「お気に入りだったマニキュア、もう使わないけどどうすればいいの…?」
マニキュアを持っている方は多いと思いますが、いざ捨てようとすると意外と迷ってしまうのがマニキュアの処分方法です。
実は、マニキュアの捨て方はきちんと手順を守らないと危険なこともあるんです。
この記事では意外と知らないマニキュアの捨て方から、不要になったマニキュアをすっきり片付けるヒント・再利用のアイデアまでわかりやすく解説しています。
マニキュアを持っている方は正しい知識を身につけて、安心・安全に処分しましょう!
- マニキュアの瓶のNGな捨て方
- ・中身を排水口に流す
- ・中身が残っている状態で捨てる
- ・火の近くでマニキュアを開ける
- ・換気しないで中身を出す
- 古いマニキュアの捨て方
- ・中身が固まっている場合
- ・中身が固まっていない場合
- ・容器・キャップ・中身を分別して捨てる
- ・中身が空っぽなら捨てるのは簡単!
- ・マニキュアの蓋が開かない時の対処方法
- マニキュアを捨てるタイミングは?
- ・開封後1年経過が目安
- ・中身が固まっていたら捨てる
- マニキュアは何ゴミで捨てるの?
- ・容器は燃えないゴミ
- ・中身は紙や布に出して燃えるゴミへ
- ・資源ゴミで捨てるのはNG!
- 古くなったマニキュアの活用方法
- ・DIYやハンドメイド・クラフトの塗装に使う
- ・透明マニキュアを撥水加工に使う
- ・透明マニキュアをほつれ防止に使う
- ・靴底やヒールのこすれ補修に使う
- ・あえてドロドロ感を活かして油絵風ネイルする
- 開封後のマニキュアを長持ちさせる方法
- ・使ったあとはハケやフチを拭き取る
- ・蓋をしっかりと閉める
- ・冷暗所で保管する
- まとめ
マニキュアの瓶のNGな捨て方
マニキュアを捨てるときに気をつけたいNG行為は以下の通りです。
捨てる作業を始める前にチェックしておきましょう!
中身を排水口に流す
マニキュアは液体だから……と排水口に捨てるのは絶対にNGです!
マニキュア液は水に溶けません。
排水管が詰まるだけでなく、環境汚染の原因にもなります。
もちろん「トイレに捨てる」などもNGなので、絶対にやめましょう。
中身は上記で解説した「マニキュアの中身ありで液状の場合の捨て方」を見ながら分別して捨ててくださいね。
中身が残っている状態で捨てる
マニキュアが液状のまま残っている場合、そのままゴミ箱に捨ててはいけません。
ゴミは液体のまま捨てられないのはもちろん、マニキュアの成分は揮発性が高く、引火しやすい有機溶剤を含んでいるからです。
中身が残ったままだと火災のリスクが高まるだけでなく、自治体のゴミ処理でも危険物として扱われることが多いです。
そのため中身が液状で残っているマニキュアは、まず紙や布などに出して吸わせてしっかり乾燥させる必要があります。
容器やフタ、そして中身を吸わせた紙や布はそれぞれの自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
このように、マニキュアの中身をしっかり処理してから捨てることが、安全・安心な方法です。
「使わなくなったマニキュアだから」とそのまま捨てずに、きちんと中身を処理してから廃棄してくださいね。
火の近くでマニキュアを開ける
マニキュアに含まれている成分の一部は、引火しやすいものがあります。
そのため、火気の近くでマニキュアを扱うのは大変危険です。
タバコを吸いながらはもちろん、キッチンで火を使っている近くで扱わないよう注意してください。
マニキュアだけでなく、除光液やマニキュア薄め液も火気厳禁です!
換気しないで中身を出す
マニキュアを捨てるために封を開けるなら、部屋を換気しながら行いましょう。
換気をしないで行うと、マニキュアのニオイが充満してしまいます。
窓やドアを開けたり、換気扇を付けて部屋の風通しを良くしてくださいね。
また、屋外で作業する時は近隣に住んでいる方への配慮も大切です。
マニキュアのツンとしたニオイは人によっては大変不快に感じます。
ビニール袋を用意して、ニオイが広がらないように作業するのがおすすめです。
古いマニキュアの捨て方
ここでは、マニキュアの正しい捨て方を解説します!
「マニキュアの中身あり・なし」や「中身が固まっている・液状のまま」などパターンごとに分けているので参考にしてみてください♪
中身が固まっている場合
マニキュアを長い間放置していると、中身が固まってガチガチになってしまうこともありますよね。
マニキュアの中身が残っていて、なおかつ固まっている時は以下のポイントをチェックしましょう!
・そのまま燃えないゴミで出せる地域なのか?
・中身を溶かして容器から出し、分別が必要な地域なのか?
マニキュアの中身が完全に固まっていて取り出せない、蓋も開かない場合は「燃えないゴミ」で捨てられるかもしれません。
ただし、これも自治体によってルールが異なるので事前に確認しておきましょう!
そして地域によってはマニキュアの中身が固まっていても、容器から出して分別して捨てなければいけない可能性があります。
固まっているマニキュアは、除光液やマニキュア薄め液を入れると溶けます。
溶けた液はいらない紙や布に含ませて自然乾燥で揮発させましょう。
マニキュアの容器から中身がなくなったら、容器は燃えないゴミで、中身を含ませたものは燃えるゴミで捨てることができます!
■固まったマニキュアを薄め液で溶かす方法
固まってしまったマニキュアは専用の薄め液(ネイルシンナー)を使うことで、元のなめらかな状態に近づけることができます。
使い方はシンプルですが、入れすぎると発色や持ちに影響するため少しずつ調整するのがコツです。
まずはボトルのフタを開けて、マニキュアの粘度を確認しましょう。
トロっとしていて筆に絡みつくようなら、薄め液を1〜2滴だけ垂らします。
そのあとボトルを両手で挟み、上下にやさしく振るようにして混ぜます(激しく振ると気泡が入りやすくなるので注意してください)。
混ざったら、筆に取って塗り心地を確認します。
まだマニキュアの重さが残るようであれば、再度1滴ずつ薄め液を足して調整していきましょう。
少量ずつ加えることで、塗りやすさと発色のバランスが保ちやすくなります。
なお、薄め液は除光液(リムーバー)とは成分が異なるので代用はできません。
除光液を入れると色が分離したり品質が劣化したりするので、必ず専用の薄め液を使用しましょう。
お気に入りのマニキュアを最後まで気持ちよく使うためにも、正しい方法でメンテナンスしてあげてくださいね。
中身が固まっていない場合
マニキュアの中身があって液状で固まっていない時は、中身を出して分別し、捨てる必要があります!
以下では、マニキュアの中身の出し方や、中身と容器の捨て方を詳しく解説していきます。
難しい点はありませんが、マニキュアがドロっとしているとなかなか中身が出しきれず時間がかかるので注意してくださいね。
1.ビニール袋といらない紙や布を用意する
まずはいらない紙や布を適量と、それらが入る大きさのビニール袋を用意します。
マニキュアを大量に捨てるなら紙や布もそれなりの量が必要ですが、数本ならA4 くらいの大きさの紙や布を2~3枚で足りますし、ビニール袋も小さいサイズでOKです!
ビニール袋はなくてもマニキュアの中身を捨てられますが、あると便利です!
作業中の机や床の汚れを防ぐのはもちろん、マニキュアのツンとしたニオイが部屋に広がりにくくなります。
また、最後にビニール袋の口を結んでまとめて捨てられるので楽ちんです。
紙や布は読み終わった新聞紙や裏紙、使い古したタオルや破れてしまった靴下などでもOKです!
2.室内なら換気をする・屋外なら風通しの良い場所で行う
マニキュアの中身を出す前に必ず行わなくてはならないことがあります。
それは「換気」です。
室内で作業する場合は窓やドアを開けて、空気の通り道を作りましょう!
一緒に換気扇も付けておくと更に安心です!
また、ベランダや庭など屋外で作業してもOKですが、風通しが良く、なおかつ日陰になる場所で行うのがベストです。
では、捨てるだけなのになぜ換気をしなければならないのでしょうか?
それはマニキュアにはツンとした強いニオイの元である「有機溶剤」が含まれているからです。
換気の悪い密閉空間で作業してしまうと、揮発した有機溶剤が強いニオイと共に室内に充満します。
空気と一緒に吸い込むと、気分が悪くなったり頭が痛くなるかもしれません。
これらを防ぐためにも、必ず換気しながら行いましょう!
そして小さなお子さんやペットがいる家庭は、健康被害を防ぐために必ずお子さんやペットのいない別室で作業してください!
先ほど解説した有機溶剤は、揮発すると部屋に充満するだけでなく、空気よりも重いので床に溜まっていきます。
子供やペットは大人よりも床に近い場所に口や鼻があるので、揮発した成分を吸い込みやすくなります。
さらに床に近い場所ほど濃度も高いので、子供やペットにとって大変危険な状況になるのです。
これはマニキュアを塗っている時や、除光液で落とすときも同じです!
安全のために「換気をする」「子供やペットがいる場所では行わない」は徹底しましょう!
3.中身をいらない紙や布に出す
準備が出来たら、いらない紙や布をビニール袋の中に入れます。
マニキュア瓶を逆さにし、中身を紙や布に出していきましょう。
マニキュアの液はとろみがあって容器からなかなか出てこないので、逆さにしたまま置いてもOKです。
マニキュア液がドロドロだったり、一部が固まっているときはマニキュア薄め液や除光液を入れて溶かしてください。
除光液やマニキュア薄め液を数滴入れて軽く振ったり、ハケで中身をかき混ぜてみましょう。
より溶けやすくなりますよ!
除光液やマニキュア薄め液は、大量にいれると容器から溢れたり周囲を汚してしまうかもしれません。
使うのは少量でOKです!
容器・蓋・中身を分別して捨てる
マニキュア液を紙や布に含ませて、容器から中身がなくなったらOKです!
ビニール袋の口を結んで、容器、ハケ付きの蓋、マニキュア液を含ませた紙や布をそれぞれ分別方法に従って捨てましょう。
基本的に以下のような分類にしている地域が多いです。
- ガラス製の容器:燃えないゴミ
- プラスチック製のハケ付き蓋:燃えるゴミor燃えないゴミorプラスチックゴミ
- マニキュア液を含ませた紙や布・ビニール袋:燃えるゴミ
汚れた容器やプラスチック、紙やビニールはリサイクルできません。
地域の分別に従って捨てましょう!
中身が空っぽなら捨てるのは簡単!
マニキュアの中身がほぼ空っぽであれば、容器とハケ付きの蓋を分別して捨てればOKです!
容器の中を完全に綺麗にするのは大変ですし、綺麗にしてもリサイクルできないので、ほぼ空であればそのまま捨てましょう。
上記と重複しますが、
ガラス製の容器:燃えないゴミ
プラスチック製のハケ付き蓋:燃えるゴミor燃えないゴミorプラスチックゴミ
このように分別のルールをチェックしてから捨ててくださいね。
マニキュアの蓋が開かない時の対処方法
使わないまましばらく時間が経ってしまったマニキュアは液が固まって蓋が開かないことも多いです。
蓋が開かないと分別して捨てることができませんよね。
まずは蓋が開かない時の対処法をご紹介します。
実はマニキュアは温めることで柔らかくなります。
そこで蓋の部分をお湯に1~2分浸してみてください。
お湯の温度の目安は40~60度くらいです。
熱湯で温めてしまうとキャップが変形してしまうこともあるので注意しましょう。
火傷には十分注意してくださいね。
お湯の他に固まった蓋を開ける方法として、除光液を使うやり方もあります。
キャップの隙間に除光液を垂らしたり、綿棒に除光液を染み込ませて溝に除光液を行き渡らせてみてください。
フチの部分で固まったマニキュアがだんだん溶けてきます。
ちなみに、中身がガチガチに固まったマニキュアはそのまま燃えないゴミで捨てられるかもしれません。
これは地域の分別によって異なるので、捨てる前に確認してくださいね。
マニキュアを捨てるタイミングは?
マニキュアは使い切れないことも多く、捨てるタイミングに迷ってしまいますよね。
特に「まだ使えるかも」と思うとなかなか捨てられない方も多いはず。
ですが、マニキュアは保管している間にも劣化していきます。
目安となるタイミングを知っておくと、無駄に溜め込まずにすっきり片づけられますよ。
ここでは、マニキュアの捨て時について分かりやすく解説していきます。
開封後1年経過が目安
マニキュアの捨て時を見極めるうえで一つの目安となるのが「開封後1年が経過したかどうか」です。
開封すると空気に触れて徐々に成分が劣化し、仕上がりや持ちが悪くなったり色や質感に変化が出やすくなります。
固まりやすくなったり、分離してムラが出やすくなるのもこの時期以降に多いです。
もちろん1年経っても問題なく使えることもありますが、品質の観点からは早めに処分を検討するのがおすすめです。
特にお気に入りのカラーや大切なイベントで使う予定があるときには、新しいマニキュアを使う方が安心ですよ。
開封日をメモしておくと管理がしやすくなるので、ぜひ試してみてください。
中身が固まっていたら捨てる
マニキュアは長期間保管していると、どうしても中身が固まってきてしまうことがあります。
固まったマニキュアは、マニキュア薄め液を入れれば一時的に復活させることは可能です。
しかし、薄め液で復活させても成分が劣化しているため色むらが出たり、仕上がりが悪くなることがあります。
また、一度固まってしまったマニキュアは成分の分離が進みやすく、何度も薄め液を足して使い続けると持ちや発色も悪くなってしまうので注意が必要です。
持っているマニキュアの状態をよく見て、ある程度固まってしまったマニキュアは思い切って処分するのがいいでしょう。
マニキュアは何ゴミで捨てるの?
使わなくなったマニキュアをいざ捨てようとしても、どの分類で捨てたらいいのか迷いますよね。
まずは基本となるゴミの分類を解説します!
容器は燃えないゴミ
マニキュアの容器は基本的に燃えないゴミに分別される地域がほとんどです!
ただし地域によって分別が異なるかもしれないので捨てる前に確認しましょう!
そもそもゴミの分別や捨て方は各地方自治体によって定められているため、地域によってルールが異なります。
詳細は自治体のゴミ分別に関するWEBサイトや、ゴミ捨て案内の冊子やリーフレットをチェックしてくださいね。
最近はゴミの分別を案内してくれるアプリや専用サイトを用意している地域も多いので、検索すると簡単にわかるようになっています。
ちなみに5つの地域を例に上げると、マニキュアの容器の分別はこんな感じです!
東京都中央区 | 瓶なら「燃やさないごみ」 プラなら「燃やすごみ」 |
大阪府堺市 | 瓶なら「不燃小物類」 プラなら「プラスチック製容器包装」 |
北海道札幌市 | 瓶なら「燃やせないごみ」 |
愛知県名古屋市 | 瓶なら「空きびん」 ふたはプラなら「プラスチック資源」 |
兵庫県神戸市 | 燃えないごみ |
名称が異なるものの、基本は燃えないゴミで捨てられるようです!
ですが堺市や名古屋市のように違う分類の地域もあります。
マニキュアを捨てる時は自分が住んでいる自治体のゴミの分別をしっかりチェックしておきましょう!
中身は紙や布に出して燃えるゴミへ
マニキュアは中身が入っている状態では基本捨てられません!
残ったマニキュアの中身は、いらない紙や布に出せば燃えるゴミで捨てられます。
中身を空にした容器は燃えないゴミなど自治体のルールに沿って捨てましょう。
家庭ごみはマニキュアをはじめ、液体のゴミを容器に入れたまま捨てるのはNGです。
必ず中身を出し切ってから、分別して捨てましょう。
ただし、中身がガチガチに固まっている状態ならそのまま燃えないゴミで出せる地域もあります。
資源ゴミで捨てるのはNG!
マニキュアの容器は基本的にガラス瓶なので、資源ゴミで出せそうですよね。
地域によっては店前などにガラス瓶のリサイクル回収ボックスが置いてあるので、そこで捨てられそうと思う気持ちもわかります。
ですが気を付けて!
マニキュアは資源ゴミで捨てられない地域がほとんどです!
マニキュアは資源ゴミや、ガラス瓶のリサイクル回収ボックスには捨てられないということは覚えておきましょう!
ではなぜ、ガラス製の容器でもマニキュアは資源ゴミで出せないのでしょうか?
実はマニキュアは、以下のような理由からリサイクルにはあまり向いていないのです。
- 容器が小さすぎる
- 中身を完全に空にして綺麗にするのが難しい
まず、マニキュアの容器は小さいものばかりなので、専用の機械を通しても正確な処理がしにくいようです。
さらにマニキュア液は固まりやすく、瓶に汚れが残りやすいので綺麗にするのは至難の業。
資源ゴミは綺麗な状態でないとリサイクルできません。
ゴミを捨てるときにリサイクルを意識することはとても大切です!
しかしマニキュアのようにリサイクルに向かない物もあるので、正しい知識を持ってゴミ出しをしましょう!
古くなったマニキュアの活用方法
マニキュアが古くなってしまい、ネイルには使えないな・・となっても他の使い道があります。
- DIYやハンドメイド・クラフトの塗装に使う
- 透明マニキュアを撥水加工に使う
- 透明マニキュアをほつれ防止に使う
- 靴底やヒールのこすれ補修に使う
- あえてドロドロ感を活かして油絵風ネイルする
もったいないから捨てる前になんとかしたい!と思ったら、以下を参考にして使ってみてください。
DIYやハンドメイド・クラフトの塗装に使う
マニキュアは手軽にカラーを付けられて、自然乾燥で固まりますよね。
このことから爪に塗る以外では、DIYやハンドメイド・クラフトの塗料として使っている方も多いのです!
最近の傾向としては、
- レジンの着色にマニキュアを使う
- ワイヤーとマニキュアで「マニキュアフラワー」を作る
- プラモデルの塗装に使う
- マニキュアを水の中に垂らしてマーブル塗装をする
上記のようなマニキュア活用方法が人気を集めています!
古くなったマニキュアを使って、ハンドメイドアクセサリーや雑貨を作ってみてはいかがでしょうか?
透明マニキュアを撥水加工に使う
トップコートやベースコートなど透明なマニキュアなら、ラベルの撥水加工に使用することができます。
プラスチックなどに油性ペンで文字を書いた上から、透明マニキュアを塗ってみましょう。
しっかり乾かせば、水分や油分がついても取れにくい撥水加工になります!
調味料入れや透明な容器に試してみてください♪
透明マニキュアをほつれ防止に使う
布地の端のほつれ防止にマニキュアを使うのもおすすめな方法です!
裁縫でほつれ止め液が無い時は、マニキュアを使っている方も少なくないようです!
透明マニキュアを布地の端につけて、しっかり乾かしましょう。
リボンの端や洋服の裾や袖などにも活用できます。
また、縫い付けたボタンの糸や穴に少しだけマニキュアを付ければ、取れるのを防ぐ効果も期待できます!
ただし布や糸の素材によってはマニキュアで溶けたり変色する可能性があるので注意しましょう。
靴底やヒールのこすれ補修に使う
スニーカーのミッドソールやパンプスのヒールの側面には、傷やこすれた跡が付きやすいですよね。
そんな時にもマニキュアが活躍します!
ミッドソールやヒールの側面と同じ色のマニキュアを、傷やこすれた跡の部分に少量塗布して補修しましょう。
例えば白スニーカーなら、白いマットなマニキュアを使うことで自然な仕上がりになります!
ヒールの靴も、合皮やポリウレタン製ならマニキュアが使えます!
傷が気になっている靴に1度試してみてはいかがでしょうか?
あえてドロドロ感を活かして油絵風ネイルする
固まりかけてドロッとしたマニキュアは、実は「ニュアンスネイル」や「油絵風ネイル」といったアート感のある仕上がりに活用できます。
液がもったりとしているからこそ偶然生まれる凹凸や色の重なりが、アーティスティックな印象を与えてくれますよ。
やり方としては、まずベースカラーを塗ったあとドロドロのマニキュアを少量ずつ筆に取り、ポンポンと置くように重ねていきます。
筆の動きをあえてランダムにしたり異なるカラーを少しずつ混ぜることで、絵の具をのせたような独特の表情を見せてくれるでしょう。
乾くのに少し時間がかかるため、仕上げに速乾タイプのトップコートを塗るのがおすすめです。
筆跡やムラをあえて活かすことで、まるで油絵のようなニュアンスネイルが完成します。
「もう使えないかも…」と思ったマニキュアも、ひと工夫すればアートなネイルに変身。
あえてそのクセを活かして、自分だけのニュアンスを楽しんでみてくださいね。
開封後のマニキュアを長持ちさせる方法
ときには思い切って断捨離することも必要ですが、お気に入りのマニキュアは長く持つに越したことはありませんよね。
数回使用しただけでも放っておけばだんだん固まり、最終的には使えなくなってしまうことの多いマニキュア。
でも、ちょっとしたポイントを押さえれば持ちを良くすることができます。
そもそもマニキュアが徐々にドロドロになるのは、マニキュア液が空気に触れるからです。
マニキュアを使う時は蓋をしませんし、爪に塗っている間は常に空気に触れていますよね。
こまめに蓋をするならあまり神経質になる必要はありませんが、開けっ放しの時間が長いとその分ドロドロになりやすいです。
使ったあとはハケやフチを拭き取る
マニキュアのハケにのせる量を調節するため、容器のフチを使ってハケを扱いて落としたりしますよね。
するとフチに付いたマニキュアも、蓋が閉まるまではずっと空気に触れます。
空気に触れたマニキュアは徐々に固まっていきますから、当然ハケについたマニキュアやフチに残っているマニキュアもどんどん固まりはじめます。
それらを拭き取らずに蓋をしてしまうと、ハケやフチについたマニキュアが固まってしまい、蓋が開かなくなったり、僅かなスキマから中身も固まりはじめてしまうのです。
そこで、マニキュアの持ちを良くし、蓋まで固まるのを防ぐには、
「使い終わったらハケや容器のフチを拭き取る」を徹底しましょう!
拭き取りには毛羽立ちにくく、破れにくい紙を使うのがベストです!
小さく切ったキッチンペーパーや、ネイルワイプを用意しましょう。
使ったマニキュアに蓋をする前に、キッチンペーパーやネイルワイプでハケについたマニキュアを拭き取ります。
同じようにフチの周りについているマニキュアもしっかり拭き取りましょう。
フチの内側にドロドロとついている時は、ペーパーを細く丸めて入れ込みながら拭き取ったり、綿棒を使うのもおすすめです。
蓋をしっかりと閉める
拭き取りが終わったら、蓋をしっかり締めましょう。
ゆるく締めていると空気が入ってしまうので注意してくださいね。
ひと手間かかりますが、使う度にハケとフチをキレイに拭いてから保存することが大切です。
徹底すれば、開けたてのようなサラサラなマニキュアの状態を長めにキープすることができます!
もしもハケやフチがマニキュアが固まってしまいキレイに拭き取れない場合は、キッチンペーパーに除光液かエタノールを含ませて拭きましょう。
冷暗所で保管する
マニキュアを長持ちさせるには保管方法にも気をつけましょう。
普段マニキュアはどこに保存していますか?
引き出しの中だったり、化粧品と一緒に並べてあったり、何となく置いてあって特に意識して保存していない方が多いのではないでしょうか?
しかしマニキュアは高温だと劣化が早まるため、気温の高いところや直射日光があたるところに置くのはNGです!
理想的なマニキュアの保存場所は、「直射日光が届かない、暗くて涼しい場所」です。
光を通さないボックスなどにマニキュアが横にならないよう入れて、室温が高くなりにくいクローゼットや引き出しの中にしまうのがおすすめです!
ちなみに、冷暗所という条件を満たすことから、マニキュアを冷蔵庫で保管している方も少なくありません。
冷蔵庫の適正温度は3〜6度くらいなので、庫内は常に10度以下ですし、直射日光が当たり続けることもありませんが、マニキュアは温度変化が激しかったり、冷えすぎると塗りにくくなるので、冷蔵庫での保管はあまりおすすめできないのです。
もしマニキュアを冷蔵庫で保管する場合には、しっかりと蓋を閉めてボトルは立てた状態で保存して下さい。
そして使用する20〜30分前には冷蔵庫から出しておき、常温に戻してから使うようにしましょう!
冷えたままのマニキュアは塗りにくく、ムラになりやすいです。
塗る前に常温にすることで、通常時の滑らかな液体に戻すことができます。
まとめ
使わないマニキュアの処分は、意外と「どう捨てたらいいの?」と悩むアイテムのひとつ。
ですが、マニキュアには引火性の高い成分や水に溶けない有機溶剤が含まれているため、間違った方法で捨てると火災や環境汚染のリスクも。
正しい知識を持って、安全・丁寧に処分することがとても大切です。
「使わないマニキュア」は自治体の指定に従って中身を紙や布に出し、可燃ごみ・不燃ごみなどにしっかり分別して捨てましょう。
中身が固まっている場合でも無理にそのまま捨てず、溶かして処理するかルールを確認してから出すのが安心です。
蓋が開かない時の対処法や、下水や水道に流すのはNGといった注意点も忘れずに。
>不要なマニキュアはすぐに捨ててしまうのではなく、DIYやクラフトの塗装・レジン着色・布のほつれ防止・靴の補修・ラベルの撥水加工など、身近な場面で意外と活躍してくれることがあります。
ジェルネイルと違ってマニキュアは空気で自然乾燥するため、塗ってすぐに使えるという手軽さも魅力。
工夫次第で、ネイル以外の使い道が広がるのがマニキュアの面白いところです。
とはいえ、古いマニキュアの捨て方が面倒に感じることもあるはず。
だからこそ開封後は1年を目安に状態を判断し、定期的にチェックすることが大切です。
説明や記載をよく読み、商品に合った管理や保存も心がけましょう。
チラシやホームページで分別ルールを確認するのも忘れずに。
リムーバーや薄め液を使ったメンテナンスで長持ちさせたり、お気に入りの1つを大切に使う工夫もセルフネイルの楽しさを広げてくれます。
マニキュアを手放すときも選ぶときも、ちょっとした配慮と工夫で暮らしがもっと快適になりますよ。
ぜひ参考にして、手元まわりをすっきり整えてみてくださいね。
除光液の捨て方はこちらの記事をチェック!