ジェルネイルの保管の温度は?&温冷ケアはこんなところに注意 | ネイル女子 - ネイリストがおすすめするネイルサロンも掲載中!

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ジェルネイルは正しい保管方法を知っているかどうかで、仕上がりや使える期間が大きく変わるデリケートなアイテムです。

たとえば「ボトルのまま窓際に置いていたら中身が固まっていた…」なんてトラブル、経験がある方も多いのではないでしょうか。
ジェルは空気や光、外気温の影響を受けやすく、誤った保管によって酸化や分離・撹拌不足による施術トラブルが発生することも。

この記事では、ジェルネイルを長く安心して使うための保管方法やチェックすべきポイントを一覧でわかりやすく紹介していきます。

大切なお気に入りのジェルを無駄にしないために、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ジェルネイルは正しく保管すれば長持ちする?

白い台にジェルネイルの道具が並んだ様子

ジェルネイルは、正しく保管することで1年から3年ほど使用できるとされています。
ただし、保存状態が悪ければ寿命は一気に縮まり、たとえ中身がたっぷり残っていても使えなくなってしまうことも。

ジェルは非常に繊細で、空気や光・外気温の影響を受けやすい性質です。
特に開封後は酸化が進んだり成分が分離して撹拌しにくくなったり、色味が変化してしまうなどさまざまなトラブルが起きやすくなります。

セルフでもプロの施術でもジェルの仕上がりに違和感があると感じた場合は、保管方法を見直してみることが大切です。
お気に入りのカラージェルを少しでも長く使い続けるためには、保管環境を整えることが劣化を防ぐ第一歩になるでしょう。

ジェルネイルの間違った保管方法

バツのパネルを持つエプロン姿の女性

ジェルネイルは繊細な性質を持っており、ちょっとした保管ミスが劣化や硬化不良といったトラブルにつながることがあります。
特にセルフで管理していると保管場所や収納方法に気が回らず、知らないうちに中身が変質していたということも。

ここでは、やってしまいがちな間違った保管方法と、そのリスクについて具体的に解説していきます。
ジェルの持ちをよくしたい方はぜひ参考にしてみてください。

直射日光が当たる場所は絶対NG

窓際に生けられたひまわり

ジェルネイルはUVライトから出る紫外線やLEDライトによる可視光線で固まります。
そのため、日光の光でも硬化してしまいます。

特に気をつけたいのが、窓から日差しが当たる机の上や棚の上に置きっぱなしにすること。
ジェルの入っている器は、紫外線や可視光線を通しにくくするため、基本的に黒が使われていることが多いですが、完全にカットできるわけではありません。

うっかり置きっぱなしにして、容器の中でジェルが固まっていた・・・、なんてことはよくあることです。
直射日光が当たる場所は、必ず避けて保管しましょう!。

クリアケースに入れて保管はNG

クリアケースは中身がひと目でわかるため便利ですが、ジェルネイルの保管には適していません。
透明な素材は光を通しやすいため、たとえ室内であっても照明や窓から差し込む日光の影響を受けやすくなります。

ジェルは紫外線だけでなくLEDライトや自然光にも反応して固まる性質があるため、見た目ではわからなくても気づかないうちに中身が変質したり表面だけが硬化し始めていることもあります。

特にカラージェルやトップジェルなど顔料や成分が多く含まれるものは影響を受けやすく、お気に入りのジェルが使えなくなってしまうことも。
保管には光を遮る素材のケースや引き出しなど、外光を避けられる環境を選ぶのが安心です。

温度変化が大きい場所での保管は避ける

ジェルネイルは、保管温度に関してはある程度の温度変化には耐えることができます。
しかし、あまりにも温度変化が激しいと、いざ使い始めた時にうまく固まらなかったり、変色したり、テクスチャーがゆるくなる・硬くなるなど、品質が落ちる可能性はあります。

筆者はネイルサロンで働いていた時に、冷房が効いているところでジェルを塗ろうとしたところ、「テクスチャーが硬くなりすぎて扱いにくい状態」になったことがあります。

ジェルもコスメなどと同じで、高温の場所よりも冷蔵庫に入れることで品質を保つことができますが、冷えたことでクスチャーが硬くなるので、すぐに使用することはできなくなります。
そのため、ジェルネイルはある程度涼しい「人が過ごしやすい室温」をキープできる場所で保管するのがおすすめです。

ジェルを横にして保管するのはNG

ジェルネイルは容器を横にして保管すると中身が漏れたり、フタの内側にジェルがついて固まりやすくなるためおすすめできません。

特にジャータイプのジェルやボトルの密閉が甘くなっている場合は、横向きの状態で空気が入りやすくなり酸化や分離のリスクが高まります。
また、横向きのまま長期間置いておくとジェルがフタ側に偏ってしまい、次に開封したときにこぼれたり撹拌しにくくなってしまう可能性があります。

さらに、容器の縁についたジェルが固まりフタが開けにくくなったり、中で反応が進んで使えなくなることも。
ボトルやジャーは使用後にしっかりフタを閉めたうえで立てた状態で収納し、外気との接触や中身の偏りを防ぐようにしましょう。
ジェルを安定して保管するためには「立てて保存」が基本です。

ジェルネイルの正しい保管場所や温度は?

ジェルネイルを長く使い続けるためには、正しい保管場所と温度管理がとても大切です。
見た目にはわかりにくいですが、ジェルは光や気温・空気中の湿度などの影響を受けやすく、適切な環境で保管しないと知らないうちに劣化が進んでしまうこともあります。

ここでは、ジェルネイルをできるだけ良い状態で保つために、どんな場所・どんな条件で保管すればいいのかを具体的に解説していきます。
セルフでジェルを使っている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

直射日光やライトの当たらない場所に保管する

ジェルネイルは、直射日光や照明・ライトの光に反応して固まる性質があります。
そのため、光が直接当たる場所での保管は避けるのが基本です。

特に窓際やテーブルの上などは日中に自然光が入り込みやすく「気づかないうちにジェルの中身が硬化していた…」というトラブルも少なくありません。

また、紫外線だけでなくLEDライトや蛍光灯など、普段使用している室内照明にも反応してしまうことがあるため注意しましょう。
保管には引き出しの中や、遮光性のあるボックス、または光を通さない収納ケースなどを使うと安心です。

見た目ではまだ使えそうに見えても中でじわじわと変化が進んでいることもあるため、日頃から光を避ける意識を持って保管することが大切です。

涼しい場所で保管する

白い背景に黄色の扇風機

ジェルネイルは高温や温度変化に弱いため、保管場所はなるべく涼しく一定の温度が保てる室内が理想的です。
特に夏場は気温が上がりやすく、直射日光が差し込む場所や密閉された棚の中などでは中身がゆるくなったり成分が分離したりといった変質が起こることがあります。

だからと言って冷蔵庫のような低温すぎる場所に入れてしまうと、今度はジェルが固くなりすぎて撹拌しづらくなったり使いにくくなってしまうことも。
人が過ごして快適だと感じる室温(おおよそ20~25℃前後)を目安に保管するのがベストです。

季節に応じて置き場所を変えるなどの工夫をしながら、極端な温度差を避けるようにしましょう。

ボトルについたジェルの汚れは拭き取ってから保管する

ジェルネイルを使ったあとは、ボトルの口やフタ周辺にジェルが付着していることがありますが、
このまま保管してしまうとフタが固まって開かなくなったり、中のジェルが空気に触れて劣化しやすくなるなど思わぬトラブルにつながることも。

特にトップジェルやカラージェルは粘度が高く付着した部分が固まりやすいため、使用後は必ずボトルの縁やネジ部分を清潔に拭き取る習慣をつけておきましょう。

エタノールを染み込ませたキッチンペーパーやネイル用クリーナーを使うと、ベタつきを残さずきれいに処理できます。
ほんのひと手間ですが、毎回の拭き取りがジェルを良い状態で長く保つための大切なポイントになりますよ。

ジェルが漏れないよう容器は立てて保管する

ジェルネイルのボトルやジャーは、必ず立てた状態で保管するのが基本です。
横向きで保管すると中身がフタ側に流れ出しやすくなり、密閉が甘い場合はジェルが漏れたりフタの内側に付着して固まってしまうおそれがあります。

特に粘度の高いカラージェルやトップジェルは少しの傾きでもゆっくりと移動し、次に開封した際にこぼれてしまったり撹拌しにくくなったりする原因になります。

また、容器の縁に付いたまま固まるとフタが開かなくなることもあり、使うたびにストレスになりかねません。

安定した保管のためには、引き出しやトレーの中で立てて収納できるようスペースを確保しておくと安心です。
収納場所をあらかじめ決めておけば、うっかり横倒しになってしまうリスクも減らせます。
大切なジェルを守るためにも、容器を立てての保管を心がけましょう。

保存状態が悪いとジェルはどうなる?

3色のカラージェル

では、保存状態が悪いとジェルネイルはどうなってしまうのでしょうか?
ジェルの保管方法が間違っていると、通常の使用期限よりもジェルネイルの劣化が早くなり、使えなくなってしまいます。

では、「ジェルネイルの劣化」について詳しく解説していきます。

劣化が早くなる

ジェルネイルは、保管環境の影響を非常に受けやすい繊細なアイテムです。
高温多湿・直射日光・密閉不良など間違った方法で保管していると、想定よりも早く劣化が進んでしまうことがあります。

劣化が進むと見た目ではわかりにくくても塗り心地や仕上がりに影響が出るようになり、施術中にストレスを感じたり仕上がりにムラが出るなどのトラブルにつながることも。

ここでは、劣化によってジェルにどのような変化が現れるのか具体的な状態やその原因について解説していきます。

▪️セルフレベリングせず塗りにくくなる

ジェルが劣化すると、もともと備わっている「セルフレベリング」の力が弱まってしまうことがあります。
セルフレベリングとは、塗ったあとに自然に表面がなめらかに整う性質のこと。

これがうまく働かないとジェルが均一に広がらず、凹凸ができたりムラになったりといった塗りにくさを感じやすくなります。
特に開封後に時間が経ったジェルや頻繁に外気に触れていたジェルは粘度が変化しやすく、塗布時の伸びも悪くなりがちです。

撹拌しても質感が戻らなかったり表面がだらっと広がらないときなどは、劣化が進んでいる可能性が高いでしょう。
そのまま使い続けると仕上がりが雑に見えたり上から塗るカラーやトップにまで影響が出ることもあるため、違和感を覚えた時点で使用を控えるのが安心です。

▪️硬化不良になりがち

ジェルが劣化すると、硬化に必要な成分のバランスが崩れやすくなります。
特に顔料が沈殿したまま撹拌されずに使われたり空気に触れて粘度が変化した状態で使用されると、ライトを当てても内部までしっかり硬化しない「硬化不良」が起こりやすくなります。

一見、表面は固まって見えても内側が柔らかいままだと、爪の上でジェルがヨレたり時間が経ってから剥がれてしまう原因に。
特にトップジェルやカラーの層でこの不具合が起きると、仕上がりのツヤ感や強度にも大きく影響します。

使用前に撹拌してもテクスチャーに違和感があったりライトを当ててもベタつきが残るような場合は、劣化や保存不良を疑ってみてください。
トラブルを未然に防ぐためにも、使用感に少しでも変化を感じたら無理に使い続けないことが大切です。

▪️持ちが悪くなる

ジェルが劣化すると塗布後すぐは問題なく見えても数日〜1週間ほどで浮いてきたり、剥がれてしまうことがあります。
これはジェルの粘度や密着力が低下し、爪との接着が不安定になるために起こる現象です。

特にベースジェルが劣化していると土台そのものの密着が弱くなり、どんなに丁寧に塗っても全体の持ちが悪くなってしまいます。
トップジェルがうまく硬化しない場合も外的刺激に弱くなり、はがれや欠けの原因になります。

「以前よりすぐ浮くようになった」「同じ手順なのに持ちが短くなった」と感じる場合は、使っているジェルが劣化しているサインかもしれません。
保存状態や使用期間を振り返って思い当たることがあれば、早めの見直しがおすすめです。

使わない方がいいジェルの見分け方

考えごとをする女性の画像

どんなに丁寧に保管していても、ジェルネイルは時間とともに少しずつ劣化していきます。
特に開封から1年以上経っているジェルや久しぶりに使おうとしたジェルは、中身が正常な状態かどうかをしっかりチェックすることが大切です。

一見するとまだ使えそうに見えても、塗り心地やにおい・色味などに異変がある場合は、すでに使わない方がいい状態になっていることもあります。
無理に使ってしまうと、仕上がりが不安定になるだけでなく、施術中のトラブルにつながる可能性も。

ここでは、ジェルの劣化を見分けるための具体的なポイントを紹介していきます。
セルフネイルを安心して楽しむためにも、ジェルの状態を見極める目を持っておきましょう。

最初に比べてドロドロとしている

開封から時間が経ったジェルは空気に触れたり温度変化の影響を受けたりして、粘度が変化してしまうことがあります。
とくに劣化が進んだジェルは最初に使ったときよりも明らかにドロドロと重くなり、スムーズに筆から落ちなくなるのが特徴です。

ドロッとしすぎたジェルは爪の上で伸びが悪く、ムラになりやすくなります。
さらに塗布中に気泡が入りやすくなったりセルフレベリングしなくなったりと、仕上がりにも影響が出ることが多いです。

撹拌しても状態が戻らず明らかに扱いづらくなっている場合は、無理に使わず廃棄を検討した方が安心かも知れません。
塗りにくさを感じた時点で劣化のサインと受け取るのが安全ですよ。

開封時になかった異臭がする

ジェルネイルは元々多少のにおいがあるものですが、開封した瞬間にツンとした刺激臭や以前には感じなかった異臭がある場合は注意が必要です。
これは酸化や成分の分離、雑菌の混入などによって中身が劣化しているサインのひとつです。

開封から1年以上経過しているジェルや何度もフタの開け閉めをしているものは空気と触れる機会が多く、内部で化学変化が起きている可能性があります。
中にはアルコールや薬品のような強いにおいを発するものもあり、そのまま使い続けると仕上がりが不安定になったり肌トラブルを引き起こす原因になることも。

普段と違うにおいを感じた場合は無理に使わず一度ジェルの状態を確認し、他のサインと合わせて総合的に判断することをおすすめします。
安全にセルフネイルを楽しむためにも、においの変化には敏感になっておくと安心です。

カラージェルが変色している

カラージェルの色味が最初に使ったときと比べて明らかに違って見える場合は、劣化や成分の分離が進んでいる可能性があります。
特によく使うカラーや頻繁にフタを開けるジェルは空気や光に触れる回数が多いため、酸化や顔料の沈殿・分離などの影響を受けやすくなります。

変色は容器の中で起きることもあれば、実際に爪に塗ったときに「こんな色じゃなかった」と気づく場合もあります。
本来の仕上がりと異なる色になってしまうとデザインのバランスが崩れてしまうだけでなく、重ね塗りやチップ作成にも支障が出ることがあります。

色がくすんで見える・透明感がなくなった・分離した顔料が戻らないなど、見た目に違和感がある場合は無理に使用せず他のジェルと比較して判断するのがおすすめ。
特に肌に直接塗るものなので、少しでも不安を感じたら使用を控えるほうが賢明でしょう。

まとめ

セルフジェルネイルをする女性の様子

ジェルネイルは見た目以上にデリケートなアイテムで、光・温度・空気といった環境の影響を受けやすく保管方法ひとつで劣化のスピードが大きく変わります。

直射日光や高温多湿の場所を避け、容器は必ず立ててフタまわりの汚れも清潔に拭き取ってから収納するなど、日頃のちょっとしたひと手間がジェルを長持ちさせるポイントです。

また、保存状態が悪いと「ドロドロして塗りにくい」「セルフレベリングしない」「異臭がする」「色が変わった」などのサインが現れることも。
開封から1年以上経ったジェルや久しぶりに使うジェルは、においや色味・塗り心地をしっかりチェックしながら使うことが大切です。

お気に入りのカラージェルやトップジェルを無駄にしないためにも正しい保管方法を知り、状態の見極めをしっかり行っていきましょう!
セルフでも安心して施術ができるように、ぜひ今回ご紹介したポイントを日々の管理に役立ててみてくださいね。

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