大人になると色々な付き合いが増えてきますよね。例えば突然の訃報を受け、会社の上司の代わりに急にお通夜に行かなければならないこともあります。そんな時、派手なネイルをしていたらどうしますか?大人たるもの、さすがにそのままというわけにはいきませんよね。派手な爪をどうにかしなければならず、焦った経験がある人もいるのではないでしょうか。付けているのがマニキュアなら、除光液を買ってきて落としてしまえば問題ありませんが、ジェルの場合はネイルサロンに行ってオフしてもらわないといけません。時間に余裕があれば良いのですが、訃報は突然やってくることがほとんどです。普段からネイルをしている人は、そんな時に慌てることなくサッと対処できる方法があったら安心ですよね!今回は急なお通夜や葬儀に参列する時に、大人として最低限知っておきたい服装のマナーとネイル事情、また派手なネイルをしてしまっていた時の対処法をご紹介します。
喪服の準備が間に合わない時の服装
社会人になると会社の付き合いなどで、突然、お通夜や葬儀に行かなければならないことがあります。このような訃報は急に知ることが多く、出向く準備をする十分な時間がないまま参列することになり、困った経験がある人もいると思います。そのため、社会人経験が長くなるにつれ急な訃報にもすぐ対応できるように、人によっては常に喪服を社内に準備している人もいます。また男性であれば黒のネクタイをロッカーに忍ばせている人も多いです。しかし女性の場合、男性のようにネクタイを黒に変えれば良いというわけにはいきません。では女性は事前に喪服が用意できなかった場合、どのような服装でお通夜に向かえば良いでしょうか。以下で失礼にならない喪服以外の装いをお伝えします。
●黒・グレー・紺のワンピースかスーツで代用する
・スーツの場合
スーツがある場合は、パンツでもスカートでも問題ありません。インナーは装飾のない同系色のもので合わせるのが理想ですが、なければ白のシャツでも大丈夫です。
・ワンピースの場合
ワンピースの場合、暗いカラーでもドレッシーなものがあるので多少注意が必要です。ヒラヒラしたものや装飾があるもの、またノースリーブなどは避け、シンプルなデザインのものを選べば大丈夫です。もしノースリーブのワンピースしかなければ、上に同系色のジャケットやカーディガンを羽織りましょう。
このように喪服の用意が間に合わない時は、黒・グレー・紺など、できるだけ暗い色を着用するようにします。またスカートの丈は膝が出てしまうものは避けましょう。
●バックや身に付ける小物に気を付ける
・バック
バックは黒にします。金属の飾りがあるものや、光沢のあるエナメル素材は避けましょう。
・ストッキング
ストッキングは黒を履きましょう。肌色タイプでも問題ないこともありますが、大人のマナーとしては、黒のストッキングを履いていくのが間違いありません。
・アクセサリーや髪留め
アクセサリーはパールであれば問題ありません。その代わりパール以外のものは外して行きましょう。また髪が長い人は黒いゴムやクリップで髪をまとめておくと良いです。
このようにお通夜で小物を身に付ける場合は、光沢感のない控え目な「黒」を意識するようにしましょう。
お通夜でネイルは大丈夫?
喪服がすぐに用意できない場合、服装は上でお伝えしたように基本的に暗いものを着れば良いですが、ネイルはしたままで良いのか気になりますよね。結論から言えばネイル自体はNGではありません。もちろんベストはネイルをしていないことですが、近年はネイル人口が増えた影響もあってか、常識の範囲であれば大丈夫であることが多くなりました。ただネイルをしていく場合、やはり気を付けなくてはいけない点がいくつかあります。以下で、お通夜や葬儀では避けた方が良いネイルの特徴をお伝えします。
●キラキラするネイル
例えばカラーがどんなに上品なベージュであっても、キラキラするラメやストーンが付いているネイルはNGです。
●肌なじみの良い色以外のカラー
手元をぱっと見たときに目立つ色、例えば原色や青系、明るいカラーなどはNGです。肌なじみの良いベージュ系ならとくに問題ありません。
●フレンチネイルやアートネイル
シンプルなフレンチネイルは一見問題なさそうですが、ネイルデザインとしての認識度が高く、ネイルしていることを強調してしまいます。また肌馴染みの良いカラーを使っていても、ワンカラー以外のアート、例えばべっ甲やマーブルなども避けた方がいいです。
お通夜にネイルをしていく場合、デザインはワンカラーかグラデーションにし、使うカラーは肌馴染みの良いベージュ系であれば大丈夫です。
派手なネイルがオフできない時の対処法は?
ジェルネイルの場合はネイルを簡単に落とすことができません。ネイルサロンに行く時間がない人や、ネイルを付け替えたばかりでオフしたくない時は困りますよね。そんな時のために、ネイルをオフしないで済む対処法があるのでご紹介します。
●ベージュのマニキュアを上から塗る
ネイルがフラットなアートの時は、ベージュ系のシアー感のないマットタイプのマニキュアを選びます。もしもアートが透けてしまう場合は、一度白のマニキュアを塗ってからベージュを塗ると大丈夫なことが多いです。
ネイリストおすすめポイント:PROIDEA(プロイデア)カモフラネイルpetitは、お湯で剥がせるタイプのマニキュアのため、リムーバーが必要ありません。ジェルにも影響することなく、用事がすんだらすぐに取ることができるのでおすすめです。
●ネイルシールを貼る
マニキュアを乾かしている時間もないような人は、ベージュのネイルシールを貼っていきましょう。今は冠婚葬祭用のシールも売っているので、すぐに対応できます。
●凹凸のあるアートの指は絆創膏を貼る
ストーンや凹凸のある指にだけ絆創膏を貼り隠してしまいます。その他の指はベージュのマニキュアやネイルシールで対応しましょう。フラットでないアートの場合、マニキュアやネイルシールを貼っても仕上がりに違和感が出てしまいます。
●黒の手袋をする
黒の手袋をするのも簡単な方法です。しかしお焼香のタイミングでは手袋を外すのがマナーです。遠目からでもわかるキラキラするアートや真っ赤なネイルなどの時は気をつけましょう。
まとめ
大人になるとあらゆる場面に対応しなくてはならないことが多くなります。相手に失礼がないように、また会社の上司や先輩に恥をかかせないためにも最低限のマナーを知っておくことは大切なことですよね。普段からネイルをしている人は、デスクの中にベージュのマニキュアやシールを忍ばせておいてはいかがでしょうか。