ジェルネイルは3週間ほどで自爪に戻したり、付け替えをするのが基本です。
その時はジェルネイルをオフをしなくてはなりませんが、ネイルサロンにはジェルネイルのオフのみで行っても嫌がられないのでしょうか?
今回の記事では、ネイルサロンでオフのみは嫌がられる?気まずい?といった疑問に、ネイリストの立場から詳しくお答えします。
また、ネイルサロンのメニューで、初心者にはわかりにくいオフメニューについてもご紹介するので、ネイルサロンに初めて行くという方もぜひ参考にしてくださいね。
ネイルサロンにオフのみは嫌がられる?
ジェルネイルは付け替えるにせよ、自爪に戻すにせよ、オフという作業が必要です。
自爪のためにも、一度付けたジェルネイルは、適切なタイミングでオフをすることが推奨されているのです。
オフのみでも歓迎!気まずいと思わなくてOK!
では、ネイルサロンにジェルネイルのオフのみで行ってもいいのでしょうか?
答えは「もちろんOK!」です。
ジェルネイルをつけないのにネイルサロンに行くのはなんだか気まずい、オフだけだと嫌がられそう・・・と心配する方もいるようです。
しかし、ネイルサロン側も、ネイリストも、決してそんな事は思いません。
ジェルネイルのオフのみでも大歓迎ですし、必要がないのに無理やりジェルネイルをつけなくてもいいのです。安心してオフのみで予約し、ネイルサロンに行ってみてください。
ネイルのオフをせずに放置はNG!
まれに、「オフのみで行くのが面倒だから」「忙しいから」と、オフをせずに自然を剥がれるのを待ったり、取れかけたら自分で無理やり取ってしまうという方がいます。
これは自爪に大きなダメージを与えてしまうので、絶対にやめましょう!
適切な手順でオフをせずに、自分で無理やりジェルを剥がしてしまうと、爪の表面がジェルと一緒に持っていかれてしまいます。
自爪が薄くなったり、伸ばそうとしてもすぐに折れてしまう、亀裂が入ってしまうといったことが起こりかねません。
どんなに長持ちと言われるジェルネイルでも、4週間前後になると
・爪とジェルにスキマができる
・ジェルが爪から浮く
・ジェルの端っこが欠ける
などの変化が起こります。
もしそのような変化に気が付いたら、3~4週間経っていなくてもオフをしたり、お直しをしましょう。
そのままにしてしまうと、爪が欠けたり、亀裂が入ってしまったといった最悪の事態になるかもしれません。
面倒でも、忙しくても、ジェルネイルを長期間付けっぱなしにするのはNGということを覚えておきましょう。
オフのみっていくらかかるの?時間は?
では、実際にネイルサロンでオフのみを施術してもらうなら、代金はいくらかかるのでしょうか。
ネイルサロンによって多少金額は異なりますが、ジェルネイルのオフのみメニューはだいたい2000~4000円くらいが基本です。
1本あたり数百円と設定しているところもあれば、オフのみは均一で数千円となっているお店もあります。
但し、以下のようなネイルを付けている場合は注意が必要です。
・ジェルやアクリルで長さ出しをしている
・自爪をかなり伸ばしてジェルをつけている
・大きなパーツやストーンを付けている
・ハードジェルをつけている
これらのネイルは通常のオフのみ料金とは別に、追加の料金がかかるかもしれません。
シンプルなネイルではなく、3Dのパーツや大きなストーンを付けている方や、自爪をかなり伸ばしていて、絶対に短くしたくない!という方は、まずはネイルサロンに問い合わせてみることをおすすめします。
オフをするだけなら時間は30分程度
ジェルネイルのオフにかかる時間ですが、ベーシックなネイルであれば30分程でオフが完了します。
ネイルマシンという電動のやすりでジェルを全て削り落とす場合は、20分もかからずに終了することも。
マシンを使わず、アセトンとファイルというやすりで少しずつ落としていく方法なら、30分から50分程度を見積もるのがよいでしょう。
これなら、スキマ時間を使ってネイルをオフしに行くこともできそうですね。
例えば、急な不幸があって、すぐにでもネイルを落とさなくてはならないという方もいるはず。
サロンによってはオフのみメニューを当日予約できるかもしれないので、電話やメッセージで問い合わせてみてはいかかでしょうか。
ちなみに、お店やネイリストによってオフに使う道具は異なります。
オフを新人ネイリストが担当したり、アクリルやハードジェルをつけていると更に時間がかかることも。
オフの後ろの時間には余裕を持って予約をするか、どうしても急いでいる時は、予約時に「急ぎなので早く終わらせてほしい」と相談してみましょう。
ネイリストの人数に余裕があれば、二人がかりでオフをして、あっという間にオフが完了することもありますよ。
オフのみはネイルケアが入っているかチェック
ネイルサロンのオフのみメニューには、ネイルケアも含まれていることがあります。
ネイルケアとは、爪の形や長さを整えたり、爪表面をなだらかにしたり、甘皮を押し上げたりすることを指します。
実はネイルサロンのオフのみメニューは、本当にオフだけしか行わない、ケア系は一切含まれていないということもあるのです。
オフをしたあとの爪表面は、ザラつきがあったり、伸びている爪が気になるはず。
ですが、オフ後の爪をキレイにしてもらうには、ケアメニューを追加しなくてはならないケースがあります。
ネイルケアが必要な時は、オフのみメニューに含まれているどうか、メニュー表をチェックしておくと安心です。
予約がたくさん入っていて、ひっきりなしにお客さんが来るようなネイルサロンでは、当日にネイルケアメニューを追加できない可能性があるので、よく確認してから予約してくださいね。
自店・他店・ジェルの種類で金額が異なる場合も
ネイルサロンのメニュー表をよく見てみると、「自店オフ」「他店オフ」という言葉が書かれていませんか?
ネイルサロンに行き慣れている方ならご存知かと思いますが、自店オフと他店オフにはこんな違いがあります。
自店オフとは
ジェルネイルを付けたサロンで、オフもする時は「自店オフ」該当します。
例:Aというネイルサロンで付けたジェルを、同じくAというネイルサロンでオフをする。
他店オフとは
ジェルネイルを付けたサロン以外のお店でオフをしたり、セルフでつけたジェルをオフする時に該当します。
例:Aというネイルサロンで付けたジェルネイルを、BやCなど、A以外のネイルサロンでオフをする。
そして、他店オフよりも自店オフの方が安い価格設定になっていることもあります。
これは自分のお店で使っているジェルなら、どのようにオフをすればいいのか把握しているからです。
ジェルネイルの種類も注意
ジェルネイルにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
見た目は似ていても、ジェルではないアクリルという素材もあるので、注意が必要です。
ソフトジェル
アセトンで溶けて、オフがしやすいものをソフトジェルと言います。
ジェル液のテクスチャ―が柔らかいので、ライトで固めた後は、爪の曲がりに合わせてしなります。
フィット感の強いつけ心地と、オフのしやすさから、多くのネイルサロンはソフトジェルをメインに使っています。
また、セルフネイル用で一般的に売られているジェルもほとんどがソフトジェルです。
セミハードジェル
アセトンで多少溶けるが、ソフトジェルよりは溶けにくいものがセミハードジェルです。
ジェル液のテクスチャ―は少し硬めという特徴があります。
そのため、ライトで硬化したあとはソフトジェルよりも強度があって、光沢も強いです。
長さ出しや厚み・強度を増したい時にも使われています。
ハードジェル
アセトンでは溶けないものがハードジェルです。
オフのみや付け替えをしたい時は、ネイルマシンや、やすりで削り落とさなくてはなりません。
ハードジェルは名前の通り強度が他のジェルよりも高いです。そのため、
・ジェルが取れやすい
・薄い爪の強度を増したい
・ジェルで長さ出しをしたい
という時におすすめです。
また、ベースジェル以外を削り落とし、その上から新しいジェルを付け替える「フィルイン」という付け替え方法にも、ハードジェルが使われます。
アクリル
長さ出しに使われたり、オリジナルの3Dネイルアートをする時に使われているのがアクリルです。
アクリルスカルプチュアというのは、アクリルで長さ出しをしています。
ジェルとは作り方が異なり、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜて液状にしたものを形成します。
自然乾燥で固まる素材で、アセトンで多少溶けはしますが、強度がある分ソフトジェルのように簡単にオフできません。
サロンではネイルマシンで削り落としたり、マシンとアセトンを併用してオフします。
ついているネイルが、ソフトジェルなのかハードジェルなのかは、ネイリストであっても見ただけではわかりません。
そのため、ネイルサロンでオフのみを頼みたい時は、そのジェルをつけたサロンでオフのみを予約するのがおすすめです。
付けたネイルサロンなら、カルテに履歴が残っているはずです。
特にお店を変える必要がなければ、ネイルのオフのみでも気まずいと思わず、気軽にジェルを付けたお店へ行ってみてくださいね。
セルフでジェルオフもおすすめ
オフのみ料金を節約したい!という方は、ジェルネイルをセルフでオフしてみませんか?
ソフトジェルなら、セルフでも意外と簡単にオフできますよ!
セルフのジェルネイルオフに必要なもの
- アセトンorジェルリムーバー
- ネイルファイル
- メタルプッシャーorウッドスティック
- ダストブラシ
- コットン
- アルミホイル
ジェルネイルオフのやり方
- ネイルファイルでジェルネイルのトップジェルやカラージェルを軽く削る。
- コットンにアセトンやジェルネイルリムーバーを含ませる。
- コットンを爪の上にのせてアルミホイルで指先を包む。
- 10~15分待って、アルミホイルとコットンを外す。
- プッシャーやウッドスティックで溶けたジェルを取る。
- 取れにくい部分はネイルファイルで削る。
- ジェルが取れたらオフ完了!
最初はジェルを削ることが難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまうとセルフでも気軽にオフができちゃいます。
詳しいやり方は、ネイル女子の別記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にトライしてみてください♪
・URL:https://www.nailjoshi.com/80951/
付け替えオフ代無料って何?
ネイルサロンでは、
「付け替えオフ代 1本◯◯◯円~」
「自店付け替えオフ代無料」
「新規付け替えオフ代無料」
のように、記述はバラバラですがオフについて書かれているメニューがありますよね。
そもそも「付け替えオフ」とは、すでにジェルネイルを付けていて、ネイルサロンで新しくジェルを付け替える時のオフのことを指しています。
この付け替えオフは、お店によって料金が無料なこともあれば、初めてお店を利用する時だけ無料なケース、付け替えオフは常に別料金がかかるケースもあるのです。
ネイルサロンでジェルを付けたい時は、予約時に「オフはありますか?」と聞かれたり、有り・無しを選択する必要があります。
これはお店のSNSや電話で直接予約する時はもちろん、ホットペッパービューティーやネイルブック、ネイリー、ミニモなどの予約サイトを使う時も同じです。
ネイル初心者だとわかりにくい部分なので、下記を参考にしてみてくださいね。
付け替えオフ無料or付け替えオフ◯円
自店ジェル、他店ジェルを問わず、付け替える時のオフ代はかからないのが「付け替えオフ無料」です。
付け替えオフ◯◯◯◯円と金額が書かれていれば、今爪についているジェルが自店なのか、他店なのかは問わず、ジェルメニュー代と付け替えオフ代もかかります。
自店付け替えオフ無料or自店付け替えオフ◯円
今自爪についているジェルをつけたお店で、新しくジェルを付け替えてもらう時のオフ代が無料か、記載の金額が追加でかかるという記述です。
リピートしてもらうために自店付け替えオフ代は無料にしていたり、他店付け替えオフよりも安く設定しているサロンが多いです。
他店付け替えオフor他店付け替えオフ◯円
今自爪についているジェルはA店でつけたけど、B店で付け替えるという時は他店オフということになります。
他店付け替えオフは、自店付け替えオフよりも高く設定しているサロンが多く、無料でサービスしているお店は比較的少なめです。
新規付け替えオフ無料or新規付け替えオフ◯円
お店を初めて利用する人なら、自店・他店は問わず付け替えオフ代が無料になったり、記載の料金が追加でかかるということを指します。
たくさんのお客さんに来てもらうために、新規で利用なら付け替えオフを無料にしているサロンは意外と多めです。
オフなし
自爪にジェルやマニキュアがついておらず、オフの工程が必要ないということを指します。オフがないので、もちろん追加の料金がかかることはありません。
すっぴん爪のままネイルサロンに行く方は、オフなしを選択してジェルネイルメニューを予約しましょう。
フィルイン無料orフィルイン◯円
フィルインという方法で付け替えるなら、無料になったり、記載の料金が追加でかかるということを指しています。
フィルインとはベースジェルだけを残して、カラージェルやトップジェルをすべて削り落とし、残したベースジェルの上から新しくジェルを塗っていく付け替え方法です。
自爪への負荷を最小限にジェルネイルを付け替えられるので、ジェルネイルをずっと続けている人におすすめ。
近年はフィルインを導入しているサロンがかなり増えましたが、フィルインをするには基本的に同じサロンで同じジェルを使い続ける必要があります。
A店でつけたジェルのベースを残したまま、B店でフィルインの付け替えをするというのは、お店側から断られる可能性が高いので注意しましょう。
付け替えオフ代込み
ジェルネイルやアクリルなどをつける料金に、付け替えオフ代も含まれているという表記です。
まとめ
せっかくネイルサロンに行くのに、わからないことをそのままにして施術を受けるのはなんだかモヤモヤしますよね。
付け替えオフや、自店、他店というのは、初見だとわかりにくいので、上記の説明が参考になれば幸いです。
また、オフや付け替えを予約する時にネイルサロンへ問い合わせるのもOKです。
希望通りの施術にするためにも、気になることは気軽に質問してみてくださいね。
オフのみでも気にせずにネイルサロンに行ったり、セルフでジェルネイルオフに挑戦してみたりして、ライフスタイルに合わせたジェルネイルを楽しみましょう。