なぜジェルネイルがボコボコに?プロが教える原因とセルフのリカバリー術 | ネイル女子

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ジェルネイルを仕上げたあと、表面がボコボコしていると感じたことはありませんか?
ツヤはあるのに爪表面に凹凸があるとせっかくのデザインもきれいに見えず、仕上がりに不満が残りやすくなります。

この「ボコボコする」状態は、サロンだけでなくセルフジェルネイルでも起こりやすいトラブルのひとつです。
トップやトップコートの塗り方・ジェルの量・硬化の工程など、いくつかの原因が重なって起こるケースも少なくありません。

この記事ではジェルネイルがボコボコになる原因と、セルフでもできるリカバリー方法をプロ目線で解説していきます。
ジェルネイルの仕上がりをきれいに整えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ジェルネイルがボコボコになる…主な原因4つ

セルフネイル中に悩んでいる女性

ジェルネイルの仕上がりがボコボコしてしまう原因は、施術中のちょっとしたミスや見落としによるものがほとんどです。
ここでは、サロンでもセルフでも起こりやすい主な原因を4つに分けて解説していきます。

塗りすぎで分厚くなっている

ジェルネイルがボコボコになる原因として多いのが、ジェルを塗りすぎて分厚くなっているケースです。
「薄いと強度が心配」「トップでツヤを出したい」と思うあまり、無意識に量を多くのせてしまう方は少なくありません。

ジェルは適量を超えて塗るとセルフレベリングがうまく働かず、表面に凹凸が残りやすくなります。
特にサイドや先端にジェルが溜まりやすく、硬化後にでこぼこした仕上がりになりやすいので注意が必要です。
ラメやホログラムが入ったジェルは特にボコボコになりやすいので、厚塗りしないように気をつけながら塗布してくださいね。

また、厚みが出すぎると硬化不良を起こしやすくなり、トップコートを塗っても見た目が整わないことがあります。
仕上がりをきれいにするためには「たっぷり塗る」よりも「薄く均一に重ねる」意識が大切です。

気泡やホコリが混入している

ジェルネイルがボコボコになる原因のひとつが、気泡やホコリの混入です。

ジェルをボトルから取る際に勢いよく筆を動かしたり何度もかき混ぜたりすると、ジェルの中に空気が含まれやすくなります。
そのまま爪表面に塗布すると、硬化後に小さな凹凸として残ることがあります。

セルフネイルの場合は、作業環境の影響も受けやすい点に注意が必要です。
ホコリが舞いやすい場所や衣類の繊維が落ちやすい状態で施術すると、ジェル表面に細かなゴミが付着しやすくそのまま固まってしまうケースも少なくありません。
特にトップジェルはツヤを出す工程のため、わずかな異物でも仕上がりに影響が出やすい部分です。

筆は力を入れずに扱い、塗布前には爪表面や周囲を軽く見渡すだけでも気泡やホコリによるボコボコを防ぎやすくなりますよ。

硬化後の未硬化ジェルや硬化不良による縮み

ジェルネイルがボコボコになる原因のひとつが、硬化後に起こるジェルの縮みです。
一見しっかり固まっているように見えても、内部に未硬化ジェルが残っていると時間の経過とともに収縮が起こり、爪表面に凹凸が現れる場合があります。

このトラブルはジェルを厚めに塗ってしまったときや、ライトのパワー不足・照射時間が足りていない場合に起こりやすい傾向があります。
硬化が不十分な状態でトップジェルを重ねると下の層が安定せず、仕上がりがでこぼこになりがちです。

特にサイドや根元はライトの光が届きにくく、硬化不良が起こりやすいポイントになります。
表面だけが固まり内部が動いてしまうことで、見た目にボコボコした印象が出てしまうこともあります。

仕上がりを安定させるためには適量な塗布量を守ることに加え、ライトが爪全体に均等に当たっているかを意識することが大切です。
硬化工程を丁寧に行うことで、縮みによるトラブルも防ぎやすくなりますよ。

自爪にデコボコがある

ジェルネイルがボコボコになる原因として、自爪に元々デコボコがあるケースも見落とせません。
爪表面に縦ジワや凹凸がある状態でジェルを塗ると、その形状をそのまま拾ってしまい、仕上がりに影響が出やすくなります。

特にセルフネイルでは自爪の状態を十分に整えないまま施術に入ってしまうことも多く、ジェルの表面がなめらかに見えなくなることがあります。
サイドや根元に段差が残っているとトップジェルを塗っても均一になりにくく、ツヤが出た分だけ凹凸が目立つ場合もあります。

また、乾燥やダメージによって爪表面が荒れていると、ジェルがスムーズに広がらず、セルフレベリングがうまく働きません。
そのまま硬化すると、仕上がりにボコボコした印象が残ってしまいます。

きれいな仕上がりを目指すためには、ジェルを塗る前の下準備が必要です。
軽く表面を整え自爪の凹凸をならしておくことでジェルが均一に広がりやすくなり、完成度の高い仕上がりにつながります。

二度とボコボコにしない!プロが実践する塗り方

ジェルネイルを塗布している手元のアップ

ジェルネイルのボコボコを防ぐために、プロが実践している塗り方とチェックポイントを解説します。
セルフネイルでも実践しやすい基本を押さえて、仕上がりを整えていきましょう。

ジェルは「薄く」重ねることを徹底する

ジェルネイルの仕上がりをなめらかに保つためには、ジェルを薄く重ねることが基本です。
一度で厚みを出そうとするとジェルが均一に広がらず、爪表面に凹凸が残りやすくなります。

特にトップジェルはツヤを出したい気持ちから多めにのせてしまいがちですが、適量を意識することが大切です。
薄く塗って硬化し、必要であればもう一度重ねるという順番を守ることでセルフレベリングが安定し、でこぼこしにくい仕上がりにつながります。

また、サイドや先端にジェルが溜まっていないかを毎回チェックすることもポイントです。
「少なすぎるかも」と感じるくらいから始めた方が、結果的にきれいな仕上がりになりやすいでしょう。

筆の動かし方は筆圧をかけず優しく

ジェルネイルをなめらかに仕上げるうえで、筆の動かし方は見落とせないポイントのひとつです。
筆圧が強いとジェルを引きずってしまい、爪表面に筋やムラが出やすくなってしまいます。

セルフネイルでは「きちんと塗ろう」と意識するほど、無意識に力が入りがちです。
筆は爪に押し付けるのではなく、ジェルをそっと置いて自然に広げる感覚で動かすほうが表面は整いやすくなります。

さらに同じ部分を何度も往復すると、せっかく整ったジェルが崩れてしまう原因にもなります。
筆圧を抑えて必要最小限の動きで仕上げる意識を持つことが、ボコボコを防ぐ近道と言えるでしょう。

硬化前のセルフチェックを習慣にする

ジェルネイルをボコボコにしないためには、硬化前のセルフチェックを習慣にすることが欠かせません。
塗り終えた直後は正面から見るだけでなく、横や斜めなど色んな角度から爪表面を確認することが大切です。

特に意識したいのが、照明の光の入り方です。
電気の光が爪に真っ直ぐ反射しているかをチェックすると、わずかな凹凸やムラにも気づきやすくなります。

この段階ででこぼこに見える部分があれば、硬化前に軽く筆で整えることでリカバリーが可能です。
硬化してから修正するよりも負担が少ないため、ひと手間かけて確認する習慣をつけておくと仕上がりの完成度がぐっと上がりますよ。

硬化不良を防ぐ「ライトの使い方」

ジェルネイルの仕上がりを安定させるためには、ライトの使い方を見直すことも重要です。

まず確認したいのが、ライトの電球やLEDが切れていないかどうか。
点灯していても一部が弱っていると、硬化ムラの原因になります。

次に、ライトの光が爪全体にしっかり当たっているかをチェックしましょう。
サイドや根元は影になりやすく、指の角度によっては光が届いていないこともあります。
指を少し動かし、均等に照射されている状態を意識することがポイントです。
ライト自体のパワー不足にも注意が必要です。

古いライトや出力の弱いものを使っていると表面だけが固まり、内部に未硬化ジェルが残りやすくなります。
硬化前後にライトの状態を確認し、正しい位置で十分な時間照射することがボコボコしない仕上がりにつながります。

ジェルネイルの綺麗なフォルム形成方法はこちらの記事で解説しています!

【セルフでできる】ボコボコをキレイにリカバリーする技

セルフネイル中の手元とデスク

ジェルネイルがボコボコになってしまっても、必ずしもすべてをオフする必要はありません。
状態に合わせたリカバリー方法を知っていれば、セルフでも見た目をきれいに整えることが可能です。

ここでは、厚み・気泡・細かな凹凸など、よくあるケース別にセルフでできるリカバリー方法と注意点を解説していきます。

厚みのボコボコを削って滑らかにする

ボコボコになってしまったジェルネイルは無理に重ねて隠そうとせず、まず厚みを整えることが大切です。

特にジェルを塗りすぎてできた凹凸は、表面を軽く削るだけで見た目が大きく改善しやすくなります。
削る際はいきなり強く当てるのではなく、ファイルを寝かせ気味にして少しずつ表面をならしていきましょう。

このとき削りすぎると下のジェルや自爪に負担がかかるため、全体を均一に整える意識を持つことがポイントです。
凹凸が目立つ部分だけを集中的に削り、なだらかなカーブを作るイメージで進めると仕上がりが自然になります。

削ったあとはダストをしっかり取り除き、トップジェルを薄く塗り直すことでなめらかな爪表面に整えやすくなるでしょう。

無理に完璧を目指さず「触って引っかからない状態」を目安にすると、セルフでもリカバリーしやすくなります。

気泡やホコリはピンセットで救出

表面に小さな気泡やホコリが入り込んでしまった場合は、硬化前であればピンセットを使って取り除く方法が有効です。
無理に指や筆で触るとジェルが広がり、かえって凹凸が目立ってしまうため、先端の細いピンセットを使ってそっと取り除くのがポイントになります。

取り除く際は気泡やホコリの部分だけを狙い、周囲のジェルには極力触れないよう注意しましょう。
ジェルをすくい取るというよりも異物だけを軽く持ち上げるイメージで行うと、表面が乱れにくくなります。

ピンセットで除去したあとは、筆で軽く表面を整えてから硬化すると仕上がりが安定しやすくなります。
小さな異物であればこの工程だけで十分リカバリーできるため、慌てず落ち着いて対処してみてください。

トップジェルを塗り足してセルフレベリングで整える

削ってもわずかな凹凸が残る場合はトップジェルを薄く塗り足し、セルフレベリングの力を使って整える方法が効果的です。

トップジェルは自然に広がる性質があるため、適量をのせることで爪表面をなめらかに見せやすくなります。
このとき意識したいのは、量を足しすぎないことです。
多く塗ると再び厚みが出てしまい、ボコボコが強調される原因になります。

あくまで凹凸を埋めるイメージで、最小限の量を使うのがポイントです。
塗布後はすぐに硬化せず、爪を軽く傾けながら表面の動きを確認してみてください。

セルフレベリングによって自然に整っていく様子が見えたら、その状態で硬化すると仕上がりが安定しやすくなります。
最後に光の反射をチェックし、一直線に入っていればリカバリーは成功です。

削りすぎず重ねすぎず整えることで、セルフでもきれいな仕上がりを目指せます。

まとめ

ジェルネイルがボコボコになる原因は特別な失敗ではなく、ジェルの塗りすぎや筆圧・硬化不良・自爪の状態など、日々の施術の中に潜んでいることがほとんどです。
原因を知っておくことで「なぜこうなったのか」が分かり、同じトラブルを繰り返しにくくなります。

塗り方や硬化前のチェック・ライトの使い方を少し意識するだけでも、仕上がりのなめらかさにははっきりと差が出てきます。
万が一ボコボコしてしまった場合でも状態に合わせて削ったり整えたりすることで、セルフでのリカバリーは十分可能です。

ジェルネイルの仕上がりに悩んでいる方やセルフネイルの完成度を上げたい方は、今回紹介したポイントをぜひ実践してみてくださいね。

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