秋は「食欲の秋」や「読書の秋」など、様々な趣味を楽しめる季節です。
9月から10月は連休があるという方も多いのではないでしょうか。
まだ予定がないという方や、没頭できる趣味を探しているという人には、セルフネイルがおすすめです。
カラーを塗ってデザインすれば、それはネイルアートと呼ばれるので、気軽に「芸術の秋」が楽しめます。
普段から時短でパパッと仕上げるセルフネイルをしている方も、時には1時間~2時間程度じっくりと時間をかけてネイルをつけてみるのも良いですよね。
この記事では、秋にぴったりなセルフネイルデザインであるべっ甲ネイルのやり方を解説します!
秋の定番ネイルデザインといえば?

秋に人気のネイルデザインは今回やり方を紹介する「べっ甲」のほか、レオパードといったアニマル柄、チェックやツイードです。
また、大理石風のデザインもオフィスネイルとして取り入れやすく、する人が多いデザインです。
色はブラウンやボルドー、ネイビー、カーキが人気で、取り入れるだけで秋らしい指先になります。
大人っぽい印象で肌馴染みがいいグレージュなどのくすみカラーもおすすめです。
アニマル柄の定番はレオパード、牛柄、ダルメシアンですが、初心者がセルフで描くのは難易度が高めのアートです。
チェックやツイードは、細い線が引けるライナー筆や一定の幅で塗れる平筆を用意する必要があります。
爪はカーブがついているため、平行や垂直に線を引くのは難しく、ネイリストであってもバランスよくアートをするのに苦戦することが多いです。
アニマル柄やチェックなどをセルフでしたい場合は、ネイルシールを活用すると手軽にアートを楽しめます。
その点、べっ甲アートは色を順番に塗って大まかにぼかすというニュアンス感が大事なアートなので簡単です。
また、アートの不揃いさがお洒落につながるポイントでもあるので、初心者や不器用と感じている方にもおすすめのデザイン。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
インスタのべっ甲ネイルデザインを紹介
インスタグラムではべっ甲ネイルのデザインやおすすめカラーが投稿されています。
ここでは、秋らしいカラーやテイストのお洒落なネイルデザインをいくつかご紹介します。
出典:www.instagram.com(@bbnail.tokorozawa_tokorozawa)
べっ甲デザインに秋らしいブラウンのワンカラーとラメを合わせた秋ネイル。
べっ甲ネイルはショートネイルによく似合います!
大人っぽい上品な印象ですね。
出典:www.instagram.com(@pinana_nail)
ポリッシュを使用したべっ甲ネイル!
奥行きを感じるもやもやとしたニュアンスデザインがシックで素敵です。
根元のパーツがアクセントになっています。
出典:www.instagram.com(@revio__nail.eye)
こちらはべっ甲にグレイを差し色に使用したデザインです。
明るい雰囲気になっていますね!
べっ甲ネイルは基本的なデザインをアレンジすることで個性を出しやすいです。
出典:www.instagram.com(@nail_asumo)
ブラウンの濃淡でデザイン性と奥行きを出した透け感が上品なべっ甲ネイルです。
繊細な筆跡が残り、全体的に優しさを感じますね!
シンプルなニュアンスネイルが好きな方におすすめです。
セルフでべっ甲ネイルのやり方

ここではセルフでべっ甲ネイルをする方法をご紹介します。
秋が深まる9月、10月は3連休の方も多いのではないでしょうか?
レジャーのお出掛けの前に、セルフネイルでアートにチャレンジするものもおすすめです。
使用するもの
- SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)レモンイエロー 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)シアージェリーオレンジ 110円
- SHジェルネイル(ライト対応)グリッターゴールド 110円
- Parkikoi(パルキコイ)カラージェル セピアブラウン 110円
- お好みのパーツなど
- ピンセット(パーツをのせるときに使用)
- 硬化用ライト
手順
ジェルネイルを塗る前に、事前のネイルケア=プレパレーションを行いましょう。
まずは爪の長さと形をエメリーボードで整えます。
甘皮はメタルプッシャーやキューティクルニッパーを使って、しっかりと押し上げてから取り除きましょう。
甘皮除去を行うことで根元からのジェルの浮きを予防できます。
爪表面はバッファーで軽く擦りツヤを消します。
削りかすなどのダストはブラシできちんと払いましょう。
爪にダストが残っていると、塗っているときに流れてしまったり、爪先から剥がれやすくなったりするのでよく確認してください。
全体的な爪の長さと形が揃っていることをチェックし、問題がなければプレプライマーで爪表面の油分と水分を除去します。
①SHジェルネイル(ライト対応)ベースコートを爪全体に塗ります。
サイドや爪の先端までしっかり塗れていることを確認し、ライトで硬化します。
(硬化時間1分)
②中指はSHジェルネイル(ライト対応)グリッターゴールドを2度塗りします。
(硬化時間1分)
グリッターゴールドはクリアジェルに大中小と様々な大きさのラメが入っています。
2度塗り目をする時は、ラメの重なりやバランスが均一になるようにすると、綺麗な仕上がりになります。
ラメの位置を微調整する時は、爪楊枝やオレンジウッドスティックを使用するのが便利です。
③親指と薬指はParkikoi(パルキコイ)カラージェル セピアブラウンを2度塗りします。
(硬化時間1分)
シアーカラーなので自爪の白い部分が透けます。
透けるのが好みでない場合は1度塗り目に乳白色などを塗るとセピアブラウンの色味を邪魔しません。
また、透けることを活かしてあえて色ムラを作って塗るのもニュアンス感が出ます。
④親指と薬指の根本にバーツを置くので、ベースコートを薄く塗ります。
2本同時にパーツを乗せて硬化すると、ライトに入れた時に指が傾いてパーツがズレやすいです。
1本ずつ置いて、位置をよく確認して硬化しましょう。
パーツは引っかかって取れやすいのでベースコートで隙間を覆って硬化します。

ここからはべっ甲ネイルデザインの作り方を解説します。
⑤まず、人差し指と小指にSHジェルネイル(ライト対応)レモンイエローを1度塗りしてライトで硬化します。
(硬化時間1分)


⑥次にSHジェルネイル(ライト対応)シアージェリーオレンジを2~3か所に付けます。
硬化はせず、Parkikoi(パルキコイ)カラージェル セピアブラウンをオレンジと混ざるように塗ります。
完全に混ざってしまうより、ベースのイエローが見える部分やオレンジがしっかり残るところもあるとべっ甲っぽさがアップします。
バランスよくできたらライトで硬化。
(硬化時間1分)
⑦1回目でぼかすのが上手くできなかったり濃淡がなくなったりした場合は、イエロー(少量か塗らなくても良い)、オレンジ(イエローと同じか少し多い量)、ブラウン(多め)をもう1回爪に塗りましょう。
塗ったあとにもやもやとぼかすと濃淡や奥行きが出ます。
⑧べっ甲アートをした人差し指と小指の爪先に、グリッターゴールドを塗ります。
ラメグラデーションを意識して先端にラメが多く、根元に行くに連れてラメがフェードアウトするように塗ると自然です。

⑨最後に、全部の指にSHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプを塗ります。
サラサラとしたテクスチャ-で皮膚に流れやすいため、1,2本ずつ塗ってライトで硬化していく方が綺麗な仕上がりになります。
硬化時間は1分です。
未硬化ジェルが出ないノンワイプなので、拭き取りは不要です。
爪先や表面を触ってベタつきやザラつきがなければ、これで完成です。
べっ甲ネイルのアレンジ方法
べっ甲ネイルのやり方は、大理石風アートに応用できます。
イエローを乳白色やパールホワイトに変えて、ベースとして全面塗りし、硬化します。
ブラウンをライナー筆に取って、爪に小文字の「y」やバッテンのようなイメージで細めの線を描き、境目を軽くぼかします。
硬化してから色の足りない部分にブラウンを足したり乳白を塗ったりすると自然な奥行きを出せますよ。
また、今回はイエロー、オレンジ、ブラウンの3色を使用しました。
イエローを山吹色や蜜柑色のような色にすれば、イエローとブラウンの2色でも可能です。
2色でべっ甲アートをすると、よりはっきりとしたコントラストに仕上がります。
金箔やマグネットジェルを組み合わせる
べっ甲ネイルは透け感のあるジェルを混ぜてニュアンスネイルにするのでシアーな仕上がりになります。
それを生かしてベースカラーを塗ったり、カラーを塗る前に金箔などを挟んだりするのがおすすめです。
やり方は、マグネットジェルの場合、シルバー系のジェルを用意しベースジェルの後に1度塗りします。
磁石を使って全面にラメが出るように動かし、ライトで硬化します。
その後にイエロー、ブラウン、オレンジでべっ甲アートをすれば程よく1層目のマグネットジェルのラメが見える上品マグネットべっ甲ネイルになりますよ!
金箔を使用する場合はベースジェルを使った後にランダムに爪の上に金箔を置き、硬化します。
ベースジェルかトップジェルでコーティングし、ライトで硬化。
その後にべっ甲アートをすれば完成です。
金箔が入ることで華やかなテイストに仕上がりますよ!
他にも、ベースジェルの後にノンワイプトップジェルを塗って、オーロラパウダーを挟むやり方もあります。
このように少し工夫を凝らすだけでオリジナリティのあるべっ甲ネイルになるのでぜひ楽しんでみてくださいね!
マニキュアでやるには?

べっ甲ネイルはマニキュアでも比較的簡単にアートできます。
乾く前にぼかせばいいのですが、少しコツがいります。
用意するのは以下の3点です。
・ブラウンのマニキュア
・イエローのマニキュア
・ベースコートかトップコート(クリアのマニキュア)
マニキュアは2色を使って、クリアで色を混ぜながらぼかします。
塗り始める前にボトルの蓋をすべて開けて、すぐに使用できるようにしておきましょう。
また、キッチンペーパーなどの筆を拭けるものも用意しておきます。
まずはイエローを全面塗りして、表面が乾くまで待ちます。
次に、イエローを2か所、ブラウンを3か所程、全体のバランスを見ながらちょんちょんと塗ります。
乾く前にクリアのマニキュアで2色の境界をぼかします。
乾く前にスピーディーに混ぜることが重要です。
しっかり乾かしたあとに、トップコートを塗れば完成です!
まとめ
いかがでしたか?本日は、秋の定番デザイン「べっ甲ネイル」のやり方についてご紹介してきました。
ジェルネイルではイエローとオレンジ、シアーブラウンを用意して硬化のタイミングに気をつければ簡単にできます。
・硬化は色を爪の上でミックスしてから
・色を混ぜすぎない
以上の2点に気をつけましょう。
色を混ぜ過ぎるより、色ムラになっている方がべっ甲本来のまだらな模様に近くなります。
使用する色や混ぜ具合で印象が変わるので、好みの仕上がりになるように調整してみてください。
マニキュアでやる場合は、乾く前に混ぜるというスピード感が大事なので、イエローとブラウンのような2色使いがおすすめです。
イエローはマスタードのような色味のものを用意できるとべっ甲の色合いに近くなります。
気軽に始められるセルフネイルで秋のお洒落を楽しみましょう!






