日常生活を送っていると爪に関するトラブルはつきもの。
特に女性は、男性に比べると自爪を適度に伸ばしていることが多く、また水仕事のある家事や手先を使った作業をすることが多いため、爪が割れてしまうことはよくあります。
実際に私のしているネイルサロンでも「爪が割れて困る」という理由から、ジェルネイルをしに来るお客様もいらっしゃいます。
しかし、ジェルネイルをしていない場合や、定期的にネイルサロンに通えない方などは、どうしたらいいでしょうか。
ズバリそんな時は、「トップコート」がおすすめです。
今回は、トップコートを使用した割れ爪の補修方法や、セルフでの修復の仕方について解説していきます!
爪が割れて困ること
爪が折れてしまうと、日常生活に以下のような支障が出ることがあります。
よくあるトラブルは、
- 引っかかる
- 皮膚を傷つけてしまう
- 割れたところから折れてしまう
などです。
よく聞くのが、お風呂のときに割れた部分に引っかかることや、割れた部分に負荷がかかり自爪が折れてしまうといった事例です。
また、小さなお子様がいらっしゃる方などは、割れたり折れた爪の先で子どもの顏など皮膚を傷つけてしまったなんてことも。
日常生活におけるこれらのトラブルは、小さいものですが、ストレスの原因にもなるため、爪が割れた場合は、すぐに応急処置をしましょう。
割れた爪は自分で補修できる
大半の場合、爪が割れてしまっても自分で補修することが可能ですが、まずは二次トラブルを防ぐために応急処置をしましょう。
すぐにできる応急処置
1.爪先の白い部分の割れは、その部分から爪切りで切る
2.切れない部分(爪のピンクの部分)の割れは、絆創膏で保護する
割れた部分が、爪先の伸びきった白い部分である場合は、引っかかって更に深く折れてしまう前に切ることをおすすめします。
また、もし切れない部分(爪のピンクの部分)が割れた場合、引っかかりを防止するために絆創膏で保護することもアリです。
手持ちのトップコートが使える!
上記で説明した応急処置以外にも、
実は「トップコート」を使った補修方法もあります。
通常ネイルサロンで割れた爪の補修をする場合には、
・ネイルグルー
・シルクラップ
・アクリル剤
・ジェル
など様々な材料を用いて、状態に応じての補修を行いますが、自宅にある手持ちのトップコートを使用して補修することも可能です。
トップコートを使った補修方法は、割れた爪全体にトップコートを数回塗布するという簡単なものです。
意外かもしれなせんが、マニキュアにも「爪を保護する」という役割があるため、トップコートを数回塗布するだけでも小さな割れであればカバーすることができます。
セルフでできる!割れ爪の補修方法
上記で説明した、トップコートを塗布する割れ爪の補修方法ですが、実は自宅にある意外なものと合わせて使用することで強度がUPします。
そのアイテムは、「ティッシュペーパー」です!!
自宅にある「ティッシュペーパー」を使用することで、ネイルサロンで使用する「シルクラップ」の代わりになります。
ただし、トップコートでカバーできる爪の割れはあくまでも小さなものに限り、大きく割れた部分は補強がきない場合がありますので要注意です。
「ティッシュペーパー」を使って補修する
トップコート×ティッシュペーパー補修のやり方と必要な材料をお伝えします!
●用意するもの
- トップコート
- ティッシュペーパー
- 爪やすり
- エタノール
▪️トップコート
トップコートであれば、なんでもOK!
厚みが出るタイプのものであれば尚よし。
▪️ティッシュペーパー
こちらも自宅にあるティッシュペーパーでOKです。
事前に「爪の割れた部分のサイズに合わせて、小さくカット」しておきましょう。
(何枚か用意しておくと便利です)
▪️爪やすり
爪を整えるための爪やすり(エメリーボード)であればOK◎
▪️エタノール
油分除去に使用します。ネイルリムーバーなどでも代用可。
割れた爪の補修のやり方
- 割れている爪を短く切る
- エタノールで爪の表面を拭く
- ベースコートを塗る
- トップコートを塗り、ティッシュペーパーを乗せる
- トップコートを重ねる
では、実際にトップコート×ティッシュペーパーを使った、割れ爪の補修方法を解説していきます。
1.割れている爪を短く切る
割れている爪は、割れ部分からどうしても負荷がかかり折れやすくなってしまうため、爪が長い場合は、危険防止のためにも短く切って整えましょう。
2.エタノールで爪の表面を拭く
マニキュアでもジェルネイルでも、ネイルをかぶせる際には、爪表面の油分は大敵です。
油分が残っていることで自爪との密着が悪くなるため、エタノールで爪の表面を拭き取り、油分除去をしましょう!
3.ベースコートを塗る
自宅にベースコートがある場合は、爪の保護とトップコートとの密着をよくするために、一度ベースコートを塗布しましょう。
4.トップコートを塗り、ティッシュペーパーを乗せる
ここで初めにシルクラップの代わりに用意した、ティッシュペーパーを使用します。
必ずトップコートが乾く前に貼りつけるようにティッシュペーパーを乗せます。
5.トップコートを重ねる
【4】で乗せたティッシュペーパーに染み込ませるように、トップコートを重ねて完了です。
割れている範囲が広い場合などは、【4】から【5】を数回繰り返すことで強度がUPします。
ネイルグルー使って補修する
上記のトップコートとティッシュペーパー以外にも、便利で心強い「ネイルグルー」というアイテムがあります。
ネイルグルーとは、簡単にいうとネイル専用の接着剤です。
ネイルグルーがある場合、
- 割れた爪を短くカットする
- 割れた部分に丁寧にネイルグルーを塗布する
- ネイルグルーを塗布した上から、ピンセットなどで押さえる
- ②~③を繰り返す
- トップコートを塗布して完了
という流れで補修することが可能です。
爪が割れやすい方などは、ネイルグルーを常備していると安心です。
ネイルグルーは、100円ショップのネイルチップコーナーなどにも置いてありますよ♪
爪が割れたらまずやること
上記でも軽く触れましたが、爪が割れた状態を放置していると引っかかったり、より深く折れるなどの二次トラブルが発生します。
割れに気付いた場合にできる応急処置方法を再度確認しましょう。
気が付いたらすぐに絆創膏で保護!
爪が割れていることに気付き、すぐに補修ができない場合は、「絆創膏」で保護しておきましょう。
重複しますが、割れ爪を放置するとそこから引っかかり、更に深く割れたり、折れたりする危険性があります。
特に外出先などで補修はできないため、まずは絆創膏を巻くだけでも応急処置になります。
爪が割れないようにするには?
爪が割れた場合の話をしてきましたが、できることなら爪は割れないことが理想ですよね。
では、爪が割れないように自宅でできるケアの仕方をいくつかお伝えします。
自爪は常に短くしておく
長い爪は、指を長く見せてくれて理想ですが、爪は長ければ長いほど負担がかかりやすく、割れたり折れたりなどのトラブルが起きがちです。
冒頭でも触れましたが、水仕事や炊事を担うことの多い女性は、日常生活で爪に負荷がかかりやすいため、爪が薄く割れやすい方は、「常に自爪を短くしておく」というのも大切です。
また、爪を短くする際は、爪切りではなく爪やすりを使用しましょう。
爪切りはてこの原理で爪を横にカットするため、稀に切る勢いで爪が縦割れしたり、切り口が鋭利になるといったこともあります。
そのため、負担をかけずに爪の流れに沿って整えることのできる、爪やすりを使用することが望ましいです。
ネイルハードナーを塗って爪を保護する
「ネイルハードナー」とは、薄い爪が割れたり折れないように、爪を補強をするためのアイテムです。
油分を多く含んだ液体状であり、爪表面に塗布することで爪の乾燥を防ぎ、亀裂や割れを防止することができます。
最近では、ドラッグストアなどでも売られています。
ネイルハードナーは、2~3日で自然と剥がれていくため、3日を目安に上から重ねて塗布するといいでしょう。
ネイルオイルを使って爪を保湿する
爪の割れや欠けは、爪表面の乾燥が原因で起こる場合もあります。
日頃から一番簡単にできるケアとして、ネイルオイルで指先(爪回り・爪表面)を保湿することもおすすめです。
爪が割れるような作業をしない
爪に負担がかかればかかるほど、爪は割れやすくなります。
そのため、爪が割れるような作業(長い爪で爪先に力がかかるような作業)をしないことも日頃からできる予防のひとつです。
ただし、日常生活や業務内容においてやむを得ず、負担がかかってしまうという人もいます。
その場合は、なるべく負担を軽減するためにも日頃から爪を短く整えておくことが大切です。
まとめ|もう割れ爪で悩まない!
今回は、爪が割れた場合、自宅でできる補修方法と日頃からできる予防について解説しました。
簡単にまとめます。
- 爪が割れたら、まずは絆創膏で応急処置をする
- 割れた爪は、トップコートとティッシュペーパーで補修可能
- 爪が割れやすい人は、ネイルグルーを常備しておくと安心
- 爪が割れないように日頃からネイルハードナーやオイルなどで保湿ケアをすることが大切
爪の割れは、日常生活での小さなストレスになりますよね。
そんな時に自宅にあるトップコートとティッシュペーパーで補修ができるのは、意外だったのではないでしょうか。
繰り返しますが、割れた状態を放置することで二次トラブルが起こる可能性があるため、できるだけ早く対処することが大切です。