野球のキャッチャーが爪にネイルしてるのはなぜ?プロ・アマ問わず捕手はサインが命! | ネイル女子

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日本人はもちろん、世界中の野球ファンや子どもたちに夢と希望を与え続けている「大谷翔平選手」の影響で、野球に興味を持ったという方も多いと思います。
そんな方が野球中継を見た時、「あれ?このキャッチャーの人、ネイルしてない?」と不思議に感じた人もいるのではないでしょうか。

それは気のせいではありません!
プロだけでなくアマチュアでも、キャッチャーでネイルをしている選手は多いです。
実は、キャッチャーのネイルにはサインを見やすくする工夫や爪割れを防ぐ目的があり、ピッチャーとの連携やパフォーマンスに関わる大切な役割があるんです。

この記事では、キャッチャーがネイルをする理由や実際に使われているアスリート向けネイルシールや、爪を守るためのケア方法を紹介します。
キャッチャーネイルについて知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

プロ野球でキャッチャーがネイルをしている理由

野球場全体を遠くから見た様子

野球の試合中継を見ていて、「あれ?キャッチャーの人が蛍光色のネイルしてる!」とびっくりしたことがある人もいると思います。
SNSでも「野球選手がネイルをしている!なんで?」と書き込んでいる人も見かけるほど、野球に詳しくない人なら不思議に思って当然かもしれません。

元々スポーツ選手が良いパフォーマンスをするために爪を補強したり、ネイルケアをする「アスリートネイル」という文化はあります。
でもそれは、あくまで爪の補強の一貫なのでクリアネイルである場合がほとんど。
しかしキャッチャーの場合は、なぜか蛍光色のネイルをしている選手が多く、違和感があるほど目立っていますよね。

まずは、キャッチャーが派手なネイルをしている理由をお伝えします。

サインを見やすくするため

野球ボールを指先で持つ手

プロ野球のキャッチャーが目立つネイルをしているのには、ちゃんとした理由があります。
一番の理由は、ピッチャーや内野手に自身のサインをわかりやすくするためです。

キャッチャーは、試合中にピッチャーにサインを送り、指示を出しています。ピッチャーとキャッチャーは「バッテリー」と称され、細かな意思の疎通が必要です。
しかし、ピッチャーとキャッチャーの距離はおよそ18メートル強もあり、もちろん会話もできません。
そこでキャッチャーが、相手バッターやピッチャーの調子なども含めて、様々なサインを出し、球種や内側、外側、高さなどの投げるコースの指示を出しています。
また、内野手はキャッチャーのサインによって守備位置を変えたりします。

常にピッチャーや野手にサインがよく見えて伝わりやすい環境であればいいのですが、ナイターが多いことやその日の天候などで、球場の環境はまちまち。
キャッチャーの指示がうまく伝わらなかったり、サインミスが起こるのは、チームにとって致命傷になりかねません。

そういったことを防ぐために、キャッチャーは遠くからでも目立つ蛍光色のネイルをつけて、サインを見やすくしているのです。
メジャーリーグでも同じように色の目立つネイルをしているキャッチャーは多いです。

爪割れを防止するため

キャッチャーはピッチャーが投げる100〜150km近いスピードのボールを毎回正面から受け止めるため、爪には強い衝撃と摩擦が繰り返し加わります。
こうした負荷によって爪が割れたり欠けたりすることは珍しくなく、シーズン中は特にトラブルが多くなりがちです。

そこで爪を補強する目的でネイルを施すケースが増えています。
クリアの補強ネイルやアスリート向けのネイルシールを使うことで衝撃による亀裂の広がりを防ぎ、自爪が傷みにくい状態を保てるようになります。

長期間の練習や連戦が続く時期でも、爪のダメージを最小限に抑えながら安定したパフォーマンスを維持しやすくなるのも大きなメリットです。
見た目のためというよりプレーに支障が出ないよう爪を守るための実用的な理由で、キャッチャーに補強ネイルが取り入れられています。

高校野球での使用も増えている理由

高校球児が整列している様子

キャッチャーネイルといえばプロのイメージが強いですが、近年は高校野球でも取り入れる選手が確実に増えてきました。
この背景には、試合中のサインミスを防ぐための視認性向上や、爪割れを防ぐための補強といった実用的な目的があります。

また、プロ選手の使用がSNSで広くシェアされるようになったことで高校球児の間でも「必要な道具」として認識されはじめているのも理由のひとつ。
ネイルシールなら校則にも配慮しつつ使えるため取り入れやすくなり、使用率が上昇しています。

甲子園が「朝・夕」の2部制になったため

高校野球でキャッチャーのマニキュアやネイルシールの使用が認められるようになったのは、甲子園の日程変更によってサインが見えにくい状況が増えたためです。

2023年から甲子園は熱中症対策として「朝・夕の2部制」が導入され、昼間の最も暑い時間帯を避けるスケジュールとなりました。
朝の低い光や夕方の西日で逆光になりやすい時間帯に試合が行われるようになったため、ピッチャーや内野手がキャッチャーのサインを視認しにくいケースが増えたのです。

そこで、高野連は安全性や公平性の観点から、キャッチャーに限り視認性を高める目的で蛍光色のマニキュア・ネイルシールの使用を正式にOKとしました。

サインミスは試合の流れに大きく影響するため、こうした環境変化に対応したルール緩和は選手を守る意味でも重要な判断といえます。
夕方の逆光の中でもサインがくっきり見えるようになったことで捕手と投手の連携が取りやすくなり、試合の公平性と安全性の向上にもつながっています。

キャッチャーが使っているネイルの種類は?

キャッチャーミットを構えるキャッチャー

キャッチャーのサインが見えやすくなる蛍光色ネイルは、以前からあるスポーツ選手に特化したマニキュアやジェルネイルだけではなく、スポーツ選手のために開発されたネイルシールもあります。

マニキュアよりもネイルシールが主流に

マニキュアを使用しいる選手も多いですが、今はネイルシールが主流になっているようです。
マニキュアは塗ってから乾くまでに時間が必要ですが、ネイルシールは貼るだけですぐに次の作業に入れます。
さらに、マニキュアは時間が経つと色が剥がれてきますが、ネイルシールが剥げてくることはまずないといえます。

また、ジェルネイルは持ちも良く爪の保護としても最適ですが、メンズネイルが普及している現代でも普段から蛍光色のワンカラーネイルをしている人は少数派・・・。
試合後や練習後に毎回ジェルネイルをオフするのは爪のダメージや手間を考えても大変です。

ネイルシールなら、試合前にさっと爪に貼り付けることができ、試合が終わったらすぐに剥がすことができます。
爪を傷めることもなく、またネイルシールによる爪の保護も期待できるなどメリットが多いため、現在ではネイルシールが主流になっているようです。

色は蛍光色や白が多い

カラフルなネイルをした女性の手

キャッチャーネイルの色は彩度の高い「蛍光色」や、遠くからでも目立つ「白」が多いです。
一般的に視認性の高い色は「暖色で彩度の高い色」とされています。
特に蛍光色の赤や黄色、オレンジは、暗い色と組み合わせたり暗い場所ではより見やすくなります。

キャッチャーがピッチャーにサインを出す時、手元が明るく照らされるわけではなく、むしろ暗い手元で行われていることがほとんど。
彩度の高い蛍光色を使うことで視認性が高くなり、サインが見やすくなるというのは、色の使い方としても理にかなっています。

アスリート用のネイルシールを紹介

「アスリートネイル 蛍光サインテープ」は、キャッチャーのサインをとにかく見やすくすることに特化したスポーツ用ネイルシールです。
貼るだけで爪の表面に明るい蛍光カラーがしっかり密着し、ピッチャーや内野手からの視認性が一気に向上します。
マニキュアのように乾かす時間がいらないため、試合前の準備をスムーズに進められるのも便利なポイントです。

テープタイプなので自分の爪のサイズに合わせてカットしやすく、手の大きさに関係なく使いやすい構造になっています。
シール自体が薄く柔らかいため動きの多いキャッチング動作でも剥がれにくく、プレーの邪魔にならない自然な付け心地が魅力です。

蛍光イエローや蛍光ピンクなどのサインが際立つ鮮やかな色展開で昼間の球場やナイターでもしっかり目立つため、サインミス防止に大きな効果を発揮します。
プロ・アマ問わず使える実用性の高いアイテムなので、試合のパフォーマンス向上を目指したいキャッチャーにぴったりのネイルシールです。

実はネイルをしているスポーツ選手は多い

スポーツとネイルは、切っても切れない関係があるのはご存知でしょうか。
スポーツでは指先や足先に力を入れる、踏み出す、ふんばるといったシーンが数多くありますよね。
この時、指先や足先に力を入れることができるのは、爪があるおかげなのです。

人間の手足の指の先端には骨が届いていない箇所があります。
ぐっと指の腹に力を入れる時、爪が骨の代わりになり、その力をキャッチしてバランスをとっています。
これは運動中に限ったことではなく、歩く時も足先に力を入れますし、物を掴んだり、持ち上げたりする時にも指先に力を入れて、爪が力をキャッチしているのです。
つまり、爪がないと、正常に歩いたり物を掴むことも難しいということになります。

このように、爪はスポーツ選手にとって重要なパーツであり、爪の状態はパフォーマンスにも影響を及ぼします。
特に野球選手のピッチャーは、ボールを指先から離す時に爪に対してとても大きな力がかかっており、摩擦と相まって爪が非常に傷つきやすいです。
そのため、野球選手は爪に亀裂が入ったり、欠けたり、二枚爪になりやすいのです。

そして、爪が少し割れてしまったり、マメができたりするだけでも、指先や手の感覚に違和感が出てきます。
ちょっとした違和感や異変があると100%の力を発揮できなくなるのは、身体を大事にしているスポーツ選手なら誰もが実感しているところではないでしょうか。
しかし、ピッチャーをはじめ、スポーツ選手は日常生活なら使わない力を、指先や足先にかけなくてはなりません。
そこで力をかけても爪を正常に保てるよう、ネイルの材料で保護したり、ネイルケアをしたりしている選手がいるのです。

どんなネイルや補強をしているの?

野球ボールを握るピッチャーの手元

例えば、野球のピッチャーは、手や指に大きな力を入れるので、その圧や摩擦によって爪に負荷がかかって割れてしまったり、指にマメや角質も溜まったりしやすくなります。
自身でこまめに爪を切っていても、それが適切な長さや形でなければ、爪割れが改善されるどころか、引っかかったりしてさらに悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

また、自爪が元から薄く、割れやすいという方もいますよね。
そこで、爪に強い力がかかっても割れないように、ジェルネイルやアクリルネイルを使って、爪に補強を施します。
ですが、アスリートのねネイルの場合は単に補強すればいいというわけではなく、爪のどこに負荷がかかりやすいのか、どこに亀裂が入りやすいのかを考慮した上で施術しなくてはなりません。

さらに、爪は硬さだけでなく、しなやかに曲がる柔軟性も必要です。
ハードジェルやアクリルを使って、爪全面を分厚くコーティングするだけでは、指先の繊細な力の入れ方を阻害する可能性もあるのです。

ここまででも、おしゃれを楽しむネイルとは重視するポイントが異なることがわかりますね。
一見セルフネイルでもできそうな技術ですが、アスリートに施す補強ネイルは、スポーツ選手だけでなく、選手をケアするネイリストも、爪の構造や仕組み、どのような補強が必要なのかを正確に判断する必要があるのです。

爪と指先を守るためのネイルケア

きれいにネイルケアされた指先

野球選手やスポーツ選手だけでなく、スポーツをしない人でも爪をキレイに保つネイルケアは是非重視して頂きたいポイントです。

爪が割れてしまうのは、男性でも女性でも起こることですし、一度爪が割れてしまうとすぐに元通りになることはありません。
割れてしまった部分がカットできる長さまで伸ばさなければならないのです。
そのため、爪や指先を守るためのネイルケアを続けることが大切です。

割れにくい爪にするには、以下のようなポイントを押さえておきましょう!

爪切りを使わず、爪やすりで短く整える

爪切りは強い圧力で爪をバチンとカットするので、断面はギザギザの粗い仕上がりになります。
そこから割れてしまったり、二枚爪になることも。爪やすりを使うことでなめらかな爪先に仕上がりますし、形も整えやすいです。

割れにくい形はラウンドかスクエアオフ

爪先の形は自然なカーブの「ラウンド」か、先端を四角に整え角を丸くする「スクエアオフ」にすると、爪に負荷がかかっても割れにくくなります。
爪の長さは指の腹側から見て1ミリ程度爪が出ているくらいが丁度良いでしょう。

爪先は使わない

普段の生活で爪先を使わないように注意しましょう。シールを剥がしたりするときも、爪先でめくらないように気をつけて。
特に通販で届いたダンボールのガムテープを剥がすときなどは要注意です。
ジェルネイルやマニキュアが剥がれてしまうこともありますし、自爪の場合は割れてしまうこともあるので注意してくださいね!

季節を問わず保湿ケアを

硬い角質やささくれは保湿が足りていないことも原因の1つ。
爪に潤いを与えるための「ネイルオイル」と、指先から手元全体を保湿する「ハンドクリーム」を使って、乾燥する秋冬はもちろん、汗ばむ春夏も保湿ケアを続けましょう。

まとめ

グローブと野球ボールのアップ

キャッチャーのネイルは単なるおしゃれではなく、サインを見やすくする視認性アップと爪割れ防止という実用的な役割を持ったケアです。
日本のプロ野球はもちろん高校野球でも使用が増加しており、球場でサインが確認しやすいように蛍光イエローや蛍光ピンクの色が選ばれています。
最近はマニキュアよりもサイズ調整しやすく密着しやすいネイルシールが主流で、専用のアイテムもシェアを広げています。

キャッチャーのネイルや補強技術は、選手の実体験と専門知識から積み重ねられてきたパフォーマンスを守るための工夫です。
爪の小さなトラブルがプレーに響くのと同じように、私たちの生活でも爪は思っている以上に大切なパーツ。
ちょっとした保湿や爪やすりで整えるケアを取り入れるだけで、指先はぐっと健康的になりますよ!
気になった方は、自分のできる範囲からケアを始めてみてくださいね。

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