ネイルファイルとは?種類・使い方・お手入れまで徹底ガイド | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ジェルネイルやセルフネイルにネイルファイルは必須アイテム!
しかしネイルファイルにはいろんな種類があって、どれを使えばいいのかわからないですよね。

「ジェルネイルで使うネイルファイルってそもそも何?」
「いろんな種類があるけど何が違うの?」
「数字が書いてあるけどどういう意味?」

こんなお悩みをお持ちの方向けに、この記事ではネイルファイルとはどんなものがあるのか、種類・使い方・数字の意味・お手入れ方法まで徹底解説します!

ネイルファイルとは?種類を1つずつ解説

爪切りなどネイルケア用品の写真

ネイルファイルとは、ジェルネイルやネイルケアに使う爪やすりの総称です。

ネイルファイルには以下の4種類が含まれます。

  • エメリーボード
  • ゼブラファイル(別名ウォッシャブルファイル・アクリルファイル)
  • スポンジバッファー
  • シャイナー

場合によってはシャイナーがネイルファイルの中に含まれないこともあります。

全て用途が異なり、間違った使い方をすると自爪を傷つけてしまうので要注意!
セルフネイルをやりたい方は種類によって使い道が違うということを覚えておきましょう!

ちなみに、ネイリストはゼブラファイルのことを指してネイルファイルと言うケースが多いです!
筆者が働いていたネイルサロンでも、ゼブラファイルのことを言うときに「ネイルファイル」と言っていました。

ネイルファイルに付いてる数字は何?

ネイルファイルのグリッド数にマルがついている

ネイルファイルは本体やパッケージに150/150など、3桁や2桁の数字が書いてありますよね。

この数字はG(グリッド)という単位で、ネイルファイルのやすりの目の粗さを表しています。
数字が小さいほどやすりの目が粗くなり、数字が大きいほどやすりの目が細かくなるのです。

例えば、写真のように150/150と書かれたネイルファイルなら、表面も裏面も150Gで目の粗さは変わりません。

また、180/220と書かれたエメリーボードなら、表と裏で目の粗さが異なります。

180Gの方が目が粗いため爪をザクザク削れてスピーディーに短くできます。
一方220の方は、目が細かいのでちょっとした調整に使えるのが特徴。
爪先を丸くするために少しずつ削ったり、削った後に出るバリを除去するのに便利です。

そしてグリッドの数字は同じでも、ネイルファイルの種類が違うと目の粗さは異なるので注意が必要です。
例えば、エメリーボード、ゼブラファイル、スポンジバッファーの3種類を全て180Gで用意します。
しかしやすりの面の粗さが異なるので、大きく削れる順番を表すと以下のようになるのです。

スポンジバッファー<エメリーボード<ゼブラファイル

この中なら同じグリッド数で用意しても、最も大きく削れるのはゼブラファイルとなります。

エメリーボードとは

ネイルケアをしている写真

エメリーボードとは、自爪を削るために使う爪やすりのことを指します。
爪を削って短くしたり、爪の形を作る・整えるときにはエメリーボードを使いましょう!

ちなみに爪やすりといえば、ステンレスやガラスの丈夫なタイプを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
これらは厳密に言うとエメリーボードではありません。

エメリーボードは木の板や厚紙で出来ており、薄く細長い形が特徴。
両面にやすりが貼り付けてあって、面ごとに目の粗さが違ったり、同じだったりと商品によって異なります。

セルフジェルネイルをする人はもちろん、ネイルケアだけする人や、マニキュアを塗る人にも必須アイテムです。
爪切りではなくエメリーボードを使うことで、爪に優しくワンランク上の仕上がりが目指せます!

ネイルサロンでは昔からブラックエメリーと言われる両面黒のエメリーボードが使われていました。
最近は白やグレーなど、削った後のダストが目立たないエメリーボードもたくさん売られています!

プロのネイリストは爪やすりにエメリーボードを使う人がほとんどです。
ネイルの資格として有名な「ネイリスト技能検定試験」でも、実技試験で用意する爪やすりはエメリーボードとなっています。

これはエメリーボードが使い捨て用のやすりで、お客さんによって使い分けられ、衛生的に保ちやすいことが主な理由です。

エメリーボードの選び方

エメリーボードの選ぶ時は「グリッド数」「表裏で違うグリッド数の商品にするか」という点を重視しましょう。

エメリーボードはだいたい100~240Gくらいまでの商品が売られています。
中でも一般的に使われているのは150~180G前後です。
このあたりのグリッド数であれば目が粗すぎないので、初心者でも削りすぎず使いやすいのではないでしょうか。

そしてエメリーボードは表と裏で違うグリッド数の商品も販売されています。
メリットとしては「爪を短くする時は目が粗い面」「爪の形を微調整する時は目が細かい面」と使い分けられる点です。
大きなデメリットはありませんが、実際に使ってみたらどちらかの面しか使わなかったというパターンはあるようです。

ネイル初心者でどんなエメリーボードを買えばいいのかわからない!という方は、「表が220~240G・裏が150~180G」の商品がおすすめです!

グリッド数が違う面で使い分けることで自分に合う目の粗さがわかってくるので、次に買うときの参考になりますよ!

ゼブラファイルとは?

ネイルファイルの写真

ゼブラファイルは「ウォッシャブルファイル」「アクリルファイル」とも言います。

ゼブラファイルは、ジェルネイルやアクリルネイル、ネイルチップを削るために使う爪やすりです。
木の板や厚紙の両面に紙やすりが貼り付けられており、エメリーボードと比べると少し幅が広く、厚みもあって固めな商品が多いです。

  • ジェルネイル・アクリル・ネイルチップのオフ
  • アクリルネイルを削って整える
  • アクリル塗布前のサンディング
  • ジェルスカルプやアクリルスカルプの形や長さを整える
  • ネイルチップの長さや横幅、根元を削って整える

上記のような用途で使われます。
自爪には基本使わないということは覚えておきましょう!

ゼブラファイルの選び方

ゼブラファイルはジェルネイルやチップ・アクリルなど固いものを削ります。
ネイルケアのみをする方や、マニキュアを塗る方ならゼブラファイルは必要ありません。

ゼブラファイルのグリッド数は幅広く、80~240Gくらいまでの商品が売られています。
表と裏で違うグリッド数のやすりが付いている商品はほとんどありません。

ネイル初心者が選ぶなら、大きく削りすぎない150Gのゼブラファイルがおすすめです!
慣れてきたらスピーディーに削れる80~100Gのゼブラファイルを使うのもよいでしょう。







スポンジバッファーとは?

ネイルケアをしている写真

スポンジバッファーは「スポンジファイル」「バッファー」とも言います。

爪の断面を滑らかに整えたり、爪先のバリ取りや、爪表面のデコボコをなだらかにする「サンディング」のために使います。
スポンジ製の爪やすりで、優しい削り心地が特徴的です。

スポンジバッファーがエメリーボードやゼブラファイルと大きく異なるのは「磨く」に特化しているという点です。

エメリーボードやゼブラファイルと同じグリッド数を使っても、スポンジバッファーは爪を大きく削ることはできません。

ですが磨いて滑らかにするということは得意なので、尖った角をつるっとなめらかにしたり、デコボコが気になる部分をならしてなだらかにすることができるのです。

ネイルケアやジェルネイルを塗る前のサンディングでも活躍するので、セルフネイラーの方は1本持っておくことをおすすめします!

スポンジバッファーの選び方

スポンジバッファーは100~280Gまでの商品が多いです。
表と裏で違うグリッド数になっている商品も複数あります。

ジェルネイル初心者が使うなら、「表が180G・裏が100G」のスポンジバッファーがおすすめです!
爪表面のサンディングに180Gを使い、爪先を滑らかにする時は100Gを使ってみてください。

また、ネイルケアのみの方や、マニキュアを塗る方なら「表が280G・裏が220G」のスポンジバッファーがおすすめ。
目が細かいので爪が傷みにくいですし、この後ご紹介するシャイナーの前に使うのにもぴったりです。

シャイナーとは?

爪やすりで爪を磨いている写真

シャイナーはツヤ出し用の爪やすりです。
これまで解説してきたネイルファイルと用途が大きく異なり、磨いて爪にツヤを出すために使います。

スポンジ製で柔らかく、やすりの目が他のネイルファイルよりも非常に細かいのが特徴。
シャイナーを使って磨くと、ガラスのようにツヤツヤで、つるんとした非常になめらかな仕上がりになります。

シャイナーのグリッド数は4000Gが基本です。
この数字だけでもやすりの目が細かいことがわかりますよね。

表は4000G、裏はスポンジバッファーよりも細かい400~800Gがついている商品もあります。

注意点としては、シャイナーはやすりの目が非常に細かいとはいえ、使いすぎると爪を薄くする可能性があるという点です。
2~3回かけるだけでもツヤがしっかり出るので、たくさん使わないように気をつけましょう。







ネイルファイルとエメリーボードの違い

ネイルファイルとエメリーボードの違いや、使い分け方に疑問を持つ方は多いようです。

ネイルファイルがゼブラファイルのことを指しているなら、エメリーボードとの違いは「目の粗さ」「使い道」です。

・ゼブラファイルは「ジェルネイル・アクリルネイル・ネイルチップを削るやすり」
・エメリーボードは「自爪を削るやすり」

上記のように使い道が異なるので注意しましょう!

そして、エメリーボードとゼブラファイルで同じグリッド数を用意しても、ゼブラファイルの方が粗い削りになります。

ゼブラファイルで自爪を削ると爪に負担がかかりやすく、削り心地も粗く、ザラザラとした仕上がりになります。
反対にエメリーボードでジェルやアクリル、ネイルチップを削ると、すぐにやすりの目が詰まってしまいます。

ネイル道具は正しく使うことでクオリティの高い仕上がりになりますし、道具の持ちも良くなります。
面倒だからと適当に使わず、使い所を見極めながらセルフネイルを楽しみましょう!

ネイルファイルの面取り・お手入れのやり方

シャイナー以外のネイルファイルは、使い始める前に「面取り」が必要です。
またネイルファイルが削れなくなってきたら、爪ブラシでお手入れすることによって削れるようになることも。

正しい面取りのやり方やお手入れ方法を知って、ネイルファイルを長持ちさせましょう!

ネイルファイルを使い始める時は「面取り」が必要

新品のエメリーボード、スポンジバッファー、ゼブラファイルをおろす時は、「面取り」という作業をしてから使い始めましょう!

ゼブラファイルのフチを面取りしている様子

面取りとは、ネイルファイルのフチや側面を削って、バリやトゲなどを事前になくしておくことを指します。
やり方は以下の通り簡単です!

  1. 新品のネイルファイルと使い古したネイルファイルを用意する。
  2. 使い古したネイルファイルで、新しいネイルファイルのフチを軽く削る。
  3. 表のフチが削り終わったら、裏面のフチも軽く削る。
  4. フチが削り終わったら、側面もやすりで軽く削れば完了!

おろしたてのネイルファイルは、側面がギザギザしていたり、木の板のトゲがついたままだったり、フチが鋭利な状態だったりします。
このままでも削れますが、指や爪に当たった時にフチで皮膚を切ってしまったり、トゲが刺さってしまうことがあるのです。

ケガをしないためにも、すでに消耗しているエメリーボードやゼブラファイルを使って、フチや側面を削り、なめらかにしておきましょう!

ちなみに、新品のネイルファイルのフチは、面取りで削りすぎると使いにくくなってしまうので注意してくださいね。

爪ブラシでお手入れして長持ち

ネイルファイルは使っていると目が詰まり、だんだん削れなくなリますよね。
でも捨てるのはちょっと待って!
捨てる前に爪ブラシでお手入れしてみましょう!

爪ブラシとは、爪と指の間をゴシゴシと洗えるコシの強いブラシのことを指します。
ふわふわのダストブラシでは、ネイルファイルのお手入れには少々物足りないので、爪ブラシを使いましょう。

爪ブラシでゼブラファイルの目詰まりを手入れする様子

やり方は非常に簡単で、爪ブラシでネイルファイル全体をゴシゴシとこするだけ!
ネイルファイルの目に詰まっているダストが取れていきます。
ダストが舞うのが気になる方は、新聞紙などいらない紙を敷いてからお手入れしましょう。

爪ブラシでのお手入れは、ネイルファイルを使うたびにしておくとより長持ちします!
ネイルファイルに消毒用エタノールをスプレーで吹きかけてから爪ブラシでこすると、より衛生的に保てるのでぜひ試してみてください。

よくある質問

セルフネイルの道具

ネイルファイルに関するよくある質問にネイリストが回答しました!

Q.ジェルネイルのオフで使うネイルファイルの種類はどれ?

A.ゼブラファイルを使ってジェルネイルを削りましょう!

ゼブラファイルは「ジェルネイル」や「アクリルネイル」「ネイルチップ」など自爪以外を削るためのネイルファイルです。

エメリーボードはジェルネイルを削るとすぐに目が詰まってしまいますし、スポンジバッファーはほとんど削れません。

ジェルネイルのオフで使うなら、ゼブラファイルを用意しましょう!

ジェルネイルオフに慣れない方は、削りすぎて自爪を傷つけるのを防ぐために150Gのゼブラファイルがおすすめです。

慣れてきたら80~100Gのゼブラファイルを使うと、ザクザクとスピーディーに削れます!
ただし、少しやするだけでも大きく削れるので、自爪を傷つけないように注意してください。

ちなみに、ジェルネイルオフでベースジェルが一部に薄く残っているだけなら、エメリーボードで削ってもOKです。
エメリーボードならそこまで大きく削れないので、自爪に近いベースジェルの残りに使っても安心です。

Q.ネイルケアで使うネイルファイルの種類はどれ?

A.エメリーボードとスポンジバッファーを用意しましょう!
爪をピカピカにツヤ出しをするならシャイナーも使ってくださいね。

ネイルケアでは爪の長さや形を調整するためにエメリーボードを使います。
爪先のバリを取ったり、表面をサンディングする時はスポンジバッファーを使いましょう。
ツヤ出しをする時はスポンジバッファーで爪表面を軽くサンディングし、シャイナーで磨いてツヤを出してくださいね。

スポンジバッファーもシャイナーも使っているとあまり削れている感じはしませんが、使いすぎると爪が薄くなってしまうので注意しましょう。

ネイルケアは、自爪で過ごす時はもちろん、ジェルネイルを塗る前やマニキュアを塗る前にも行うのが基本です。
事前にネイルケアをしておくことで、ネイルの持ちが良くなりますし、クオリティもアップしますよ!

まとめ

ネイルファイルはネイルをする上で欠かせないアイテムです!
使い分けることで道具も長持ちしますし、仕上がりもプロ並のクオリティに近づけます。

ネイルファイル各種の用途についてまとめました!

種類 用途 ジェルネイルで必要 ネイルケアで必要 マニキュアで必要
エメリーボード 爪の長さを短くしたり、爪先の形を整える時に使う
ゼブラファイル ジェルネイル、アクリル、ネイルチップのオフや形を整えるときに使う × ×
スポンジバッファー 表面をサンディングしたり、バリを取ったり、爪先を滑らかにする時に使う
シャイナー 磨いてツヤを出すために使う ×

初めてエメリーボードやゼブラファイルを使う時は、どのくらい削れるかわからない人も多いですよね。
まずはグリッド数の大きい、目が細かいやすりを使って、当て方や削り方を変えながら使ってみるのがおすすめです!

目の細かいやすりなら自爪が大きく削れてしまう心配も減りますし、少しだけ削りたいという時にも使えます。
慣れてきたら、グリッド数の小さい目の粗いやすりを使ってみてください。

そして新しいネイルファイルをおろすときは、やすりのフチや側面を面取りするのを忘れずに。
用途に合わせて使い分けつつ、セルフネイルやネイルケアを楽しみましょう!







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