手描きアートを全く同じにすることができない可能性もあるので注意してくださいね。
ネイリストは全体のバランスを見ながらアートを小さめに描いたり、ストーンのサイズを小さくしたりするなどの工夫をしますが、どうしても難しいと判断した時はお客様に相談します。
エッジまでしっかり塗れるので持ちが良くなる
ジェルネイルは爪先の厚み分(エッジ)にしっかりと塗ったほうが持ちが良くなります。
自爪の長さが指先の皮膚より短い状態だと、ジェルをエッジに塗ることができないため、持ちが悪くなりやすいです。
ジェルネイルの一般的な持ちは3週間ほどですが、短い爪の場合は3週間経たないうちに爪先から剥がれてきてしまうことも。
特にセルフジェルネイルの場合は1週間程度で浮いてきたり剥がれたりすることもあるため、自爪の長さは少し長めにしてジェルネイルをするのが良いでしょう。
ネイルサロンでできる長さ出しの種類
ここまではジェルネイルをする時に最低限必要な爪の長さや、爪の長さがあったほうがいい理由について解説してきました。
次は短い爪をあっという間に理想の長さにできる「長さ出し」についてご紹介していきます。
長さ出しとは自爪の先に人工爪を作って爪の長さを伸ばす技術のことです。
長さ出しをすれば、理想の長さにした状態でジェルネイルを楽しむことができますよ。
ネイルサロンでの長さ出し料金は、『10本で8000~12000円』が相場です。
ブライダルネイルや成人式ネイル、さらには結婚式のお呼ばれなど、手元の印象をより美しくしたい時にぜひ長さ出しをしてみてください!
長さ出しをする場合、以下の3種類の中から長さを出す方法を選ぶことになります。
おすすめはジェルスカルプチュア
長さ出しの中でもおすすめなのは、ジェルスカルプチュアというジェルを使った方法です。
ネイルフォームと呼ばれる土台を爪先につけてその上にジェルで人工爪を作っていきます。
フォームを爪の先端に装着する必要があるので引っ掛けるために爪先の白い部分が1ミリ程度必要で、作れる長さは5ミリ程度までなので短めの長さ出しをする時にぴったりです。
フィット感の良いつけ心地で、オフも比較的簡単なので長さ出しが初めての方も挑戦しやすいでしょう。
また、7月や8月の暑い時期にはクリアフレンチというクリアジェルで長さ出しをしたフレンチデザインも人気です。
涼しげでスタイリッシュなデザインなので気になる方は調べてみてくださいね。
ちなみに、1センチ以上の長さ出しをしたい場合は次に解説するアクリルスカルプチュアのほうが強度が高いので合っています。
ハードジェルを使えばジェルスカルプチュアでもギリギリ1センチの長さ出しが可能ですが、やはり強度面が劣るのでロングネイルをするならアクリルスカルプチュアに軍配が上がります。
ロングにするならアクリルスカルプチュア
ロングネイルにしたい方におすすめの方法がアクリルスカルプチュアです。
1センチ以上の長さ出しをしたいならアクリルスカルプチュアを選びましょう。
アクリルスカルプチュアはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜてミクスチュアを作ります。
ミクスチュアはジェルと異なりライトを当てて硬化するのではなく、時間の経過とともに固まっていきます。
どのくらいの長さを出すかにもよりますが、アクリルスカルプチュアによる長さ出し&ジェルネイルのデザイン施術となると施術時間は長くなり、2時間半~3時間はかかります。
スピーディーなチップオーバーレイ
スピーディーに長さ出しをしたいならチップオーバーレイが合っています。
チップオーバーレイはハーフチップと呼ばれる爪先部分だけのネイルチップを爪先に装着して長さを出す方法です。
時短がウリのネイルサロンでも取り入れていることが多い長さ出しなので気になる方は調べてみてください。
爪の長さだけじゃなく爪先の形にも注目!
ジェルネイルをする時の爪の長さについてわかっていただけたでしょうか。
爪の長さが決まったら爪先の形にも注目しましょう!
長さ別に綺麗に仕上げることができる爪先の形は違います。
以下を参考にしてみてください。
- ショートネイル……ラウンド、オーバル
- ロングネイル……ラウンド、オーバル、アーモンド、スクエア、スクエアオフ
ショートネイルにおすすめのラウンド
短い爪におすすめなのがナチュラルな雰囲気になる「ラウンド」です。
清潔感があり、爪が伸びてきたときも家事もしにくくなりにくいメリットがあります。
強度面も優れているのでネイル初心者さんにおすすめ。
整え方のポイントは、爪やすりで円の弧になるように削って整えることです。
女性らしい印象になるオーバル
お仕事をされている方に人気なのが女性らしい印象の手元になる「オーバル」です。
オーバルはラウンドから爪先をさらに丸みのある形にした形で、爪全体で見た時の形が卵型になります。
指先を長く見せることができるのもメリットといえるでしょう。
ロングネイルにぴったりのアーモンド
シンプルなワンカラーでもスタイリッシュかつおしゃれに仕上がるのが「アーモンド」です。
オーバルからさらに爪先を尖らせた形で、爪全体で見た時の形の印象がナッツのアーモンドのように見えることからこのように呼ばれ、別名「ポイント」と呼ばれることもあります。
爪先が細くなるため強度面では少々他の形に劣りますが、根強い人気のある形です。
足の爪にもおすすめなスクエア
足の爪の形で人気なのが「スクエア」です。
巻き爪になりにくいというメリットがあります。
ハンドネイルの場合は爪が長くないと美しい形に仕上げられないので注意しましょう。
似ているけれど違う形に「スクエアオフ」がありますが、こちらはスクエアの両端の角を丸く整えた形のことです。
ネイルサロン初心者が来店前に気をつけること
初めてネイルサロンに行くとき、
「爪は整えていった方がいいのかな?」
「甘皮はどうしたらいいんだろう?」
など、気になることがたくさんありますよね。
特に初心者の方は自分で爪を切ったり甘皮を処理してから行った方がいいと思いがちですが、実は無理に手を加える必要はありません。
ここでは、ネイルサロンが初めての方でも安心して来店できるように、事前に知っておきたいポイントをわかりやすく紹介します。
爪は「切る・削る」などして整えていく必要はない
ネイルサロン初心者の方に多いのが、サロンに来る前に自分で爪の長さを切ってきてしまうことです。
爪の長さがバラバラに伸びている場合もそのまま行ってOK!
むしろそのままの状態で行ったほうがネイリストは10本のバランスが取りやすく、爪先の形もきれいに仕上げられるでしょう。
甘皮の処理をしていく必要はない
ネイルサロンに行く前に「甘皮を処理しておいたほうがいいのかな?」と悩む方もいるかもしれません。
しかし、無理に自分で甘皮を切ったり押し上げたりする必要はありません。
サロンではプロのネイリストが、ひとりひとり爪の状態を見ながら適切にケアをしてくれます。
自己処理をしてしまうと甘皮周りを傷つけてしまったり、逆に炎症を起こしてしまうリスクも。
また、甘皮は爪を守る役割もあるため、過剰に取るのはおすすめできません。
来店時は自然な状態のままで大丈夫なので、無理に処理せずそのままお任せするのがいいですよ。
「爪の長さが足りないかも?」と思っても気にしないでOK
「爪が短すぎるかも…」「長さがバラバラで恥ずかしい…」と心配になる方も多いですが、
ネイルサロンでは全く問題ありません。
爪の長さや形は施術前にネイリストが一人ひとりの状態に合わせて整えてくれるので、無理に自分で伸ばしたり削ったりする必要はないんです。
特に長さ出しを希望する場合や形を揃えたい場合も、最初からプロに任せたほうが美しく仕上がります。
自然な状態で来店してもらえたほうがネイリストも爪の状態を正しく判断し、適切なアドバイスもしてもらえるので安心ですよ。
あまり気にしすぎず、リラックスしてサロンに足を運んでくださいね。
よくある質問
最後にジェルネイルをする時によくある質問にお答えしていきます。
爪が1本〜2本割れたり折れたりしていてもジェルはできる?
爪が1本〜2本割れたり折れたりしている場合でもジェルネイルはできます。
リペア(爪の補強や長さ出し)してからジェルネイルをしたい時は、予約時にジェルネイルメニューだけでなくリペアメニューもオーダーして、備考欄に爪の状態を記載しましょう。
備考欄がない時はネイルサロンに電話をして爪の状態とリペアをしてほしい旨を伝えてくださいね。
マニキュアでもある程度爪の長さは必要?
マニキュアをきれいに塗る場合も、実は爪が少し伸びている方が仕上がりが美しく見えます。
爪の長さが短すぎるとカラーが爪の先端までしっかり塗りにくく、先端部分からすぐに剥がれやすくなることも。
目安としては指の腹側から1〜2ミリほど爪が出ていると、マニキュアも塗りやすく持ちも良くなります。
ただし無理に伸ばす必要はなく、生活に支障がない範囲で整えておくのが一番です。
普段からファイルで形を整えておくと、マニキュアを塗らない時も指先がきれいに見えますよ。
はじめてのネイルサロンで失敗しないオーダーの伝え方は?
ネイルサロンが初めてだと「どう伝えたらいいんだろう?」と緊張してしまいますよね。
失敗を防ぐコツは、イメージをできるだけ具体的に伝えることです。
気になるデザインの写真を何枚か用意しておくと、ネイリストが好みを理解しやすくなります。
色味やアートの雰囲気・長さの希望も、写真で一緒に伝えてイメージを共有するのが安心です。
もし迷っている場合は「ナチュラルにしたい」「目立つデザインがいい」などざっくりしたイメージでも大丈夫ですよ。
また、普段の生活や仕事で気をつけたいことがあれば一緒に伝えておくと、扱いやすい長さや形を提案してもらえます。
わからないことは遠慮なく質問して、ネイリストと一緒に理想のネイルを作ってくださいね。
まとめ
ジェルネイルを美しく楽しむためには、理想的な爪の長さを知っておくことがとても大切です。
指先の腹側から1〜2ミリ程度爪が出ているのが目安で、このくらいの長さがあれば形を整えやすくジェルの持ちも良くなります。
もし爪が短すぎても、ネイルサロンでは長さ出しができるので安心してくださいね。
また、来店前に無理に爪を切ったり甘皮を処理したりする必要はありません。
自然な状態のまま来店し、気になることはネイリストに相談すればOKです。
爪の形や長さをプロに任せることで、仕上がりがよりきれいになりますよ。
理想の長さや形を把握しておくとデザインの幅も広がり、日常生活の中でも指先を美しく保てます。
この記事の内容を参考に、自分にぴったりのジェルネイルを楽しんでみてくださいね!
他にも、ネイルサロンのメニューについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
https://www.nailjoshi.com/95550/