長年ジェルネイルやマニキュアでセルフネイルをしていると、デザインやカラーになんだか飽きてワンパターンに・・・
そこでネイル用ストーンパーツを取り入れることで、マンネリ化してきたシンプルなワンカラーネイルもガラッと雰囲気を変えることができます!
手書きアートやトレンドネイルとは違い、ストーンアートは難しい技術は必要ありません!
ただし付け方やコーティングに注意しないと、すぐに取れてしまいます。
この記事では、ネイリストが正しいネイルパーツの付け方をご紹介します!
- ネイルパーツの種類を解説
- ・ストーン(ラインストーン)
- ・ブリオン
- ・ホログラム
- ・3Dパーツ
- ・パウダー
- ・箔・ネイルホイル
- セルフネイルでネイルパーツの付け方
- ・用意するもの
- 1.べースジェルとカラージェルを塗布する
- 2.付けたいネイルパーツを乗せる
- 3.ネイルパーツを乗せたらすばやく硬化する
- 4.上からクリアジェルでコーティングする
- 5.トップジェルでコーティングして完成
- 大きい3Dネイルパーツの付け方
- 1.通常通り、一度トップジェルまで仕上げる
- A.ビルダージェルを使用する付け方
- B.アクリルパウダーとアクリルリキッドを使用する付け方
- 2.トップジェルでコーティングして仕上げる
- ストーン埋めつくしデザインのやり方
- 1.爪全体にクリアジェルを塗る
- 2.ストーンを配置する
- 3.トップジェルでパーツを埋め込む
- 4.爪全体をトップジェルでコーティングする
- ネイルパーツが取れにくくなるポイント
- ・パーツ全体をジェルネイルでコーティングする
- ・爪先や爪の際を避けてパーツやストーンを配置する
- まとめ
ネイルパーツの種類を解説
冒頭でも触れました通り、いつものネイルにワンポイントでネイルパーツを組み合わせるだけで見た目のイメージも大きく変わります。
しかし、最近は、ネイルパーツにもキラキラのストーンタイプ、ゴールドやシルバーのメタルスタッズ、大きめのリボンなどの立体パーツ以外にもホログラムや、パウダー類など様々な種類があり、ネイル初心者さんでは、どのように使えばいいか迷いますよね。
そこでまず、ネイルパーツの種類について分かりやすく解説していきます!
ストーン(ラインストーン)
定番ネイルパーツといえば、やはりストーン(ラインストーン)でしょう。
ネイル女子であれば一度は、丸いキラキラとしたストーンを見たことがあるのではないでしょうか。
ラインストーンには、大きく分けて
- スワロフスキーストーン
- ガラスストーン
- アクリルストーン
- 樹脂ストーン
の4種類があり、サイズはss1~とssの後の数字が大きいほど、大きさも大きくなります。
スワロフスキーストーンは、スワロフスキー社が製造しているガラスストーンの名称であり、輝きと傷などに対する強度の高いため、ネイルサロンでは主にこのスワロフスキーストーンが採用されています。
他のストーンと比べると価格が少し高めな特徴もありますが、その分輝きなど見た目にも高級感がUP。
ただし、スワロフスキー社は2021年をもってネイルパーツやDIYパーツ業から撤退してしまいました。
しかしネイル用品店やネットショップには在庫が残っていることもあるので、手に入れることも可能です。
ガラスストーンは、スワロフスキーよりは輝きや強度は劣りますが比較的安価で購入でき、アクリルや樹脂ストーンよりは見た目のキラキラ感も増します。反対にアクリルストーンや樹脂ストーンは、プラスチック素材で製造されているため、価格が安価な分、輝きや強度が少し劣ります。一般的にパールと呼ばれる真珠のような半球のパーツもこのアクリル素材になります。
近年流行っている、韓国ネイルやワンホンネイルのようなキラキラした輝きや光沢が好みの方は、高級感のあるスワロフスキーストーンがおすすめですが、まずは試してみたい方は、その他のストーンでもOKです◎
ブリオン
ブリオンとは、ゴールドやシルバーの小さな丸い粒(球体型)です。
他のパーツと比べてもかなり大きさは小さいので、コロコロ転がってなくさないように注意が必要です。
ブリオンは、ラインストーンや他のネイルパーツと組み合わせて使うことで印象が変わり、サイズは小さくても存在感を発揮するネイルパーツのひとつです。
また、ブリオンを繋げて爪の周りを囲むように置くことで、チェーンのように見せたりすることも可能◎
使い方次第でカジュアルにも、高級感のある印象にもできるパーツです。
ホログラム
他のネイルパーツとは少し異なり立体ではなく、スパンコールのような薄いフィルム素材で光沢が特徴である「ホログラム」もまた、人気のネイルパーツのひとつです。
よく「ホロ」と呼ばれるこのホログラムは、丸や六角形、ハートなど様々な形があります。
一枚ずつ置くことで簡単にドットネイルができたり、ハートのホロを置けば簡単にハート柄のネイルデザインに仕上げることができたりと初心者にはおすすめパーツです!
3Dパーツ
3Dパーツは、既製品もあれば、アクリルパウダーとアクリルリキッド(スカルプチュアの材料)を混ぜて作ることもできる、立体的なネイルパーツのことを指します。
他のネイルパーツとは異なり、ぷっくりと立体的なのが特徴◎
好きなキャラクターや立体的なお花、動物、バタフライ、食べ物など、様々な形を楽しむことができます。
リボンやハートの3Dパーツに、ストーンを組み合わせるのもかわいいですよ!
ゴテゴテなネイルデザインが好きな方にもおすすめです♪
パウダー
ミラーパウダーやオーロラパウダーは、ここ数年特に人気のあるネイルパーツです。
ミラーネイルをしたい方や、オーロラネイルにしたい方は、専用のネイルパウダーを使ってみましょう。
ネイル用パウダーは、ポイントで入れるだけでメタル感やうるツヤな光沢感を出すことができるため、ニュアンス系ネイルデザインに重宝されています。
パーツと異なり立体感がないため、厚みのあるネイルが苦手な方や仕事柄ネイルパーツNGな方のオフィスネイル向きでもあります♪
箔・ネイルホイル
パウダー類と同様に立体感は出さずとも、仕上がりのイメージを変えたい方には、箔やネイルホイルもおすすめです◎
箔・ネイルホイルは、金粉や金箔を一部に取り入れるような使い方です。
主にゴールド、シルバーが人気ですが、カラフルな箔や柄のついたネイルホイルもありますよ。
この箔やネイルホイルもまた、ネイルアートの部分使いとしてワンポイントで入れるだけで使用上がりのイメージが変わります!
組み合わせ方ひとつでカジュアルなネイルから、高級感のある大人っぽいネイルにもなりますよ♪
セルフネイルでネイルパーツの付け方
せっかく付けたネイルパーツがすぐに取れて、悲しい思いをしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上記でご紹介した様々なネイルパーツには、半球型や球体型、平面など形状が異なるため、それぞれの適する付け方をお伝えします!
用意するもの
まずは、「ジェルのワンカラーネイルに小さめストーンを付ける」ことを想定して、ネイルパーツの基本の付け方から解説します。
用意するもの
- ベースジェル(ベースコート)
- カラージェル
- クリアジェル
- トップジェル(トップコート)
- 付けたいネイルパーツ(ストーン)
ジェルネイルの場合は、手元にある材料でとても簡単に付けることが可能です◎
クリアジェルはセミハードやビルダージェルなど、粘度が高く硬いものがおすすめです!
ノンワイプではないトップジェルでも代用できますよ!
1.べースジェルとカラージェルを塗布する
まずは通常通り、ネイルケア後にベースジェルとカラージェルをそれぞれ塗布し、硬化しましょう。
ネイルパーツを付けるまでの工程を進めていってくださいね。
2.付けたいネイルパーツを乗せる
ネイルパーツを付ける手前まで完了したら、ネイルパーツを付けたい箇所に少量のクリアジェルを塗布して、パーツを乗せましょう。
パーツを乗せるときはピンセットがあると便利です。
クリアジェルは、量が多すぎるとネイルパーツが流れてズレてしまうため、ほんの少しでOK◎
ネイルパーツ分になるようにクリアジェルを塗布してもいいですし、全体に薄く塗布しても大丈夫ですが、小さなパーツであれば前者ですることが多いです。
3.ネイルパーツを乗せたらすばやく硬化する
ネイルパーツを乗せたら、すばやくライトに入れて硬化しましょう。
複数の指にネイルパーツを入れる場合は、最初に乗せたネイルパーツが時間の経過で動いてしまう可能性があるため、数本ずつで仮留め(一度ライトに入れて5~10秒仮で固めること)をするのがおすすめ◎
また、下向きになりやすい親指は、ネイルパーツを乗せたらすぐに一度仮留めしましょう。
4.上からクリアジェルでコーティングする
ストーンを乗せて硬化したら、そのままトップジェルをかけて完成させてもOK!
ですが、より取れにくくするためには一度クリアジェルを塗布して硬化するのがおすすめです!
ストーンなら爪との接着面を埋めるようにクリアジェルを塗ったり、パーツなら周りを囲うようにしてクリアジェルをつけてもよいでしょう。
このとき、クリアジェルを塗るために筆先を何度もペタペタしてしまうと、気泡が入ってしまうので要注意!
パーツや爪のカーブなども、クリアジェルをそっと添えるように付けてみましょう。
5.トップジェルでコーティングして完成
クリアジェルを硬化したら、仕上げにトップジェルを爪全体に塗布、硬化してコーティングし終えたら完成です!
ノンワイプトップジェルを使ったなら拭き取りいらずですが、普通のトップジェルなら、しっかりと拭き取りましょう。
拭き取りをしないと、せっかく乗せたストーンやパーツの輝きを損ってしまうことがあります。
ちなみにマニキュア(ポリッシュ)の場合は、クリアジェルの部分をネイル用接着剤に置き換えて使用すると良いでしょう。
ネイル用接着剤も自然乾燥なので、しっかり乾かせばパーツもがっちりくっつきますよ!
大きい3Dネイルパーツの付け方
上記で説明した方法は、小さなネイルパーツであればOKな方法です。
大きな3Dネイルパーツを使う場合には、強度が足りずにすぐに取れてしまう可能性があります。
そのため、3Dのような立体的なネイルパーツには、実際にネイリストである筆者が行っている以下の方法を試してみてください♪
1.通常通り、一度トップジェルまで仕上げる
3Dなどの大きめなネイルパーツを乗せる場合、最後にネイルデザインの仕上げとパーツのコーティングを合わせて行うと、ベースとなる爪表面全体にトップジェルが塗りにくさからジェルの塗布量が多めになり、そのせいで気泡が入ったり、ネイルパーツとジェルの境目が曖昧になってしまうことがあります。
これでは、せっかくつけたネイルパーツの存在感や元の形、輝きが損なわれてしまうことに。
とはいえ、ネイルパーツを気にするあまり、トップジェルの塗布が甘いとベースのネイルの仕上がりが甘くなり、ネイル自体の持ちにも影響が出てしまいます。
そのため筆者は、ネイルパーツを付ける手前まで仕上げたあとは、一度トップジェルでコーティングするようにしています!
こうすることでベースとなるネイルデザインの光沢感も守ることができ、ネイルパーツの存在感も損なわずにきれいに仕上げることができます。
A.ビルダージェルを使用する付け方
ビルダージェルとは、ジェルネイルでの長さ出しや厚み出しに適した、高粘度のクリアジェルです。
上記の通り、ネイルデザイン完成後、一度トップジェルで仕上げたら、3Dネイルパーツを乗せたい部分を軽くサンディングし、パーツの範囲分だけ塗布したビルダージェルの上にネイルパーツを乗せて硬化します。
高粘度であるビルダージェルは、ジェル特有の流れることが少ないため、大きめな3Dネイルパーツでもしっかりと固めることができます。
ただし、高粘度であるがゆえに全体に一層塗布してしまうと表面に凹凸ができてしまうため、使用する際は、あくまでもネイルパーツの範囲分を意識して塗布しましょう。
B.アクリルパウダーとアクリルリキッドを使用する付け方
アクリルスカルプチュアで使用する、アクリルパウダーとアクリルリキッドで固めのミクスチャーを作り、その部分にパーツを乗せて固める方法もあります。
アクリルを使用するメリットは、流れにくさと強度です。
かなり大きさのあるものや立体感のある3Dネイルパーツを乗せる際には、このアクリルを使う方法がおすすめです。
しかし、アクリルパウダーが多すぎるとかなり厚みが増してしまったり、反対にアクリルリキッドが多すぎるとミクスチャーがゆるくなり流れやすくなるため、分量には要注意です。
また、ネイルパーツの範囲よりも多めに付けてしまうと余分にはみ出た箇所が目立ちやすくなります。
アクリルを使用した際は、自然硬化するため、硬化用ライトに入れる必要はありませんが、オフの際は、少し時間がかかるというデメリットがあります。
2.トップジェルでコーティングして仕上げる
AかBいずれかの方法で3Dネイルパールを固めたら、パーツ全体をコーティングするようにトップジェルを塗布して硬化します。
特に3Dネイルパーツの場合は、爪から立体的に浮き出ており、形も様々であることから引っかかりやすいため、トップジェルで上から蓋をするイメージでコーティングして仕上げます。
ただし、この時にトップジェルの塗布量が多いと、気泡ができてしまい、せっかくの3Dパーツの形や輝きが損なわれてしまう原因に。
多すぎないようにコーティングできる程度の適度な量を意識しましょう。
また、四角目のネイルパーツの場合は、角が引っかかりやすいため、角もしっかりとトップジェルでコーティングしましょう。
ストーン埋めつくしデザインのやり方
ネイルパーツのストーンを使った埋めつくしネイルは華やかでイベント時のネイルにぴったりです。
セルフジェルネイルでも意外と簡単にできるので挑戦してみてくださいね。
大中小3種類くらいのストーンを用意するのがおすすめ。
ベースジェルとカラージェルを塗った後の手順から解説していきます。
1.爪全体にクリアジェルを塗る
爪全体にクリアジェル(ベースジェルでOK)を塗ります。
たっぷり乗せてしまうとストーンを置いた時にジェルがはみ出してしまうので薄く均等に塗りましょう。
2.ストーンを配置する
ピンセットでストーンを配置していきます。
バランスよく配置するには大きいストーンから乗せていくのがおすすめです。
ピンセットを使って大きいストーンを乗せた後に、中くらいのストーン、小さめのストーンを乗せます。
ストーンを乗せたら爪楊枝やウッドスティックを使ってストーンの位置を微調整します。
位置が決まったらライトに当てて硬化しましょう。
3.トップジェルでパーツを埋め込む
トップジェルを使ってストーンを埋め込みしていきます。
ストーンのサイズが異なるため、それぞれ高さが違いっているので埋め込みが少々難しいです。
ジェルが流れないように注意しながら行ってください。
アイシングジェルやビジュージェルのような粘度の高いジェルを使って埋め込むのがおすすめです。
埋め込みができたらライトで硬化します。
4.爪全体をトップジェルでコーティングする
最後に爪全体をトップジェルでしっかりとコーティングし、硬化したら完成です。
爪表面を触って引っかかりやベタつきがないことをよく確認してくださいね。
ネイルパーツが取れにくくなるポイント
せっかく付けたストーンがすぐに取れてしまうと悲しいですよね。
ここではネイルパーツやストーンを取れにくくする方法を紹介していきます。
パーツ全体をジェルネイルでコーティングする
取れやすいネイルパーツを使っていたり、家事やお仕事でどうしてもパーツが取れてしまうという方は、パーツ全体にジェルネイルを塗ってコーティングしてしまいましょう。
ジェルで全体を覆うことを「埋め込み」とも言います。
埋め込むことでネイルパーツはしっかり固定できますが、パーツの作りによっては立体感が損なわれたり、ジェルが全体的に厚くなってしまうので注意しましょう。
爪先や爪の際を避けてパーツやストーンを配置する
取れにくくするにはパーツを乗せる位置も非常に大事です。
爪先はパーツが引っかかりやすいのでパーツを乗せる位置として適していません。
また、爪の際に乗せるのは埋め込みをする時にジェルが皮膚に付いてしまいやすいため、しっかり埋め込みができないことが多いです。
爪先と爪の際にパーツを乗せるのは避け、爪の中央寄りに乗せるのがおすすめです。
まとめ
今回は、初心者でも失敗しない、ネイルパーツの種類や簡単な付け方について解説しました。
簡単にまとめます。
①ネイルパーツには、
- ラインストーン
- メタルタッズ
- ホログラムやパウダー類
- 大きめ3Dパーツ
があり、それぞれで適する付け方が異なる。
②通常のラインストーンは、カラージェルを硬化後、クリアジェルを接着剤代わりに使用して固める。
③3Dなど大きめなネイルパーツは、一度トップジェルで完成させ、
- ビルダージェル
- アクリルパウダーとアクリルリキッド
のどちらかを使用してしっかりと固定するのがおすすめ。
④ストーン埋め尽くしをする際は、
- 大中小様々なサイズのストーンをバランスよく組み合わせて配置
- トップジェルでしっかりとパーツを埋め込む
ことを意識するとOK!
⑤ネイルパーツが取れにくくするためには、
- 爪全体をしっかりとコーティングする
- 爪先や根元付近は避けてネイルパーツを配置する
ことに気を付ける。
いかがでしたでしょうか。
マンネリ化したいつものワンカラーやグラデーションネイルでも、ネイルパーツを使用することでおしゃれなネイルに!
文中で紹介した通り、ストーンにも様々な素材の種類があり、素材や製造の仕方によって質感や輝きが異なります。
多数存在するネイルパーツの中から、好みのものを探して、セルフジェルネイルを楽しんでくださいね♪
他にもストーンネイルについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/95238/