セルフでジェルネイルを楽しむ方の中には「パラジェルのオフは普通のジェルと同じでいいの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
パラジェルはサンディング不要で爪にやさしいのが魅力ですが、その分オフの仕方にも注意点があります。
正しい方法を知らずに無理に削ると、指先に負担がかかり爪が薄くなる原因にもなりかねません。
この記事では、パラジェルのオフ方法を「全オフ」と「フィルイン」の2種類に分けて詳しく解説していきます。
必要な道具や工程も紹介し、初心者でも安心してセルフで挑戦できるようわかりやすくまとめているので、セルフオフに挑戦したい方や失敗を防ぎたい方はぜひ参考にしてくださいね。
パラジェルとは?通常ジェルとの違い
パラジェルとは、自爪の表面をサンディング(削る下処理)せずに塗布できるジェルネイルのことです。
従来のソフトジェルやベースジェルは密着を高めるために爪の表面を削る必要があり、その分ダメージや乾燥の原因になりやすいのがデメリットでした。
パラジェルは特殊な成分によりサンディング不要で密着するため、爪が薄くなるリスクを抑えながらジェルネイルを楽しめるのが大きな魅力です。
負担が少ないので、頻繁に付け替えをしても比較的健康な状態を保ちやすいというメリットがあります。
オフの仕方は同じでいいの?
「では、オフの仕方は同じでいいのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
基本的にはパラジェルもソフトジェルの一種なので、アセトンを浸透させて除去するネイルオフが可能です。
ただし密着力が高いため、従来よりもリムーバーが浸透しにくい場合があります。
そのため、コットンやアルミホイルで包む時間を10分〜15分ほど長めに取るのが安心です。
また、セルフで強引に剥がすと表面が欠けたり爪先にダメージが残る可能性があるため注意が必要。
ネイルサロンではジェル一層残しの「フィルイン」という方法でベースを削らない付け替えを選ぶこともでき、自爪への負担をさらに軽減できます。
パラジェルをオフする方法は?
パラジェルをオフする方法は大きく分けて「全オフ」と「フィルイン」の2種類があります。
全オフはアセトンを使ってジェルをすべて取り除く方法で、デザインを一新したいときや一度ジェルをお休みしたいときに向いています。
一方で、付け替えを前提とするならベースを一層残して行うフィルインが可能で、自爪への負担を最小限に抑えられるのが魅力です。
それぞれにメリットと注意点があるため、自分の目的や爪の状態に合わせて選ぶといいでしょう。
アセトンを使って全てオフする
全てオフする場合はアセトンを浸透させてジェルをすべて溶かし、コットンとアルミホイルで爪を包んで10〜15分ほど置く方法が一般的です。
その後、ネイルプッシャーやウッドスティックを使って浮いてきたジェルを優しく取り除きます。
トップからベースまで完全にリセットできるため、次回のデザインやカラーを自由に選びやすいのがメリットです。
ただし、アセトンは乾燥を招きやすく頻繁に行うと爪が弱くなる可能性もあるため、オイルや美容液でのケアを忘れないようにしましょう。
フィルインで付け替える
付け替えをするなら、ベースを一層残す「フィルイン」という方法も選べます。
表面のカラーやアート部分だけをファイルやネイルマシンで削り、残したベースの上に新しいジェルを塗り重ねていくのが特徴です。
サンディング不要のパラジェルと相性がよく、爪が薄くなりにくいのが大きな魅力。
プロのネイリストに施術してもらうのが安心ですが、セルフで行う場合は削る工程に注意が必要です。
摩擦や削りすぎで爪に負担をかけないよう、スポンジバッファーなどを活用しながら慎重に行いましょう。
フィルインとパラジェルの違いをもっと詳しく知りたい人はコチラ♪
パラジェルを全オフするやり方
お伝えしたようにパラジェルを全オフする場合は、ソフトジェルと同じくアセトンを使ったオフが基本です。
表面をサンディングして密着をゆるめ、アセトンを浸透させることでジェルを浮かせて除去します。
初心者でもセルフでできる方法ですが、手順を誤ると爪先が乾燥したり薄くなる可能性があるため、正しい道具とやり方を押さえておくことが大切です。
パラジェルのオフに必要なもの
- ネイルファイル(粗め)
- スポンジバッファー
- アセトン入りのリムーバー
- コットン
- アルミホイル
- ネイルプッシャーまたはウッドスティック
- ネイルオイル(ケア用)
- ダストブラシ
オフのやり方とポイント
それでは、パラジェルのオフの手順を解説していきます!
1.表面をサンディングする
まずファイルやスポンジバッファーを使い、トップジェルの表面を軽く削ります。
アセトンが浸透しやすくなるように、表面のツヤがなくなる程度にサンディングしましょう。
削りすぎると自爪を傷つける原因になるため、摩擦が強くならないよう一定の力加減で行うことが大切です。
2.コットンとアルミホイルで包む
アセトンを染み込ませたコットンを爪の上に置き、その上からアルミホイルでしっかり包みます。
10〜15分ほど置いた後に、ジェルが浮いてきたかをチェック。
まだ取れない部分があれば、無理に剥がさずにもう一度同じ工程を繰り返してください。
ジェルが浮いたら、ネイルプッシャーやウッドスティックで優しく押し出すように取り除きます。
3.残ったジェルを整える
細かく残ったジェルはスポンジバッファーで軽く整え、表面をなめらかに仕上げます。
摩擦や削りすぎには注意しながら、均一に整えるのがポイントです。
4.ネイルオイルで仕上げのケア
最後にネイルオイルを塗布し、甘皮や指先をマッサージして保湿します。
アセトンの使用後は乾燥しやすいので、爪の健康を守るためにこまめなケアを心がけましょう。
ネイルサロンならフィルインも可能
パラジェルは「削らないジェル」として有名ですが、付け替えの際にすべてオフせず一層残しで行う「フィルイン」という方法もできます。
フィルインはベースを残したまま表面のカラーやデザインだけを削り、新しいジェルを重ねる施術方法です。
サンディングやアセトンでのオフを繰り返さないため自爪への負担が少なく、乾燥や薄くなるリスクを軽減できるのが魅力。
ジェルの密着が安定している部分を活かせるので持ちも良くなりやすく、長期的に見ても爪を健やかに保ちやすいというメリットがあります。
ただし、フィルインはネイルマシンを扱う高度な技術が必要となるため、プロのネイリストがいるサロンで受けるのが安心です。
フィルインは自分でもできる?
セルフでもフィルインを行うことは不可能ではありませんが、現実的にはあまりおすすめできません。
フィルインは「残す部分」と「削る部分」を見極める必要があり、判断を誤ると浮きやすくなったり、かえって爪に負担をかけたりする可能性があるためです。
また、ネイルマシンの扱いには経験が求められ、甘皮や爪先に近い部分を削る際には細心の注意が必要です。
無理にセルフで挑戦するよりも、フィルインはサロンでプロに任せたほうが仕上がりもキレイで安心でしょう。
まとめ
パラジェルのオフは、従来のジェルネイルと同様にアセトンを使った「全オフ」と、ベースを一層残して行う「フィルイン」の2種類があります。
セルフで全オフする場合は必要な道具を揃えて工程を一つひとつ丁寧に行えば初心者でも可能です。
しかし、サンディングやリムーバーの浸透時間を守らないと爪に負担がかかるので注意。
フィルインは自爪を守りやすく魅力的な方法ですが、マシン操作や削る加減など専門的な技術が必要なため、プロのネイリストがいるサロンで受けるのが安心ですよ。
パラジェルのセルフオフに挑戦する時は道具選びや手順をしっかり確認し、ネイルオイルなどでこまめなケアを心がけましょう。
健康的で美しい指先をキープしながらパラジェルを楽しんでくださいね。