せっかくネイルサロンに行くなら、自分好みのネイルで手元を華やかにしたいものです。
しかし、ネイルはデザインやカラーが豊富にあるので、ネイル初心者の方だとどうすればいいのかわからないことも・・・。
そんな時はプロのネイリストにおまかせして、「なんでもいいからかわいいネイルにして欲しい!」と思う人も少なくありません。
でも、ネイルサロンでおまかせオーダーはありでしょうか?
今回は、ネイルサロンのおまかせは迷惑にならないのか、また、ネイルサロンでのおまかせオーダーの仕方や、マナー違反なり兼ねないポイントを解説します。
ネイルサロンでおまかせオーダーはあり?それとも迷惑?
美容室で美容師に「おまかせで」とオーダーしたり、飲食店では「シェフのおまかせ」というメニューがあったりと、ネイルサロンに限らず、お店やスタッフがお客さんへのサービス内容を決めて提供するケースは多々あります。
特にネイルサロンや美容室は、スタッフの美的センスに任せて施術を受けたいと考えているお客さんが少なくありません。
たしかに、お客さん自身がネイルにあまり詳しくないなら、ネイルのプロであるネイリストに決めて貰ったほうが間違いないですよね。
しかしお客さんの中には、「ネイルサロンでおまかせは迷惑じゃないかな?」と不安になる方もいるようです。
では、ネイルサロンでおまかせするのは本当に迷惑ではないのでしょうか?
以下で、ネイルサロンのおまかせオーダーについて解説していきます。
ネイルサロンはおまかせでもOK!
まず、ネイリストにおまかせでというオーダーはもちろんOKですし、迷惑がられることはまずないので安心してください。
ネイリストも新人でなければ、おまかせでと言われるのは慣れています。
むしろ任せて貰えることは腕の見せ所ですし、より張り切ってサービスを提供してくれるかもしれません。
新規のお客さんの「おまかせ」はネイリストも緊張
常連のお客さんによるおまかせオーダーはネイリスト側も提案しやすいです。
それは今までどんなネイルをしてきたか、カルテや予約履歴でわかりますし、施術中の会話で好みなども把握しているから。
しかし、新規のお客さんではネイリスト側も何が好みかわかりませんし、施術をして気に入ってもらえなかったら、クレームになる可能性もあります。
こういった理由から、新規のお客さんのおまかせは迷惑ではないものの、ネイリスト側も緊張しているはずです。
おまかせにしてももちろんOKですが、お客さん側からおおまかな色やテイストの好みなどは伝えることをおすすめします。
ネイルサロンのサービス内容次第ではお断りも
ネイルサロンによっては、おまかせはお断りされてしまうかもしれません。
例えば、サンプルデザインの中から選ばなくてはならない仕組みだったり、施術時間の確保が難しいからなど、理由は様々です。
お店の都合が関わっており、こればかりはネイリスト個人がどうにかできることではありません。
そんな時は、サンプルデザインがある場合は、その中から好みのものを選んだり、ネイリストに一番人気のデザインを聞いてみてはいかがでしょうか。
デザインが決まっていなくても、ネイリストがお客さん好みになるよう案内してくれますよ。
「こうしてほしい」「これはNG」があったら相談は必須!
お客さんが「スタートから終わりまで全て任せたい」という時は、ネイリストにはただ一言「おまかせで」とオーダーするだけでOKです。
ですが、おまかせにした結果、自分の好きじゃない色味やデザインになってしまったらどうでしょうか。
せっかくネイルサロンに来たのにがっかりしてしまいますよね。
また、会社や学校の規則でネイルカラーの指定や、爪の長さに決まりがある時は、使える色味や似合うデザインも限られます。
このように、いくらおまかせであっても、「この色は使わないでほしい」「こういうデザインは好きじゃない」というのは多少なりともあるはず。
ネイリストもできる限りお客さんの希望に沿った施術をしたいと思っているので、「これはNG」という内容が少しでもあったら、おまかせにする前にネイリストに必ず相談しましょう。
初めてのサロンは自分好みのファッションでいく
おまかせのオーダーが来たら、ネイリストはお客さんのファッション、髪色、メイク、アクセサリーを参考にしたりと、見た目の雰囲気からデザインやカラーを考えます。
そのため、普段と違うファッションで行くと、ネイリストはその時のあなたのイメージを元にネイルデザインを考えるため、本来の好みとは違った仕上がりになり兼ねません。
何度か通っていれば、ネイリストも好みを把握しているので得に気にすることはありませんが、初めてのサロンでは自分好みのファッションでいくのが良いでしょう。
また、自分の好みがはっきりしている人なら、好きな色やテイストはある程度決まっていると思うので、具体的なオーダーじゃなくても、「こういう色や雰囲気が好きです」と伝えたり、また、お店のサンプルデザインや、自分が好きなネイルの写真を見せてもOKです。
できるだけ好みがわかった方が、お客さんに似合うネイルを作るヒントになりますし、ネイリスト側もデザインやカラーを提案しやすくなります。
おまかせネイルは予算や施術時間に注意
ネイルのおまかせオーダーをする時は、「予算」と「施術時間」がどれくらいになるのか、ネイリストに事前に確認しておきましょう。
そして、お客さん側でネイルサロンを出たい時間が決まっていたり、予算がある程度決まっているのなら、施術前にネイリストに伝えておくのがベストです。
たとえおまかせであっても、施術料金は事前にお客さんに案内するはずですが、「このくらいの代金で抑えたいな」と考えていても、施術を終えてお会計をしたら、想定していたよりも高くなっていた・・・なんてことも、可能性としてはありえます。
また、1人のお客さんに対して施術時間を長めに取っているサロンなら、おまかせでも「ここはこうしてほしい」「こういうデザインにはしないでほしい」という細かな要望に都度答えられます。
ですが、相談しながらの施術はどうしても長時間になりがち。
さらに手描きアートや長さ出しをプラスしていたら、その分の時間もかかってしまいます。
ネイルの後に予定が入っていたら、おまかせの施術には満足でも、ネイル後の予定に遅刻しちゃうかもしれません。
おまかせで失敗しないためのポイント
ここまでネイルサロンのおまかせオーダーについて解説しましたが、ネイリストに全てをおまかせでと言える方は、非常に少ないのではないでしょうか。
ですが、ネイルのことがあまりわからないから任せたいというお客さんの気持ちもよくわかります。
おまかせオーダーで失敗しないためには、以下の点だけは伝えておきましょう!
ネイリストにこれだけは伝えて欲しいこと
どんなにおまかせネイルが得意なネイリストでも、最低限知っておきたいことがあります。
- 色やテイストの好みなもの
- 色やテイストで苦手なもの
- 学校や会社でネイルの規定があったらその内容(特にカラーと長さ)
- ネイルサロンを出たい時間
- 予算
こんなお客さんは迷惑!?気をつけたい4つのポイント
ネイルに詳しくなかったり、ネイルサロンに通い慣れていない人は、サロンのマナーや専門用語に戸惑うこともあるかもしれません。
ネイルサロンに行きやすく、また自分自信が過ごしやすくするためにも、「こんなお客さんは迷惑!?」というマナー違反になりやすいポイントをご紹介します。
1.連絡をせず大遅刻
ネイルサロンでは来店するお客さん1人に対しての時間をそれぞれ確保しています。
1人の施術が終わったら、次のお客さんの施術に入るように予約を取っているので、1人が30分遅刻してしまうだけでも時間がずれ込んでしまいます。
無関係な次のお客さんを待たせるわけにはいかないので、遅刻してしまったお客さんは施術時間を短縮せざるをえません。
そして時間の都合上、お客さんの希望に沿わない内容になるかもしれないのです。
遅刻には様々な理由があるので仕方がないことですが、せめて連絡だけはしてほしいとネイリスト側も切に思っています。
そして自分好みのネイルを楽しみたいなら、やはり遅刻はNGということを覚えておきましょう。
2.爪に異常があるのに施術を強要
手先を良く使う仕事や家事をしている人は、爪や指先のダメージも強くなりがち。
また、免疫力が落ちている時は「グリーンネイル」という緑膿菌感染で爪が緑色に変色してしまう状態になることも。
少し亀裂が入っている程度なら、ネイルサロンで亀裂補強をしながらネイルをつけられますが、爪があまりにも薄すぎたり、グリーンネイルになっていたり、爪や指をケガしているなど、爪に異常がある時は施術をお断りすることもあるのです。
しかし、お断りしていても「自己責任でいいからつけて!」と施術を強要するお客さんがいないわけではありません。
ですがネイルケアや施術中に何か起きたらやはりお店やスタッフのせいになってしまいますし、今は無事でも、今後症状が悪化するかもしれません。
自分の体のためにも、爪に異常がある時はジェルネイルやマニキュアをお休みしましょう。
そしてグリーンネイルや爪、皮膚の荒れは、一度皮膚科を受診することをおすすめします。
3.スマホをずっと操作する
ネイルサロンの施術時間は平均で1~2時間ほど。
少々長く感じるかもしれませんが、ネイリストとお客さんで楽しくおしゃべりしたり、動画やテレビを見たりして過ごせるので、意外と長時間に感じないかもしれません。
しかし、スマホをずっといじりたいというお客さんもいますし、実際にそうして過ごす方も少なくありません。
ですがスマホを操作していると、スマホの汚れや服のホコリやゴミが施術中の爪の上についてしまうことも・・・。
その結果、ジェルを塗って完成させたら、小さなホコリが入っている・・・なんてことになり兼ねません。
きれいなジェルネイルを完成させるには、お客さんの強力も必要不可欠。
スマホの操作は基本OKですが、ホコリやゴミが入らないように短時間で終えましょう。
4.ジェルネイルを固めてから変更を強要
ジェルネイルの施術中はネイリストが「これで大丈夫ですか?」と、デザインやカラー、形などをお客さんに確認します。
そして確認してもらってから、ネイル用のライトで光を当ててしっかり固めていくのです。
しかし、固めた後に「やっぱりこの色にしたい」「やっぱり違うデザインにしたい」と変更を要求するのは、ネイリストが大変困ってしまいます。
それはジェルがマニキュアのように除光液で拭いてすぐに取れるものではないからです。
ジェルを取るには削ったり、アセトンという溶剤を浸さなくてはなりません。
上から塗り重ねるにしても、ジェルがどんどん分厚くなって、フォルムが不格好になってしまいます。
ライトで固める前なら拭き取ってやり直せるので、固める前に相談してくださいね。
まとめ
ここまで、ネイリストが困ってしまうお客さんについて解説してきました。
ネイリストはお客さんにネイルを楽しんでもらうために施術をしています。
せっかく来てもらったお客さんには、施術やサービスに満足して帰ってもらいたいのです。
それにはお客さんの協力も必要不可欠です。
上記のようなポイントには気をつけて頂き、ネイルサロンで素敵な時間を過ごしてくださいね♪