マニキュアを塗る時に一番気を付けることは、『手につかないようにすること』ですよね。サイドや根元にはみ出してしまうと、ラインがガタついて美しくありません。
仕上げを美しく見せるには、はみ出さないようにすることはもちろんですが、はみ出した部分をいかにキレイに修正するかがポイントになってきます。
今回はマニキュアが手についた時の落とし方をご紹介します。
是非実践してみてくださいね。
- マニキュアが手の皮膚につくとどうなる?
- ・マニキュアの主な成分は?
- マニキュアを落とすなら除光液が基本!
- ・除光液の主な成分は?
- 皮膚についたマニキュアを除光液で落とすやり方
- ・時間を置かずにすぐ拭き取る
- ・「綿棒×除光液」で落とす方法
- ・「 ウッドスティック×コットン×除光液」で落とす方法
- 除光液以外で皮膚についたマニキュアを落とす方法
- ・お湯につけてはがす方法
- ・テープを付けて剥がし取る方法
- ・自然に取れるのを待つ
- マニキュアを落とした後は保湿が大事
- マニキュアが皮膚につかないようにするには?
- ・ワセリンを爪周りに塗っておく
- ・マスキングテープやサージカルテープを貼る
- ・100円ショップの「塗るだけブロック」を使う
- よくある質問
- ・除光液がない時に代用できるものはある?
- ・ゴシゴシ擦ってもマニキュアがきれいに落ちない、どうして?
- まとめ
マニキュアが手の皮膚につくとどうなる?
マニキュアが皮膚につくと、「仕上がりが悪くなってしまう」「アレルギーを起こすリスクがある」ことが考えられます。
まず見た目の問題で、皮膚に付いたり、はみ出したマニキュアって綺麗ではありませんよね。
また、マニキュアは化学物質でもあるため、皮膚に付着すると体質によってはかぶれや湿疹など、何かしらのアレルギーが起こる場合も懸念されます。
マニキュアは極力皮膚につかないように塗布し、付着した場合はリムーバーを含ませたウッドスティックなどですぐに取り除くようにしましょう。
マニキュアの主な成分は?
マニキュアの主な成分はニトロセルロースと呼ばれる樹脂で、そこに有機溶剤や着色料が含まれています。
メーカーによって含まれる物質は違いますが、基本は化学物質なので、人によってはアレルギーを起こすリスクがあります。
最近では肌に優しいとされる「ナチュラル系マニキュア」も注目されていて、アレルギーリスクの少ない化学成分やオーガニック系の成分で形成されているため、アレルギーが心配な方や環境に優しい製品を使いたい方からの人気が高まっています。
マニキュアを落とすなら除光液が基本!
マニキュアを落とす場合は「除光液で落とす」ことが基本です。
落とす時はコットンにしっかりと除光液を染み込ませ、素早く落とすようにしましょう。
落とした後はきちんと保湿をし、爪周りを乾燥させないよう気を付けてください。
除光液の主な成分は?
除光液は「アセトン」と呼ばれる成分が主成分で、そこに保湿剤や香料が含まれているものが多いです。
このアセトンですが、ピュアアセトンと呼ばれる濃度の高いものはジェルネイルやスカルプの除去にも使われます。
脱脂作用が強く乾燥を起こしてしまうので、オフの作業は素早く行うことと、オフ後の保湿は欠かせません。
最近では、マニキュアのオフはアセトンを使わない「アセトンフリーの除光液」が主流になりつつあります。
アセトンより肌負担が少ないためマニキュア派の方から人気がありますが、全くダメージがないわけではないですし、アセトンより除去する力が弱いため、オフに時間がかかるデメリットも!
アセトンで素早く落として保湿、薄く塗ったマニキュアならアセトンフリーの除光液、のように自身のマニキュアの塗り方によって使い分けるのがおすすめです。
皮膚についたマニキュアを除光液で落とすやり方
マニキュアでよく起こる失敗は、手にはみ出してしまうことですよね。
キレイに塗ろうと真剣になると変に力が入ってしまい、サイドや根元がぐにゃっとしてしまった!なんてことが起こりがち。
その時は焦らず、落ち着いて修正しましょう!
では、皮膚についたマニキュアの取り方をご紹介します。
時間を置かずにすぐ拭き取る
マニキュアが皮膚についてしまったら、時間をかけずに素早く拭き取ることが鉄則です。
マニキュアは空気に触れて乾燥しますよね。
乾いた状態になると、乾く前に比べて除去するのが難しくなってしまいます。
はみ出てしまったら、落ち着いてその部分を修正しましょう。
「綿棒×除光液」で落とす方法
マニキュアの修正は、綿棒と除光液を使うのがもっとも一般的です。
綿棒ならどの家庭にも常備されていますよね。
綿棒を除光液に浸し、サイドの皮膚をしっかり下げてはみ出た部分を修正しましょう。
この時綿棒に除光液を付けすぎないようにするのがポイント。
量が多すぎると修正したい部分だけでなく、爪の上のキレイに塗れたマニキュアまで滲んでしまいます。
綿棒を押し付けて液体が漏れないくらいの量が適量です。
また、先が尖っている綿棒は細かい部分が修正しやすいので、不器用さんはそちらを使ってみてくださいね。
「ウッドスティック×コットン×除光液」で落とす方法
より細かい修正を簡単にしたいなら、ウッドスティックにコットンを巻きつけたものを使用するのがおすすめ。
ウッドスティックの先端を薄く細く削ると、爪の際部分にしっかりフィットするため、スムーズに修正ができます。
コットンを大量に巻きつけると太くて使いづらくなってしまうため、薄く巻きつけるのがポイントです。
ウッドスティックは修正だけでなく、ジェルネイル時やケアにも使えるため、持っておくと重宝しますよ。
除光液以外で皮膚についたマニキュアを落とす方法
続いて、除光液以外で皮膚についたマニキュアを落とす方法を解説していきます。
ただし、マニキュアは基本、除光液で落とすものです。
あくまで、除光液がない場合の代替案として認識しておきましょう!
お湯につけてはがす方法
皮膚もマニキュアもお湯につけて温められるとやわらかくなるので、やわらかくなって水分を含んだマニキュアは、ペロンと剥がれる場合があります。
ただし、無理やり剥がすと皮膚にダメージを与えるため、やさしく剥がすようにしましょう。
テープを付けて剥がし取る方法
マニキュアの付着した部分に、テープを貼って上から押し付けるように密着させます。
何度か擦ってテープを剥がすと、マニキュア部分がペロッと剥がれる場合があります。
マスキングテープなど粘着力が弱いタイプはマニキュアまで取り除けない場合が多いので、ある程度粘着力があるものがおすすめです。
逆に、強すぎる粘着テープは皮膚表面の角質まで剥がしてしまう恐れがあるので、適度な粘着力のテープを使用しましょう。
自然に取れるのを待つ
マニキュアは時間が経つと密着力が弱まっていくため、自然に剥がれる場合もあります。
すぐに落とさなくていい場合は、そのまま待つのも良いでしょう。
マニキュアを落とした後は保湿が大事
マニキュアを落とした後はとにかく保湿をしましょう。
除光液で落とした場合は爪だけでなく、爪周りの皮膚まで乾燥している状態です。
乾燥した爪や皮膚は敏感になっているので、ダメージを受けやすくなってしまいます。
オフの作業は素早く行い、キューティクルオイルやハンドクリームを使って指先を労わってくださいね。
マニキュアが皮膚につかないようにするには?
修正方法を知っていても、なるべく修正をせずに仕上げたいのが本音ですよね。
では、マニキュアを塗る時に皮膚につかないようにするための方法を紹介します。
ワセリンを爪周りに塗っておく
マニキュアを塗る前に爪周りにワセリンを塗っておくと、乾いた後はみ出していた余分な部分を簡単に拭き取ることができます。
ワセリンは塗りすぎるとベタベタになってしまうため、少量を塗るのがポイントです。
爪に付くとマニキュアの定着が悪くなるので、綿棒に取って爪周りの皮膚だけに伸ばすよう注意しましょう。
マスキングテープやサージカルテープを貼る
マスキングテープやサージカルテープを使って、爪サイドの皮膚をスキンダウンさせるのもはみ出し防止のテクニックです。
マニキュアがサイドにはみ出しやすい方は、爪の両サイドの皮膚が盛り上がっていることが多く、際まで塗ろうとすると皮膚に付いてしまうことが起こりがち。
あらかじめテープを貼って埋もれている際の部分を出しておくと、マニキュアが格段に塗りやすくなります。
サイドがまっすぐ塗れていると仕上がりがとても美しくなるため、ワンランク上の仕上がりを求める方はテープテクニックを使ってみてくださいね!
100円ショップの「塗るだけブロック」を使う
最近では100円ショップで便利なアイテムが売られています。
中でも『塗るだけブロック』は、皮膚の上に塗ると薄い膜ができ、乾くとシールのように簡単に剥がすことのできる便利グッズ。
使い方もとても簡単です。
マニキュアを塗る前に塗って乾かし、そのまま普通にマニキュアを塗っていくだけ。
マニキュアが乾いた後に塗るだけブロックを剥がすと、皮膚の上のはみ出た部分も含めペリペリとスムーズに剥がれていきます。
ジェルネイル時もはみ出し防止として使えるので、一本もっておくと色々と活躍してくれますよ。
よくある質問
最後にマニキュアに関する「よくある質問」をご紹介します。
除光液がない時に代用できるものはある?
代用できるものとして、エタノールとマニキュアの重ね塗りが有効です。
エタノールは無水エタノールなど、濃度の高いものならマニキュアを落とすことが可能ですし、マニキュアの重ね塗りは、すでに塗ってあったマニキュアと混ざり合い、コットンを使って強めにぬぐい取ると落とせる場合があります。
ただし、重ね塗りオフの場合は速乾タイプのマニキュアやラメだと反応が悪くなるので、通常のマニキュアをたっぷり使うようにしてください。
また、この2種類はあくまで代替案なので、基本は除光液で落としてくださいね。
ゴシゴシ擦ってもマニキュアがきれいに落ちない、どうして?
ゴシゴシ擦ってもマニキュアが綺麗に落ちない場合は、除光液の量が少ない場合が多いです。
負担をかけたくないからといって少ない除光液でオフすると、中々落ちずに時間だけがかかってしまい、逆にダメージを与えてしまうリスクがあります。
清潔なコットンにたっぷり除光液を含ませ、マニキュアに10秒程度当てたのち、サッとぬぐい取るのが綺麗にオフできるコツです。
また、ラメや重ね塗りをしている場合は反応が悪くなるので、除光液を含ませたコットンを爪に置き、アルミホイルで密閉して時間を置いてからオフすると綺麗に落とせるでしょう。
↓マニキュアの落とし方に関してはこちらの記事も是非参考にしてみてください。↓
https://www.nailjoshi.com/93890/
まとめ
マニキュアをキレイに塗るには、はみ出しがないことが鉄則です。
はみ出しもなく、根元やサイドのラインがキレイに整っていると仕上がりも格段に美しくなりますよね。
はみ出した時も落ち着いて修正すれば大丈夫!不器用さんや修正したくない方は、あらかじめテープなどを使って防止策を打っておくと安心です。
マニキュアをキレイに塗る知識として、是非役立ててくださいね。