セルフジェルネイルに夢中になっていると、手や作業台、ネイル道具等がベタベタになっていることはありませんか?
それは、無意識についていしまったジェルのせいかもしれません。
ジェルネイルは、ほんの少しの量でもベタベタします。
このジェルは硬化させるまで乾くことがなく、拭き取らない限りいつまでもベタベタとしているため、爪以外のところにつくと厄介です。
ところが、ジェルに直接触れたつもりがなくても、ネイルの作業を進めていくうちに色々なことろがベタベタしてきます。
特にジェルネイルの容器はコンテナタイ・ボトルタイプの関係なく、なぜかベタベタが残りやすいです。
そこで今回は、ジェルネイルのベタベタの原因と対処法をお伝えします。
また、番外編としてジェルネイルやマニキュアを絨毯や衣類にこぼしてしまった時の対処方法も一緒にご紹介しますね。
ジェルネイルの容器がベタベタになる原因

セルフでジェルネイルをしていると、知らない間に色々なところがベタベタになっていることがあります。
ブラシを使って塗っているし、直接ジェルに触れた訳でもないのになぜでしょうか。
主な原因は、
- 容器をキレイに保っていない
- ジェルの扱い方
- 無意識に触っている
これらの理由が挙げられます。
ベタベタにならないためのジェルネイル容器の扱い方

特にジェルネイルの容器は、使用後そのままにしておくとベタベタになったり、真っ直ぐに保管しておかないとこぼれてしまいます。
ここでは、容器をベタベタにしないためのジェルネイル容器の扱い方をお伝えします。
使い終わったジェルボトルを拭く
例えば、コンテナタイプのジェルを使う時は、容器の縁(フチ)を使ってブラシに取ったジェルの量を調節して、フチにジェルがついたまま蓋をすることも・・・。
ジェルは微量でもつけばベタベタするので、これを何度も繰り返しているうちに容器全体がベタベタになるのです。
これはネイルサロンでも同じです。
プロだからといって容器がベタベタにならないかと言うと、そうではありません。
一日に何度も開け閉めしているジェルの容器は、当然べタつきます。
そのため、ネイルサロンではその日のうちにジェルネイルの容器をエタノールやジェルクリーナーでキレイに拭いています。
■コンテナタイプのジェル容器を拭く時のポイント

ジェルの容器を拭く時は、毛羽たちのない「キッチンペーパー」か「ワイプ」を使いましょう。
そして、ジェルクリーナーやエタノールを含ませて、容器のフチ〜側面を拭き取っていきます。
特に、蓋を閉める時に合わせる溝の部分はジェルがたまりやすいので要注意!
ここをキレイに拭き取らないと、蓋を閉める度にベタベタしてきます。
そして、ジェルネイルの容器を拭く時のポイントは、
- 蓋を開けて蓋の内側と縁の部分
- 容器本体の縁とその側面
- 容器の外側
ここを意識しながらジェルをしっかり取り除きましょう。
ジェルネイルのベタつきを一度で取るのは難しいので、クリーナーとキレイなキッチンペーパーを使って何度も拭き取っていく必要があります。
■ボトル型のジェル容器を拭く時のポイント

マニキュアのようなボトル型のジェルは、コンテナタイプよりもジェルが漏れやすく、ボトル全体がベタつきやすいです。
キッチンペーパーに溶剤を含ませたら、まずはボトルネックを重点的にベタつきがなくなるまで拭いていきましょう。
次に、ボトル全体を拭いてスッキリさせます。
ネイルサロンでは一日に何人ものお客様を対応する必要があるため、ジェルの容器がベタベタしていては作業がしにくく不衛生でもあります。
そのため時間が空いた時や1日の最後には、毎日ボトルのキャップを外して内側から外側までキレイに容器を拭き、ベタつきを回避しているのです。
ジェルは真っ直ぐに保管する
ジェルを保管する時は容器を真っ直ぐに立てておく必要があります。
横向きに転がっていたり倒れたりしている時は要注意です。
しっかりと蓋が閉まっているので漏れ出ることはないですが、開けた時に蓋についたジェルや隙間に流れ混んでいたジェルが流れ出てきます。
保管中に横になっていたジェルを使う時は、容器を真っ直ぐにしてゆっくりと丁寧に蓋を開けましょう。
時間に余裕がある時は、容器を真っ直ぐに立てたらしばらくそのまま放置し、できるだけジェルが下にさがるのを待つのがおすすめです。
作業中は無意識にジェルに触っている?

作業をしていると直接ジェルを触ったつもりがなくても、なぜか手がベタベタしてくることがありますね。
「触ってないのになんでだろう・・・?」と思いますが、実は無意識の間にジェルが手についているのです。
例えば、
・ジェルの容器を手に持った時
・塗布した際にジェルがはみ出てしまい爪でサッと拭った時
・筆の柄にジェルがついていた、など
このように、気がつかない程の微量のジェルを無意識に触っていることがほとんどです。
何度もお伝えしているように、ジェルネイルはほんの僅かな量でベタベタするものです。
プロのネイリストといえどジェルを扱っている以上、作業を続けていけばどうしても手はベタついてきます。
しかしベタベタした手でお客様の施術を行うわけにはいきません。
そのため少しでもベタつきを感じた時は、さりげなくクリーナーやエタノールを含ませたコットンでササっと手を拭いているのです。
ジェルの性質上、付着したり触ったりすればずっとベタベタのままです。
そのため、
- 使う度にボトルを拭く
- 容器は真っ直ぐに保管する
- 少しでもベタつきを感じたら無視せずに、ちゃんと拭き取る
これらを意識してみることで、ストレスなくネイル作業がしやすくなりますよ。
手を洗ってもベタベタが取れない時の対処法

「ジェルが手についたので洗ったけど、何度洗ってもベタベタが取れない!」こんな時はどうしたら良いのでしょうか。
ジェルを水で洗い流すのは難しいです。
手についたジェルを取りたい時は手を洗うのではなく、エタノールやアルコール、ジェルリムーバーをコットンに含ませて拭き取ります。
そして、拭き取ったあとはしっかりと手を洗い、保湿しましょう!
そんなに気にならないからといって、皮膚についたジェルを放置するのはアレルギーを引き起こす原因になりかねないので気をつけましょう!
ブラシや道具がベタベタして黒くなっている時の対処法

ジェルの付着を放っておくと、そこがだんだんと汚れて黒くなっていきます。
特にブラシの柄はジェルがつきやすく、さらに手で握るために黒くなりがち・・・。
不衛生ですし見た目も汚いですよね。
道具類をキレイにする時も、毛羽立ちのないキッチンペーパーやワイプを使います。
キッチンペーパーにエタノールやジェルリムーバーをたっぷりと含ませて、拭き取っていきましょう。
特にしつこい黒ずみやベタつきには、「ジェルリムーバー」を使うのがおすすめです。
絨毯にジェルをこぼした時の対処法は?

絨毯にジェルネイルをこぼしてしまった場合、
ジェルの溜まりがあるようなら、まずは繊維がジェルを吸い込む前にある程度すくい取りましょう!
次に、アルコールをジェルにかけキッチンペーパーで叩いて馴染ませます。
絨毯が返せるようなら、逆さにして要らないタオルをジェルの面に当て、その裏からジェルクリーナーを付けていきます。
これは、タオルに絨毯のジェルを吸い取らせるようにするのが目的です。
絨毯が溶けてしまうのでアセトンは禁止です。
アルコールやクリーナーでも絨毯の色が抜けてしまうことがあるので、様子をみながら落としていきましょう。
完全に取りきれなくてもジェルを溶かすことができれば、ベタベタすることはなくなります。
衣類についてしまった時も、同じ方法で対応できます。
ただし生地によっては傷んだり変色したりすることがあるので、大切な洋服の場合はプロのクリーニングに頼みましょう!
マニキュアをこぼした時の対処法は?

ジェルネイルよりも気軽に楽しめるマニキュアですが、ジェルネイルよりも事故が多いです。
その中でも特に多いのが、ボトルを倒してしまい洋服や床、絨毯ついてしまうこと。
そんな時は、慌てずに対処することが大切です。
■除光液を使って対処する
マニキュアをこぼした場合、基本的には除光液を使って対処できます。
綿棒に除光液を含ませ、マニキュアのついた箇所をトントンと叩いていきます。
薄くなったら食器用の洗剤を使って優しく揉み洗いした後に洗濯機でいつも通りに洗濯しましょう。
セルフでマニキュアをする人は除光液の用意もあると思うので簡単に対処できますね。
ポイントは、マニキュアが繊維に染み込む前にできるだけ早く除光液でマニキュアを溶かし落とすことが大切です。
■除光液と相性の悪い素材に注意!
除光液と相性が悪く、布が溶けて穴があいてしまう可能性のある素材があるので覚えておきましょう。
- ポリエステル
- アクリル
- アセテート
これらの素材の時は、除光液ではなく「ベンジン」を使うと良いとされています。
しかしデリケートな素材の場合は、余計なことはせずクリーニングに出しましょう。
セルフネイルをしていると想定外の事態に慌ててしまうこともあります。
ジェルネイルの扱い方やマニキュアをこぼした時の対処法なども知っておくと役に立つことがあるかもしれません。
ぜひ自分なりに応用してみてくださいね。


