「爪がすぐ割れる」「伸ばしたくても欠けてしまう」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、爪の形や整え方を見直すだけで割れにくい健康的な爪を保つことができるんです。
この記事では、ネイルにおける基本の爪の形をはじめ、割れにくい爪の形から形に合ったネイルデザインの選び方まで詳しく解説していきます!
セルフケア派にもサロン派にも役立つ知識を詰め込んでいますので、「爪が弱い」「きれいに伸ばしたい」と感じている方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね♪
爪の基本の形は6種類
ネイルサロンに行ったことのある人は経験があると思いますが、「今日は爪の形どうしますか?」と毎回ネイリストに聞かれるはずです。
爪の形には基準となる形があり、そこから微調整を加えてそれぞれの好みの形にアレンジしていきます。
爪の形を知っておくことで、仕上がった時のイメージにブレがなくなるので、まずは基本となる爪の形6種類を知っておきましょう!
整えるための削り方も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.丸い爪先で自然な形の【ラウンド】
まずご紹介するのは最も自然な印象のネイルに仕上がるラウンドという形です。
ラウンドはネイリスト検定試験3級でも試験課題になるため、最も基本的な爪の形と言っても良いかもしれません。
爪先の形は円の弧の一部分を切り取ったような曲線に整え、サイドはまっすぐに削り、爪先のカーブに緩やかに繋げます。
ショートネイルにはもちろん、長めの爪でも派手になりにくいのが特徴です。
爪の大きさが小さめな場合でも表面積が大きめに残るため、長さは短めにしたいけれどデザインを多くやりたいといったときにおすすめです。
■ラウンドの削り方
整え方のコツとしては、爪先を丸くしすぎないことです。
あまり丸みを帯びた爪先にしてしまうと、次にご紹介するオーバルになってしまいます。
また、爪先を直線にしてしまうとスクエアオフになってしまうので注意しましょう。
2.様々なネイルデザインに合う【オーバル】
オーバルは、ラウンドよりも爪先が丸く、爪全体のシルエットがたまご型になる形です。
ネイルサロンで爪先の形を「お任せ」にするとオーバルに整えられることが多い印象で、SNSのネイル写真でもよく見かけられます。
ジェルネイルデザインのサンプルネイルチップはオーバルが多いので、選んだデザインがイメージ通り反映されやすいです。
爪先がラウンドよりも丸みを帯びた形で、指が細く長く見えやすいです。
一方でデメリットもあり、ラウンドよりサイドを細く削るため少々強度が弱くなります。
女性らしい印象の手元になるのでラウンド同様にオフィスネイルをする女性から根強い人気があります。
■オーバルの削り方
オーバルは角がない丸い形に整えることが大切です。
慣れていないときにやりがちなのが、イエローライン(爪先の白い部分とピンクの部分の境のライン)の形に引っ張られてしまい、左右対称の形に整えられないということです。
爪だけを見て爪先の形が左右対称になるように整えましょう。
ある程度爪の長さを伸ばすことが必要で、深爪の方は整えられないので注意してください。
3.カーブをつけないスタイリッシュな【スクエア】
スクエアは丸みのない四角い形です。
長さ出しをするときには爪先をスクエアに整えてフォーム(長さ出しをするための土台)をつけやすくすることも多いです。
スクエアは、ここまでに紹介した爪の形とは異なり、丸みのない形です。
爪先を細く削らないので折れにくく、強度が高いことが特徴。
また、フットネイルはスクエアに整えることで巻き爪の予防になりますよ。
■スクエアの削り方
爪先、サイド共に直線に整えることがポイントです。
爪先に向けて幅を細くせずまっすぐに整える必要があるため、爪の先端まで長さが伸びていないと整えることができません。
そのため、爪の長さが足りないとネイルサロンではオーダーしても断られてしまうことがあるので注意しましょう。
4.強度を保てる【スクエアオフ】
スクエアオフはスクエアの状態から爪先の両端の角を丸くした形です。
ネイリスト検定試験1級ではスクエアオフに整えることが試験内容に入ります。
左右対称に整えるのが意外と難しいカットスタイルです。
スクエア同様に折れにくく、耐久性に優れています。
角が取れた形になるのでスクエアの無骨さがなくなり、柔らかいイメージになりますよ。
自爪の状態で長めにしても折れにくいので育爪したい方にもおすすめです。
足の爪の形としてもおすすめで、巻き爪になりにくい特徴があります。
■スクエアオフの削り方
まずはスクエアに整えましょう。
その後にエメリーボードで数回削って両サイドの角を丸くすればOK!
角を丸くしすぎるとラウンドになってしまうので注意しましょう。
エメリーボードを使いすぎず、スポンジバッファーで形を整えると削り過ぎを防ぐことができます。
スクエアオフはこの記事でも詳しく解説しています♪
5.美しい長さが特徴の【ポイント】
ポイントは爪先をシャープに尖らせた形です。
爪の長さが必要で、短い状態でポイントにするためには長さ出しが必要になります。
ポイントは指が細く長く見えやすい形なため、爪の幅が広めの方にもおすすめ。
ただし、整えるには爪の長さが必要で、更にサイドをシャープに削るため、先端が欠けたり折れたりしやすいというデメリットもあります。
爪の形がアーモンドのようにもみえるため「アーモンド」と呼ばれることもあります。
■スクエアオフの削り方
ポイントはシャープに尖らせた形が特徴なので、サイドを爪先に向かって細くなるように削っていきます。
爪先の尖った部分が真ん中にならないと全体のフォルムがおかしくなってしまうのでよく確認しながら整えましょう。
6.トレンド感たっぷりの【バレリーナ】
バレリーナは近年トレンドの爪の形で、棺桶(英語でコフィン)の形にも似ていることからコフィン型とも呼ばれます。
バレリーナのトウシューズのような、先は細くなっているが尖ってない、先端の四角い形のことです。
スクエアオフをベースした爪の形とも言え、爪先とサイドは直線ですが先端に向かって細くなっているので、女性らしい印象になるのがポイント。
上の写真のようにバレリーナは基本的に長めの爪で行うことが多いですが、スクエアオフができる長さであればバレリーナに整えることは可能です。
■バレリーナの削り方
まずは爪の先端をまっすぐに整えてから、サイドを先端が細くなるように削りましょう。
どれくらい先端を細くするのかは好みによりますが、短めの場合は少し先端の幅を広めにしたほうがバランスが良くなります。
バレリーナの形が気になる方はこちらもチェック!
爪の悩みを解決!自分に合うおすすめの形は?
爪の形にはさまざまなバリエーションがあり、それぞれに違った印象や特徴があります。
しかし「爪が小さい」「幅広」「割れやすい」など、自分の爪に対する悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな時は悩みに合わせて爪の形を整えることで、指先の印象がぐっと変わり扱いやすさもアップしますよ。
ここでは、よくある爪の悩み別におすすめの形をご紹介していきます。
自分の爪にぴったりのスタイルを見つけるヒントにしてみてくださいね。
小さく子供っぽい爪なら【オーバル】か【バレリーナ】
小さくて丸みのある子供っぽい爪には、「オーバル」や「バレリーナ」の形がよく映えます。
オーバルは、丸みを帯びた優しいフォルムが特徴で、指先をすっきり長く見せてくれるのが魅力。
ふんわりとした雰囲気が加わることで、子どもっぽく見えがちな爪も大人っぽく上品に見せてくれます。
一方のバレリーナは爪先を四角く削ってシャープに整えるスタイルで、すらりとした印象を演出。
爪が短くても指先全体が引き締まって見えるため、洗練された印象に仕上がります。
どちらも小さめの爪をバランスよく整えてくれるので、自分の雰囲気やファッションに合わせて選ぶのがおすすめですよ。
爪が大きい人は【ラウンド】
爪が大きめの人には、やさしい印象に整えられる「ラウンド」型がおすすめです。
ラウンドは爪の先端を自然なカーブで丸く整える形で、全体のバランスを柔らかく見せてくれるのが特徴。
縦にも横にも大きく見えがちな爪に丸みを加えることで、指先に軽やかさや女性らしさをプラスできます。
また、ラウンド型はナチュラルな雰囲気に仕上がるため、派手すぎずどんなネイルデザインとも相性が良いのも魅力。
日常使いからオフィスネイルまで幅広く活躍してくれる万能な形です。
大きめの爪をやわらかく見せたい方は、ぜひラウンド型を試してみてくださいね。
横爪で幅広なら【ポイント】か【バレリーナ】
横幅が広く見える横爪タイプの方には、先端がすっきり見える「ポイント」や「バレリーナ」型がおすすめです。
ポイント型は爪先を細く尖らせるシルエットで、指先を縦に長く見せる効果があります。
横幅が気になる方でも先端がシャープになることで全体のバランスがとれ、スラリとした印象に仕上がります。
一方バレリーナ型は根元から爪先にかけて先細りしつつ、先端だけをまっすぐ整えるスタイル。
細長いシルエットはそのままに、エッジを効かせることでモードな雰囲気に。
幅広の爪を洗練された印象に整えてくれます。
どちらも横幅のある爪に縦ラインを強調してくれるので、指全体がすっきり見えるのがうれしいポイント。
自分の好みやファッションに合わせて選んでみてくださいね。
平らな爪は【スクエア】か【スクエアオフ】
平らな爪の方には、「スクエア」または「スクエアオフ」の形がおすすめです。
スクエア型は爪先をまっすぐに整えて角も残す形で、もともと爪に厚みがあまりない人でも強度を出しやすいのが特徴です。
特に爪のカーブが少なくフラットな人にとっては、自爪の形を活かしやすく安定感のある仕上がりになります。
一方、スクエアオフはスクエア型の角をわずかに丸く削ったスタイル。
見た目の強さをやわらげつつ、ひっかかりやすさや割れやすさを防げる実用的なデザインです。
角を少し落とすだけでやさしい印象になるため、普段づかいにもぴったりですよ。
どちらの形もフラットな爪との相性がよく、丈夫で持ちの良いネイルに仕上がるのが魅力。
好みに応じて使い分けてみてくださいね。
爪が薄く弱い人は【スクエアオフ】
爪が薄くて割れやすいと感じる方には、「スクエアオフ」の形がおすすめです。
スクエアオフは爪先をまっすぐ整えつつ、角を少し丸めた形状が特徴です。
この形は爪の先端全体に力が分散しやすいため、衝撃が一点に集中しにくく折れや亀裂を防ぎやすくなります。
また、完全なスクエア型よりも角がなめらかなので、衣類や髪に引っかかりにくく日常生活でも扱いやすいのが魅力です。
見た目にも自然で指先をすっきり見せてくれる効果があり、上品な印象に仕上がります。
爪が薄くても形を整えることで強度を保つことができるので、スクエアオフはダメージを避けつつネイルを楽しみたい方にぴったりのスタイルです。
まとめ
爪の形は見た目の印象を左右するだけでなく、折れにくさや割れにくさにも大きく関わってきます。
特に「爪がすぐ割れる」「なかなか伸ばせない」と悩んでいる方には、ラウンドやスクエアオフといった角がなめらかな形が日常生活でも扱いやすくおすすめです。
さらに、形だけでなく整え方や日々のケアも重要なポイント。
爪切りでバチンと切るのではなくエメリーボードを使って優しく整え、爪の長さを極端に長く・短くしすぎないようにしましょう。
ネイルオイルやハンドクリームでのこまめな保湿も、折れにくい丈夫な爪を育てるためには欠かせません。
清潔感のあるネイルデザインを取り入れることで、ラウンドやスクエアオフの持つ魅力もさらに引き立ちます。
毎日のちょっとしたケアと自分に合った爪の形を知ることが、美しく割れにくい爪への第一歩といえるでしょう。
ぜひこの記事の内容を参考に、美しく健康的な指先づくりに役立ててくださいね。