強度やツヤ感があるジェルネイルが主流になっている近頃ですが、ジェルよりも手軽にできることから、今も変わらず人気のあるマニキュア。
セルフネイルでマニキュアを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
せっかくマニキュアを塗ったのに仕上がりがイマイチだったり、すぐに剥がれてしまったなどの経験はありませんか?
しかし、そのお悩み、ネイルケアで解決できるかも。
今回は、セルフネイルでマニキュアを塗る前にやって欲しいネイルケアや、上手なマニキュアの塗り方について解説していきます♪
- マニキュアやジェルネイルは爪に悪い?
- ・マニキュアは除光液の使いすぎに注意
- ・ジェルネイルのオフで無理やり剥がさない
- 爪のケアとマニキュアでネイルをしながら綺麗に保とう
- 1.爪やすりで自爪の長さと形を整える
- 2.甘皮やささくれを処理する
- 3.爪表面の油分を除去する
- 4.ベースコートを塗ってよく乾かす
- 5.カラーポリッシュを塗ってしっかり乾かす
- 6.トップコートを塗って20分ほど乾かす
- 7.ネイルオイルで保湿ケアをする
- マニキュアを綺麗に仕上げるコツ
- ・マニキュア液の状態を整える
- ・ボトル口でハケに付いている液量を調整する
- ・マニキュアは薄塗りする
- 爪を強くする栄養を摂ろう
- ・タンパク質
- ・ビタミン
- ・ミネラル
- まとめ
マニキュアやジェルネイルは爪に悪い?
爪のおしゃれに欠かせないマニキュアやジェルネイルですが、「ネイルは、爪に悪い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特にマニキュアやジェルネイルをすると「爪が呼吸をしにくくなる」というお話、聞いたことはありませんか?
しかし、結論から申し上げると、爪は皮膚の角質が硬くなったものの一部であり、呼吸はしないため、マニキュアやジェルネイル=爪に悪い、ということはありません!
むしろ、マニキュアやジェルネイルは爪の表面を保護し、強度を高めてくれる役割もあります。
ただし、過度なネイルの付け替え、適切ではないオフをすることで自爪にダメージを与えてしまう場合もあるので注意は必要です。
詳しく2点解説していきます。
マニキュアは除光液の使いすぎに注意
マニキュアをオフする際は、除光液を使用しますが、除光液の使用量には注意が必要です。
除光液には、アセトンという成分が含まれており、揮発性が高く、脱脂作用があるため、過度な除光液の使用は、爪や爪周りの皮膚の乾燥を助長する原因になります。
爪が乾燥していると二枚爪や割れやすくなり、また、爪周りの皮膚の乾燥は、ささくれの原因にもなるため、除光液は頻繁に使用するのはNGです。
ジェルネイルのオフで無理やり剥がさない
ジェルネイルのオフにもまた、注意が必要です。
ジェルネイルは、マニキュアと違って除光液で拭き取って終わりではなく、ジェル表面を軽く削り、アセトンなどのジェルリムーバーを浸したコットンを置き、時間をかけてジェルをふやかすというオフの方法をとります。
ジェルネイルは、マニキュアよりも強度と厚みがある分、どうしてもオフに時間がかかるのですが、無理やり剥がすのは自爪にダメージを与えてしまうため絶対にNGです。
なかなか取れないからといって無理にジェルを剥がす行為は、爪を傷つけ、薄くしてしまうためやめましょう。
爪のケアとマニキュアでネイルをしながら綺麗に保とう
マニキュアを塗ったことのある方は多いはずですが、マニキュアを塗る前に爪のケアまでしている方は、実は、意外と少ないものです。
しかし、このマニキュア塗布前のネイルケアこそ、とても大切な工程なのです。
ここではネイルケアの工程と、綺麗にマニキュアを塗るやり方ついて詳しくお伝えしていきます!
1.爪やすりで自爪の長さと形を整える
ネイルの工程には、自爪の長さと形を整えるファイリングが欠かせません。
エメリーボードなどの爪やすりを使用して、自爪を好きな長さと形に整えましょう。
このファイリングをすることで仕上がりの見映えがよくなり、爪先が滑らかになることからネイルの持ちも良くなります。
2.甘皮やささくれを処理する
ファイリングが済んだら、次は爪周りの甘皮やささくれの処理をします。
甘皮やささくれのケアをすることでマニキュアを爪の根元までしっかりと塗布することができ、仕上がりの見映えもよくなります。
甘皮ケアの方法は、
- ぬるま湯またはキューティクルリムーバーで甘皮をふやかす
- メタルプッシャーなどで甘皮を優しく押し上げる
- キューティクルニッパーで余分な甘皮と、あればささくれもカットする
- 濡らしたガーゼやウェットティッシュなどで甘皮周りを拭き取り、余分な角質を除去する
です。
3.爪表面の油分を除去する
ファイリングと甘皮ケアが完了したら、最後に爪表面をエタノールなどで拭き取り、油分を除去します。
爪表面の油分を除去しないままマニキュアを塗布してしまうと、油分がマニキュアを弾いてしまい、マニキュアがすぐに剥がれてしまう原因になります。
そのため、ケア後には必ず油分除去を行いましょう。
4.ベースコートを塗ってよく乾かす
油分除去が完了したら、一番最初にベースコートを塗布してしっかりと乾かします。
ベースコートを使用せずにマニキュアを塗布する人がたまにいますが、これはNG行為。
ベースコートを塗布することで爪表面の段差を埋め、カラーポリッシュを塗りやすい状態を作ることができ、またカラーポリッシュの色素沈着を防ぐとても大切な役割をもっています。
5.カラーポリッシュを塗ってしっかり乾かす
ベースコートが乾燥したら、好きなカラーポリッシュを塗布し、しっかりと乾かします。
カラーポリッシュは基本2度塗りして発色させていくため、一度塗り後しっかりと乾かしましょう。
一度塗り後、しっかりと乾いたことを確認したら、二度塗りしていきます。
二度塗り後も必ずしっかりと乾かしましょう。
6.トップコートを塗って20分ほど乾かす
カラーポリッシュが完全に乾いたら、最後にトップコートを塗布して、20分ほど時間を置き、しっかりと乾かします。
トップコートで失敗してしまうとまた一からやり直しになるため、焦らず乾くまで待ちましょう。
7.ネイルオイルで保湿ケアをする
トップコートまで塗布、乾燥が完了したら、仕上げにネイルオイルで爪周りをしっかりと保湿しましょう。
油分除去を含むネイルケア後は、爪周りの皮膚が乾燥しやすく、ささくれが起こりやすくなりますが、マニキュア塗布前の保湿はNGなため、全てが完了した後に保湿をしましょう。
保湿ケアをすることで爪周りの皮膚の乾燥を防ぐことができ、指先の美しさを保つことができるため、ネイルの工程はこの保湿ケアまでがセットです!
マニキュアを綺麗に仕上げるコツ
マニキュアの基礎的な塗り方をお伝えしましたが、さらにきれいに仕上げるコツをお伝えしていきます!
マニキュア液の状態を整える
マニキュアは、長期間置いておくことで固まってしまう性質があり、固まった状態のマニキュアは、ドロドロとしていて非常に塗布しづらくなります。
そのため、塗布する際には、マニキュアの状態を確認し、万が一ドロドロと粘度があがっていた場合は、「うすめ液」を使用してサラっとした状態に戻してあげることも、マニキュアをきれいに仕上げるコツのひとつです。
ボトル口でハケに付いている液量を調整する
マニキュアを塗布する際、量が多すぎると乾きが遅くなり、仕上がりもイマイチに。
そのため、マニキュアを塗る前には、必ずマニキュアのボトル口でハケに付いている液量を調整しましょう。
コツは、ボトル口にハケの片面を押し付け、片面のみマニキュア液をこそぎ落とすようなイメージです。爪に塗布するハケの面にだけマニキュアがついているイメージでOK!
マニキュアは薄塗りする
上記でも触れましたが、マニキュア液の量が多すぎると乾きが遅くなり、重ね塗りの際にマニキュアがよれてしまったり、仕上がりももったりとしやすくなります。
そのため、きれいに仕上げるコツとしては、マニキュアは薄塗りで重ねていくように意識しましょう♪
爪を強くする栄養を摂ろう
爪を保護するために効果的なマニキュアやジェルネイル。
これらのもので保護するよりも、爪自体を強くするにはどうしたらいいのでしょうか。
摂取することで爪育において、効果的な栄養素をいくつかお伝えします。
タンパク質
上記で爪は、皮膚の角質が硬くなった一部分とお伝えしましたが、もう少し詳細に説明すると爪の主成分は「ケラチン」と呼ばれる繊維タンパク質です。
その中でも必須アミノ酸の一種であるシスチン含有の多い、硬ケラチンで生成されています。
そのため、健康な爪を作るためには、必須アミノ酸が豊富な良質なタンパク質を摂取することがおすすめです!
食品でいうと、卵、ヨーグルト、牛乳、鶏肉、鶏レバー、豚肉、豚レバー、あじ、いわし、かつお、鮭などです。
ビタミン
続いて、ビタミンの摂取も爪の健康を守る大切な栄養素のひとつです。
- ビタミンA:皮膚や粘膜を作る役目を果たし乾燥を防ぐ
- ビタミンB2:細胞の成長を促進させる
- ビタミンE:血行促進効果で血中酸素や栄養を爪まで届ける
主にこの3つを意識して摂取するのがいいでしょう。
食品は以下のとおりです。
ビタミンA:レバー・緑黄色野菜・卵黄
ビタミンB2:人参・リンゴ・ほうれん草
ビタミンE:ほうれん草・かぼちゃ・アボカド・キウイ・卵・ピーナッツ
ミネラル
ミネラルもまた、爪の健康には欠かせない栄養素のひとつですが、中でも必須ミネラルの内の一種である「鉄分」はとても大切です。
爪がスプーンのように反ったり、凸凹とした段差がある場合は、この鉄分が不足していることが多いため、鉄分の摂取を心掛けると良いでしょう。
おすすめ食品は、レバー・牛ヒレ肉・鶏モモ肉・あさり・ほうれん草・小松菜・マグロの赤身・かつお・大豆製品です。
マグロの赤身やかつおは、シーチキンで置き換えるのがおすすめですよ♪
まとめ
今回は、自爪をケアしながら、マニキュアやジェルネイルを楽しむ方法について解説いたしました。
マニキュアやジェルネイルは、正しいネイルケアや、付け替え時期、オフの仕方を守ることで爪に悪くはなく、反対に爪を乾燥や衝撃から保護してくれる役割があります。
ただし、本文でお伝えしたように誤ったオフの仕方や除光液の過度な使用などを続けた場合、かえって爪にダメージを与えてしまうこともあります。
マニキュアやジェルネイルで爪を保護、補強することもおすすめですが、そもそもの自爪の健康を守るためには、爪の主成分であるタンパク質やビタミン、ミネラル(鉄分)の摂取を心掛けることも有効です。特にタンパク質は、ヘアケアにも効果的◎
食べ物やネイルケア方法に気を配っていても、どうしても自爪が弱いという方は、まずは爪の補強材を試してみるのもアリ◎
爪の補強材としては、エテュセのクイックケアコートという商品がおすすめです!マニキュアタイプで塗りやすく、爪を乾燥や衝撃から保護してくれますよ。
せっかく綺麗にしたくてマニキュアやジェルネイルをしても、爪に負荷をかけたら本末転倒なため、自爪の健康を守りながら、お爪のおしゃれを楽しんでくださいね♪
マニキュアの塗り方についてはこちらの記事を参考にして下さい♪