「深爪だからジェルネイルできない・・・」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
確かに深爪だと、ジェルネイルが先端まで塗れなかったり、できるデザインが限られたりと、好きなように楽しめないことがありますよね。
でも、だからといってジェルネイルができないわけではありません!
深爪でも楽しめるデザインを知っておくことが大切です。
そこで今回は、セルフでもできる深爪改善方法や、深爪さんにおすすめのネイルデザインを紹介します。
是非参考にしてくださいね!
- ジェルネイルは深爪でもできる◎
- そもそも深爪ってどんな状態?
- ・深爪がよくない理由
- 深爪さんにジェルネイルがおすすめの理由
- ・爪を保護できる
- ・爪を伸ばすことができる
- ・かわいいネイルで気分が上がる
- 深爪にジェルネイルをする時に注意すること
- ・爪が大きく損傷、変色している等がある場合は「NG」
- 深爪さんにおすすめのネイルデザイン
- ・オフィス系ナチュラルシンプルネイル
- ・クリアネイル
- ・ポップでかわいいネイル
- ・クリアベースのニュアンスネイル
- ・ワンカラーネイル
- ・チークネイル
- ・アート系ニュアンスネイル
- ・アシンメトリーネイル
- セルフで行う深爪を矯正する3つの方法
- 1.ジェルネイルを使って深爪改善していく
- 2.ネイルケアで深爪を改善していく
- 3.スカルプを使って深爪を改善していく
- よくある質問
- ・爪を噛むとジェルが剥がれる?
- ・深爪にネイルチップは付けられる?
- ・深爪はネイルサロンとセルフジェルネイルどっちがおすすめ?
- まとめ
ジェルネイルは深爪でもできる◎
「深爪だけどジェルネイルをしてみたい・・・」そう思ってネイルサロンに相談にいらっしゃる方は多いです。
では、深爪状態でもジェルネイルはできるのでしょうか?
結論からお伝えすると、深爪でもジェルネイルはできます!ただし、通常よりもジェルの持ちは悪くなりやすいです。
理由は、ジェルネイルは爪の表面だけでなく、爪先の「エッジ」という部分も塗られていないと剥がれやすいからです。
しかし深爪だと、エッジが指先の肉よりも引っ込んでいる事が多く、エッジを塗ろうとすると皮膚にもジェルがついてしまいます。
皮膚についたジェルはライトで固める前に拭うことで除去できますが、丁寧に除去できないと皮膚についたまま固まってしまい、そこから空気が入って剥がれやすくなります。
経験を積んだネイリストなら深爪のエッジも問題なく施術できますが、知識や経験不足のネイリストやセルフネイラーの場合、深爪のエッジの処理が上手く出来ないことも・・・。
特にセルフネイルの場合は爪を傷めてしまう可能性もあるので、深爪でジェルネイルを付けたい方はセルフネイルをやめて、ベテランネイリストが在籍しているネイルサロンに行くことをおすすめします。
そもそも深爪ってどんな状態?
爪は基本的に指先のお肉よりも長い状態が適切とされています。
しかし深爪とは、手の甲側から見た時に爪先が指先を覆っておらず、むしろ指先のお肉が見えるくらい爪が短い状態を指します。
つまり、爪のピンク色の部分が写真のようにきれいで長くても、指先から爪よりも指の肉が見えているのでこれも「深爪」となります。
しかし、ほとんどの方は子供の頃から「爪は短く切っておく」「長い爪は不衛生・危ない」と言われてきたのではないでしょうか。
そのため、深爪にしている(なっている)人は性別・年齢を問わず多いです。
また、以下の条件に当てはまる方も常に爪が短いor深爪になっている可能性が高いです。
- 食品、医療、教育、接客などの仕事をしている
- 家事や育児で長い爪は邪魔
- 基本的にネイルをしない
- 男性で長い爪は印象が悪いため
- 爪先の白い部分ちょっとでも伸びていたら気になるから短くしたい
- 爪をいじる、爪噛みの癖がある
このように、ライフスタイルや立場、癖によっても深爪になることはあります。
深爪がよくない理由
物を掴めたり細かい作業ができるのは、指先に加わった力を爪が受け止めてくれるからです。
深爪だと受け止める力が弱まってしまうので、力が入りづらかったり、物が上手く掴めないなど、指先を使った作業に何かしらの影響が出てしまいます。
また、爪は保護の役割も担っているので、深爪だと指先の皮膚がむき出し状態になり、菌などの影響で炎症を起こすリスクも高まります。
見た目的にも気になりますし、深爪はできるだけならないよう気をつけましょう。
深爪さんにジェルネイルがおすすめの理由
深爪だとネイルが映えないと思われがちですが、深爪さんにこそジェルネイルがおすすめです。
その理由を詳しく解説していきます。
爪を保護できる
ささくれやサカムケ、爪がガタガタしているなど、何かしら悩みはありませんか?
深爪の方は、爪周りに炎症が起きていることが多く、爪自体も薄く脆くなってしまっています。
このような状態の時、ジェルネイルで保護してあげると、爪トラブルのこれ以上の悪化を予防することができます。
また、爪がカバーを付けたような状態のため、自爪より頑丈になり、指先を使った作業がしやすくなります。
爪を伸ばすことができる
深爪の方は爪が脆く、伸ばすことが難しいですよね。
ジェルネイルをしていると爪にしっかり厚みが出て、丈夫になったと感じるはずです。
そのまま自然に伸びていき、深爪ではなくなる方も!
爪が弱い、脆いと感じて伸ばせない方は、ジェルネイルで補強してあげると良いでしょう。
かわいいネイルで気分が上がる
深爪の方は、指先にコンプレックスを感じている方が多いです。
ですが、ジェルネイルで爪がキレイだと気分も上がり、「指先の扱いに気をつけよう」「お手入れを頑張ろう」と前向きな気持ちになることが増えます。
コンプレックスを解消したり、モチベーションを上げるためにも、ジェルネイルで指先を飾ってみてくださいね!。
深爪にジェルネイルをする時に注意すること
ジェルネイルは深爪の方でもできますが、NGな場合もあります。
注意点をまとめてみたので、参考にしてください。
爪が大きく損傷、変色している等がある場合は「NG」
以下の症状に当てはまる方は、ジェルネイルをするのはやめておきましょう!
- 爪が大きく傷ついている
- 剥がれそうになっている
- 茶色や緑色に変色している
- 深爪以外の爪トラブルがある
- 痛みや出血を伴うほどの深爪である
そもそも、ジェルネイルやマニキュアは健康的な爪に塗布することが大前提で、これは爪に異常がある時にネイルをすると、爪や皮膚にさらなる悪影響を及ぼすかもしれないためです。
怪我や病気の影響で爪に異変が起きているなら、ネイルはせずにまずは皮膚科などで診察してもらいましょう。
そして爪の損傷やトラブルが改善してからジェルネイルを楽しんでください。
深爪さんにおすすめのネイルデザイン
深爪だとデザイン選びが難しいですよね。
深爪さんにも似合うデザインをまとめてみたので、是非参考にしてくださいね!
オフィス系ナチュラルシンプルネイル
ナチュラルな色の多色使いネイルは、柔らかい印象でオフィスでも使いやすいデザインです。
先端にラメを加えると適度な華やかさもプラスされ、短いネイルでも寂しくない印象になります。
多色使いネイルは同系色でまとめたり、トーンを合わせるとバランスが良くなるので、そこを意識して色を組み合わせてくださいね。
クリアネイル
クリア感のあるネイルもおすすめです。
爪が短いとできるデザインが限られますが、透明感とツヤさえあれば指先を自然に美しく見せてくれます。
大きめのパーツを乗せるとワンポイントになるので、何かポイントが欲しい方は是非取り入れてくださいね!
ポップでかわいいネイル
カラフルなデザインでも、短い爪だと派手にならず、明るく元気な印象に仕上がります。
このようなポップなデザインは、短い爪だからこそ似合うデザインになります。
まとめたお花がブーケのように見えるので、フラワー好きの方は是非取り入れてみてくださいね。
クリアベースのニュアンスネイル
カラフルなニュアンスネイルは、短い爪だからこそできる華やかなデザインです。
クリア感を出すことで派手さが適度に抑えられ、伸びても気になりにくくなります。
明るく華やかに指先を彩りたい方におすすめです。
ワンカラーネイル
ワンカラーはシンプルで基本のネイルデザインですが、どんな爪の長さにも合う万能デザインでもあります。
こちらのお写真のようにくすみカラーを使ってちゅるんとツヤ感を重視すれば、手元もかわいらしく仕上がります♪
カジュアルなマスタードイエローがよりおしゃれな雰囲気をプラスしていますね!
チークネイル
ヌーディーカラーをベースにしたチークネイルとぷっくりフラワーの組み合わせで、ガーリーな雰囲気がたまらなくかわいいです。
透明感のあるツヤ仕上げのヌーディーカラーは、爪や指が長く見える効果も期待できます。
自分の手肌に合う、シアー感の高い色を使うのがおすすめです♪
アート系ニュアンスネイル
こちらのお写真のような、ニュアンスネイルでメタリックカラーを加えるのもおすすめです!
中指のブラウンがアクセントになっており、モネの絵画のような色の混ざり方がアーティスティックな仕上がりに♪
ニュアンスネイルはランダムな色使いが特徴的なので、オリジナリティーあふれるデザインが好きな方は是非トライしてみてください!
アシンメトリーネイル
おしゃれな雰囲気抜群のアシンメトリーネイル。
ホログラムでの囲みネイルや、シンプルなフレンチネイル、ワンカラーネイルなど、様々なデザインで盛りだくさんのネイルですが、くすみカラーや淡色でまとまっていてかわいいですね♪
異なるデザインやカラーでも、左右の手でアシンメトリーにして色味をまとめることで、しっかりおしゃれなネイルができあがります♪
セルフで行う深爪を矯正する3つの方法
深爪矯正はセルフでも行うことができます。
代表される3つの方法を解説していきます。
1.ジェルネイルを使って深爪改善していく
ジェルネイルを使った深爪矯正は、セルフでは無理だと思っている方も多いのではないでしょうか。
深爪矯正と聞くと何か特別なことをすると思いがちですが、通常のジェルネイルとあまり工程は変わりません。
基礎的なセルフネイルの知識や技術があれば誰でも簡単に行うことができます。
- 保護しながら伸ばしていく
- ジェルネイルで長さだしを行う
この2つの方法があるので、それぞれ詳しく解説していきます。
■ジェルネイルで爪を保護・強化する
深爪の方は爪が弱く脆いため、伸ばそうと思ってもすぐ折れたり欠けるなどで、中々深爪から脱出できないですよね。
ジェルネイルをすると爪に厚みが出て強度が増すため、爪が補強されている状態になり、衝撃や刺激に強くなります。
通常のジェルネイル同様、ネイルケアからジェルネイルを行えば良いだけなので、基本的な技術や知識があれば簡単に行うことができます。
塗り方の注意点として、深爪の方は先端の部分から剥がれやすいので、
・先端(エッジ)までしっかり塗る
・ベースジェルは密着性の高いものを使う
これらを意識するようにすると、持ちを良くすることができるでしょう。
ネイルに抵抗のある方は、クリアジェルだけで仕上げましょう!
■ジェルネイルで長さだしする
短い爪をすぐにどうにかしたい場合は、長さだしがおすすめです。
最近はジェルネイルで長さだしを行うサロンも増えてきて、ジェルでも十分な強度を確保できるようになってきました。
ジェルネイルの長さ出しは、高度な技術が要るスカルプよりも簡単なので、セルフネイルでも問題なく行うことができます。
フォームやチップを使った長さだしがありますが、深爪さんの場合チップで行う方が簡単なのでおすすめです。
気を付けなければならないのが、深爪の場合土台の爪が短いので、長さを支える力が十分ではありません。
長さは指先からあまり出ないようにし、まずは自爪を本来の長さまで伸ばすことを目的としてください。
2.ネイルケアで深爪を改善していく
ネイルケアは爪の不要な角質を除去することで、いわば「爪のお掃除」のようなもの。
爪周りが整うと自爪が健やかに伸びるようになります。
深爪の方は爪周りのトラブルが起きていることが多く、爪が思ったように伸びなかったり、すぐ欠けるなどの悩みを抱えている方も多いですよね。
ネイルケアで爪周りのお掃除をし、爪の成長をサポートすることが深爪を改善する近道なのです。
■正しいケアとファイリングが大切
深爪の方の爪や爪周りの皮膚は非常にデリケートなため、正しいケアとファイリングでやさしく丁寧に整えましょう。
ケアとファイリングのやり方&ポイントを解説していきます。
【深爪改善のための正しいケアのやり方とポイント】
- ぬるま湯に指先を浸け、皮膚をやわらかくする
- ウッドスティックやプッシャーで甘皮をやさしく押し上げる
- キッチンペーパーでキューティクル周りを拭き取り、ルースキューティクルを除去する
ネイルケアのやり方は基本的なやり方と変わりません。
ただし、深爪さんの場合は2の工程に注意が必要です。
深爪の方は爪周りの皮膚に炎症が起きていることが多く、甘皮自体がない場合もあります。
・甘皮が張り付いていない
・サカムケやささくれをむしった痕跡がある
・爪の凹凸が目立つ
このような症状があるなら、押し上げる行為はNGです。
その場合は2の工程を飛ばし、湿らせたキッチンペーパーで爪表面や際部分をやさしく拭き取ってください。
それでもある程度は綺麗に整うので、ケアと保湿を行いながら、爪の育成をサポートしてあげましょう。
【深爪改善に適したファイリングの方法とポイント】
- エメリーボードで爪の先端を軽く整える
- サイドの皮膚をしっかりスキンダウンし、爪の角まで整える
- スポンジファイルでバリを落とす
深爪だと爪切りを使うのが難しいため、ファイルを使って整えるようになります。
噛み癖やむしり癖のある方は、先端ラインがガタガタになっていることが多いので、滑らかに整えてください。
爪サイドの皮膚が盛り上がっている場合は、しっかりスキンダウンし、角まできちんとファイリングしましょう。
炎症がある爪周りの皮膚は非常に敏感なので、力を入れずやさしくかけるようにしてくださいね。
3.スカルプを使って深爪を改善していく
スカルプはネイル技術の中で最も強度が高いとされ、長さだしや亀裂補修に使われています。
爪に硬さがでるので、脆い自爪をしっかりと保護してくれます。
また、多少の衝撃では折れないため、そのまま爪が自然に伸び、深爪ではなくなった方も!
ただし、セルフで行うには難易度が高いため、スカルプはサロンで行うのがおすすめです。
■長さ出しで爪の長さを維持していく
スカルプで長さ出しをして、それを維持していくのも深爪矯正としては有効です。
深爪の方は「爪が少しでも伸びたらむしってしまう」「指先から爪が出ると違和感がある」など、まず普通の爪の長さに伸ばすことが難しいです。
スカルプは一気に長さを出せるので、その場で深爪を改善することができます。
そのまま普通の長さに慣れさせ、時が経てば自爪も一緒に伸びていくので、スカルプで保護しつつ、自爪の長さを保つのもおすすめです。
よくある質問
深爪に関するよくある質問をご紹介します。
爪を噛むとジェルが剥がれる?
剥がれる可能性が高いです。
ジェルネイルは、先端のエッジと呼ばれる断面までコーティングしていきます。
爪を噛むとエッジのジェルがすぐ取れてしまうため、先端の小さな剥がれから全体的な剥がれに繋がっていきます。
深爪にネイルチップは付けられる?
ネイルチップは土台の爪にチップを装着するので、土台部分が小さいと接着面も小さくなり、密着力が弱まってしまいます。
すぐ取れてしまうと爪に負担がかかってしまうため、付けられなくはないですが、基本的におすすめしません。
どうしても付けたい場合は、長さが短いものを付けるようにしてください。
深爪はネイルサロンとセルフジェルネイルどっちがおすすめ?
もちろんネイルサロンでの施術がおすすめです。
深爪の方は爪や爪周りの皮膚に炎症を起こしていることが多く、正しい知識を持ってないと状態を悪化させる場合があります。
深爪の度合いにもよって変わりますが、深爪をどうにかしたいと本気で考えるなら、やはりネイルサロンで一度相談してみるのが良いでしょう。
まとめ
深爪だとできるデザインは限定されますが、短い爪でも似合うデザインがあることを知っておきましょう。
また、好きなデザインを自由に楽しみたいなら、まずは深爪を矯正していくことを考えてください。
セルフでネイルケアを行うだけでも爪の成長に良い影響を与えてくれますし、ネイルサロンに行けばジェルやスカルプなど様々な方法でアプローチしてくれます。
深爪から脱却できればできるネイルデザインの幅が大きく広がりますよ!
自分に合った方法で、自信の持てる指先を手に入れてくださいね。
育爪に興味のある方は↓こちら↓の記事を参考にして下さい♪