ジェルネイルを自宅で楽しむ人が増える中、「専用のライトがなくてもジェルネイルはできるのか?」という疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
実際には、ジェルネイルは専用のLED/UVライトで硬化させるのが基本なので、ライトなしで施術を行うのは難しいのが現実です。
とはいえ、「もし代用品があれば…」「どうしても代用品について知りたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、ジェルネイル用のライトがなくても硬化が可能かどうか、そしてその代用品について詳しく解説します。
- ジェルネイルはライトがないとできない?
- ・ジェルネイルとライトの必要性
- ネイルライトがない時の代用品はある?
- ・基本的にジェルネイルライトの代わりはない
- どうしてもライトがないときの代用品
- ・LED懐中電灯
- ・スマホのLEDライト
- ・太陽光
- ・ブラックライト
- ・高出力のデスクライト
- 代替品を使う時に注意すること
- ジェルネイルライトの種類と特徴
- ・LEDライト
- ・UVライト
- セルフにおすすめのネイルライトの選び方
- ・自分に合った特徴のライトを知る
- ・扱いやすいドーム型
- ・手軽なハンディタイプ
- ・ワット数をチェック
- ネイルライトの安全性と注意点
- ・光を直視しない
- ・こまめにお手入れする
- ・小さなお子様の手が届かない場所に保管する
- 100均のダイソーやセリアのジェルネイルライトは使える?
- まとめ
ジェルネイルはライトがないとできない?

ジェルネイルは、専用ライトなしでは本来の硬化が難しいと言えます。
通常のジェルネイルは、UVライトまたはLEDライトを使用して硬化させるのが基本です。
これらのライトを使用しないと、ジェルが十分に硬化することはほぼありません。
たとえ代用品を使っても、数時間以内に剥がれたり、硬化不良を起こす可能性が高くなります。
そのため、ジェルを完全に硬化させるためには、専用のLED/UVライトが必須というのが大前提です。
ジェルネイルとライトの必要性
ジェルネイルを施術する際、専用ライトには非常に重要な役割があります。
これは、ジェルがUVライトまたはLEDライトを照射することで、化学反応により硬化するという特性があるからです。
この化学反応は光重合と呼ばれ、ジェルに含まれる光重合開始剤が光エネルギーを吸収し、小さな分子を結びつけて大きな分子に変えます。
その結果、ジェルが爪にしっかりと密着し、長持ちするようになるのです。
このようなジェルの性質上、専用ライトは必要不可欠なアイテムだと言えるでしょう。
ネイルライトがない時の代用品はある?

ジェルネイルを自宅で楽しむ際に、「専用ライトがない時の代用品はあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
ここではその答えについて解説します。
基本的にジェルネイルライトの代わりはない
基本的に、ジェルネイル専用ライトの代わりになるものはありません。
専用のライトは、ジェルを適切に硬化させるために必要な波長の光を照射するため、一般的な光源では同じ効果を得ることができないのです。
中には、「UVライトは紫外線なのだから、太陽光で硬化できるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、太陽光による紫外線は専用ライトとは異なり、理想的な硬化ができないことが多いです。
仮に部分的に硬化したとしても、紫外線量が不安定なため、ジェルが均等に硬化せず、一部が柔らかいままになることもあります。
このような理由から、ジェルネイルをしっかりと硬化させるためには、専用ライトが最も確実な選択肢だと言えるでしょう。
どうしてもライトがないときの代用品

ここまでは、「ジェルネイルには専用ライトが必要不可欠」という点についてお話ししてきました
。
それでも、「どうしても代用品について知りたい!」という方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、ここでは代用できる可能性のあるアイテムをいくつかご紹介します。
ただし、大前提として、ジェルネイルの硬化には特定の波長や光量が必要なため、”完全にライトと同じ結果を得ることは難しい”という点はご理解いただければ幸いです。
以下に挙げるアイテムは、あくまでも代用できる可能性があるものとして、参考にする程度で試してみてくださいね。
LED懐中電灯

LED懐中電灯を使ってジェルを硬化させることができる可能性があります。
その場合、UV波長を含むものを選ぶと効果的ですが、専用のUVライトと比べると出力が低いため、10分程度の長時間照射が必要です。
■使い方
LED懐中電灯は、専用ライトのように均等に光を当てるのは難しいため、手を動かしながら照射することをおすすめします。
爪とライトの距離をできるだけ近づけて光を集中させ、均等に照射されるように指を動かすことで、硬化しやすくなる可能性があるでしょう。
さらに、アルミホイルなどの反射板を使うと、光をより効率的に爪全体に行き渡らせることができます。
スマホのLEDライト
スマホのLEDフラッシュを使用することで、ある程度の硬化が期待できるという情報もあります。
しかし、スマホのライトは紫外線の波長が不十分なため、ジェルを完全に硬化させるほどの力はないことは理解しておきましょう。
■使い方
スマホのLEDフラッシュを使う場合は、爪にできるだけ近づけ、角度を変えながら何度も光を当てることで、硬化の可能性が高まると言われています。
ただし、スマホのフラッシュは長時間使用を前提としていないため、完全な硬化は難しいという点を覚えておくと良いでしょう。
太陽光

太陽光は紫外線を豊富に含んでいるため、自然のUVライトとしてジェルネイルの硬化に役立つ可能性があると言われています。
しかし、太陽光の強さは場所や時間帯によって大きく異なり、それによって硬化の進行具合にも差が出ることがあります。
特に冬場や曇りの日は、十分な紫外線を得られないことが多く、硬化が遅れる可能性があるため注意が必要です。
■使い方
直射日光が強い場所に手を置き、数分間そのまま待ちます。
紫外線の量によって硬化時間は変動するため、数分おきにジェルの硬化具合を確認しましょう。
ただし、太陽光に長時間当てすぎると、手の甲が日焼けしてしまう可能性があるため、適度な時間を保つようにしましょう。
ブラックライト
ブラックライトは紫外線(UV)を放出するため、ジェルネイルの硬化にも代用できるアイテムとして知られています。
ただし、ジェルネイル専用のライトとは波長や光量が異なるため、完全に硬化するには通常よりもかなり時間がかかる可能性があるでしょう。
■使い方
ブラックライトを爪に向けて照射します。
ジェルネイルが完全に硬化するには、通常のUVライトに比べて長時間の照射が必要な可能性が高いです。
高出力のデスクライト

高出力のデスクライトは、ジェルネイルの硬化ができる可能性があると言われています。
デスクライトの光量が強ければ、短時間である程度の硬化が期待できるかもしれませんが、光源が均一ではないため、ジェルが完全に硬化しないことがあります。
■使い方
高出力のデスクライトを最大出力で点灯し、爪に向けて数秒間照射します。
全ての指を1度に硬化させるのではなく、1本ずつ照射すると効果的です。
ジェルが完全に硬化するまで照射を繰り返しましょう。
代替品を使う時に注意すること

ジェルネイルライトが手元にない場合、代用品を使用するという選択肢もありますが、完全に専用ライトの代わりにはなりません。
そのため、代用品は効果が十分でない可能性が高いことを理解しておく必要があります。
代用品ではジェルを確実に硬化させることが難しく、その結果ジェルの一部が未硬化のまま残り、すぐに剥がれやすくなるリスクがあるのです。
さらに、照射範囲や光の強さが均一でないため、仕上がりにムラができたり、硬化不良が起こることも考えられます。
また、代用品を使う場合、硬化に時間がかかることが多く、通常のジェルネイルライトでは数十秒で完了する硬化作業が、倍以上の時間を必要とすることもあります。
長時間の照射は、機器の過熱や目への負担を引き起こす可能性があるため、安全性にも注意が必要だと言えるでしょう。
このような理由から、代用品は一時的な解決策として試す程度にとどめることをおすすめします。
仕上がりや持ち、安全性を考慮すると、やはり専用のジェルネイルライトを使用することが最も適切な選択です。
ジェルネイルライトの種類と特徴

ジェルネイルの施術をする際には、専用のライトが必要です。
ここでは、ジェルネイルライトの種類と特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
LEDライト
LEDライトは、近年ジェルネイルライトの中で主流となっているタイプです。
LED素子を利用して光を発生させるため、エネルギー効率が高く、速いスピードで硬化が進むという特徴があります。
さらに、省エネルギー性にも優れており、長時間使用しても電気代が安く済む点が大きなメリットです。
UVライトに比べて初期費用が高めではありますが、電球の交換がほぼ不要で、消費電力も少ないため、長い目で見ればコストパフォーマンスが非常に良い点も大きな魅力だと言えるでしょう。
UVライト
UVライトは、ジェルネイルが誕生した当初から使用されているタイプです。
紫外線を利用してジェルを硬化させるため、LEDライトよりも硬化に時間がかかりますが、その分さまざまな種類のジェルに対応できるというメリットがあります。
また、定期的な電球の交換は必要ですが、LEDライトよりも本体価格が安価であるため、お試しでセルフネイルを始めてみたい方にも最適です。
セルフにおすすめのネイルライトの選び方

セルフネイルを楽しむためには、自分に合ったネイルライトを選ぶことが非常に重要です。
しかし、ネイルライトの種類が豊富で、選ぶ際に迷ってしまうことも多いですよね。
そこで、ここではセルフネイルにおすすめのネイルライトの選び方について解説します。
自分に合った特徴のライトを知る
ネイルライトを選ぶ際には、使用するジェルがUV対応かLED対応かを確認し、それに適したライトを選ぶことが最も重要です。
ジェルにはUVライト対応のものとLEDライト対応のものがあり、ライトによって硬化にかかる時間が異なります。
そのため、適切なライトを選ばないと、思うように硬化しないことがあるため注意が必要です。
扱いやすいドーム型
ドーム型のネイルライトは内部が広がっているため、爪全体を均等に照射でき、硬化のムラができにくいというメリットがあります。
サロンでもよく使われているタイプですが、初めての方でも扱いやすく失敗が少ないため、ネイル初心者の方にもおすすめです。
爪全体がきれいに硬化するので仕上がりも美しく、セルフネイルでもサロン級のクオリティを目指すことができます。
また、サイズによってはフットネイルにも対応できる点が大きな魅力です。
手軽なハンディタイプ
ハンディタイプのネイルライトは軽量で持ち運びやすく、自宅での使用はもちろん、外出先で簡単にお直しをしたいときにも役立ちます。
コードレスタイプが主流で、どこでも気軽に使用できる点も大きな魅力です。
基本的に爪1本ずつ照射するタイプが多いため、5本一気にジェルを硬化したい場合や、時短を重視する方には向いていませんが、ちょっとした修正やアートパーツの仮硬化には非常に便利です。
ワット数をチェック
ネイルライトを選ぶ際には、ワット数をチェックすることも重要なポイントです。
ワット数が高いほど強力な光を照射できるため、硬化時間を短縮できます。
逆にワット数が低いと硬化に時間がかかりやすいですが、硬化熱を感じにくい点は大きなメリットです。
一般的に、低ワット数は6〜12W、中ワット数は24〜36W、高ワット数は48W以上とされています。
用途によって適したワット数は異なりますが、セルフネイルには最もバランスの取れた中ワット数がおすすめです。
一方、硬化熱を感じやすい方は、低ワット数のライトを選ぶことで、より快適に施術ができる可能性が高くなります。
また、セルフネイル上級者の方は、高ワット数のライトを使ってスピーディーに施術をするのも良い選択だと言えるでしょう。
このように、それぞれの状況に合わせて最適なワット数のライトを選んでみてくださいね。
ネイルライトの安全性と注意点

ネイルライトはジェルネイルを硬化させるために欠かせないアイテムですが、正しく使用しないと思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
ここでは、ネイルライトを使用する際に安全性を確保するためのポイントや、注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
光を直視しない
ネイルライトを使用する際は、光を直視しないように注意しましょう。
UVライトやLEDライトは、ジェルを効率よく硬化させるために強い光を放ちますが、これらの光を直接見ることは非常に危険です。
特にUVライトは紫外線を使用しているため、直視すると目の疲れや痛みを引き起こし、最悪の場合は視力低下の原因となることもあります。
また、LEDライトは高出力の光を発し、網膜に直接届きやすい特性があるため、長時間直視すると眼精疲労を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
目の健康を守るためにも、ライトを使用する際は絶対に光を直視しないように心がけましょう。
こまめにお手入れする
ネイルライトのお手入れは、使用時の効果を最大限に引き出すためにも非常に重要です。
お手入れを怠ると、ライトの照射力が低下し、硬化不良の原因になることがあります。
定期的なお手入れでこのようなトラブルを避け、常に安定した状態を保つことが大切です。
お手入れの際、まずは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
次にジェルクリーナーやエタノールを浸したキッチンペーパー等で、ジェルやホコリをやさしく拭き取ります。
もしジェルが固まっている場合は、メタルプッシャーなどを使って剥がしましょう。
この時に強くこすったり、無理に剥がしたりするとライトが傷つく原因になるので注意してくださいね。
こまめなお手入れを心がけることで、ライトを清潔に保ちながら、長く愛用し続けることができますよ。
小さなお子様の手が届かない場所に保管する
ネイルライトは使用後すぐに熱が冷めないことがあるため、小さなお子様がいるご家庭では、安全に取り扱う必要があります。
使用中は目を離さないようにし、使用後は必ず電源をオフにして、安全な場所に保管してください。
また、使用後のネイルライトは、内部に熱を持っている可能性があるため、冷めるまで十分に注意が必要です。
そのまま保管すると機器へのダメージを引き起こすことがあるので注意してくださいね。
ライトは必ず十分に冷ましてから収納することを心がけましょう。
100均のダイソーやセリアのジェルネイルライトは使える?

近年は、ダイソーやセリアなどの100均で販売されているジェルネイルライトが注目されていますよね。
価格がリーズナブルで手軽に購入できるため、趣味でセルフネイルを始めたい方や、ネイルライトを試してみたい方には非常に魅力的な選択肢です。
しかし、100均のライトは本当に使えるのか、クオリティに関しては気になっている方もいると思います。
実際、100均のジェルネイルライトは基本的にワット数が弱い製品が多いです。
そのため、硬化に時間がかかりがちですが、コンパクトサイズのものが主流なので、持ち運びには非常に便利だと言えるでしょう。
このような特徴から、前述した「ハンディタイプ」に該当する製品が多く、外出先での修正や1本のみのお直しには非常に重宝します。
また、時間をかけて施術を行えば、通常のネイルライトとしても十分に使用可能です。
その際は、光が均等に照射されるように意識し、硬化不良が起きないように注意しながら施術を行うことが大切です。
口コミやレビューでは「問題なく硬化した」「少し時間がかかった」など、さまざまな意見がありますが、これは使用したジェルの種類によっても影響されるため、あくまで目安として参考にすると良いでしょう。
100均のネイルライトについて詳しくはコチラの記事も参考にどうぞ!
まとめ

今回は、ジェルネイルライトの代用品や専用ライトの必要性について解説しました。
専用ライトは、ジェルネイルの施術を行う際に欠かせない必須アイテムです。
どうしても手元にライトがない場合には、代用品を試すという選択肢もありますが、基本的には専用ライトを事前に用意しておくことを強くおすすめします。
そして、ライトを選ぶ際には、その種類や特徴をしっかりと理解し、自分のニーズや用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ぜひ自分にぴったりのライトを見つけて、安全で快適なセルフネイルを楽しんでくださいね。


