ふとした瞬間に手元を見て、「手の甲が日焼けしている!」と焦ってしまった経験はありませんか?
手の甲や指先は、気が付かないうちに日焼けをしやすい部位です。
普段から顔にしっかりと日焼け止めを塗っている方も、手の甲はついおろそかになってしまうことが多いのではないでしょうか。
近年はジェルネイルやネイルケアなどで、指先をキレイに保つ方が多くなりました。
しかし、ネイルが素敵でも、手の甲が黒くなっていたり、シミやしわができていたりすると、テンションが下がってしまいますよね。
常に美しい手元をキープするためには、ネイルと同時に手の甲のケアも行うことが大切です。
今回は手の日焼けを防ぐ方法や、美白ケアのやり方などを解説しますので、ぜひ実践してみてくださいね!
- 手の甲は顔よりも日焼けしやすい
- 手が日焼けするとどうなる?
- ・手の甲のシミやしわの原因になる
- ・手が黒くなってしまう
- ・乾燥しやすく荒れやすくなる
- 手の甲の日焼け対策は特に重要!
- 手の日焼けを防ぐ方法
- ・日焼け止めをこまめに塗る
- ・日焼け止め効果のあるハンドクリームを使う
- ・アームカバーや手袋をする
- ・日傘を差す
- ・美白効果のあるアイテムを使う
- ハンドクリームと日焼け止め、どっちを先に塗る?
- 手の甲が日焼けしてしまった時の3つの対策方法
- 1.手が日焼けで熱を持っていたら冷やす
- 2.化粧品水で保湿する
- 3.ハンドクリームを塗って油分を与える
- シミになりやすい手の甲には「美白ケアパック」がおすすめ
- ・コットンを使った美白ケアパックのやり方
- 肌を守るには日焼け止めだけでは不十分?
- ・ターンオーバーの低下でシミができる
- ・活性酸素でシワ、たるみができる
- まとめ
手の甲は顔よりも日焼けしやすい
手の甲は顔に比べてついつい日焼け対策がおろそかになってしまいがちな箇所です。
にもかかわらず、手の甲は衣類に覆われているわけでもなく、出かける前に日焼け止めを塗っても頻繁に手を洗うなど、実は顔よりも日焼けのリスクが高いです。
自分で思っている以上に、手の甲は紫外線を浴びています。
そして気が付かないうちに、どんどん紫外線によるダメージが蓄積し、知らず知らずの間に老けた印象に手元になってしまうのです。
手が日焼けするとどうなる?
「手が日焼けすると、どうなるの?」という疑問を抱いている方は多いですよね。
ここではまず、手が日焼けした時に現れる症状を解説します。
手の甲のシミやしわの原因になる
手が日焼けすると、手の甲にシミやしわができる可能性が高くなります。
これは、紫外線を浴びることによってメラニンの生成が促されたり、コラーゲンやエラスチンが破壊されたりするためです。
日焼けによって生成されたメラニンや赤み、炎症で色素沈着が起こり、その結果として手の甲にシミができてしまいます。
また、美しい肌を保つために欠かせないコラーゲンやエラスチンが変性することで肌の弾力が低下し、手の甲のしわやたるみを引き起こすのです。
このように、顔や身体の日焼けと同様に手の甲も紫外線によるダメージで「光老化」を起こします。
手が黒くなってしまう
前項では、日焼けによってシミができるメカニズムを解説しましたが、日焼けで手が黒くなってしまう原因にも同じようにメラニンが関係しています。
紫外線を浴びることでメラニンが大量に生成され、即時黒化(1次黒化)や2次黒化という現象が起こります。
これが、日焼けをすると手が黒くなってしまう原因です。
乾燥しやすく荒れやすくなる
手が日焼けすると肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすい状態になります。
肌にとって必要な水分や皮脂が不足するため、カサつきやゴワつきといった肌荒れの原因にもなるので注意が必要です。
手の甲の日焼け対策は特に重要!
いつまでも美しい手元をキープするためにも、手の甲の日焼け対策を行うことが重要です。
しつこいようですが、何も対策をせずに過ごしていると、日に日に手元に紫外線ダメージが蓄積していきます。
そして、気が付いたら手の甲にシミやしわができていたり、黒くなっていたりして焦ってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、もともと手元は年齢が出やすく、顔のようにコンシーラーやファンデーションでカバーするのが難しい部位でもあります。
そのため、日頃から紫外線対策をして素肌そのものをキレイに保つ努力をすることが大切です。
次の項目では、手の日焼けを防ぐ方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
手の日焼けを防ぐ方法
顔は日焼けしたくないからとしっかり対策する人が多いのですが、意外と見落とされがちなのが手の甲です。
手の甲は手袋や日焼け防止のカバーをつけない限り日に照らされており、体の中でもかなり日焼けしやすい部位です。
日焼けは黒くくすむ他にも、しみやシワができる原因にもなるので、普段から意識して日焼け対策をする必要があります。
日焼け止めをこまめに塗る
手の日焼けを防ぐ方法として、最もメジャーなのは日焼け止めを塗ることです。
顔や身体と同じように、手元にもきちんと日焼け止めを塗る習慣を身に付けるようにしましょう。
また、手元は日常生活の中でよく使う部位なので、何らかの作業や手洗いなどで日焼け止めが落ちてしまう可能性が高いです。
そのため、日中は日焼け止めをこまめに塗り直すようにしてくださいね。
日焼け止め効果のあるハンドクリームを使う
手は日焼け止めを塗っていても、手洗いなどによって洗い流されてしまいます。
そのため日焼け止めをこまめに塗り直す必要がありますが、乾燥しやすい手はハンドクリームも一緒に塗っておきたいですよね。
そこで日焼け止め効果もプラスされたハンドクリームを使いましょう。
日焼け止め効果もあるハンドクリームなら一度で日焼け対策も保湿もできます。
■M&D UVカット ハンドクリーム SPF20
M&D UVカット ハンドクリームは、SPF25、PA++の日焼け止め効果が配合されているハンドクリームです。
しっとりとした使い心地なので、手や指の乾燥が気になるという方におすすめです。
■ナリス スペシャルボーテ 薬用ホワイト ハンドジェルクリーム UV
ベタつかないハンドクリームが良いという方は、ナリススペシャルボーテのハンドジェルクリームがおすすめです。
SPF32、PA+++と日焼け止め効果もしっかり配合されています。
アームカバーや手袋をする
手の甲の日焼けは自転車や車の運転中、長時間外で過ごす時になりやすいです。
運転するときにはUV効果のあるアームカバーや手袋を着用するのがおすすめ。
日焼け止めを塗って手袋もするのがより効果的に日焼けを予防できます!
■おすすめUV手袋
紫外線を99%カットしてくれる手袋です。
運転中や愛犬の散歩中などのうっかり日焼けを防ぐことができます。
日傘を差す
多くの日傘にはUVカットできるように生地が加工されているので紫外線対策に有効です。
浴びる紫外線を減らすことができるので手の甲だけでなく全身の日焼け対策にもなりますよ。
注意したいのは日傘には寿命があることです。
生地に施されたUVカット効果は2年~3年程でとれてきてしまうので買い替えが必要です。
日傘の買い替え時はUVカット効果の寿命である2、3年ですが、なかなか覚えておくことはできませんよね。
買い替えのタイミングは使いにくくなってきたらと考えるのが良いでしょう。
使いにくいというのは、傘の骨が曲がってきたり閉じにくくなったりというのが目安です。
長く使うことは大切ですが、あまりにも長く使うとUVカット効果はない状態で差しているだけという状態になってしまうので注意しましょう。
■晴雨兼用の日傘
晴雨兼用の日傘で、99%以上の紫外線をカットします。
超軽量で折りたたんだ際の厚みはわずか4センチとかさばりません。
■長傘タイプの日傘
長傘タイプで晴雨兼用の日傘です。
こちらは紫外線100%カットの高性能な傘で、撥水性にも優れています。
美白効果のあるアイテムを使う
美白効果のあるもので取り入れやすいのが、石鹸とクリームです。
美白効果のある石鹸やボディソープ、洗顔料などで汚れや古い角質を落として、肌の新陳代謝を良くして早く新たな皮膚ができるように促します。
そして洗った後は、美白効果の期待できる化粧水とハンドクリームをたっぷりと塗ってしっかり保湿しましょう!
ハンドクリームと日焼け止め、どっちを先に塗る?
普段遣いなら日焼け止め効果のあるハンドクリームをこまめに塗ればOKですが、1日中外でアクティブに動く!という場合は、しっかり日焼け対策をしておきたいですよね。
その場合は日焼け止めとハンドクリームを併用しましょう。
塗る順番は「ハンドクリーム→日焼け止め」です。
ハンドクリームを先に塗り、その上から日焼け止めを塗るようにして下さい。
日焼け止めはSPFの値やPAのプラスの数が多ければ多いほど強力ですが、その分肌に悪影響を与えやすく、乾燥やかゆみが出ることもあります。
皮膚を保護し、保湿するためにもハンドクリームを先に塗ってから、日焼け止めを塗りましょう。
そして強力な日焼け止めを使用していても、こまめに塗り直すのを忘れないでくださいね。
手の甲が日焼けしてしまった時の3つの対策方法
忙しい日々の中では、ついつい日焼け止めを塗り忘れてしまうこともありますよね。
そんな中で、「うっかり手の甲が日焼けしてしまった・・・」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、手の甲が日焼けしてしまった時の対策方法をご紹介します。
日焼けをしてしまっても、その後の対策次第ではシミやしわにならずに済む可能性もあるので、焦らずに次の「3つの方法」を実践してみてください。
1.手が日焼けで熱を持っていたら冷やす
日焼けした肌はできるだけ早く冷やすことが大切です。
お風呂上がりに冷水で冷やしたり、タオルを巻いた保冷剤を当てたりすることで日焼けした部分をしっかり冷やして、しっかりほてりを冷まして下さい。
日焼けした肌は乾燥しやすくなっているので、保湿を忘れずに行いましょう!。
2.まずは化粧品水で保湿する
繰り返しになりますが、日焼けした肌はとても乾燥しやすく、また乾燥しています。
そのため、いきなりハンドクリームで油分を与えても肌内部の水分量は足りません。
まずは化粧水を馴染ませていき、手肌に水分を与えましょう。
3.ハンドクリームを塗って油分を与える
化粧水でしっかりと肌に水分を与えたらハンドクリームを塗を塗って、手に油分を与えましょう!
しっかりと潤いのある肌は油分を弾くことなく、よく馴染みます。
また、爪周りや指先の保湿にはクリームよりも浸透性のあるネイルオイルが有効です。
シミになりやすい手の甲には「美白ケアパック」がおすすめ
ここまで解説してきた通り、手の甲はついつい日焼け対策を忘れがちな部位なので、シミができやすい傾向があります。
そこでおすすめしたいのが、手の甲の「美白ケアパック」です。
コットンを使ったセルフパックなので、ご自宅で簡単に行うことができます。
次の項目でやり方を詳しく説明しているので、ぜひ試してみてくださいね。
コットンを使った美白ケアパックのやり方
では、コットンを使った美白ケアパックのやり方を解説します!
■用意するもの
- 美白効果のある化粧水
- 美白効果のある美容液
- ハンドクリーム
- コットン
- サランラップ
■やり方の手順とポイント
- コットンに美白化粧水をたっぷりと含ませて、手の甲に貼り付けて約3分放置します。
コットンは手の甲全体を覆えるくらいのサイズを選ぶようにしましょう。 - コットンを剥がし、手の甲に美白美容液を塗布した後、サランラップを貼り付けて約3分放置します。
- サランラップを剥がし、ハンドクリームを丁寧に塗り込みながら、やさしく手の甲をマッサージします。
- ハンドクリームが手の甲に馴染んだら完了です!
肌を守るには日焼け止めだけでは不十分?
紫外線による肌トラブルを防ぐために日焼け止めで完璧に紫外線を防いだつもりでも、なぜかシミができてしまうことも・・・。
本当に紫外線から肌を守るには、外側からの防御だけでなく、内側からも対策することでより効果が高まります。
ターンオーバーの低下でシミができる
紫外線による肌トラブルといえば、第一に挙げられるのが「シミ」です。
シミはメラニン色素がもとになってできますが、メラニン色素そのものは肌に害をなす存在ではなく、本来、紫外線から肌を守るために身体が作り出すものです。
メラニン色素がなければ、紫外線は肌細胞のDNAを直接攻撃し、もっと深刻なダメージをもたらすことになります。
また、メラニン色素ができたとしても、健康な肌であればターンオーバーによって順次排出されるので、シミとなって残ることはありません。
シミができるのは、新陳代謝が低下したり、メラニンを排出する間もなく頻繁に紫外線を浴びるなどして、メラニン色素を沈着させてしまうからです。
つまり、シミを作らせないためには、ターンオーバーのサイクルを促進することが大切になります。
ターンオーバーを促進させるには、ストレスや睡眠不足、過労、偏った食事といった生活習慣の改善です。
活性酸素でシワ、たるみができる
紫外線による肌トラブルの二つ目は、シワ、たるみです。
紫外線が肌の内部まで入り込み、発生した「活性酸素」によって、肌の弾力を作るコラーゲンやエラスチンを壊してしまうからです。
シワたるみを防ぐには、活性酸素の抑制や、できた活性酸素の除去が必要です。
バランスの良い食事やサプリメントによる抗酸化成分の摂取が有効です。
まとめ
今回は手の甲の日焼けを治す方法についてお話してきました。
日焼け対策を万全にしていてもうっかり日焼けしてしまうことはあります。
そんな時は以下のような方法で対処しましょう。
- 保湿する
- 美白効果のある石鹸やクリームを使う
- 冷やす
また、日頃から日焼け対策をすることも大切です。以下のような対策を行うことで日焼けを予防できます。
- 日焼け止めを塗る
- カバーする
- 日傘を差す
そして、シミになりやすい手の甲は定期的にコットンパックによる美白ケアを行いましょう!
日焼け止めが落ちる心配のある場合はこまめに塗り直すなど、塗り方を意識しながら紫外線対策をしっかり行って、いつまでもくすみのない手肌をキープして下さい。