色と色を混ぜ合わせることで独特のニュアンスを演出するマーブルネイルは、ネイルサロンでも人気のアートです。
組み合わせる色味で可愛さや格好良さなど様々な雰囲気を出せ、自分好みにアレンジしやすいのも魅力の一つ。
そんなマーブルネイルですが、実はセルフネイルでも簡単にできるのをご存じでしょうか?
今回はマニキュアを使ったマーブルネイルの基本的なやり方を詳しく解説していきます。
合わせて綺麗に仕上げる塗り方のコツも紹介するので、是非参考にしてくださいね!
- マーブルネイルって何?
- ・マーブルとは大理石のような模様のこと
- ・ニュアンスネイルと言われることも
- マニキュアを使った簡単マーブルネイルのやり方
- ・用意するもの
- (1)ベースコートを塗る
- (2)ランダムに1色目を爪に塗る
- (3)隙間に2色目を乗せる
- (4)筆か爪楊枝で2色を混ぜ合わせる
- (5)トップコートで仕上げる
- マーブルネイルを綺麗に仕上げるコツ
- ・カラーの組み合わせは同系色や同じトーンがおすすめ
- ・使うカラーは3色以内に抑える
- ・ラメや乳白色を上から重ねてぼかす
- マーブルネイルにおすすめなカラーの組み合わせ
- ・シアーブラウンでべっ甲ネイル
- ・ホワイトとグレーで大理石ネイル
- ・ブラウンで大人マーブルネイル
- ・3色で華やかマーブルネイル
- まとめ
マーブルネイルって何?
マーブルネイルは、2色以上の色を混ぜ合わせるデザインです。
まずはマーブルネイルの詳しい情報を解説していきます。
マーブルとは大理石のような模様のこと
マーブルとは色を混ぜ合わせるデザインですが、ネイル業界では大理石のような模様を表現することをマーブルデザインと呼ぶ場合が多いです。
ベースカラーの上に異なる濃いめのカラーを乗せ、濃い部分や薄い部分、ぼやけた箇所を出すと大理石のような高級感ある雰囲気を演出することができます。
また、2色ではなく3〜4色使うこともありますが、2色でも混ざると新しい色味が出ますし、濃淡で複数の色を使っているようにも見えるので、多くの色を使わなくても凝ったデザインに見えるのも魅力の一つです。
ニュアンスネイルと言われることも
最近ではマーブルネイルとは言わず、「ニュアンスネイル」と呼ばれることが多くなってきました。
ニュアンスネイルとは、パキッとしたアートではなく、色をぼかして奥行きを出したり、濃い部分と薄い部分の陰影をつけるアートなどがニュアンスデザインに分類されます。
マーブルネイルもぼかして陰影を表すデザインなので、ニュアンスネイルに含まれるようになりました。
ネイルサロンでもマーブルネイルではなく、ニュアンスネイルとして表現されることが多くなっています。
マニキュアを使った簡単マーブルネイルのやり方
ここでは、マーブルネイルの簡単なやり方を工程ごとに解説していきます。
マニキュアを使ったやり方ですが、同じような工程でジェルネイルでも作れるのでぜひ参考にしてみてください♪
ジェルネイルでマーブルネイルのやり方はこちらの記事を御覧ください♪
用意するもの
マニキュアでマーブルネイルをする時は以下の道具を用意しましょう。
・ベースコート
・トップコート
・カラーマニキュア(好みの色を2~3色)
・ネイルアート用の細筆or爪楊枝
マニキュアを塗る前にウォーターケアと言われるネイルケアを済ませておきましょう。
甘皮をお湯でふやかしてウッドスティックや綿棒で優しく押し上げ、エメリーボードで爪の長さを整えればOKです!
最後に、消毒用エタノールとネイルワイプで爪表面の油分除去をしておくと、マニキュアの持ちが良くなりますよ。
(1)ベースコートを塗る
ベースコートは爪の保護とマニキュアの持ちを良くするマニキュア下地です。
まずは爪の油分水分の除去など下処理をしてからベースコートを塗りましょう。
爪の根元から先端に向かって薄く均一に塗り、十分に乾かします。
このとき、爪先端のエッジ部分まで忘れずに塗ることが大切です。
ベースコートが完全に乾いていない状態でマニキュアを塗ると密着性が下がりすぐに剥がれてしまったり、マニキュアがムラになってしまうことがあるので注意してください。
(2)ランダムに1色目を爪に塗る
ベースコートが乾いたら、マーブルのベースとなるカラーを爪に塗ります。
ワンカラーのように丁寧に塗り潰すのではなく、わざとムラを出したり量を調節するなどしてランダムな雰囲気を出すのがポイントです。
うまくムラを出すためには一回で塗ろうとせずにブラシを離して何度かに分けて塗ったり、ブラシの角度を変えながら塗るといいでしょう。
(3)隙間に2色目を乗せる
1色目でランダムに塗った爪の隙間やムラ部分に、2色目のカラーマニキュアを乗せていきます。
一度にたくさんの量を乗せるのではなく、ちょんちょんと少量ずつ重ねるようにしましょう。
マニキュアのブラシだとうまく量を調節できない方は、爪楊枝などを使うと少量を乗せやすいので試してみてください。
2色目のマニキュアを乗せる量や位置によって、マーブル模様の広がりや色の濃さを調整することができます。
(4)筆か爪楊枝で2色を混ぜ合わせる
爪に乗せた1色目と2色目のマニキュアが乾かないうちに、細めの筆か爪楊枝を使って2つのカラーを優しく混ぜ合わせます。
力を入れて強くこすりすぎるとマニキュアを掘ってしまったり、マーブル模様ができずうまく混ざってくれないので注意が必要です。
線を描くようにしたり筆や爪楊枝の先端に色を取ってドット模様を作るようにしたり、いろんな混ぜ方で好みのマーブル模様を作ってみましょう。
(5)トップコートで仕上げる
好みのマーブル模様が完成したらしっかり乾かしてからトップコートを塗って仕上げます。
トップコートにはマニキュアの光沢を出したり剥がれを防いだりする役割がありますが、厚塗りするとムラになったりひび割れの原因になります。
ムラにならないように、薄く均一に塗るのがポイントです。
トップコートはマニキュアよりも乾燥時間が長いので、完全に乾くまでは爪に触ったりぶつけたりしないように気をつけましょう。
最近では速乾性のトップコートやツヤ出し効果・爪の補強する効果などいろんな種類のトップコートが販売されているので、好みに合わせて選んでみるのもいいですよ。
マーブルネイルを綺麗に仕上げるコツ
マーブルネイルは簡単に見えますが、実は塗り方にちょっとしたコツがあります。
このコツさえ押さえれば大失敗は避けられるので、是非頭に入れておいてくださいね!
初心者向けに、マーブルネイルを綺麗に仕上げるコツを解説していきます。
カラーの組み合わせは同系色や同じトーンがおすすめ
一番悩むのが「カラーの組み合わせ」ではないでしょうか。
好きな色を組み合わせれば良いと思われがちですが、色には相性があるので、配色を間違えれば大失敗してしまいます。
色の相性が分からない方は、
・同系色を組み合わせる
・同じトーンでまとめる
のがおすすめ!
紫と青、ピンクと赤、黄色とオレンジなど、近い雰囲気の色味は相性が良いですし、淡いベージュと淡いピンク、パステルの水色とパステルピンクなど、色のトーンが同じだとまとまり感が出てバランス良く仕上がります。
また、白、黒、グレーの無彩色カラーは、基本どの色と組み合わせても相性が良いので、組み合わせに迷ったときは無彩色カラーを一色入れるのも良いでしょう。
使うカラーは3色以内に抑える
マーブルに使うカラーは3色以内に抑えましょう。
マーブルネイルは色を混ぜるので、色が混ざったカラーもできますよね。
3色以上使うと混ざった色味が複数追加され、多くの色を使ったように見えてしまい、奇抜な雰囲気や色が暗くなるなど、思わぬ失敗が起こってしまいます。
まとまり感やバランスの悪い仕上がりにならないよう、初心者さんは少ない色味で行うのがおすすめです。
ラメや乳白色を上から重ねてぼかす
「失敗したかも」と思った時は、ごまかしのテクニックを使いましょう。
乳白色を上から重ねてぼかしたり、ラメや箔、ホログラムを失敗した部分に乗せれば、結果いい感じにまとまることがあります。
ニュアンスネイルはぼかすことで独特なおしゃれさが出るので、正解の形はありません。
他のアイテムを上手に使い、バランス良くまとめてくださいね。
マーブルネイルにおすすめなカラーの組み合わせ
文章のみの説明だと分かりづらいので、マーブルネイルにおすすめなカラーの組み合わせを、写真付きで紹介していきます。
シアーブラウンでべっ甲ネイル
べっ甲ネイルはマーブルネイル(ニュアンスネイル)の定番デザインです。
シアーブラウンやクリアブラウンなど透け感のある色味をベースに、濃いめのブラウンをぼかしていき、色を混ぜ合わせていきます。
コツは濃いめのブラウンをしっかり入れる所と、薄く入れる部分を作ること。
色の濃淡があると奥行き感が出て、高級感のあるべっ甲ネイルに仕上がります。
ホワイトとグレーで大理石ネイル
ホワイトとグレーの大理石ネイルも王道のニュアンスネイルです。
ホワイトをベースにグレーなど濃い色で細いラインを引き、ラインの一部をぼかすことで大理石っぽい雰囲気を表現できます。
コツは真っすぐのラインを引かないこと!
大理石を観察すると、真っすぐではなく少しぶれたようなラインであることが多いです。
真っすぐだと不自然さが残り、大理石の持つ高級感のある印象とは程遠くなってしまいます。
少しぶれさせながらランダムにラインを引き、ぼかすときも陰影を意識して濃淡を表現するとおしゃれな大理石ネイルに仕上がります。
ブラウンで大人マーブルネイル
ブラウンを使ったマーブルネイルは、やわらかさと大人な雰囲気を演出できます。
特にオフホワイトやアイボリーをブラウンと組み合わせると、ラテのようなフワッとした印象になり、秋冬に使える温かみのあるデザインに。
ブラウンとアイボリーのバランスによって印象が変わるため、落ち着き感やスタイリッシュさが欲しい場合はブラウン多め、上品さややわらかさが欲しい場合はアイボリー多めにすると良いでしょう。
3色で華やかマーブルネイル
夏におすすめなのが、カラフルなマーブルネイル。
3色使うと華やかな印象になり、夏にぴったりの元気な印象を演出してくれます。
原色系のピンク、ブルー、イエローとビビットカラーばかりですが、色のトーンが似ているためバランスよくまとめることができます。
写真のように5本のうち2、3本マーブルネイルにし、残りの指をワンカラーにするとバランスがとりやすいので、奇抜になるのが心配な方はそのように配色してください。
まとめ
マーブルネイルは正解の形がなく、コツさえつかめば簡単にできるアートです。
コツを参考に行えば大きな失敗はないので、初心者さんはきちんとポイントを押さえて行ってくださいね!
マニキュアで行う場合は空気に触れることで固まっていくため、手早く行うようにしてください。
また、失敗してもラメや箔でごまかすこともできるので、そういったアートアイテムも用意しておくのがおすすめです。