【プロ直伝】甘皮処理の正しいやり方|初心者でも簡単ジェルネイル前のセルフケア | ネイル女子

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ジェルネイルを長持ちさせるために欠かせないのが「甘皮処理」です。
ジェルネイルの下準備としてサロンでは必ず行いますが、実はセルフでも簡単にケアすることができます(^^)

甘皮をそのままにしていると、ジェルが浮きやすくなったり、見た目に凹凸が出る原因になってしまうのです。
正しい方法で甘皮ケアをすると、ジェルの浮きを防いで見た目もツルンとしたジェルネイルを保つことができますよ♪

この記事では、初心者でもできる簡単なケア方法や、自宅にあるもので代用できるアイテム、やりすぎを防ぐコツまで、ネイリスト目線でわかりやすくお伝えしていきます。

目次

なぜ必要?甘皮処理がネイルの持ちを良くする2つの理由

プッシャーを持って甘皮ケアをしようとする手元

甘皮処理は、ネイルサロンでも必ず行う基本のハンドケアです。
セルフネイル初心者でも正しい方法でケアをすると、ジェルネイルの持ちがびっくりするほど良くなります。

「甘皮の処理って本当に必要なの?」
「やりすぎは良くないって聞くけど大丈夫?」
と疑問に感じる方も多いかもしれません。

でも、甘皮処理の目的と役割を理解すると、なぜ必要なのか分かります。
まずは甘皮処理が必要な理由を解説していきます!

理由1:ジェルネイルやポリッシュの「リフト」を防ぎ長持ちさせる

甘皮やルースキューティクル(薄皮)が残ったままにしてジェルを塗ると、そこからジェルが浮いたり剥がれたりする原因になってしまいます。
水仕事が多い主婦の方や、日常的に手をよく使う仕事をしている方は、リフトが起こりやすいため甘皮処理がとても重要です。

ルースキューティクルをしっかり取り除いておくと、爪とジェルの密着がグンと良くなります(^^)

理由2:爪の形を整え、美しく大きく見せる効果がある

甘皮が伸びすぎている爪は、長さが実際より短く見えます。
ルースキューティクルを取り除いてキューティクルラインをすっきり整えるだけで、爪が縦長になりキレイな指先に変わります。

爪のピンク部分(ネイルベッド)を大きく見せたい方には欠かせないケアです。
爪のサイド部分(サイドウォール)の甘皮も軽く処理しておくと、男性でも清潔感ある手元になりますよ。

知っておきたい「甘皮」と「ルースキューティクル」の正しい定義

キューティクルニッパーで甘皮ケアをしている様子

セルフケアで最も多い失敗が、「甘皮」と「ルースキューティクル」の違いを理解せずにカットしてしまうことです。

「どこまで処理していいの?」
「切ってはいけない部分はどこ?」
という疑問は、セルフネイル初心者の方が必ず抱くものです。
ここでしっかり解消しておきましょう。

処理してはいけない「甘皮」とは

甘皮は、爪の根元にかぶさっている薄い皮膚のことで、外部の刺激から爪を守る大切な役割を担っています。
甘皮をニッパーで無理にカットしすぎるのは絶対にNGです!

甘皮を取りすぎると、出血・腫れ・痛みなどのトラブルを起こす可能性があり、最悪の場合は感染症につながることもあります。
伸びていて爪表面の邪魔になっている部分だけ切るようにしましょう。

甘皮そのものを切るのではなく、「ルースキューティクルだけを丁寧に除去する」を意識してケアしましょう。

除去すべき「ルースキューティクル」とは

ルースキューティクルとは、甘皮が自然に剥がれて爪の表面に張り付いた「薄皮」のことです。
甘皮の下にくっついていたり、甘皮付近の爪表面に張り付いています。

この薄皮が残っているとジェルが浮きやすくなってしまうので、ジェルを塗る前にはしっかり取り除く必要があります。
押し上げて張り付いているルースキューティクルを浮かせてからニッパーなどで取り除きましょう。

ルースキューティクルの詳しい解説はこちら!

【ネイリスト直伝】セルフで失敗しない甘皮処理の正しい手順

ネイルケア中の手元とネイル道具が並んでいる

甘皮処理は、ネイルの長持ちはもちろん、爪を健康に保ち指先をキレイに見せるために欠かせません。
しかし、誤った方法で行うと爪を傷めたり炎症を引き起こすことがあるため、正しいやり方を守ることが大切です。

ここでは、正しい甘皮処理の手順を解説していきます。
しっかりと覚えておきましょう!

必要な道具

  • フィンガーボウル
  • キューティクルリムーバー
  • メタルプッシャー(またはウッドスティック)
  • ガーゼまたはコットン
  • キューティクルニッパー(必要に応じて)
  • タオル
  • ネイルオイル(キューティクルオイル)

上記のアイテムはネットショップだけでなく、100均にも売られていることが多いです。
代用アイテムも多く揃っているので、初心者でも始めやすいですよ!

1.キューティクルリムーバーなどで甘皮を柔らかくする

お湯に手を入れる前に、甘皮部分に米粒くらいの大きさのキューティクルリムーバーをのせていきます。
片手全ての指にのせたら、反対の手やメタルプッシャーなどで塗り拡げ、馴染ませましょう。
量は少なめでOKです!馴染ませることで甘皮が柔らかくなり、処理しやすくなります。

キューティクルリムーバーがない場合は塗らなくてもOK!
そのままお湯に指先を入れましょう。

2.お湯に手を浸し、甘皮をしっかりと柔らかくする

指先をお湯の入ったフィンガーボウルに入れます。
温度は40℃くらいのぬるま湯がベストです。
約5分〜10分くらい浸けておきましょう。

浸けている時間が短いと甘皮が柔らかくなりません。
しっかり皮膚がふやけるまでお湯に浸けてくださいね。

3.メタルプッシャーで優しく甘皮を押し上げる

甘皮がふやけたらメタルプッシャーで押し上げていきましょう。
メタルプッシャーがなくても、綿棒やコットンを巻きつけたウッドスティックでOKです。

押し上げるときに、爪の表面に付いていたルースキューティクルも一緒に取れていくことが分かります。
キューティクルリムーバーを付けてふやかしているので、するすると取れやすくなっています♪
ルースキューティクルが取れると、ジェルが根元でガタつかず持ちもよくなりますよ(^^)

4.ニッパーやガーゼで不要な薄皮のみを切り取る/除去する

濡らしたガーゼで爪の表面にへばりついたルースキューティクルや、甘皮を押し上げた時に出たカスをクルクルと取り除いていきます。
ルースキューティクルが残っていると、そこからネイルカラーがリフトし、ジェルネイルやマニキュアの持ちを悪くするのです。

どうしても張り付いて取れないルースキューティクルや、伸びてしまってジェルやマニキュアを塗るときに邪魔な甘皮がある時は、キューティクルニッパーを使ってカットしましょう。
キューティクルニッパーを使う時は、角度に注意が必要です。
非常に鋭利なので角度や刃の向きを誤ると皮膚を傷つけてしまうことがあります。

慣れないうちはささくれや出っ張りになっている端っこのみを切るようにすると安心です。
深追いすると皮膚を傷つけることがあるので、あくまでキューティクルラインをきれいな曲線に整えるという意識で行いましょう。

目安としては、上のイラストの爪の根元にある黒い部分(ルースキューティクル)を綿棒やキューティクルニッパーで除去してくださいね。
それ以上をカットしてしまうと痛みが出たり、出血したりしてしまうことがあるのでNGです!

5.仕上げにネイルオイルとハンドクリームで保湿する

最後にネイルオイルを塗り、ハンドクリームを塗り重ねて保湿をします。
甘皮処理後の爪周りは乾燥しているので、ケアが終わったらそのままにしないでくださいね!

甘皮処理後はネイルオイルやハンドクリームの浸透がとても良くなっています♪
保湿は甘皮のケアやささくれ防止にもなるので、普段から習慣づけておくとよいでしょう(^^)/

ただし、甘皮処理後にジェルネイルやマニキュアを塗るなら、この時点でネイルオイルとハンドクリームを塗ってはいけません!
爪や甘皮にオイルやクリームなどの油分が付くと、ジェルやマニキュアを弾いてしまい、定着や持ちが悪くなってしまうからです。
ジェルネイルやマニキュアが完成した後に、オイルとクリームで保湿してくださいね。

道具がなくてもOK!家にあるもので代用する方法

ネイルケア後の手元のアップ

「専用の道具がない」
「初心者で何を揃えればいいか分からない」
という方でも大丈夫です。
家にあるもので十分ケアできるんです(^^)

ここからは、家にある代用品でケアする方法を解説していきます。

キューティクルリムーバーはお風呂上がりのふやけた状態なら不要!

お風呂上がりの指は、甘皮やルースキューティクルがふやけて柔らかくなっています。
そのため、キューティクルリムーバーを使わなくても簡単に処理できる状態です。
ふやけている状態で甘皮を押し上げましょう。

家にあるもので手軽にケアしたい方、セルフネイルにもぴったりですね(^^)
お風呂のついでに甘皮処理できるので、無理なく続けることができます。

プッシャーは綿棒やウッドスティックで代用

メタルプッシャーがなくても、綿棒やウッドスティックで十分代用できます。
綿棒なら多くの家庭にありますよね♪

爪の表面を優しくくるくるとなでるように動かすだけで、ルースキューティクルが自然に浮いてきて絡め取ることができます。
100均やドラッグストアでも手に入る身近なアイテムなので、気軽に試してみてください。

ニッパーはガーゼで代用

ニッパーが怖い、使い方が分からないという方は、ガーゼ布を使った方法がおすすめです(^^)

ガーゼをしっかり湿らせて、爪の根元を右から左に向かってくるくるこすると、張り付いたルースキューティクルが自然に取れていきます。
切りすぎややりすぎの心配がないので、やり方に自信がない方でも簡単にケアすることができます。

甘皮処理はいつやるべき?頻度とベストタイミング

考える女性

甘皮処理は、ネイルを長持ちさせるためにも爪の健康を守るためにも欠かせません。
ただし、やりすぎるとトラブルを起こしてしまうため、適切な頻度とタイミングを知っておきましょう!
セルフネイルやハンドケアを習慣にしている方は、参考にしてみてくださいね。

処理の目安は「1か月に1回程度」

甘皮処理は、月1回程度が最適です。

甘皮は爪を守る保護膜としての役割をしているため、頻繁にカットしたり押し上げたりすると、乾燥・腫れ・ささくれ・痛みのトラブルを引き起こしやすくなります。
やりすぎ注意を強く意識して、少し物足りないくらいで止めておきましょう。

月1回ペースでケアを続けることで、甘皮やルースキューティクルが硬くなりにくくなり、次からの処理も楽になっていきます。

ベストタイミングは「甘皮やルースキューティクルが伸びてきたら」

ケアのタイミングは、甘皮やルースキューティクルが白く見えるようになった時が最適です。
ネイルサロンと同じように、ネイルチェンジ前やジェルを塗る前にケアを行うと、その後のネイルの持ちがよくなります。

日常的にセルフケアをしている方も、甘皮の状態をチェックしながら無理のないペースで続けていきましょう(^^)

頻繁にやりすぎるとかえって爪や皮膚を傷つける原因に

甘皮処理のやりすぎは絶対にNGです。
押し上げすぎたりニッパーで深く切りすぎると皮膚を傷つけてしまうので、腫れ・炎症・痛みなどのトラブルにも発展します。

甘皮は、細菌や水の侵入を防ぐ役割を持つ大切な部分なので、必要以上に除去するのはやめましょう。

毎日行う必要はないので、だいたい月1回のペースを守りながら最低限の処理を心がけてくださいね。

初心者がやりがちな失敗とトラブル対処法

手でバツマークを作る女性

甘皮処理はシンプルな工程ですが、やり方を間違えると痛みや腫れなどのトラブルを起こしやすいとても繊細な部分です。
ここでは、セルフケア初心者によくある失敗例と、その正しい対処法をまとめました。
ネイリストが実際によく相談を受けるケースをもとに、分かりやすく解説していきます。

失敗例1:やりすぎによる炎症や痛み

甘皮や薄皮を必要以上にカットしすぎると、皮膚を傷つけて、腫れ・痛み・出血といったトラブルを起こします。
これは、ニッパーの扱いに慣れていない初心者に多い失敗です。

もし痛みが出てしまった場合は、無理に触らず、皮膚薬・キューティクルオイル・ハンドクリームなどで優しく保湿して、症状が落ち着くまで安静にしましょう!

次からは、切りすぎない、押し上げすぎないを心掛けて、やり方を見直してみてくださいね。

失敗例2:爪のサイド(横)の甘皮の見落とし

爪のサイドには「サイドウォール」と呼ばれる場所があり、ここにもルースキューティクルが付いています。
ここを見落とすと、横からジェルが浮く原因になってしまいます。

サイドはニッパーでの処理が難しい部分なので、ウッドスティックや綿棒で軽く押し上げるだけでOKです。
くるくると優しくなぞるように動かすだけでも、ルースキューティクルがキレイに取れていきます(^^)

失敗例3:ケア後の保湿を忘れた

ケア後に保湿をしないと、乾燥によってささくれや指先のトラブルが起こりやすくなります。
水仕事が多い方は乾燥しやすいため、注意が必要です。

ケア後はキューティクルオイル→ハンドクリームの順でしっかり保湿しましょう。
毎日オイルを塗る習慣をつけるだけで甘皮が柔らかくなり、次のケアもしやすくなりますよ。

ちなみに、ケア後にジェルネイルをする場合は、ジェルネイルをした後に保湿をしてくださいね。

甘皮処理が怖い時の対処方法

プッシャーやニッパーの使用が怖い方は、無理に使う必要はありません(^^)

お風呂上がりのふやけた状態で、ウッドスティックや綿棒で甘皮を軽く押し上げるだけでも十分です。
切らない方法なので、誰でも簡単に甘皮処理をすることができます。

プッシャーやニッパーを使いたいときは、扱いを練習してから実際に使ってみてくださいね。
特にニッパーはネイリストでも長い練習期間を要します。
扱いに慣れてきたら挑戦してみましょう(^^)

まとめ

甘皮処理は、ジェルネイルを長持ちさせるための基本ケアです。
ルースキューティクルを処理することで、ジェルネイルの浮きを防ぎ、見た目の仕上がりもキレイに整います。
専用の道具がなくても、綿棒やガーゼなどの家にあるアイテムで十分代用できます。

ただし、やりすぎると乾燥や炎症の原因になってしまうため、月1回を目安に行ってください。

処理後、ジェルネイルをしない場合はキューティクルオイルやハンドクリームでしっかり保湿してくださいね!
ジェルネイルをする場合は、一番最後に保湿しましょう。

自分のやりやすい方法をうまく活用しながら、ネイルケアを楽しんでいきましょう(^^)

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