指先を可愛いデザインやキラキラしたアートで彩ってくれるジェルネイル。
ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをしてみたいけれど、爪の長さがどれくらい必要なのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ネイルサロンやセルフネイルの初心者の方向けにジェルネイルをするときはどれくらいの爪の長さが必要なのかをお話していきます。
また、理想の長さを叶えられる「長さ出し」についてもご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
ジェルネイルをする時に爪の長さはどのくらい必要?
まずはジェルネイルをする時にどれくらいの長さが必要なのかをご紹介します。
自爪が長い状態でサロンを訪れる分には特に問題はありません!
担当ネイリストに好みの長さや形を伝えれば整えてくれますよ。
指の腹側から見て爪が1~2ミリ出ていると◎
ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをする時、爪の長さは指の腹側からチェックして爪が1~2ミリほど出ているのが理想です。
爪の長さと形をきれいに整えられ、ジェルもしっかりとエッジまで塗ることができるので持ちも良いはずです。
ちなみに深爪になっていて爪周りに炎症が起きている場合にはネイルサロンでのジェルネイル施術をお断りされてしまうこともあります。注意しましょう。
爪を整える必要なし!爪の長さがバラバラでもOK
ネイルサロン初心者の方に多いのが、サロンに来る前に自分で爪の長さを切ってきてしまうことです。
爪の長さがバラバラに伸びている場合もそのまま行ってOK!
むしろそのままの状態で行ったほうがネイリストは10本のバランスが取りやすく、爪先の形もきれいに仕上げられるでしょう。
ジェルネイルをする時に少し長さが必要なのはなぜ?
ジェルネイルをするには少し長さが必要ということがわかっていただけたかと思います。
では、なぜ爪が長めのほうが良いのでしょうか?
ここではジェルネイルをする時に爪の長さを少し伸ばしておいたほうがいい理由をお話します。
爪先の形や長さを揃えられる
爪先の形を整えたり、長さを揃えたりしやすいからというのが1番の理由です。
爪先の形については後ほど詳しくお話しますが、スクエアやスクエアオフ、バレリーナと呼ばれる形は自爪の長さが適切でないとバランスよく綺麗に整えることができません。
ラウンドやオーバルという形に整えるのであれば短くてもOKです。
選べるデザインが増える
爪が長いということは爪表面の面積が多くなるため、アートがたくさんできます。
つまり、爪が長いほうが選べるデザインの幅が広がるのです。
サンプルデザインが長い爪の場合、短い爪だとストーンや手描きアートを全く同じにすることができない可能性もあるので注意してくださいね。
ネイリストは全体のバランスを見ながらアートを小さめに描いたり、ストーンのサイズを小さくしたりするなどの工夫をしますが、どうしても難しいと判断した時はお客様に相談します。
エッジに塗れるので持ちが良くなる
ジェルネイルは爪先の厚み分(エッジ)にしっかりと塗ったほうが持ちが良くなります。
自爪の長さが指先の皮膚より短い状態だと、ジェルをエッジに塗ることができないため、持ちが悪くなりやすいです。
ジェルネイルの一般的な持ちは3週間ほどですが、短い爪の場合は3週間経たないうちに爪先から剥がれてきてしまうことも。
特にセルフジェルネイルの場合は1週間程度で浮いてきたり剥がれたりすることもあるため、自爪の長さは少し長めにしてジェルネイルをするのが良いでしょう。
長さ出しで理想の長さにできる!長さ出しの種類は?
ここまではジェルネイルをする時に最低限必要な爪の長さや、爪の長さがあったほうがいい理由について解説してきました。
次は短い爪をあっという間に理想の長さにできる「長さ出し」についてご紹介していきます。
長さ出しとは自爪の先に人工爪を作って爪の長さを伸ばす技術のことです。
長さ出しをすれば、理想の長さにした状態でジェルネイルを楽しむことができますよ。
ネイルサロンでの長さ出し料金は10本で8000~12000円が相場です。
ブライダルネイルや成人式ネイル、さらには結婚式のお呼ばれなど、手元の印象をより美しくしたい時にぜひ長さ出しをしてみてください!
長さ出しをする場合、以下の3種類の中から長さを出す方法を選ぶことになります。
おすすめはジェルスカルプチュア
長さ出しの中でもおすすめなのはジェルスカルプチュアというジェルを使った方法です。
ネイルフォームと呼ばれる土台を爪先につけてその上にジェルで人工爪を作っていきます。
フォームを爪の先端に装着する必要があるので引っ掛けるために爪先の白い部分が1ミリ程度必要で、作れる長さは5ミリ程度までなので短めの長さ出しをする時にぴったりです。
フィット感の良いつけ心地で、オフも比較的簡単なので長さ出しが初めての方も挑戦しやすいでしょう。
また、7月や8月の暑い時期にはクリアフレンチというクリアジェルで長さ出しをしたフレンチデザインも人気です。涼しげでスタイリッシュなデザインなので気になる方は調べてみてくださいね。
ちなみに、1センチ以上の長さ出しをしたい場合は次に解説するアクリルスカルプチュアのほうが強度が高いので合っています。
ハードジェルを使えばジェルスカルプチュアでもギリギリ1センチの長さ出しが可能ですが、やはり強度面が劣るのでロングネイルをするならアクリルスカルプチュアに軍配が上がります。
ロングにするならアクリルスカルプチュア
ロングネイルにしたい方におすすめの方法がアクリルスカルプチュアです。
1センチ以上の長さ出しをしたいならアクリルスカルプチュアを選びましょう。
アクリルスカルプチュアはアクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜてミクスチュアを作ります。
ミクスチュアはジェルと異なりライトを当てて硬化するのではなく、時間の経過とともに固まっていきます。
どのくらいの長さを出すかにもよりますが、アクリルスカルプチュアによる長さ出し&ジェルネイルのデザイン施術となると施術時間は長くなり、2時間半~3時間はかかります。
スピーディーなチップオーバーレイ
スピーディーに長さ出しをしたいならチップオーバーレイが合っています。
チップオーバーレイはハーフチップと呼ばれる爪先部分だけのネイルチップを爪先に装着して長さを出す方法です。
時短がウリのネイルサロンでも取り入れていることが多い長さ出しなので気になる方は調べてみてください。
爪の長さだけじゃなく爪先の形にも注目!
ジェルネイルをする時の爪の長さについてわかっていただけたでしょうか。
爪の長さが決まったら爪先の形にも注目しましょう!
長さ別に綺麗に仕上げることができる爪先の形は違います。
以下を参考にしてみてください。
- ショートネイル……ラウンド、オーバル
- ロングネイル……ラウンド、オーバル、アーモンド、スクエア、スクエアオフ
ショートネイルにおすすめのラウンド
短い爪におすすめなのがナチュラルな雰囲気になる「ラウンド」です。
清潔感があり、爪が伸びてきたときも家事もしにくくなりにくいメリットがあります。
強度面も優れているのでネイル初心者さんにおすすめ。
整え方のポイントは、爪やすりで円の弧になるように削って整えることです。
女性らしい印象になるオーバル
お仕事をされている方に人気なのが女性らしい印象の手元になる「オーバル」です。
オーバルはラウンドから爪先をさらに丸みのある形にした形で、爪全体で見た時の形が卵型になります。
指先を長く見せることができるのもメリットといえるでしょう。
ロングネイルにぴったりのアーモンド
シンプルなワンカラーでもスタイリッシュかつおしゃれに仕上がるのが「アーモンド」です。
オーバルからさらに爪先を尖らせた形で、爪全体で見た時の形の印象がナッツのアーモンドのように見えることからこのように呼ばれ、別名「ポイント」と呼ばれることもあります。
爪先が細くなるため強度面では少々他の形に劣りますが、根強い人気のある形です。
足のネイルで人気のスクエア
足の爪の形で人気なのが「スクエア」です。
巻き爪になりにくいというメリットがあります。
ハンドネイルの場合は爪が長くないと美しい形に仕上げられないので注意しましょう。
似ているけれど違う形に「スクエアオフ」がありますが、こちらはスクエアの両端の角を丸く整えた形のことです。
ジェルネイルする時の爪の長さ関してよくある質問
最後にジェルネイルをする時によくある質問にお答えしていきます。
短い爪でもジェルネイルはできる?
短い爪でもジェルネイルをすることは可能です。
ただし、短い爪でジェルネイルをする場合には、通常より持ちが悪くなったり浮いてきやすかったりする点には留意してください。
また、深爪で炎症が起きている時はネイルをするより治療が優先です。
皮膚科を受診して専門医に診察してもらってくださいね。
爪が1本~2本割れたり折れたりしていてもジェルはできる?
爪が1本~2本割れたり折れたりしている場合でもジェルネイルはできます。
リペア(爪の補強や長さ出し)してからジェルネイルをしたい時は、予約時にジェルネイルメニューだけでなくリペアメニューもオーダーして、備考欄に爪の状態を記載しましょう。
備考欄がない時はネイルサロンに電話をして爪の状態とリペアをしてほしい旨を伝えてくださいね。
伸びてきたジェルネイルを削るのはOK?
ジェルネイルを削る時はネイルファイルを使えばOKです。
ジェルネイルは3週間程度持つのですが、爪が伸びてきて指先を使いにくいと感じることもあるでしょう。
その時にジェルの付いた爪を家庭用の爪切りでカットするのはNG!
衝撃で自爪が割れてしまったり、ジェルが取れてしまったりする可能性が高いです。
ネイルファイルは100円ショップでも売っているのでジェルネイルを始めた際には1本用意しておくと良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、ネイルサロンやセルフネイルでジェルネイルをする時に必要な爪の長さを紹介してきました。
短い爪でもジェルネイルをすることは可能ですが、持ちが良いジェルネイルに仕上げるためにもネイルの長さは大事です。
指の腹側から見て2ミリ程度伸びている状態でネイルサロンに行くのが良いでしょう。
また、長さ出しをすれば理想的な爪の長さでネイルをすることも可能です。
初めてのネイルサロンは緊張するかもしれませんが、勇気を出してネイルサロンデビューしてみてくださいね!
ネイルサロンのメニューについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
https://www.nailjoshi.com/95550/