セルフジェルネイルをしていると、基本的には必ずベースジェルとトップジェルというものを使用することになります。
ベースジェルやトップジェルとは一体どんな役割があるのか?、絶対に塗らなくてはならないのか?といった疑問のある方も多いのではないでしょうか。
また、ベースとトップ以外にも「クリアジェル」は種類が多く、違いがわからない方もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、セルフジェルネイルにチャレンジするなら押さえておきたいクリアジェルの種類や、ベースジェルとトップジェルの役割についてご紹介していきます。違いや役割を理解することで、正しい使い方ができるようになりますよ!
クリアジェルとは
クリアジェルとは、ベースジェルやトップジェルを内包する無色透明なジェルの総称です。
クリアジェルと呼ばれるものには主に以下の5種類があります。
・ベースジェル
・トップジェル
・アイシングジェル
・ビジュージェル
・ビルダージェル(スカルプジェル)
それぞれの特徴や使い方について以下で詳しくご紹介していきます。
ベースジェルとは
ジェルネイルをする時に最初に塗るジェルで、自爪に直接塗布する唯一のジェルです。
ベースジェルは自爪とジェルの密着を良くする役割と、カラージェルの色素沈着を防ぐという役割があります。
ベースは自爪に直接塗布するので「雑貨品」ではなく、「化粧品」のジェルを使用してくださいね。雑貨品のジェルは化粧品登録されていないジェルなので全成分表示が義務付けられていません。何が入っているのか不透明なため、化粧品のジェルを使用してくださいね。
また、ベースジェルには自爪を削る必要があるタイプと削る工程がいらない「ノンサンディングジェル」の2種類があります。
自爪を削るタイプでも軽く削る程度で良いので自爪が極端に薄くなることはありません。しかし、少しでも自爪を傷つけることが気になる場合はノンサンディングジェルを使用しましょう!
製品によって異なるので、使用前にベースジェルのラベルをよく確認しましょう。
トップジェルとは
トップジェルは最後に爪全体をコーティングするジェルです。
強度や耐久性を高め、ツヤを出すという役割があります。
トップジェルは未硬化ジェルが出る拭き取りが必要なタイプと、未硬化ジェルが出ない「ノンワイプトップジェル」があります。セルフジェルネイルの場合は少ない工程で仕上げることができるノンワイプトップジェルがおすすめです。
アイシングジェルとは
アイシングジェルは固めのテクスチャーで、しっかりと立体感のあるラインを引いたり、ぷっくりした水滴のようなアートをしたりすることができます。
アイシングジェルの中でも未硬化ジェル(硬化した後に表面に残る硬化しきれなかったジェル)が出ないタイプなら、ミラーパウダーを付けられるので「ミラーアート」を楽しむことができます。
ビジュージェルとは
ビジュージェルとは、ビジューパーツなどの大きなパーツを付けて埋め込むためのジェルです。粘度が高いのでぷっくりアートにも用いることができます。
ビジュージェルの代わりにアイシングジェルもパーツの埋め込みに使うことが可能です。
ビルダージェルとは
ビルダージェルは、ジェルの長さ出しに使用するジェルです。
スカルプジェルと呼ばれることもあります。
テクスチャーも硬化した後も固めで強度があります。厚み出しに使用することもできます。
ベースジェルの様々な使い道
ベースジェルの使い方を解説していきます。
ベースジェルとしてだけでなく、様々な使い方ができますよ。
ベースジェルとして使う
基本の使い方はジェルの最初に土台として塗ることです。
1度塗りで問題ありませんが、爪の凹凸を埋めたりフォルムを整えたりしたいときには2度塗りすることもできます。
また、ベースジェルを一層残して付け替える「フィルイン」が可能なベースの場合も2度塗りで厚みを出すことが多いです。
ラメを混ぜて使う
ベースジェルにラメパウダーを混ぜてオリジナルラメ入りジェルを作ることが可能です。
粒子の細かいラメならラメラインやラメグラデーションに、大きな粒子ならデザインのワンポイントになりますよ!
カラージェルをシアーにするのに使う
マットなカラージェルをシアーカラーにしたい時にベースジェルを混ぜることで透明感のあるカラーを作ることができます。
ベースジェルとトップジェルに関する注意
ベースジェルとトップジェルに関する注意点についてお話をしていきます。
ベースジェルとトップジェルの兼用は可能?
兼用が可能なジェル以外は兼用はできません!
ベースジェルとトップジェルの兼用が可能と銘打って販売されているジェルであればもちろん兼用できます。
しかし、ベースジェル、トップジェルとして販売されているものはそれぞれの機能しか持っていないので兼用することができませんので注意しましょう。
ベースジェルを塗らないとどうなるの?
ベースジェルを塗らないと、ジェルの持ちが悪くなったり、カラージェルが色素沈着を起こしたりすることがあります。
また、カラージェルが雑貨品のジェルの場合は自爪に直接塗布することを前提に作られていない可能性もあります。
必ずベースジェル⇒カラージェル⇒トップジェルの順番に塗るようにしましょう。
ベースと間違えてトップを塗ってしまった時は?
トップジェルにはジェルと自爪の密着を高める機能がありませんので持ちが悪くなってしまうことが考えられます。大変かもしれませんが、一旦オフしてベースジェルから塗り直してください。
まとめ
今回の記事では、セルフジェルネイルをするなら知っておきたいクリアジェルの種類についてご紹介してきました。ベースジェルやトップジェル以外にもアイシングジェルやビジュージェルといったジェルがあるので用途に応じて使い分けるようにしましょう!