ネイリストになりたい!と思う方が最初に気になるのが、「ネイリストになって働くには資格が必要なの?」という点です。
結論から言うと、ネイリストになるために必須の資格はありません。
ですが、ネイリストになるなら取っておいたほうがいい資格はあります!
今回の記事では、ネイリストになるには?の基本情報をはじめ、なるために持っていたほうがいい資格や、ネイリストになるためのステップについて解説していきます!
ネイリストになりたい方の参考になれば幸いです。
- ネイリストになるためのステップとは?
- 1.ネイルに関する知識や技術を学ぶ
- 2.ネイリストの資格を取得する
- 3.ネイルサロンに就職する
- ネイルに関する知識や技術を学ぶ主な方法
- ・美容専門学校に通う
- ・ネイルスクールに通う
- ・通信講座で学ぶ
- ・独学で学ぶ
- 主なネイリスト資格の種類と内容
- ・「JNECネイリスト技能検定試験」とは?
- ・「JNAジェルネイル技能検定試験」とは?
- ・「ネイルサロン衛生管理士」とは?
- ・「ネイリスト認定講師資格試験」とは?
- ネイリストになるなら資格を取得すべき?取得のメリットを紹介
- ・ネイルサロンの就職・転職が有利になる
- ・資格取得による収入の向上が見込める
- ・自身のブランドを築くための一助になる
- ネイリスト資格に関するQ&A
- ・資格は1級や上級まで取得すべき?
- ・ネイリストの資格取得は独学でも可能?
- ・働きながらでもネイリスト資格は取得できる?
- ・資格には有効期限がある?
- ネイリストになるにはどの方法がいい?主なルートとは
- ・スクールで資格取得後、ネイルサロンに就職
- ・スクールで資格取得後、ネイルサロンを開業する
- ・独学で資格取得後、ネイルサロンに就職
- ・独学で資格取得後、ネイルサロンを開業する
- ネイルスクールは通学or通信?
- ・実践的に学びたいなら通学がおすすめ
- ・自分のペースで学びたいなら通信がおすすめ
- ネイリストとして海外で働きたい!資格は必要?
- ・専用資格が必要な国があるので注意
- ・就労ビザもしくはワーキングホリデービザが必須
- まとめ
- ・ネイリスト検定を取るまでの体験談
ネイリストになるためのステップとは?
プロのネイリストになりたいと考えている方は、「どのようなステップを踏めばいいの?」という疑問を抱くことがあるのではないでしょうか。
そこで、まずはネイリストになるためのステップを詳しく解説していきます。
1.ネイルに関する知識や技術を学ぶ
ネイリストになるためには、まずネイルに関する知識や技術を学ぶ必要があります。
ひとくちにネイルの勉強と言っても内容は幅広く、爪の構造や病気などに関する知識、ネイルケアやカラーリングといった基本的な技術、イクステンションやリペアなど様々です。
これらの知識や技術を身につけるためには、コツコツとした練習や勉強が必要になります。
ネイルを学ぶための具体的な方法は、次の項目で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
2.ネイリストの資格を取得する
冒頭でもお話していますが、現時点の日本ではネイリストとして働くために必須の資格は不要です。
美容師やアイリストのように国家資格がある職業ではないのです。
そのため、ネイルの資格なしでもネイリストと名乗ったり、サロンに勤務したり、自宅ネイルサロンを開業することは可能です。
しかし、これはあくまでも法律上のことなので、「資格がなくてもスムーズに雇ってもらえるのか」というと、また別の話になります。
資格がなくても面接をしてもらえる可能性はありますが、ほとんどのサロンオーナーは有資格者を求めているというのが現実です。
そのため、ネイリストを目指すのであれば、ネイル関連の資格を取得することをおすすめします。
いずれ独立開業をする場合であっても、無資格よりも有資格者のほうがお客様からの信頼を得やすくなるでしょう。
なお、就職する際に有利な資格は、JNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定の2つです。
この2つの資格試験に関しても、次の項目で違いや取得は難しいのかなどを詳しく解説しているので、ぜひご覧くださいね。
3.ネイルサロンに就職する
資格を取得したら、ネイルサロンに就職してネイリストとしての経験を積みます。
就職したばかりの頃は、練習や技術テスト、先輩の補助、雑用などをすることが多いです。
技術テストに合格した後は、本格的にお客様の施術に入らせてもらえるようになります。
また、ネイリストとしてデビューした後も、日々進化するネイル技術や最新デザインの勉強が必要なので、常にアンテナを高くして学ぶ姿勢を持つことが大切です。
ネイルに関する知識や技術を学ぶ主な方法
前項ではネイリストになるためには知識や技術を学んだり、資格を取得したりすることが大切であるというお話をしました。
しかし、「ネイルの知識や技術はどのように学べばいいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
ここからは、ネイルの勉強をするための主な方法を4つ解説していきます。
美容専門学校に通う
1つ目は、美容専門学校のネイルコース等に入学して学ぶという方法があります。
一般的に美容専門学校ではネイルコースを選択しても、メイクや着付け、ヨガ、エステ、アロマなど、別の美容分野の授業が組み込まれていることが多いです。
そのため、ネイル以外の美容に関しても幅広く学びたい方や、定められた期間を集中して学校に通える方は、美容専門学校をおすすめします。
ネイルスクールに通う
ネイルスクールに通って、ネイルを学ぶという方法を選択する方も多いです。
基本的にネイルスクールでは、その他の美容分野に関する授業を受けることはなく、ネイルの知識・技術のみを学ぶカリキュラムになっています。
ネイルの基礎から学ぶコースはもちろん、検定対策に特化したコースや、セルフネイル向けコースなど、カリキュラムの種類も豊富なのが特徴です。
ネイルスクールの規模も、十数人のクラス制をとっている学校もあれば、少人数やマンツーマンのレッスンに対応している学校もあるので非常に幅が広いです。
トータルとしては「ネイルの勉強だけに、とことん集中したい!」という方向けで、特に検定重視の方はネイルスクールに通うのがおすすめです。
通信講座で学ぶ
美容専門学校やネイルスクールに通う時間を確保できない場合は、ユーキャンやヒューマンアカデミーなどの通信講座でネイルを学ぶという方法もあります。
通信講座は自宅で好きな時間にネイルの勉強ができるため、社会人や家事・育児に忙しいママなどにおすすめです。
また、美容専門学校やネイルスクールよりも料金が安いので、なるべく費用を抑えたい方にも向いています。
独学で学ぶ
現代はネイルスクールの授業や通信講座を受けなくても、YouTubeや美容メディアなどで多くの情報を得ることができるため、独学でネイルを学ぶ方が増えています。
実際に独学で資格を取得してネイリストになっている方も存在しているので、自分のペースで勉強がしたい方は独学を選択するのもありです。
主なネイリスト資格の種類と内容
前項でも解説した通り、ネイリストとしてサロンに就職する場合は「JNECネイリスト技能検定」「JNAジェルネイル技能検定」の2つの資格があると有利になります。
これからネイルを勉強したいと考えている方の中には、これらの資格についてよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、JNECネイリスト技能検定とJNAジェルネイル技能検定の概要を詳しく解説していきます。
「JNECネイリスト技能検定試験」とは?
JNECネイリスト技能検定は、公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センターが主催する検定試験です。
ネイル関連の資格の中でも歴史が長く、最も認知度が高いため、多くのネイリスト志望の方が取得を目指しています。
試験は1級・2級・3級の3段階に分かれていて、全ての級に実技試験と、テキストの内容をメインとした筆記試験があります。
3級は義務教育を修了していれば誰でも受験できますが、2級は3級合格者、1級は2級合格者のみに受験資格が与えられるため、飛び級をすることはできません。
ネイリスト技能検定の内容やレベルは、以下の通りです。
1級 | トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術・知識 |
2級 | サロンワークで通用するネイルケアやリペア、アート等に関する技術・知識 |
3級 | ネイルケアやネイルアートなどの基本的な技術・知識 |
なお、ネイルサロンに就職する場合は、2級以上を取得しておくことをおすすめします。
これは、求人の多くが応募条件を2級以上としているためです。
「JNAジェルネイル技能検定試験」とは?
JNAジェルネイル技能検定は、日本ネイリスト協会が主催している試験です。
その名の通り、ジェルネイルの知識や技術が問われる試験で、上級・中級・初級の3段階に分かれています。
なお、初級・中級は実技試験と筆記試験がありますが、上級は実技試験のみです。
ジェルネイル技能検定の内容やレベルについては、以下を参考にしてください。
上級 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的な知識・技術 |
中級 | サロンワークで通用するネイルケアとジェルネイルの知識・技術 |
初級 | ネイルケアとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識・技術 |
ジェルネイル技能検定は、「お客様が安心して施術を受けられる健全なジェルネイルの普及」を目的としています。
ネイルサロンの主流メニューでもある、ジェルネイルに関する知識や技術を証明できる資格なので、中級以上を取得しておくと就職で有利になるでしょう。
「ネイルサロン衛生管理士」とは?
ネイルサロン衛生管理士は、日本ネイリスト協会(JNA)が認定する資格で、サロンでの正しい衛生管理に関する知識を証明するものです。
ネイルサロンでは、お客様の爪や皮膚に直接触れる施術が行われるため、器具の管理や施術環境の衛生維持は欠かせません。
この資格では、感染症予防から消毒方法、清潔な施術環境のあり方まで必要な知識を習得できます。
「ネイリスト認定講師資格試験」とは?
ネイリスト認定講師資格試験は、日本ネイリスト協会(JNA)が実施する最高レベルの資格です。
豊富な知識と技術に加えて、指導力まで兼ね備えたトップクラスのネイリストであることを証明するものです。
この資格を取得すると、JNA主催のセミナーや検定試験の公式講師として活動することができます。
ネイリスト育成やネイル業界全体の発展に携われる資格です。
ただし、その分難易度は相当高く設定されています。
1級検定やジェルネイル検定上級の上位資格の取得はもちろんですが、豊富な実務経験と試験官レベルの高度な技術力が求められます。
ネイリストになるなら資格を取得すべき?取得のメリットを紹介
「ネイリストになるために必須の資格はない」とはいえ、実際にネイルサロンで働いている方や、多くのメディアでは資格の取得をおすすめしていますよね。
それは、やはり資格を取得することによるメリットが大きいからです。
ここでは、ネイル関連の資格を持つことのメリットについて解説していきます。
ネイルサロンの就職・転職が有利になる
先ほどの項目でも解説してきましたが、ネイル関連の資格を取得することで、就職や転職の際に有利になる可能性が高いです。
これは、ネイル関連の資格を持つことの大きなメリットだと言えるでしょう。
未経験でネイルサロンに就職する場合、企業側は「どれくらいの知識や技術があるか」という点を確認してから採用したいと考えています。
また、サロンワーク経験者の場合であっても、面接だけではどれくらいの知識や技術を持っているかを判断することはできません。
資格の有無は未経験で就職する場合でも、経験者が転職する場合でも、面接の採否に大きく影響するだけでなく、働けるネイルサロンの幅も広がります。
取得しておいたほうが就活がスムーズになるでしょう。
資格取得による収入の向上が見込める
ネイルサロンによっては、資格手当制度を設けている場合があります。
同じ仕事量であっても、資格を取得することで給料が上がる可能性がある点もメリットです。
ただし、全てのネイルサロンが資格手当制度を設けているわけではないので、就職する前に詳細を確認しておくことをおすすめします。
自身のブランドを築くための一助になる
ネイル関連の資格を取得すると、自分自身に箔を付けることができるため、自己ブランディングにも繋がります。
例えば、お客様目線で考えてみた時も、「無資格のネイリスト」と「1級ネイリスト」なら、後者に施術をしてもらいたいと思う方が大半でしょう。
仮に無資格のネイリストが1級ネイリストと同じくらいの技術力を持っていたとしても、資格の有無で信頼感が変わってしまうことも多いです。
逆を言えば、資格を取得することで、自身のブランドを築くために役立つだけでなく、信頼を得たりできるので、この点も大きなメリットだと言えるでしょう。
ネイリスト資格に関するQ&A
ネイリストの資格取得については、「どの級まで取ればいい?」「独学でも大丈夫?」など、疑問を抱く方がとても多いです。
ここでは、よくある質問をピックアップし、それぞれにわかりやすく回答していきます。
資格取得を目指す際の参考にしてみてください。
資格は1級や上級まで取得すべき?
ネイリスト資格は、必ずしも1級や上級まで目指さなくても大丈夫です。
目標に合わせて必要なレベルを見極めることが大切です。
サロン就職が目標なら、ネイリスト検定2級以上、ジェルネイル検定中級以上があれば十分安心です。
多くのサロンがこのレベルを採用条件としているため、就職活動では大きな強みになります。
1級や上級はとても難易度が高く、時間も費用もかかります。
しかし、取得できればトップクラスの技術力の証明となり、講師活動や独立開業といった選択肢が広がるのも事実です。
自分の将来像をしっかりと計画した上で、「今の自分に本当に必要な級はどこまでか」を判断してみましょう!
ネイリストの資格取得は独学でも可能?
ネイリスト資格は独学でも可能で、実際にテキストや動画教材を使って合格する方もいらっしゃいます。
ただし、独学には注意点があります。
自分の技術が正しく身についているかを客観的に判断するのが難しく、思っている以上に時間がかかってしまうことも。
スクールのように講師から直接指導を受けられないので、苦手な部分だけを改善するのに苦労するかもしれません…。
費用を大幅に抑えられるのはメリットで、仕事や家事との両立で忙しい方にとっては、自分のライフスタイルに合わせて学習を進められるという魅力もあります(^^)
独学で合格を目指すなら、単発のセミナー受講がおすすめ。
独学では補えない部分を指導してもらえるので、より検定合格に近づけますよ。
働きながらでもネイリスト資格は取得できる?
働きながらでもネイリスト資格の取得は可能です(^^)
実は、多くの方がそのような環境で頑張って資格を手にしています。
ネイルスクールも夜間クラスや土日コースを充実させているところが多く、会社員や主婦の方でも無理なく通学できる環境が整っています。
さらに、通信講座やオンライン講座なら自宅で完結するので、通勤時間や休憩の隙間時間も有効活用できるのが人気の一つです。
ただし、実技試験の練習はある程度まとまった時間が必要になります。
事前にしっかりとスケジュールを立てて、無理のないペースで学習しましょう。
現在の生活リズムを崩すことなくコツコツと継続できれば、働きながらでも確実に合格を目指すことができます。
資格には有効期限がある?
ネイリスト技能検定やジェルネイル技能検定には有効期限がなく、一度取得すれば生涯に使える資格です。
ネイルサロン衛生管理士に限っては、取得年から3年目の12月末日までに一度の資格継続手続きを完了させると、「永続認定」(無期限に保証される資格)となります。
ネイリストになるにはどの方法がいい?主なルートとは
ネイリストへの道のりは人それぞれで、決まったルートがあるわけではありません。
スクールでしっかりと基礎を学ぶ方もいれば、独学で技術を磨く方もいます。
その先は、サロンへの就職を選ぶか開業を目指すかによって、準備すべきことや積める経験も大きく異なってきます。
ネイリストを目指す方に向けて、代表的なルートをご紹介していきます。
スクールで資格取得後、ネイルサロンに就職
主流なのは、ネイルスクールで資格を取得してからサロンに就職する方法です。
スクールでは検定合格に必要な知識と技術を学ぶことができるため、就職活動においてとても有利になります。
実技指導や検定対策がしっかりしているスクールなら、卒業と同時に即戦力としてサロンで通用するスキルを身につけることができます(^^)
サロン入社後も、新人研修制度や先輩ネイリストからの指導で、実際のお客様を相手にした実務経験を積んでいけるのが大きなメリットです。
技術だけでなく、接客マナーやサロンワークも自然と身についていきます。
スクールで資格取得後、ネイルサロンを開業する
ネイルスクールで資格を取得後、そのまま開業するルートも選択肢の一つです。
スクールで習得した知識と技術をそのまま活用できるので、「すぐにでも独立したい」という方はぜひ挑戦してみてください(^^)
JNECやJNAの資格を持っていることで、お客様にも安心感を与えられますし、信頼関係を築きやすいのも大きなメリットです。
しかし、開業となると技術力だけでは成り立ちません。
立地からメニュー構成、価格設定まで考える必要があり、さらにSNSやホームページを使った集客、日々の経営管理など、業務をたくさんこなす必要があります。
準備は確かに大変ですが、その分「自分らしいサロン作り」「理想の働き方」などの大きなやりがいを得ることができます。
独学で資格取得後、ネイルサロンに就職
最近では、独学でネイリストの資格を取得してからサロンに就職するという方も珍しくなくなりました。
ただし、サロンの採用では資格の有無だけでなく、実際の技術力や接客対応力もチェックされます。
資格を取得したからといって油断せず、日頃から実技練習を怠らないようにしましょう。
就職活動では、資格をしっかりとアピールするのはもちろんですが、自分の制作したサンプルチップを持参して、独学でも実力があることを伝えてくださいね。
独学で資格取得後、ネイルサロンを開業する
独学で資格を取得し、そのまま自宅や小規模スペースでサロンを開業するルートもあります。
スクールに通わずに学ぶことで費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。
YouTubeやSNSで学べる情報が豊富にあり、練習次第で十分に実力をつけられます。
ただし、実務経験がないまま開業する場合は、技術の質や接客対応に不安を感じるお客様もいるため、資格の信頼性や丁寧なサービスで補うことが必要です。
費用を抑えて自由に働きたい方には挑戦しがいのあるルートといえるでしょう。
ネイルスクールは通学or通信?
ネイルスクールには大きく分けて2つの学習スタイルがあります。
一つは実際に教室に足を運ぶ「通学型」、もう一つは自宅で教材やオンライン講座を活用して学ぶ「通信型」です。
どちらを選ぶかは、現在のライフスタイルやネイルを学ぶ目的によって大きく変わってきます。
仕事や家事で忙しい方、決まった時間に通学するのが難しい方、直接指導を受けながらしっかりと技術を身につけたい方もいますよね。
ここでは、通学型と通信型それぞれの特徴やメリット、どのような方に向いているかを詳しくご紹介していきます。
自分にぴったりの学習方法を見つけてくださいね(^^)
実践的に学びたいなら通学がおすすめ
通学型のネイルスクールは、プロから直接指導を受けられることが最大のメリットです。
講師が目の前で施術を見てくれるため、間違った技術をすぐ修正することができます。
実践しながら学ぶ環境は、ちょっとしたクセやミスもその場ですぐ気づいてもらえます。
独学では分からない細かいところまで、しっかりと改善できるのがとても良いですよね。
そして、同じ目標を持つ仲間ができるのは、とても大きな刺激になります。
お互いに練習相手になったり情報を共有したりすることで、挫折しそうになってもモチベーションを維持しやすくなります(^^)
多くのスクールでは就職支援制度や検定試験対策も手厚く、卒業後はサロンで即戦力として活躍できる実力が身に付くのも通学の良いところです。
「確実に技術を習得して、すぐに現場で働きたい」という方には、通学型のスクールがおすすめです。
自分のペースで学びたいなら通信がおすすめ
通信講座は、忙しい方にとても魅力的な勉強方法です。
自宅で好きな時間に勉強できるので、フルタイムで働いている方や小さなお子様がいる主婦の方でも、無理なくネイリストの夢を追いかけることができます。
テキストや動画教材を使った学習は、理解できるまで何度でも繰り返し見直せるのが大きなポイントです。
自分のペースに合わせてゆっくりと進められるので、「授業についていけない」という心配もありません。
通学に比べて費用を大幅に抑えられるのも嬉しいメリットです。
交通費もなく、経済的な負担を軽くしながら検定取得を目指せます。
しかし、実技は基本的に一人で練習するので、継続した強い意志が必要です。
通信講座では添削指導やオンラインサポートがカリキュラムに含まれているので、このようなサービスを効率良く活用して技術アップを目指しましょう!
ネイリストとして海外で働きたい!資格は必要?
最近では海外でのネイリスト活動を視野に入れる方が増えていますが、働く国によって必要な資格や条件は大きく異なります。
日本で取得した資格がそのまま使える国もあれば、現地の法律に基づいた独自のライセンス取得が必要な場合もあります。また、技術だけでなく、言語や文化の理解も重要です。
これから、海外でネイリストとして働くための基本的なポイントをご紹介していきます。
専用資格が必要な国があるので注意
海外でネイリストとして働くには、日本の資格だけでは施術できない国が多いんです。
アメリカやオーストラリアでは、州や地域ごとに独自のライセンスが法的に義務付けられています。
ライセンスを取得するには、現地の認定スクールで決められたカリキュラムを学び、試験に合格する必要があります。
日本での経験や高い技術を持っていても、現地で一から学び直すことになる可能性があるのです。
就労ビザもしくはワーキングホリデービザが必須
海外でネイリストとして働くには、技術や資格に加えて、就労できるビザの取得が絶対条件となります。
現地のネイルサロンで正社員として働く場合は、就労ビザが必要です。
ただし、雇用主からの雇用契約書や推薦状などが求められ、取得までには時間と手間がかかります。
もう一つの方法として、「まずは海外での経験を積んでみたい」「語学力も向上させたい」という方には、ワーキングホリデービザの選択肢があります。
18~30歳までの年齢制限はありますが、就労ビザに比べて取得しやすく、現地でのアルバイトやサロン勤務が認められています。
違法就労は重大な問題になってしまうので、強制送還や今後の入国拒否といった深刻な事態になりかねません。
渡航前には必ずその国のビザ制度を詳しく調べて準備をしましょう!
海外でネイリストとして働きたい方はこちらの記事もチェック♪
まとめ
今回の記事では、ネイリストになるために取得しておいたほうが良い資格や、実際の仕事内容などについてを解説しました。
記事内でもお話している通り、ネイリストになりたいと考えている方は、まずネイルについて学んだり、資格を取得したりすることから始めてみましょう。
また、現代では通信講座や独学でネイリストになるという夢を叶えている方も多いです。
実際に私が過去に勤めていたサロンには、完全独学で資格(ネイリスト検定1級・ジェルネイル検定上級)を取得して活躍しているスタッフもいました!
このように、どんな方法でネイルを学んだとしても、努力をすればネイリストになることはできます。
本記事が、ネイリストとしての第一歩を踏み出すための切っ掛けや参考になれば嬉しいです。
ネイリストになるという夢に向かって、前向きにチャレンジしていきましょう!
ネイリスト検定を取るまでの体験談
最後に、筆者がネイル検定を取るまでの実体験や道のりをお伝えします。
筆者の場合は、当時ネイルスクールはあまりない時代でしたので、通信講座から始めました。
始めてからすぐに結婚、出産、育児に終われてしばらく進めることができませんでしたが、これではダメだと通信を通学に変更。
電車で1時間半ほどかかる場所だったため、なかなか通えず…
そうしてるうちに、ネイルスクールが夜逃げしてしまい、比較的大きなネイルスクールだったので、一時期はニュースにもなりました。
お金も70万程払っていてあと10回ほどで卒業だったのでショックは大きかったのですが、すぐ立ち直り(!?)、当時通っていたネイルサロンでスクールが開講したので入学しました。
そこから一気に学び、勢いで2級を受け合格。
※当時は、今のように3級から受けるのではなく、どの級からも受けることができました。
その後、二人目妊娠中に1級を2回ほど受検しましたが、つわりの中の練習は匂いとの戦いで思うようにいかず、不合格…
スクールで学びきれなかった項目は、その都度知り合いの認定講師ネイリストのスクールで、単発で教えてもらいながら勉強してきました。
単発でジェル検定対策を学び、初級、中級合格。
上級は、そのうちと思いながら、まだ受検できていません。
ネイルスクールで一通りを学び、その後は他の仕事をしながらフリーネイリストとして活動しています。
筆者が今までの経験で感じたことは、検定を取りたいと思い立ったらそのままの勢いで突っ走って勉強する!です。
当時の筆者も、検定合格に意欲を沸かせてひたすら練習、勉強していました。
「絶対合格したい!」と思い続けているだけで、上達はとても早いです。
その分、練習も頑張れるし、何より自分の好きなことをしているので楽しいです。
ある程度基本をスクールで一通り学んだら、単発のセミナーやスクールで自分の学びたい内容を選んで受講すると良いと思います。
今現在「ネイリスト検定の資格を取りたい!」と思っている方は、その勢いですぐに勉強を始めていくのが検定取得の近道です。
ネイリストの資格は必須ではないですが、就職をするうえで非常に有利になります。
自分のライフスタイルに合った勉強の仕方で進めていきましょう!