100均セリアにネイルの長さ出しができる「フォームジェル」というアイテムが発売されているのをご存知でしょうか?
これまで100均で長さ出しをするにはセリアのアイシングジェルを使うか、キャンドゥのポリネイルジェルを使用するかだったのですが、ついにセリアでも長さ出し用のジェルが販売されるようになりましたよ♪
そこで今回は、セリアのフォームジェルの使い方と、使用する時のポイントや注意点、一般的なポリジェルとの違いなどを解説していきます。
また後半では、フォームジェルをしている時のジェルオフのやり方についてもお伝えします!
セルフネイルで長さ出しをする際の参考にしてみて下さい。
セリアの長さ出し用ジェル「フォームジェル」とは
100均のセリアで「長さ出し用のジェル」が販売されているのをご存知でしょうか?
「フォームジェル」という名称で、右の写真のような長さ出しチップフォームを使って長さ出しを行うものです。
いわゆる「ポリジェル」と同じやり方で長さ出しができるジェルで、初心者の方でも長さ出しがやりやすいアイテムです。
折れてしまった爪の長さ出しなどにちょうど良い程度の量で、内容量は少なめ。
何度か失敗することも考えると、両手の長さ出しを全てするとしたら念のため2個買っておくのがおすすめです。
フォームジェルの使い方
では、フォームジェルの使い方を解説していきます。
用意するもの
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート
- SHジェルネイル(ライト対応)ノンワイプトップコート
- SHジェルネイル(ライト対応)長さ出しジェル クリア(フォームジェル)
- ネイル長さ出しチップフォーム
- ジェルブラシ
- 硬化用ライト
- ネイルファイル
- スポンジバッファー
- ワイプ(カットしたキッチンペーパーでOK)
- 消毒用エタノール
下準備
必要な道具が揃ったら、施術の前に必ず爪の下準備をして下さい。
仕上がりとジェルネイルの持ちが格段に良くなります。
また、使いやすいように、事前にファームジェルの準備とチップフォームの準備も忘れずに行いましょう!
■爪の下準備(プレパレーション)
- エメリーボードで自爪の長さを短めに整えます。
- キューティクルリムーバーを爪の根元に塗布して甘皮をふやかします。
- メタルプッシャーで甘皮を押し上げましょう。
- キューティクルニッパーで甘皮と指先の角質を除去します。
- スポンジバッファーで自爪の表面を軽く擦ってツヤを消します。サンディングと言い、この工程をすることで自爪とベースコートの密着が高まるので持ちが良くなります。
- 消毒用エタノールをワイプに染み込ませて自爪の表面を拭き取り、油分除去を行います。
■フォームジェルの準備
キャップを取ると、ノズルになっています。先をハサミで落とさないとジェルが出てこないのでカットしておきましょう。
硬いので切り落とすのに力を入れますので、怪我をしないように注意してください。
■ネイル長さ出しチップフォームの準備
自分の爪に合ったサイズのチップフォームを見つけましょう。
根元のカーブが合わない場合はネイルファイルで削ってスポンジバッファーでなめらかに整えておきます。
やり方
- ベースジェルを塗ってライトで硬化します。
- ネイル長さ出しチップフォームの根元側にフォームジェルを適量出します。自分の爪の大きさと出したい長さによって違ってくるので、ちょうどよい量を見極めることが重要です。
- ジェルブラシでジェルを先端の方に広げていきます。厚みが均等になるようにしましょう。
- チップフォームを爪の根元側から合わせて空気が入らないように押し当てていきます。
- チップがズレないように注意しながらライトに当てます。
- チップフォームを取り外します。
- ワイプに消毒用エタノールを染み込ませて未硬化ジェルを拭き取ります。表面だけでなく、先端の裏側も拭き取るようにしましょう。
- ネイルファイルで先端の形と長さ、根元の段差を削ります。削りすぎると強度が落ちるので注意してください。
- スポンジバッファーで表面をなめらかに整えます。
- ノンワイプノップコートで爪全体と、先端の裏側をコーティングしてライトで硬化したら完成です。
フォームジェルとポリジェルの違い
フォームジェルはポリジェルに似たアイテムですが、実際に使用してみるとAmazonや楽天で販売されているポリジェルとはいくつか違っている部分があるのでお伝えします。
テクスチャーと使用感の違い
では、実際に使ってみてわかったテクスチャーの違いや使用感の違いをお伝えします。
■テクスチャーが違う
まず、チューブから出したジェルのテクスチャーが違います。
セリアのジェルの中では最も固いテクスチャー(アイシングジェルより若干固め)ですが、ポリジェルに比べると柔らかいです。
そのため、ジェルブラシでチップフォームに広げやすいです。
ただし、そのぶん厚みを均等にしたり、バブルが入らないようにしたりするのが難しく、丁寧に細かく作業する必要がありました。
■操作性が違う
通常、ポリジェルをジェルブラシで触る時は消毒用エタノールを筆につけ、ブラシにポリジェルがくっつかないようにするのが一般的です。
しかし、フォームジェルは消毒用エタノールを付けなくても、ジェルブラシでジェルを広げることができました。
もし、ジェルブラシにフォームジェルが付いてしまう時は消毒用エタノールでジェルブラシを湿らせてから触ってみてくださいね。
■フィット感が違う
硬化した後の装着感もポリジェルより柔らかく、自爪によりフィットしている感じを受けました。
厚みが均等に仕上がっていないと折れやすいのでチップフォームにジェルを乗せて広げる段階で均等な厚みになるようにしましょう。
■硬化熱に注意
フォームジェルは硬化熱をかなり強く感じるので注意が必要かもしれません。
LEDライトで1分硬化ですが、ライトに入れっぱなしで硬化するのはかなり熱かったです。
2.硬化熱が収まってから再度10秒ほど入れてもう1度出す
3.熱を感じなくなったら完全硬化させる
このようなやり方で硬化させていくのがいいでしょう。
フォームジェルはアレンジ使いができる
フォームジェルは長さ出し以外にも、アレンジして使うことができます♪
■ぷっくりネイルにする
アイシングジェルよりも固いテクスチャーなので、ぷっくりしたアートに仕上げやすいです。
チューブになっているので自爪の上にそのまま出してうねうねネイルなどをすることもできます。
ただし、未硬化ジェルが出るのでぷっくりアートにしようした場合は、必ずノンワイプトップコートでコーティングしてくださいね!
■バブルネイルにする
クリアジェルに気泡を入れて硬化する流行りのバブルネイルにも使用できるでしょう。
ジェルブラシでチップフォームに広げているときに気泡が入りやすかったので、バブルネイルに向いていそうです。
パレットなどに少量のフォームジェルを出し、スパチュラでかき混ぜてバブルを入れて爪に乗せて硬化させましょう。
硬化熱が出やすいので数秒ライトに当てたら出すというのを繰り返して硬化させてください。
フォームジェルのオフの方法は?
フォームジェルで長さ出しをしている時の、オフの方法をご紹介します。
オフに使用するものは全てセリアで揃えることが可能です。
用意するもの
- 爪切り
- ネイルファイル(150G~180Gが望ましい)
- ジェルリムーバー
- コットン
- アルミホイル
- メタルプッシャー
- ネイルオイル
フォームジェルのオフのやり方
- 長さ出しした部分を爪切りでカットします。自爪を切らないように裏側を確認しながら切るようにしてください。
- ネイルファイルでジェルの表面を削ります。トップジェル、カラーを塗っている場合はカラージェル、さらにフォームジェルまで削ります。ベースジェルだけが残っているようにしましょう。自爪を削らないように注意してくださいね。
- コットンにジェルリムーバーを染み込ませてアルミホイルで指ごと巻きます。
- 15分ほど時間を置きましょう。
- アルミホイルを外し、メタルプッシャーでジェルをこそぎ落とします。
- 1回で落ちない場合は再度コットンを爪に置いてアルミホイルで包んで時間を置きましょう。
- ジェルが全てオフできたらネイルオイルで爪と皮膚を保湿してオフが完了です。
まとめ
今回の記事では、セリアのフォームジェルについて使い方をご紹介していきました。
セリアのフォームジェルは、初心者の方でも比較的簡単にネイルの長さ出しができる便利なアイテムです。
長さ出しチップフォームにフォームジェルを出し、ジェルブラシでチップ上にジェルを広げてベースジェルを塗った爪に乗せ、硬化すれば長さ出しが完成します。
未硬化ジェルが出るので消毒用エタノールを染み込ませたワイプで拭き取りをしてからネイルファイルとスポンジバッファーで形を整えましょう。
その後はトップコートで仕上げてもよし、カラージェルを塗ってアートをしてから仕上げてもよしです。
注意点としては、一般的なポリジェルよりはテクスチャーが柔らかいので気泡が入りやすいので優しくチップ状に塗り広げること、硬化熱が高く出るのでこまめにライトから出して硬化することです。
後半では、長さ出しをしている時のジェルのオフの仕方をご紹介しました。長さ出し部分を爪切りでカットしてからジェルの表面削りをするのがいいですよ!
セリアのフォームジェルでロングネイルに挑戦してみましょう。