ジェルネイルの付け替え頻度は、一般的には3〜4週間とされています。ですが、爪が伸びるのが早い方は『もう少し早く付け替えたい』と思ったり、反対に持ちの良い方は1ヶ月以上付け替えない場合もあるのではないでしょうか。個人差はありますが、手の爪は1ヶ月平均3㎜伸び、自爪とジェル部分の段差が広がっていくほどトラブルが起こるリスクも高まるため、伸びの早さに関わらず3週間での付け替えがベストになります。
今回はジェルネイルの理想の付け替え周期を、ハンドとフットに分けて解説していきます。
また、早く付け替えることやつけっぱなしについても言及していくので、是非参考にしてくださいね。
- ジェルネイルの付け替え時期は?
- ・ネイルサロンでジェルネイルをした場合
- ・フットネイルの場合
- ・セルフでジェルネイルをした場合
- 爪が伸びるのが早い人は付け替え頻度が変わる?
- ・爪の伸びが早い人も理想は3週間
- ジェルネイルを頻繁に付け替えるのは爪によくない?
- ネイルを1週間〜2週間で付け替えるのはもったいない?
- ジェルネイルのつけっぱなしが起こす爪トラブル
- ・グリーンネイル
- ・爪が割れたり折れたりする
- ・清潔感がなく見える
- ・巻き爪や変形爪のリスク(フットネイルの場合)
- ジェルネイルが浮いたら付け替えが必要!
- ・ジェルネイルが浮く原因
- よくある質問
- Q.数日でジェルネイルが浮いてきた!どうしたらいい?
- Q.セルフでジェルネイルのオフに必要な道具は?
- Q.ジェルオフのやり方は?
- まとめ
ジェルネイルの付け替え時期は?
ジェルネイルは定期的に付け替える必要があります。
では、正しい付け替えの頻度をご存知でしょうか?
ジェルネイルの一般的な付け替え頻度は「3週間〜4週間」とされています。
ジェルネイルの持ちは基本的に3〜4週間といわれていますが、実際にはもっと持つことがほとんど。
爪の長ささえ気にならなければ、5週間以上は普通についていることもザラです。
しかし「まだネイルは綺麗についているので取るのがもったいない!」とそのままにしていると、トラブルを引き起こす可能性が・・・!
そのため、一般的な付け替え頻度は3週間〜4週間とされています。
ただし、ネイルサロンで施術した場合やセルフネイルの場合、フットネイルの場合や爪が伸びるのが早い人など、状況によって付け替えのタイミングは変わってきます。
ネイルサロンでジェルネイルをした場合
ネイルサロンでのジェルネイルは、やはりプロなだけあって圧倒的な持ちの良さですよね。
ただし、綺麗に持っているからといって適切な周期を守らないと、思わぬトラブルに見舞われることも。
爪は必ず伸びるため、自分の伸びるスピードや日常生活に差し支えない長さを考え、自分に合ったタイミングで付け替えましょう。
担当のネイリストさんがいる場合は、伸びる早さや自爪の状態をしっかり観察してもらい、『早めの3週間で付け替えた方が良い』『4週間で大丈夫』『3~4週間の間が理想』など、ベストな周期をアドバイスしてもらうのもおすすめです。
■ジェルネイルは3週間で付け替えるのが理想
ジェルネイルの付け替えは、3週間後が理想です。
個人差もありますが、3週間経過すると爪がかなり伸びたのを実感しますし、
- キーボードが打ちにくい
- コンタクトが入れにくい
- スマホを触る時爪が邪魔
- 指を使ったメイクがやりづらい
など、なにかしら生活に影響が出てきます。
爪が伸びたのを感じる3週間以降から、亀裂や浮きが起こりやすくなりますので、そうならないためには、やはり3週間周期での付け替えが理想です。
■遅くとも1ヶ月以内(4週間)で付け替えよう
理想は3週間と分かっていても、お金も時間もかかるため、その頻度でサロンに通うのは難しいですよね。
そんな方は月に一度、遅くても1ヶ月以内に付け替えましょう。
キレイに持っているからとギリギリまで粘る方もいますが、伸びた自爪とジェルを付けた部分の差が広がっていけば、少しの衝撃で爪が折れたり浮いてしまったりと、トラブルが起こりやすくなってしまいます。
見た目的にも伸びすぎた爪は不衛生に見えるため、清潔さと安全さを保つためにきちんと周期を守りましょう。
フットネイルの場合
フットネイルの場合、ハンドとは爪の伸びる速度が違うため、付け替え頻度が変わってきます。
ネイルサロンで施術をしたなら甘皮処理から丁寧に行ってくれるので、付け替えまで全く浮かずに綺麗に持つことが多いです。
サロン側から1ヶ月〜2ヶ月以内の付け替えを勧められることがほとんどですが、巻き爪など足の爪の状態で、早めの付け替えが良い場合もあります。
担当のネイリストさんのアドバイスを聞き、自分に合った頻度を見つけましょう。
■フットネイルなら1ヶ月半に1度でOK
足の爪に何もトラブルがない方でしたら、フットネイルの付け替えは1ヶ月半でOKです。
手の爪が1ヶ月に平均3㎜程度伸びるのに対し、足は1〜1.5㎜程度と遅め。
よく使う手とは異なり、日常生活で足を酷使することは少ないため、浮きや亀裂などトラブルも起こらずしっかり持つ方がほとんどです。
ただし、伸びすぎた足の爪は巻き爪や変形爪の原因になるため、しっかり持っているからといって2か月以上放置するのはやめた方がいいでしょう。
セルフでジェルネイルをした場合
ネイルサロンでは、プロ向けのジェル、マシンによる甘皮処理、爪の状態を見極めたベースジェルの塗り方など、道具だけでなく持たせるための技術や知識も豊富です。
セルフネイルの場合、そこまでの知識がなかったり、専門的な道具を揃えるって難しいですよね。
持ちはサロンと同じようにはいかないので、少し早めの頻度で付け替えることになります。
まずは3週間持たせることを目指し、動画を見て学んだり、甘皮処理をしっかり行うことで、密着力を高める工夫をしましょう。
■セルフなら2週間~3週間でオフが必要なこともある
セルフネイルの場合、細かい部分のケアや、際部分を攻めて塗るって難しいですよね。
そのため、ルースキューティクルの処理が甘かったり、際部分までジェルが塗れていないなどの理由で密着力が弱くなり、浮きが早くなる可能性があります。
浮きが出てきた場合、まだ2週間〜3週間程度しか経っていなくても、即オフすることをおすすめします。
浮きを放置しておくと衛生的にもよくありません。
ジェルで濃い色を付けている時は、見た目的には変化が分かりづらいので、こまめに触ってチェックしてみてくださいね。
爪が伸びるのが早い人は付け替え頻度が変わる?
爪が伸びる速度は様々で、早い人もいれば遅い人もいますし、年齢や健康状態によっても変わってきます。
伸びる速度が早いからといって、付け替え頻度を早めていいのかというと、実はそうでもありません。
爪の伸びるのが早くても遅くても、付け替えの適切な周期は変わりません。
爪への負担を考えると3〜4週間以内を守るのがおすすめです。
爪の伸びが早い人も理想は3週間
爪の伸びが早い方も、ジェルネイルの理想の付け替え周期は3週間になります。
特に短めの方は少しでも伸びると気になる場合が多いでしょうが、ジェルネイルを頻繁に付け替えるのはあまりおすすめできません。
ジェルネイルを付け替える時、様々な薬剤を使いますよね。
薬剤の刺激で乾燥することもありますし、まだしっかり密着しているのにオフをするということは、少なからず爪に負担がかかります。
乾燥や負担を少なくするのが爪の健康を保つ秘訣なので、理想の周期を守りましょう。
■爪の伸びが早い人の付け替えの目安
手の爪は1ヶ月で約3mm伸びるので、3mmを目安に伸びたら付け替えをおすすめします。
伸びるのが早い方は3週間でそれくらい伸びているはずです。
自爪が短い方は伸びた長さではなく、パッと見た時にジェルの付いている部分と自爪の境目が気になったタイミングでもOK。
自分の爪をよく観察して、良いタイミングを見つけてください。
ジェルネイルを頻繁に付け替えるのは爪によくない?
『ジェルネイルを頻繁に付け替えるのはよくない』と聞きますよね。
確かにその通りで、頻繁に付け替えると少なからず自爪に負担がかかります。
ジェルネイルはオフの時のアセトン、甘皮処理時のキューティクルリムーバー、仕上げのジェルクレンザー等、様々な薬剤を使いますよね。
健康な爪の場合、月に一回程度の使用なら問題はないのですが、これらの薬剤は爪の乾燥を起こしてしまうため、できるだけ高い頻度で使わないほうが良いとされています。
また、サロンの使うベースジェルによっては、密着力を高めるために自爪表面に傷を入れるサンディング行為が必要なものも。
サンディングは頻繁に行うと爪が薄くなるリスクもあります。
ただし、最近では薬剤も進化して乾燥を起こしにくい成分を使ったり、サンディング不要なベースジェルも増えてきたので、自爪への負担は少なくなっています。
ネイルを1週間〜2週間で付け替えるのはもったいない?
ジェルネイルを1〜2週間で付け替えるのは、金銭的な負担もあり、日常生活ではもったいなく感じてしまいます。
爪への負担も考えるとあまりおすすめではありませんが、結婚式や旅行、イベントの時など、短い期間に特別なデザインをしたい場合もありますよね。
頻繁に短い期間で付け替えるのではなく、特別な時のみの短期間ネイルは全く問題ないと感じます。
爪への負担といっても、健康な爪の場合、短期間でオフしても急に爪の状態が悪くなるとは考えにくいです。
ネイルをすることで特別な日に彩りを添えることができるので、ダメージや負担はあまり気にせず楽しんでくださいね。
ジェルネイルのつけっぱなしが起こす爪トラブル
付け替えの周期を守らない場合、何かしらトラブルに見舞われることがあります。
起こりやすいトラブルをまとめてみました。
グリーンネイル
グリーンネイルは、ネイルをする方なら一度は耳にしたことがあるはず。
名前の通り、爪が緑色っぽく変色してしまうトラブルです。
ジェルが爪から浮いてしまうと、そこで発生するリスクが高まります。
基本的にグリーンネイルで一度変色した爪は、生え変わるまで元に戻りません。
見た目的にも爪が変色しているのは気になりますし、きれいについていると思っても小さな浮きが発生している場合もあります。
グリーンネイルにならないためにも、きちんと付け替え周期を守ってくださいね。
爪が割れたり折れたりする
爪が伸びてくると、ジェルが付いている部分と自爪部分が分かれてきますよね。
ジェル部分と自爪では厚みが違うため、爪にかかる負担が変わってきます。
自爪部分が伸びれば伸びるほど爪にかかる負担は増えていき、亀裂が入ったり折れたりと、何かしらトラブルが起こりやすくなってしまいます。
亀裂があると髪の毛が引っかかったり痛みが生じたりと、生活に影響が出るため付けっぱなしにしないよう気を付けましょうね。
清潔感がなく見える
爪が伸びっぱなしの手を見て美しいとは思わないですよね。
特に濃いカラーをした場合、ジェル部分と自爪の隙間が目立ってしまうため『伸びているのにそのままにしている』とだらしない印象を与えてしまいます。
また、デザインネイルをした場合も、伸びることでデザインのバランスが崩れ、見た目が悪くなることも!
せっかくジェルネイルで指先を飾るのですから、清潔感も大切にしましょう。
巻き爪や変形爪のリスク(フットネイルの場合)
フットネイルの場合、ジェルのつけっぱなしが巻き爪や変形爪の原因になります。
足は靴や靴下、ストッキング等履き物の圧迫を受けますよね。
爪が適切な長さでないと、爪の伸びる方向に影響を与え、真っすぐではなく曲がって伸びる、巻いてしまう等のトラブルが起きてしまいます。
足の爪の異常は、放置していると痛みが出たり歩行に影響があるため、足の健康を守るためにも適切な付け替え周期を守ることが大事です。
ジェルネイルが浮いたら付け替えが必要!
付け替えの周期を守りたくても、ネイルそのものの持ちが悪ければ意味がありません。
正しい頻度で付け替えするためにも、ジェルネイルが浮く原因を今一度確認していきましょう!
ジェルネイルが浮く原因
ジェルネイルが浮く原因は
『ネイリスト側の問題』と『自身の行動の問題』
に分かれます。
- ネイリスト側の問題:技術不足や使っているベースジェルが合わない
- 自身の行動:細かい作業や指先に力を入れることが多い、ケア不足
これらのことが考えられます。
浮きやすい方は指先の扱いをより気を付けたり、しっかりケアを行って土台の爪の状態を整えることも意識しましょう。
■甘皮ケア・油分除去不足
サロンでもセルフネイルでも、ネイルの持ちはケアにかかっています。
不要な角質が残っていたり、油分除去が甘かったりすると、ジェルの密着力は弱まります。
逆にケアと油分除去がしっかり出来ていれば、比較的どのベースジェルでも持ちがよくなる可能性があります。
セルフネイラーさんで持ちの悪さが気になる方は、ベースジェルの見直しを考えてみるのもおすすめです。
サロン派の方は、複数のベースジェルを使い分けているサロンに行って色々試してみるのがよいかもしれませんね!
■エッジに塗れていない
先端のエッジ部分がしっかり塗れてないと、爪先から欠けやすくなってしまいます。
指先は身体の中で一番よく使う部分。
消耗が激しい箇所ですので、エッジのコーティングが甘いとジェルネイルの持ちに影響します。
指先の扱いに気を付けるのはもちろん、セルフ派の方はエッジのコーティングはしっかり行いましょう。
ネイルサロンでは、『指先をよく使います』と伝えておくとネイリストさんが気を付けてくれますので、一言伝えるのがおすすめです。
■作業時に爪先を使っている
キーボードを打つ、シールを剥がすなど、細かい作業の時に爪先ってよく使いますよね。
爪先は無意識のうちに当たり前のように使っている部分です。
細かい作業は小さい衝撃が少しずつ加わっている状態。
その作業を続けると小さなダメージが蓄積され、ある一定レベルを超えると欠けや亀裂が入ってしまいます。
指先は使わざるを得ませんが、使うときは意識して丁寧に作業をするよう気を付けましょう。
よくある質問
ジェルネイルに関してよくある質問に回答していきます。
Q.数日でジェルネイルが浮いてきた!どうしたらいい?
A.ジェルネイルが浮いてきた場合の対処法ですが、サロンでの場合と自分でできる応急処置があります。
サロンでやってもらった場合は、サロンに浮いてしまったと連絡しましょう。
お直しとして対応してくれるサロンが多く、期間によって無料で行ってくれることもあります。
自分でできる応急処置としては、トップコートを塗る、ネイル用の接着剤でとめる、浮いた部分が完全に剥がれている場合は爪切りでカットするなどがあります。
ただこれはあくまで応急処置ですので、浮きが大きい場合はいつもより早めに付け替えを行うことをおすすめします。
Q.セルフでジェルネイルのオフに必要な道具は?
A.ジェルオフで最低限必要なものは
- 粗目のやすり
- アセトンやジェルリムーバーなどのオフ剤
- アルミ
- コットン
- ウッドスティック
です。
どれもネットショップや百均などで簡単に手に入るので、ジェルネイルを定期的にしている方は常備しておくことをおすすめします。
Q.ジェルオフのやり方は?
A.まず粗いやすりでジェルの表面を削り、ジェル部分のみ薄くしていきます。
この時、自爪部分は削らないよう気を付けましょう。
また、早く削りたいからと力強くやすりを当てると摩擦熱が発生し、指先が熱く感じてしまいます。
同じ部分ばかりに当てないよう、分散させながら全体をまんべんなく削ってくださいね。
薄く削れたら薬剤を浸したコットンをジェル部分に当てアルミで密閉します。
5~10分くらい置くとジェルがやわらかくなってきますので、ウッドスティックで剥がれたジェルをやさしく取り除きます。
オフの後は乾燥するので、しっかり保湿をしてくださいね。
まとめ
ジェルネイルの付け替え周期は、爪の伸びる速度に関わらず『ハンド3週間』『フット1ヶ月半』が理想です。しっかり密着していても自爪が伸びていては、ジェル部分と自爪部分にかかる負担が変わってくるため、欠けや亀裂などのトラブルが起きやすくなってしまいます。ジェルネイルで美しく飾ることも大切ですが、自爪の健康を守るためにもつけっぱなしにはせず、定期的な付け替えを行ってくださいね。
他にもジェルネイルの付け替えついて知りたい方は↓こちら↓の記事も参考にどうぞ♪
https://www.nailjoshi.com/99985/