ジェルネイルの中が固まってない!シワシワになるのは何故? | ネイル女子

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セルフでジェルネイルをしていると、稀にライトで硬化させた後にカラージェルにシワが寄ってしまうことがありませんか?
またオフするためにファイルでネイルを削っていたら中からベトベトしたジェルが出てきた!?そんな経験をしてびっくりした人も多いのではないでしょうか。

いつもと同じ要領でネイルしているはずなのになぜ…
「安いカラージェルだから?」
「ジェルが腐った?」
慌てて色々な原因を考えると思います。

実はこの現象、ほとんどの場合「硬化不足」により起こります。
ジェルが粗悪なわけでも腐ったわけでもありません。でも毎回同じライトを使い同じ工程で施術しているのにどうして硬化不足になるのでしょうか。

今回は、表面はツルツルなのにジェルネイルの中が固まってない時や硬化した際にカラージェルにシワが寄ってしまう原因、そして、そのような事態を避けるための塗り方のポイントについてご紹介します。

ジェルネイルが固まらない原因とその要因

ジェルネイルをしている爪の画像

ジェルネイルが固まらない原因

セルフでジェルネイルをしていると稀にジェルがちゃんと固まっていない時があります。
ここで皆さんを悩ませるのは「稀に」ということ。施術する度に上手く固まらないのであればやり方に問題があるのかもしれないなど、原因を考える余裕もあります。

しかし普段は全く問題ないのに突然ジェルがしっかりと固まらなくなってしまうと単純に「え?何で!?」と疑問に感じ呆然としますよね。
なぜこのような現象が起きるのでしょうか。

ジェルネイルは専用ライトの照射によって硬化するようになっていて、ライトに当てなければ固まることは基本ありません。
つまりジェルネイルの中が固まっていなかった場合、考えられる一番の原因は、ライトの光が塗布したジェルネイルの中まできちんと届いていなかったということになります。

またライトから出した時にカラージェルがシワシワになることがあるのも、同じく中まで光が届いていないことが理由です。

ジェルネイルが中まで固まらない要因

では、ジェルネイルが固まらない原因の「中まで光が届かない」とは、どのような要因で起きるのでしょうか。またその対処法をお伝えします。

■赤や黒などの濃いカラーを使った時

色の濃いマット系カラーはその分顔料も多くなります。
そのため他のカラーと比べて光が抜けにくくなり中までライトが届きにくいのです。
確実に硬化させるには、塗布量を薄めにし、通常よりも長めに(倍ほど長くしてもOK)ライトに当てましょう。

■ジェルの塗布量が多い

ぷるっと仕上げたいからといってカラーをたっぷり塗ってしまうと、中まで光が届かず固まりきらないことがあります。
一回で仕上げようとせず適量を重ね塗りしていくことで確実に固めていきましょう。

■使う前にジェルをしっかり混ぜていない

ジェルネイルは容器の中で成分が分離していることが多いので、使用する前にはしっかりとジェルを混ぜる必要があります。
撹拌が弱いと固まりにくくなったり、色ムラができやすくなってしまうのです。

使う前にはスパチュラや爪楊枝を使って底に溜まっている顔料がしっかりと混ざるようにしましょう。
このとき空気が入らないように優しく混ぜて下さい。
空気が入ると塗布する時に気泡が入ってしまい美しく仕上がりません。

■ジェルとライトの相性が悪い

ジェル用ライトにはUVライトとLEDライトがあります。
全てのジェルがどちらのライトにも対応しているとは限らないため、それぞれのメーカーに適したライトを選びましょう。

■照射時間が足りていない

メーカー推奨の硬化時間よりも早く照射を切り上げていると、中までしっかり固まりにくくなります。
しっかと規定の時間は守るようにしましょう。

■ライトに当てる角度が悪い

ネイル全体に光が当たるように手を真っ直ぐにライトに入れる必要があります。
特に注意が必要なのは親指です。親指の外側はライトに入れた時に寝やすく、光がとても当たりにくく硬化しにくいのです。
親指以外の4本の指を硬化し、親指は爪が上を向くように一本ずつ硬化するとサイドまでしっかりと固めることができます。

■ライトの劣化

ライトも消耗品のため使っていけば徐々に光は弱くなっていきます。
光が弱ければ中まで届くことも難しくなるので消費期限を確認してライトは適宜交換しましょう。

ネイルがシワシワになる原因

カラージェルを硬化してライトから手を出したら、シワシワになって寄れていたことがありませんか?
この現象もライトの光がジェルの中まで届いていないことで起こります。

ジェルは硬化する際に少し収縮します。そのため、ライトが当たっているネイルの表面は固まり収縮しますよね。
この時に固まりきれていない中のジェルが、表面の収縮したジェルに引っ張られてしまいシワができたり寄れたりするのです。

ネイルの表面は確実にライトが照射されるのでしっかりと固まります。
そのためネイルの中がいわゆる「半生状態のジェル」であっても一見わかりません。

オフをしようとネイルを削った時や、シワがよってよれてしまった時に初めて硬化不足に気がつきます。
硬化不足は、持ちが悪くなったり修正が必要になったりと、後から余計な手間がかかります。

慣れてくるとつい手を抜きがちなネイルの作業ですが、塗っていく段階での硬化時間はしっかりと守るなど、一つずつ確実に、丁寧に、仕上げていくことが結果スピーディーに美しく仕上げるコツとなります。

ジェルネイルの中が固まっていないとどうなる?

ネイルを塗る筆の画像

ジェルネイルの中が固まりきれていなくても表面が固まっているのであまり問題なさそうですが、実はそうでもありません。
中まで完全硬化していないとネイルが浮きやすくなります。
特に表面だけが固まり中が半生状態の場合、「中浮き」の原因となります。

中浮きとは、ジェルの先端や根本が浮いてくるのではなく、本来密閉されているはずの真ん中付近から空気が入ったように浮いてくることです。
中浮きすると爪とジェルの間に入った雑菌が密閉された空間で繁殖していき、グリーンネイルの大きな原因となります。

固まりにくいジェルを上手に塗る方法

ネイビーや赤、黒などのマット系カラーはワンカラーにしてもインパクトがあり、とてもかわいいです。
しかしこのような顔料の多いカラーは、中までしっかりと固まりにくい時があります。

シワになったり寄れたりさせないためにも確実に固めていきたいですよね。
では固まりにくいジェルを上手に塗る方法をお伝えします。

その方法はとても簡単でポイントは「薄く塗る」ことです。

一度塗り目は多少かすれても大丈夫です。通常のジェルネイルはカラーを2度塗りで仕上げていても顔料の多い濃いカラーの時はとにかく薄めに塗り、確実に固める。

それを何度も繰り返すことで、色ムラも未硬化も防ぐことができます。
面倒なようですが確実な方法なので、カラージェルが寄れてしまった経験のある人は試してみて下さい。

仕上がりの美しさや爪のトラブルを避けるためにも、ジェルネイルはしっかりと硬化していきましょう!

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