ジェルネイルシールは、貼るだけでサロン級の仕上がりが叶う人気のネイルアイテム。
ツヤや発色もよく、セルフネイルでも気軽におしゃれが楽しめます。
ただし正しいオフのやり方を知らずに無理やり剥がしてしまうと、爪表面のキューティクルが傷ついたり爪が薄くなる原因となることも。
この記事では、ジェルネイルシールの正しいオフのやり方や、爪が傷まないネイルシールの剥がし方を詳しく解説しています。
爪を傷めずきれいに剥がす方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ジェルネイルシールのメリット・デメリット
- ・メリットは?
- ・デメリットは?
- ジェルネイルシールで爪が痛むのはオフの仕方が問題!
- ジェルネイルシールのオフの方法
- ・オフに必要な基本アイテム
- ・爪を傷めずに行うオフの手順とコツ
- ・剥がれにくい時の対処法
- ジェルネイルシールで爪を傷めないようにするには?
- ・ジェルネイルシールは1週間くらいでオフする
- ・無理やり剥がさない
- ・オフしたら必ず保湿する
- ジェルネイルシールに関するよくある質問
- ・ジェルネイルシールが長持ちしないのはなぜ?
- ・フットのジェルネイルシールはどのくらい持つ?
- ・ネイルチップとネイルシールはどっちがいいの?
- ・除光液がない時の代用品はある?
- まとめ
ジェルネイルシールのメリット・デメリット

ジェルネイルシールとは、ジェル特有のツヤや立体感をそのままシート状にしたネイルアイテムのことです。
爪に貼るだけで完成するため、セルフでもサロン級の仕上がりが作れると人気が高まっています。
一方で、便利なアイテムだからこそメリットだけでなく気を付けたいデメリットも存在するのが現実。
特徴を知っておくことで自分のライフスタイルや好みに合った使い方がしやすくなるので、まずはジェルネイルシールの良い点と注意点を整理していきましょう。
メリットは?

ここでは、ジェルネイルシールならではの魅力をわかりやすく紹介していきます。
■セルフでは難しいデザインも簡単に楽しめる
ジェルネイルシールの大きな魅力は、セルフでは再現が難しい繊細なデザインも貼るだけで完成するところです。
ラインアートやラメのグラデーション、パウダーを重ねたような発色や細かいパーツ風のデザインなど、本来ならサロンレベルの技術や時間が必要なネイルアートもシート状になっているため、初心者でも失敗せずに楽しめます。
「不器用だから…」と諦めていたデザインも、カットして貼るだけで仕上がるので、セルフネイルの幅が一気に広がるでしょう。
■マニキュアやジェルをよりも時短が叶う
ジェルネイルシールは、シートを爪に貼って形に合わせてカットし、軽くライトで硬化するだけでOK。
塗る・硬化する・乾かすといった工程がほとんど不要なため、マニキュアやジェルに比べて圧倒的に時短で仕上げられます。
マニキュアのように乾くまで待つ必要もなく、ジェルのようにベースやトップなど複数のステップを踏む必要もないので、忙しいときでも気軽にネイルを楽しめます。
「サロンに行く時間がない」「仕事や家事の合間にサッと仕上げたい」という方にもぴったりの手軽さです。
■休日やイベントのときだけネイルが楽しめる
ジェルネイルシールは貼るだけで完成するので、必要なときだけ気軽にネイルを楽しめるのも大きな魅力です。
普段はネイルができない仕事や学校でも、週末だけ・旅行だけ・推し活イベントだけなど、シーンに合わせておしゃれを楽しめます。
オフもぬるま湯でふやかして剥がすだけなので、ジェルネイルのようにサロンでのオフやアセトン処理をしなくてもOK。
「短期間だけ可愛いネイルを楽しみたい」「気分に合わせてカラーやデザインをワンシーズンで使い分けたい」という方にぴったりのアイテムです。
■ネイルサロンよりも安くすむ
ジェルネイルシールは、ネイルサロンでの施術に比べてコストを大幅に抑えられるのが魅力です。
サロンではデザインやパーツの追加によって料金が高くなりがちですが、シールなら商品価格だけでOK。
最近はダイソーやドラッグストア・オンライン店舗などでも豊富な種類が販売されており、サロン級の発色やデザインがセルフで気軽に楽しめます。
「ネイルは好きだけど毎回サロンに行く時間や予算がない」「セルフネイルでもトレンドデザインを試したい」という方にとって、手軽で続けやすい選択肢です。
デメリットは?

ここでは、ジェルネイルシールを使う前に知っておきたい主なデメリットを紹介します。
■通常のジェルネイルと比べて持ちが悪い
ジェルネイルシールは、サロンで行うジェルネイルのように爪の上でLEDやUVライトでしっかり硬化させる仕組みではないので、密着力はどうしても通常のジェル(ソフトジェル)より弱くなります。
そのため、日常動作や水仕事の影響で端から浮きやすいのがデメリットです。
特に、爪の油分が残っている・キューティクル周りにシールが乗ってしまっている・サイズが合っていない、などの状態だとさらに持ちが悪くなりがちなので注意。
「1〜2週間しっかり持つジェル」と比べると、ジェルネイルシールはワンシートで気軽に楽しむアイテムとして考えておいた方がストレスなく使えます。
■水に弱い
ジェルネイルシールはシートタイプのネイルアートのため、水分に触れることで粘着力が落ちやすいという弱点があります。
特にお風呂や水仕事などで長く濡れた状態が続くとサイドや先端から浮きやすくなったり、早く剥がれてしまうことがあります。
通常のジェルネイルと比べると耐水性が低く、生活スタイルによっては持ちに差が出やすい点がデメリットといえます。
ジェルネイルシールで爪が痛むのはオフの仕方が問題!

ジェルネイルシールで爪が傷んでしまう最大の理由は、シールそのものの品質よりも誤った剥がし方にあります。
見た目は薄いシートでもジェル層がしっかり爪に密着しているため、無理にペリッと剥がすと爪表面の角質層まで一緒に剥がれてしまうことも。
これが二枚爪や爪が薄くなる原因に直結します。
また、爪先から強く引っ張ったり乾いた状態で剥がそうとするとダメージが増えやすく、爪が欠けたり縦筋が入りやすくなることも。
ジェルネイルシールはオフが簡単というイメージからつい力任せに外してしまう人もいますが、実はここがもっとも注意が必要なポイントです。
爪をきれいに保つためには、ぬるま湯でふやかしたりオイルを使って粘着を弱めるなど、正しい手順を踏むことが欠かせません。
ジェルネイルシールでトラブルが起きるときは、ほとんどの場合「外し方」が原因だと覚えておくと安心です。
ジェルネイルシールのオフの方法

ジェルネイルシールは、シールを剥がすようにペリッと取れるわけではありません。
そのため適切な「剥がし方」を知っておく必要があります。
あくまでシール扱いなので無理やり剥がすことも可能かもしれませんが、それは爪に大きな負担となります。
ネイルシールを剥がすには以下のような方法があるので知っておきましょう!
オフに必要な基本アイテム
- ウッドスティック(メタルプッシャーでも可)
- ぬるま湯(40度前後)
- フィンガーボウル(料理用ボウルや洗面器などでも可)
- ネイルオイル
爪を傷めずに行うオフの手順とコツ
ジェルネイルシールを安全に外すためには、正しいステップを踏んで爪への負担を最小限にすることが大切です。
無理に剥がすと爪表面の角質層まで一緒にめくれてしまい、二枚爪や薄爪につながることもあります。
まずはシールをふやかして粘着力を弱める準備をすることがポイント。
さらに、端から少しずつ浮かせるように外していくことで、爪へのダメージをぐっと減らせます。
焦らずゆっくり進めること、そしてウッドスティックやオイルなどのアイテムを活用して負担を分散させることが、きれいに剥がすための基本です。
正しいやり方を守ればセルフでも安心してオフができ、次のネイルも美しく楽しめますよ。
では、ネイルシールのオフの手順を詳しくお伝えします。
1.指先をぬるま湯に浸ける
40度前後のぬるま湯と、指先が入るくらいのフィンガーボウルを用意します。
ボウルの中にぬるま湯を入れ、そこにネイルシールが付いている指先を入れて浸しましょう。
時間は2~3分が目安です。
ぬるま湯でネイルシールが温まることで、爪からシールが剥がれやすくなります。
2.ウッドスティックを使って端から少しずつ剥がしていく
フィンガーボウルから指先を引き上げたら、ウッドスティックを使います。
フィンガーボウルから指先を引き上げたら、まずタオルやティッシュで水分を軽く押さえてからウッドスティックを使ってオフしていきます。
スタートは「端から」が基本。
シールと自爪の境目をよくチェックし、サイドの浮きやすい部分や先端の角からウッドスティックの先をそっと差し込むように入れていきます。
このとき、キューティクル側から無理に持ち上げると根本に負担がかかるのでNG。
あくまでサイドや先端を狙って、少しずつ隙間を広げるイメージで進めるのがコツです。
シールを一気にはがそうとせず、ウッドスティックをテコのように少しだけ持ち上げては手を止め、また別の箇所を少し浮かせて…と、細かく分けて行うとダメージを抑えられます。
シールが硬いと感じたら指先をもう一度ぬるま湯に戻して、ふやかしてから再チャレンジしてOK。
どうしても木製のスティックがない場合は先端を丸くした爪楊枝で代用もできますが、尖りすぎていると爪やキューティクルを傷つけやすいので力加減には十分注意しましょう。
爪とシールの間にゆっくり空気を入れていくイメージで少しずつ剥がしていくことが、きれいなオフへのいちばんの近道です。
3.ネイルオイルを塗って保湿をする
シールが剥がれたあとの爪は、見た目以上に乾燥しやすくデリケートな状態になっています。
オフの過程で水分や油分が奪われているため、そのまま放置すると爪が硬くなったり二枚爪やカサつきの原因になることもあります。
そこで大切なのがネイルオイルによる保湿ケア。
爪の潤いを補いキューティクルまわりの乾燥を防いでくれるため、健康的な爪を育てる土台づくりにつながります。
ネイルオイルを塗るときは、まず爪の根元(キューティクル部分)に1滴たらし、指先全体にくるくると円を描くように馴染ませます。
サイドや爪先の裏側にも軽く塗り込むと、より効果的に保湿できますよ。
最後に指全体を軽くマッサージすると血行が促され、オイルの浸透もアップします。
ほんの数十秒のケアで爪のしなやかさが変わるので、オフ後は必ずネイルオイルで保湿をして指先をいたわってあげましょう。
剥がれにくい時の対処法

ジェルネイルシールが爪にぴったりと密着し、ぬるま湯で剥がれない場合は、以下の2つの方法で正しくオフしましょう!
■リムーバー(除光液を)使う
- 除光液を塗布
除光液を爪全体に優しく塗布します。ジェルネイルシール専用のリムーバーを使うと爪に優しいのでおすすめです。 - 少し時間を置く
除光液がシールに浸透し、粘着力が弱まるのを待ちます(目安は2~3分)。 - 端から剥がす
ウッドスティックを使い、ジェルネイルシールの端を慎重に持ち上げて剥がします。この際、力を入れすぎないようにしましょう。
除光液の選択肢としては、「爪に優しい成分配合」と記載のあるものを使うとダメージを最小限に抑えられるのでおすすめです♪
■コットンとアルミホイルを使ってジェルオフのようにする
もう一つの方法は、コットンとアルミホイルを使う方法です。
この方法は、特に密着度の高いシールに効果的です。
- コットンに除光液を含ませる
コットンにたっぷりと除光液を染み込ませます - 爪にコットンを当てる
除光液が染みたコットンを爪全体に覆うように置きます。 - アルミホイルで巻いて固定する
コットンの上から爪を包むようにアルミホイルを巻きます。密閉することで除光液の蒸発を防ぎ、より効果的に浸透します。 - 5~10分待つ
時間を置いたらアルミホイルを外し、ウッドスティックで優しくシールを剥がします。
この方法は自宅でもサロンと同じようにジェルをオフできるため、長期間使用したシールやなかなか剥がれないシールにもおすすめです。
ジェルネイルシールで爪を傷めないようにするには?

ジェルネイルシールは便利ですが間違った使い方をすると自爪が傷んでしまいます。
ここでは、爪を傷めずにジェルネイルシールを楽しむためのポイントを3つご紹介します。
ジェルネイルシールは1週間くらいでオフする
ジェルネイルシールのメーカーによって異なりますが、一般的な使用期間は通常1週間程度が目安です。
それ以上使用すると、シールの粘着力が弱くなり、衝撃で剥がれたり、シールと爪の隙間に水分が溜まってグリーンネイルになる可能性があります。
また、根元の伸びた部分が目立ち、ネイルデザインの美しさが損なわれることもあります。
定期的にオフすることで、爪の健康をキープしましょう。
無理やり剥がさない
無理やりジェルネイルシールを剥がすと、爪の表面が剥がれ、ダメージを受ける可能性があります。
特に爪先や根元の部分が傷つくと、ネイルデザインを施す際に仕上がりが悪くなるだけでなく、爪の健康にも悪影響を与えてしまいます。
剥がす際は、必ず適切なツールや方法を使用し、無理やりはがさないようにしましょう!
オフしたら必ず保湿する
ジェルネイルシールをオフした後は、爪やその周りの皮膚が乾燥しやすくなっています。
ネイルオイルやハンドクリームを使用し、爪と甘皮周りにしっかり水分を与えることが大切になります。
これにより、爪の状態を整え、次回のネイルを美しく仕上げるための基本ケアが完了します♪
ジェルネイルシールに関するよくある質問

ジェルネイルシールのよくある質問にネイリストが回答します!
ジェルネイルシールが長持ちしないのはなぜ?
ジェルネイルシールが長持ちしない原因として、爪表面の油分や水分が十分に除去されていないことが挙げられます。
シールを貼る前にエメリーボードで爪表面を整え、油分除去のためエタノール等で表面を拭きとり、シールが密着しやすい状態を作りましょう。
また、トップコートを先端の部分に塗布することで、持ちが良くなります♪
フットのジェルネイルシールはどのくらい持つ?
フットジェルネイルシールは、使用状況やケアによりますが、通常2~3週間ほど持続します。
足の爪は手の爪に比べて成長が遅いため、長期間ネイルデザインを楽しむことが可能です。
ただし、爪の健康を考え、適度な期間でオフするのがおすすめです。
ネイルチップとネイルシールはどっちがいいの?
ネイルチップは、取り外しが簡単で再利用可能な点が魅力です。一方、ネイルシールは爪に密着し、自然な仕上がりを楽しめるのが特徴になります。
普段使いやオフィス向けにはシンプルなデザインのネイルシールが適しており、特別なイベントにはデザイン性の高いネイルチップがおすすめです。
除光液がない時の代用品はある?
除光液が手元にないときでも、実はネイルオイルやベビーオイルを代わりに使ってジェルネイルシールを優しくオフすることができます。
どちらも油分を多く含んでいるため爪とシールの間に入り込むことで粘着力をゆるめ、無理なく剥がしやすくしてくれる働きがあります。
やり方はとても簡単です。
シールの端にオイルをたっぷりと垂らしたら数十秒〜1分ほど馴染ませます。
油分が浸透してシールが浮いてきたら、ウッドスティックで端をそっと持ち上げるようにして少しずつ剥がしていきましょう。
力任せに引っ張らず、ゆっくりと動かすのがポイントです。
除光液のようにアセトンで爪が乾燥する心配もなく、むしろ保湿しながらオフできるので爪が弱い方やセルフで優しいオフ方法を探している方にも向いています。
緊急時だけでなく、普段のネイルケアとしても覚えておくと便利ですよ。
まとめ

ジェルネイルシールをきれいにオフするために最も大切なのは、「正しいやり方で爪への負担を最小限にする」ことです。
ジェルネイルシールは手軽でおしゃれな反面、無理やり剥がしてしまうと自爪の角質層まで一緒にめくれてしまい、薄爪・二枚爪・乾燥などのトラブルにつながります。
ぬるま湯でふやかす・ウッドスティックで端から少しずつ浮かせる・オイルで粘着をやわらげる、といった正しいステップを踏めば、セルフでもやさしくオフができますよ。
どうしても取れないときは除光液やコットン包みなどの方法を取り入れつつ、決して力任せに剥がさないことが重要です。
また、オフ後の爪は乾燥しやすくデリケートな状態なので、ネイルオイルやハンドクリームでしっかり保湿することも忘れずに。
ケアまできちんと行うことで、次のネイルシールやセルフネイルもより綺麗に仕上がります。
ジェルネイルシールは正しい扱い方を知れば、爪を傷めずに気軽に楽しめる便利なアイテムです。
ぜひこの記事のポイントを活かして、爪にやさしいネイルシール生活を楽しんでくださいね。


